07/13/05
この REAME には、ShowCase Analyzer 7.01 で確認されている既知の問題点と制限事項が記載されています。既知の問題は、ShowCase Analyzer 7.01 の将来のパッチで解決されます。制限事項は解決できません。
追加のリリース ノートは、『ShowCase Analyzer 7.01 Guide』の第 2 章に記載されています。最新の ShowCase Analyzer マニュアルについては、SPSS サポート サイトから参照できるマニュアル用の Web ページを参照してください。[ 上 ]
制限事項
ShowCase Analyzer 7.01 には次のような制限があります。これらの問題は、将来のパッチで解決されません。
Essbase フィルタ、別名テーブル、および計算スクリプトが更新されない
Essbase 接続はキャッシュされます。ユーザーおよびデータベースの変更 (Essbase フィルタ、別名テーブル、および計算スクリプトなど) を適用するには次の方法のどれかを使ってキャッシュを消去する必要があります。
Essbase Application Manager で変更を行ったら、[Security] | [Connections] に移動しすべてのユーザーをログオフします。
Analyzer サーバーを再起動します。
個人用変数
個人用変数は、異なるユーザーの間で共有することができません。たとえば、ユーザーが 1 組の個人用変数を作成したとき、ユーザー B はユーザー A の個人用変数を見たり操作したりすることができません。
Unicode への対応
ShowCase Analyzer 7.01 は、以下の注意点を前提として Unicode に対応しています。Analyzer 7.01 は、すべてのデータが同じ標準形式に正規化されていることを前提としています。異なる標準形式で保存されたデータは、予期しない結果を引き起こす可能性があります。
ShowCase Essbase データベースは、デフォルトの Essbase ロケールを使用しているときだけサポートされます。すべての Essbase 6.51 Essbase データベースは、デフォルトの Essbase ロケールを使用するため、サポートされます。Essbase 7.1 は複数のロケールをサポートしますが、デフォルトのロケールだけがサポートされます。
注意:一部の Essbase 7.1 ロケールは、Unicode ロケール (Unicode データベース) です。デフォルト以外のロケールはサポートされなく、Unicode ロケールがデフォルトであることはないため、Unicode データベースはサポートされません。
Analyzer.properties ファイルは Latin-1 形式 (デフォルト設定) である必要があります。Latin-1 文字セットにない文字は、Unicode エスケープ シーケンスを使って挿入することができます。
QueryEngine.cfg ファイルは、デフォルトのコードページを使用するときだけサポートされます。Unicode エスケープ シーケンスはサポートされません。Unicode 文字もサポートされません。Latin-1 文字セットを使用しないユーザーは、ASCII 文字に限定されることがあります。
4.5 から 7.01 への移行後の外観と書式の違い
『ShowCase Analyzer 7.01 Guide』で概説されている移行制限に加えて、4.5 から 7.01 への移行後に、以下のレポートの変更点を実際に目にすることができます。
順序付けとレイアウト
移行された項目はレポートで異なる配置にすることができます。たとえば、ボタンの順序で相対配置が指定されているとき、Analyzer は絶対配置を無視します。すべてのボタンは右詰めで配置されるため、Analyzer は定義された順でボタンを表示します。データベース書式
データベース書式は削除され、中詰めの書式が使用されます。単位係数はサポートされなくなりました。ボタン ラベル
Analyzer 加入コントローラ ボタンのボタン ラベル情報を無視します。コントロールの概観
Analyzer 7.01 に移行すると、コントロールの概観の小さな違いを目にすることができます。たとえば、バージョン 7.01 では、画像の下ではなく横にテキストを配置することができます。欠損したコンボ ボックスの内容
アクセスできないデータ ソースからの動的な内容を含むコンボ ボックスは移行されません。まだ移行していない場合は、ビューまたはデータ ソースを修正してください。既に移行した場合は、データ ソースに再度リンクしてください。余分なコンポーネントの表示またはボタンの非表示
ShowCase Analyzer 7.01 は、これまでのバージョンとは異なる z-順序付けで表示を行います。z-順序付けによって、最も目立つ位置である最上部にどのコンポーネントが配置されるかが決まります。元の書式の一部だったコンポーネントが現在は別のコンポーネントの下に隠されていたり、一部のボタンがないか非表示になっていることを目にすることができます。
望まないコンポーネントを削除したり非表示のボタンを表示したりできます。非表示の「余分な」コンポーネントを表示するには、以下の手順に従ってください。
- [Tools] | [Design Report] を選択します。
- ツリー ビューを開きます。
- ツリーのノードの数と表示されているコントロールの数を比較します。
- コントロールをツリーに移動します (レポート内で表示される位置に移動します)。
欠損したフィルタ パネル
ビューを移行すると、フィルタ パネルはデフォルトで表示されなくなります。[show filter panel] 設定は移行されません。これを直すには、[Tools] | [User Preferences] を選択し、[Look & Feel] を選択します。表示セクションの [Filter Panel] ボックスが選択されていることを確認してください。フランス語、ドイツ語、および日本語の起動ページ
デフォルトでは、英語の起動ページが表示されます。
フランス語の起動ページを表示するには、以下の形式で適切な URL を入力します。
http://iseriesname:port/index_fr.html
