デフォルトでは、次のメッセージが表示されるまで インストーラはディスクに何の変更も加えません。
Last Chance: Are you SURE you want continue the installation? If you're running this on a disk with data you wish to save then WE STRONGLY ENCOURAGE YOU TO MAKE PROPER BACKUPS before proceeding! We can take no responsibility for lost disk contents!
この最後の警告の前であれば、 いつでもハードディスクの内容を変更することなくインストールを中断できます。 もし、何かを間違って設定してしまったことが心配ならば、 最後の警告の前に単にコンピュータをオフにしてください。 被害を残さずに済みます。
まず、コンピュータの電源を切ります。
コンピュータの電源をいれます。 起動が始まると、すぐにシステムまたは BIOS のセットアップメニューに入るためのオプションが表示されるはずです。 一般的には F2, F10, Del のようなキーまたは Alt+S のようなキーの組合せです。 画面上に示されるキーを使用してください。場合によっては、 起動すると画像を表示するコンピュータがあるかもしれません。 大抵の場合、Esc キーを押すと、 画像が消えて必要なメッセージを見ることができます。
どの装置からシステムが起動するかを制御する設定を探してください。
通常は 「Boot Order」 と呼ばれ、一般的には、
Floppy
, CDROM
,
First Hard Disk
などの装置の一覧として表示されています。
CDROM から起動する場合には CDROM が選択されていることを、 USB ディスクまたはフロッピーディスクから起動するなら USB ディスクまたはフロッピーディスクが選択されていることを確認してください。 自信が無い場合は、 コンピュータやマザーボードのマニュアルを参照してください。
変更を保存して終了してください。 コンピュータが再起動するはずです。
「ブートメディアの準備」 で説明されている 「起動」 USB スティックを使用する場合には、 コンピュータを立ち上げる前に、USB スティックを挿入してください。
CDROM から起動する場合、コンピュータを立ち上げ、 すぐに CDROM を挿入する必要があります。
FreeBSD/pc98 では、
インストール用の起動フロッピーが用意されており、
「ブートメディアの準備」
で説明されている方法で作成できます。
boot.flp
が最初に挿入するフロッピーディスクです。
インストーラを起動できるように、
このフロッピーをフロッピードライブに挿入してください。
もし、コンピュータがすでに存在している OS を読み込み、 通常通り起動してしまったのであれば、 以下の原因が考えられます。
起動ディスクが起動プロセスにおいて十分早いタイミングで挿入されていません。 ディスクをそのままにしてコンピュータを再起動してください。
先程の BIOS の変更が適切に行われていません。 正しいオプションを設定してやり直してください。
使用している BIOS は、 希望しているメディアからのブートに対応していません。
FreeBSD は起動を開始します。CDROM から起動している場合、 次のような画面が表示されるでしょう (バージョン情報は省略しています)。
フロッピーディスクから起動している場合、 次のような画面が現れるでしょう (バージョン情報は省略しています)。
上記の説明にしたがって、
boot.flp
ディスクを抜き、
kern1.flp
ディスクを挿入し、
Enter を押してください。
最初のディスクで起動し、プロンプトが表示されたら、
要求される通りに他のディスクを挿入してください。
CDROM, USB スティックまたはフロッピーのどれから起動するかにかかわらず、 起動プロセスは FreeBSD ブートローダメニューに到達します。
10 秒間待つか、Enter を押してください。
ほとんどの SPARC64® システムは、 ディスクから自動的に起動するように設定されています。 FreeBSD をインストールするには、ネットワークまたは CDROM から起動する必要があり、そのためには PROM (OpenFirmware) に入る必要があります。
PROM に入るにはシステムを再起動し、 ブートメッセージが表示されるまで待ってください。 モデルによりますが、以下のような表示です。
もしシステムがこの時点でディスクから起動するようでしたら、
キーボードから
L1+A
または
Stop+A
を押すか、シリアルコンソールから BREAK
(たとえば、tip(1) または cu(1) では ~#
)
を送信して、PROM プロンプトを表示してください。
次のような表示です。
ここで、CDROM をドライブに挿入し、
PROM プロンプトで boot cdrom
と入力してください。
画面に表示される数百行の文字列は (バッファに) 記憶されており、 再表示することが出来ます。
バッファを再表示するには、Scroll Lock キーを押します。 これで、画面をスクロールできます。結果を見るためには、矢印キーもしくは PageUp か PageDown を使います。 Scroll Lock をもう一度押すと、スクロールを停止します。
直ちにこの作業を行って、カーネルがデバイス検出を実行している時に 画面の外に流れた文字列を再表示してください。 図3.2「古典的なデバイス検出結果の例」 によく似た画面が現われるでしょうが、 あなたのコンピュータに搭載されているデバイスによって、表示される文字列は異なるでしょう。
丹念に検出結果をチェックして、あなたが予期したすべてのデバイスを
FreeBSD が検出できた事を確認してください。デバイスが見つからなかった場合、
検出結果へ表示されません。
カスタムカーネル を構築することで、
サウンドカードのように GENERIC
カーネルに含まれていないデバイスのサポートを追加することができます。
デバイス検出後、 図3.3「国の選択メニュー」 が表示されます。 矢印キーを使って、国、地域、グループを選択してください。 その後、Enter を押してください。 国を簡単に設定できます。
国に Enter を押してください。
を選択した場合には、 標準のアメリカのキーボードマップが使われます。 他の国を選択すると以下のメニューが表示されます。 矢印キーを使って、適切なキーボードマップを選択して国の設定が終わったら、sysinstall メインメニューが表示されます。
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
FreeBSD に関する質問がある場合には、
ドキュメント を読んだ上で
<questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。
本文書に関する質問については、
<doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。