Web サービス・ツールのリリース情報

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リリース情報

1.0 制限
   1.1 Web サービス・エクスプローラー内の UDDI が基本認証プロキシー・サーバーで機能しない
2.0 既知の問題と回避方法
   2.1 マイグレーション済み Web サービス・クライアント・プロジェクトでの検証エラー
   2.2 チェックイン済みの読み取り専用 WSDL ファイルを変更しようとしたときに、チェックアウトのプロンプトが表示されない。後続の変更が保管時に失われる。
   2.3 Web サービスのサンプル JSP を起動すると、「HTTP エラー 404」が断続的に表示される
   2.4 「Web サービス・サーバーとランタイム (Web Service Server and Runtime)」設定ページでサーバーを変更すると、Web サービス・ランタイムが変更されることがある
   2.5 UDDI 公開: 最初のページの「次へ」ボタンが使用不可になっている
   2.6 Web サービスの生成で、「参照」ダイアログからオープンおよびキャンセルを行った後に NullPointerException が発生する
   2.7 トップダウンの Web サービス生成シナリオの後で、Java エディターが自動的に起動しない
   2.8 J2EE プロジェクト・エクスプローラーの JSR-109 Web サービス・ブランチで Web サービスを作成中に ClassCastException が発生する
   2.9 Web サービス・ウィザードがユーザー ID およびパスワード情報を記憶している
   2.10 Web サービス・エクスプローラーが HTTPS URL で機能しない場合がある

1.0 制限

1.1 Web サービス・エクスプローラー内の UDDI が基本認証プロキシー・サーバーで機能しない

インターネットへのアクセスに基本認証を必要とするプロキシー・サーバーを使用している場合、Web サービス・エクスプローラー内で UDDI を使用するとエラーが発生します。    

 例:

Web サービス・エクスプローラーの UDDI ページが表示された後、レジストリーへの接続とビジネスの検索を試みると、結果ペインに次のようなメッセージが戻されます。   
IWAB0135E 予期しないエラーが発生しました。
UDDIException
java.net.SocketException: 接続はリセットされます

2.0 既知の問題と回避方法

2.1 マイグレーション済み Web サービス・クライアント・プロジェクトでの検証エラー

前のバージョンの製品で生成された既存 Web サービス・クライアント・プロジェクトをワークスペースにインポートしてから、Web サービス・クライアントおよびサンプル JSP を同じプロジェクト内に再生成すると、org.eclipse.jst.ws.util.JspUtils を解決できないという検証エラーが、生成された Result.jsp ページに表示される場合があります。このクラスは、webserviceutils.jar 内にあります。検証エラーはリストされますが、サンプル JSP は実際には問題なくコンパイルされて実行されます。

この問題の回避方法は、プロジェクトを閉じてから再オープンし、その後そのプロジェクトのクリーンおよびビルドを実行します。

2.2 チェックイン済みの読み取り専用 WSDL ファイルを変更しようとしたときに、チェックアウトのプロンプトが表示されない。後続の変更が保管時に失われる。

WSDL エディターで開かれている WSDL ファイルを変更しようとすると常に、ソース制御下にある読み取り専用/チェックイン済み WSDL ファイルをチェックアウトするためのプロンプトが表示されません。この最初の変更およびそれ以降のどの変更も保管されません。解決策としては、変更を行う前に、まず WSDL ファイルをチェックアウトします。 

XML スキーマ・エディターにも同様の問題があります。ファイルのチェックアウト時にはプロンプトが表示されますが、グラフィカル・ビュー内で変更を行うと、その保管後に変更内容は失われてしまいます。「ソース」ビュー内で変更を行うと、変更内容は保管されます。この問題を回避するには、変更を行う前に、まず XSD ファイルをチェックアウトしてください。

2.3 Web サービスのサンプル JSP を起動すると、「HTTP エラー 404」が断続的に表示される

Web サービスのサンプル JSP を Web サービス・シナリオで起動すると、場合によっては、メッセージ「リソース /sampleProjProxy/TestClient.jsp が見つかりませんでした」とともに「HTTP エラー・コード 404」が表示されることがあります。この問題の回避方法は、ワークベンチの右下隅にあるプログレス・バーから「サーバーへ公開中」のメッセージが消えるのを待ってから、ブラウザーでサンプル JSP を選択し、右クリックして「更新」を選択し、JSP を更新します。

