Web サービスのリリース情報

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リリース情報

1.0 制限
   1.1 サーバーのインストール・パスにスペースが含まれている場合、Windows 上の DB2 に UDDI をインストールできない
2.0 既知の問題と回避方法
   2.1 WebSphere Web サービス WSDL URL が正しく表示されない
   2.2 WebSphere Application Server v6.0 で新規 Web サービスを作成すると、「Web サービス」ウィザードがハングする (Windows のみ)
   2.3 特定の -project 引数を使用すると、コマンド行 Web サービス作成スクリプトが失敗する場合がある

1.0 制限

1.1 サーバーのインストール・パスにスペースが含まれている場合、Windows 上の DB2 に UDDI をインストールできない

WebSphere® Application Server のインストール・パスにスペースが含まれている場合 (例えば、WebSphere Application Server が C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer にインストールされている場合)、Windows® 上の DB2® を使用して UDDI レジストリーをインストールすると、問題が発生する場合があります。これは、DB2 データベースでの UDDI レジストリーの作成が失敗する原因になります。

エラーは表示されず、そのシナリオで DB2 データベースが作成され、UDDI アプリケーションがサーバーにデプロイされます。しかし、そのデータベースには、UDDI レジストリーが機能するために必要な情報が事前に取り込まれません。その結果、UDDI ノードは作成されず、サーバーに追加されません。

この問題を回避するには、スペースを含まないパス (例えば、C:¥IBM¥WebSphere¥AppServer) に WebSphere Application Server をインストールします。 

 

 

2.0 既知の問題と回避方法

2.1 WebSphere Web サービス WSDL URL が正しく表示されない

ワークスペースに実行中の WebSphere Web サービスが複数含まれている場合、Web サービス・エクスプローラーの WSDL ブラウザーまたはディスカバリー・ダイアログ内の WebSphere Web サービス・カテゴリーの下にある幾つかの URL が、間違ったポート・コンポーネント名を示します。間違っている可能性のある URL パターンは、以下の書式になっています。

 .../services/L<ポート・コンポーネント名>?WSDL

 例えば、次のようになります。

 .../services/LEcho?WSDL

 これを解決するには、ワークスペース WSDL ロケーターを使用します。 

2.2 WebSphere Application Server v6.0 で新規 Web サービスを作成すると、「Web サービス」ウィザードがハングする (Windows のみ)

WebSphere Application Server v6.0 のディレクトリーの長さに関する問題があります。この問題により、Web サービス・ウィザードの使用時に、WebSphere Application Server v6.0 にデプロイされる Web サービスの作成中にワークベンチが応答しなくなることがあります。この問題は、生成された .war 用の .wsdl ファイルを完全に処理できないために、WebSphere Application Server v6.0 が例外をキャッチした場合に発生します。 WebSphere プロセスはエンドレス・ループに入りますが、Web サービス・ウィザードにはこの状態が発生したことは通知されず、デッドロックになります。プロセスのこの時点ではウィザードのキャンセル・ボタンは使用不可のため、ワークベンチ・プロセスを終了する以外に、公開を取り消す方法はありません。 


 

この問題を回避するには、Windows で WebSphere Application Server v6.0 の作業を行う場合には、 この既知のファイル/ディレクトリー制限があることを意識し、可能な限り短いインストール・ロケーション内にプロファイルを置くようにしてください (例えば、c:¥profiles)。 デフォルトでは、プロファイルはかなり深いパスにインストールされ、いずれかの時点でプロファイルの一時ディレクトリーへの書き込みが試行されたファイルは、公開を停止する入出力例外によって失敗します。 

2.3 特定の -project 引数を使用すると、コマンド行 Web サービス作成スクリプトが失敗する場合がある

コマンド行 Web サービス作成スクリプト (WSDL2WebService、WSDL2WebService13、WSDL2Client、WSDL2Client13) は、ルート・ディレクトリーから実行すると失敗する場合があります。作業ディレクトリーを作成し、"-project" 引数がその作業ディレクトリー内のディレクトリーを位置指定していることを確認してください。