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Net Search Extender 管理およびユーザーズ・ガイド


ユーザーの役割

Net Search Extender のユーザーには、以下のような、いろいろな役割および許可があります。

DB2 インスタンス所有者

DB2 インスタンス所有者は、 DB2 Net Search Extender のインスタンス・サービスの開始と停止を実行でき、 ロッキング・サービスをコントロールできます。 さらに、DB2 インスタンス・ユーザーは、 各使用可能データベースの DBADM になります。 これにより、DB2 Net Search Extender によって行われるすべてのデータベース変更の集中制御が可能になります。

必須 DB2 権限
DBADM が ENABLE DATABASE に権限付与されます。

必須ファイル・システム権限
すべてのテキスト索引ディレクトリーの読み取りおよび書き込み、 モデル・ファイルへの読み取りアクセス。

インスタンス所有者用のコマンド
DB2TEXT STARTDB2TEXT STOPDB2TEXT CONTROL

これらのコマンドは、サーバーでだけ使用できます。 分散 DB2 環境の場合は、どのサーバーでも使用できます。 各コマンドは、 コマンドを実行中のユーザーが DB2 インスタンス所有者であるかどうかをチェックします。 UNIX システム上で個別の隔離ユーザー ID を使用しても、 Net Search Extender 処理の権限またはパフォーマンスは影響を受けないことに注意してください。

データベース管理者

データベース管理者は、DB2 Net Search Extender で使用するデータベースを使用可能または使用不可にできます。

必須 DB2 権限
DBADM (ENABLE DATABASE の場合は SYSADM)。

データベース管理者用のコマンド
DB2TEXT ENABLE DATABASE、 および DB2TEXT DISABLE DATABASE

テキスト表所有者

テキスト表所有者は索引の作成、 ドロップおよび変更を行えます。 このユーザーは、索引のロケーションの制御、 およびフルテキスト索引の更新の制御ができなければならないことに注意してください。

必須 DB2 権限および特権
テキスト表の所有者。

テキスト表所有者用のコマンド
DB2TEXT CREATE INDEXDB2TEXT DROP INDEXDB2TEXT ALTER INDEXDB2TEXT ACTIVATE CACHEDB2TEXT DEACTIVATE CACHEDB2TEXT UPDATE INDEXDB2TEXT CLEAR EVENTS、および DB2EXTTH

DB2 インスタンス所有者のユーザー ID を使用した場合、 コマンドの実行が不完全になることに注意してください。 したがって、テキスト索引を作成または変更する前に、 インスタンス所有者に必要なファイル・システム・アクセスを付与してください。


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