新しいページを開始します。width や height というパラメータを見ると いかにもページ単位でサイズを変えられるように思えますが、PostScript ではこれは不可能です。最初に ps_begin_page() を呼んだ際に指定されたサイズが、ドキュメント全体に適用されます。 2 回目以降に呼ばれた場合はこのパラメータは意味を持たず、単に新しい ページが作られるだけです。しかし、もしあなたが PostScript ドキュメントを PDF に変換しようと考えているのなら話は別です。この関数はドキュメントの 各ページごとに pdfmark を設定するので、PDF に変換した後はページごとに サイズを変えることができます。
個々のページの情報はカプセル化して保存されています。どういうことかというと、 あるページで設定した情報のほとんどは次のページに引き継がれないということです。
最初の ps_begin_page() 呼び出しまでに一度も ps_findfont() が呼び出されていなかった場合は、 PostScript ドキュメントのヘッダが出力され、バウンディングボックスが 最初のページのサイズに設定されます。もしすでに ps_findfont() が呼ばれていた場合は既にヘッダが出力されてしまっており、ドキュメントに 適切なバウンディングボックスが設定されていないことになります。 このようなことを避けるために、ps_findfont() や ps_begin_page() を実行する前にはいつも ps_set_info() を実行し、 BoundingBox や Orientation の値を設定しておくべきです。