2.4 「Web サービス・サーバーとランタイム (Web Service Server and Runtime)」設定ページでサーバーを変更すると、Web サービス・ランタイムが変更されることがある

Web サービス・サーバーとランタイム (Web Service Server and Runtime)」設定ページの「Web サービス・ランタイム」フィールドは、「サーバー」フィールドが変更されると変更される場合があります。表示されているサーバーとランタイムが、有効な組み合わせではない可能性があります。サーバーとランタイムの設定が正しいこと、および有効であることを確認してから、変更を適用します。

2.5 UDDI 公開: 最初のページの「次へ」ボタンが使用不可になっている

Web サービスをユニット・テスト UDDI レジストリーに公開する場合、「Web サービスの公開」ページの「次へ」ボタンを押すと、公開先のサーバーを選択できるページが表示されます。場合によって、「次へ」ボタンが使用不可で「終了」ボタンしかクリックできないことがあります。「終了」をクリックすると、Web サービス・エクスプローラーが表示されますが、Web サービスは実際には UDDI レジストリーに公開されません。

2.6 Web サービスの生成で、「参照」ダイアログからオープンおよびキャンセルを行った後に NullPointerException が発生する

Web サービス・ウィザードを使用してトップダウンの Web サービスを生成する場合に、以下の条件が満たされると、NullPointerException が発生します。 
1. サービス定義フィールドが最初はブランクになっている。
2. 「参照」をクリックして「サービス定義の選択」ダイアログ・ボックスを開いた。
3. 何も選択せずに「サービス定義の選択」ダイアログ・ボックスを閉じた。
4. サービス定義フィールドに有効な WSDL URL を入力し、「次へ」または「終了」をクリックした。

NullPointerException から回復するには、サービス定義フィールドにテキストを直接入力するのではなく、「サービス定義の選択」ダイアログ・ボックスを使用して有効な WSDL URL を参照します。

2.7 トップダウンの Web サービス生成シナリオの後で、Java エディターが自動的に起動しない

ワークスペース・パスにスペースが含まれている場合、トップダウンの Web サービス生成シナリオの後で、Java エディターが自動的に起動しません。この問題が発生したら、生成済みのサービス実装ファイルを手動で開いてください。サービス実装ファイルの命名規則は、<WSDL portType name>Impl.java です。

2.8 J2EE プロジェクト・エクスプローラーの JSR-109 Web サービス・ブランチで Web サービスを作成中に ClassCastException が発生する

J2EE プロジェクト・エクスプローラーの JSR-109 Web サービス・ブランチから、コンテキスト・メニューを使用してボトムアップの Web サービスを作成する場合、「Web サービス・ポップアップ・ダイアログ選択 (Web Services Popup Dialog Selection)」設定で「「Web サービスを作成」ダイアログを非表示」を選択するか、あるいは Web サービス・ウィザードで「このダイアログ・ボックスを再び表示しない」を選択すると、「予期しない例外が発生しました - java.lang.ClassCastException」が表示される場合があります。  

2.9 Web サービス・ウィザードがユーザー ID およびパスワード情報を記憶している

Web サービス・ウィザードは、基本認証が使用可能に設定されているサーバーのユーザー ID とパスワード情報を記憶します。このことは、間違ったユーザー ID およびパスワードが入力された場合に、問題を引き起こす可能性があります。
この問題を回避するには、Eclipse を再始動する必要があります。

2.10 Web サービス・エクスプローラーが HTTPS URL で機能しない場合がある

HTTPS URL に対して Web サービス・エクスプローラーを実行すると、Web サービス・エクスプローラーによって以下のエラーが生成される場合があります。

com.ibm.websphere.ssl.protocol.SSLSocketFactory での java.lang.ClassNotFoundException

この問題を回避するには、Eclipse ワークベンチを再始動し、Web サービス・エクスプローラーの実行の前には、「初期サーバー状況 (Initial Server Status)」または「公開中」などのサーバー関連操作を起動しないようにします。