MedicalDeviceInput ノードをメッセージ・フローで使用して、医療デバイスからデータを収集します。
各 MedicalDeviceInput ノードは、構成可能サービスに保管された構成情報を使用します。
構成可能サービスは、デバイス接続および測定セットを定義します。
デバイス接続には、医療デバイスの接続パラメーターが含まれます。
測定セットは、医療デバイスから収集される医療測定を指定します。
医療デバイスを MedicalDeviceInput ノードに接続するには、デバイス接続と測定セットをそのデバイスに割り当てる必要があります。
構成可能サービスについて詳しくは、構成可能サービス (IBM® Integration
Bus 製品資料内) を参照してください。
MedicalDeviceInput ノードを使用する際には、以下の情報に留意してください。
- MedicalDeviceInput ノードの各構成可能サービスは 1 つのノードのみで使用します。
- 医療デバイスを複数の構成可能サービスで使用することはできません。
- 使用するすべてのデバイスに固有のデバイス ID があることを確認してください。
デバイス接続
デバイス接続は、医療デバイスへの接続を定義します。
MedicalDeviceInput ノードは、シリアル・ポート接続または LAN 接続を使用するデバイスに接続できます。
デバイス接続は、以下の情報を指定します。
- 接続されるデバイス・タイプ
- デバイスのデバイス ID
- デバイスの接続パラメーター (シリアル・ポート接続または LAN 接続について)
- デバイスによって使用される測定セット
- デバイス接続を識別するのに役立つロケーション、患者 ID、注記、およびタグ情報。
患者 ID フィールドの使用方法の例については、Healthcare:
医療デバイスから EMR を参照してください。
測定および測定セット
測定セットは、デバイスによって収集される医療測定を定義します。
測定セット内の測定は、離散値、アラーム・アラート、または波形をとります。
離散値とアラーム・アラートの場合、ポーリング間隔が測定セットに定義される必要があります。これは、その測定が収集される頻度を指定します。
波形測定の場合、組み込まれたポーリング間隔で一連の離散値が生成されます。
デバイスによって使用される測定セットは、そのデバイスのデバイス接続で指定されます。
測定セットには、以下の情報が含まれます。
- 測定セットを使用するデバイス・タイプ。
- 測定セットに関する注記とタグ情報。
- 選択したデバイス・タイプで使用可能な測定のリストからとられる測定のリスト。
各測定には以下の情報が含まれています。
- プライマリー ID およびサブ ID。
これらの ID は、MedicalDeviceInput ノードから送信されるデータを識別するために使用されます。
- 測定および測定されるパラメーターについて、より詳しい情報を提供する説明。
- 測定が離散値またはアラーム・アラートである場合、測定にはポーリング間隔 (秒単位で測定) が設定されます。
これは、医療デバイスから測定が収集される頻度を定義します。
- 測定に関する注記とタグ情報。
メッセージ・フローにおける医療デバイス・データ
MedicalDeviceInput ノードの構成によって、接続されるデバイスと、それらのデバイスから収集されるデータが決まります。
MedicalDeviceInput ノードを含むメッセージ・フローがデプロイされると、接続されたデバイスからのデータはノードの出力ターミナルから送信されます。
それからデータは、ご使用の IBM Integration
Bus のエディションで使用可能なノードを使用するメッセージ・フローによって処理することができます。
測定データは、そのデータをエンドポイントに書き込む前に、標準 IBM Integration
Bus 機能を使用して、フィルタリング、変換、集約、およびルーティングを実行できる論理メッセージ・ツリーとしてメッセージ・フローに渡されます。
エンドポイントの例として、データベース、IBM WebSphere®Â MQ キュー、サービスの呼び出しなどがあります。
論理メッセージ・ツリーおよびノード・ターミナルに関する情報を含む MedicalDeviceInput ノードに関する参照情報については、MedicalDeviceInput ノードを参照してください。
メッセージ・フロー・アプリケーションの開発について詳しくは、 (IBM Integration
Bus 製品資料内) メッセージ・フロー・アプリケーションの開発を参照してください。
医療デバイスの状況メッセージ
医療デバイスは、状況メッセージを生成します (例えば、デバイスが始動したとき)。
医療デバイスによって生成される状況メッセージは、以下の方法で確認できます。
- MedicalDeviceInput ノードの Status ターミナルで生成されるメッセージを確認する方法。
Status ターミナルによって生成されるメッセージの形式について詳しくは、MedicalDeviceInput ノードを参照してください。
- IBM Integration
Explorer の「Healthcare 運用モニター」ビューでメッセージを確認する方法。
「Healthcare 運用モニター」ビューを使用する医療デバイスのモニターについて詳しくは、医療デバイスのモニターを参照してください。
- ローカル・エラー・ログでメッセージを確認する方法。
ローカル・エラー・ログでメッセージを確認する方法については、ローカル・エラー・ログ (IBM Integration
Bus 製品資料内) を参照してください。
- トレースでメッセージを確認する方法。
トレースでメッセージを確認する方法について詳しくは、Trace (IBM Integration
Bus 製品資料内) を参照してください。