例:http://prodserver:12345/index_fr.html
ドイツ語の起動ページを表示するには、以下の形式で適切な URL を入力します。
http://iseriesname:port/index_de.html
例:http://prodserver:12345/index_de.html
日本語の起動ページを表示するには、以下の形式で適切な URL を入力します。
http://iseriesname:port/index_ja.html
例:http://prodserver:12345/index_ja.htmlライセンス エラー
同時に複数の接続を試みると、ログイン中にライセンス エラーとなる場合があります。これが起こった場合は、もう一度ログインを試みてください。他のユーザーが同時にログインを試みていないなら、ログインは成功します。メンバのパーセント
メンバのパーセントの計算定義ダイアログは、計算用の正しい [opposite member] を表示しません。
メンバのパーセントの計算を作成するとき、使用するメンバを [opposite member] コンボボックスのリストから選択します。計算が保存され、再度開かれたとき、[opposite member] コンボボックスは元々選択されていたメンバを表示しません (他のすべての値が表示されます)。変更はなされ、適用された場合、このコンボボックスに表示された値 (リスト内の最初のメンバ) が計算で使用されます。
[ 上 ]
現在までに確認されている問題点
以下の問題は、ShowCase Analyzer 7.01 の将来のパッチで解決されます。
ShowCase JDBC ドライバを使用するリレーショナル レポートに対して、特定の iSeries V5R3 PTF が必要となる
ShowCase JDBC ドライバを使用するリレーショナル レポート (SQL スプレッドシートを含む) は、IBM iSeries V5R3 データベースと JDBC PTF SI17835 および SI17838 を必要とします。
SQL Server のテーブル名でのスペース
スペースを含む SQL Server テーブル名は、SQL Query Builder ウィザードで失敗します。たとえば、クエリーを構築するテーブルとして「Order Details」というテーブル名を選択した場合、SQL Query テキスト セクションで SELECT 文字列は返されません。このテキスト セクションは空のままになります。
外部で認証されたユーザーのインポート
Analyzer Administration Tools Client の [File] | [Import] (.aru ファイル) オプションを使って外部で認証されたユーザーをインポートするとき、ユーザーのパスワードが 6 文字より短いとエラーが起こります。
Hybrid Analysis
[Select Subset] オプションは、定義された [Generation] 設定に基づいて正しいメンバを表示しません。Hybrid でない分析データベースは正しいメンバを表示します。
ShowCase Essbase パスワード ダイアログ
ShowCase Essbase のユーザー プロファイルが次のサイン オンでパスワードの変更を要求するように設定されている場合、Analyzer が Essbase データベースにアクセスするときにパスワード変更ダイアログは表示されません。
インストール マニュアルの修正
製品に付属している『Analyzer Installation Quick Start』には、IBM® OS/400® V5R1、V5R2、および V5R3 について、正しくないサーバー要件が記載されています。正しいサーバー要件は以下のとおりです。
V5R3:Java Group PTF SF99269 レベル 4 以降。データベースと JDBC PTF SI17835 および SI17838。
V5R2:Java Group PTF SF99169 レベル 20 以降。
V5R1:Java Group PTF SF99069 レベル 22 以降。
DBCS サポート
Analyzer 7.01 は、ダブルバイト文字セット (DBCS) を使って文字データを表すシステムでサポートされています。この機能を使用するには、DBCS がサポートされた CD をインストールする必要があります。この CD を注文するには、お客様の営業担当にお問い合わせください。
前提条件
iSeries:最新の CUM パッケージおよびグループ PTF を含む V5R2 または V5R3。
PC:Analyzer Server のインストールで使われる PC では、Windows 2000 Professional または XP Professional SP1 が使用されている必要があります。
『ShowCase Analyzer 7.01 Guide』に記載されている詳細な環境要件を参照してください。
DBCS システムに Analyzer をインストールするとき、DBCS ユーザーは 5026 ではなく 5035 CCSID プロファイルで iSeries に接続する必要があります。5035 CCSID Java 1.4 に対して必要です。5035 を使用しないと、インストール中に「配布に失敗しました」というメッセージが表示され、アップデートが起動しない場合があります。
Analyzer が Essbase データを正しく解釈するには、Essbase ASCII CCSID に一致する言語セットに対して Analyzer コード ページを指定する必要があります。詳細は、『Showcase Analyzer 7.01 Guide』の「Specifying Analyzer Code Page」を参照してください。
注意:STRATEGY 4.5 から Analyzer 7.01 への DBCS の移行はサポートされていません。
許容量を超えた一時記憶域の使用
大量のデータを管理するときに、Analyzer は一時記憶域を際限なく拡大します。iSeries V5R3 でこの問題を修正するには、IBM® iSeries PTF SI18225 が必要です。V5R1 または V5R2 については、現在修正方法はありません。[ 上 ]