臨床アプリケーションのモニター

臨床アプリケーションが正しく接続されていることを確認し、Healthcare メッセージを保持しているすべてのキューの状況を検査します。

始める前に:
  1. ブローカーを作成します。ブローカーの作成 (IBM® Integration Bus 製品資料内) を参照してください。
  2. インストール後の手順の実行のうち関連のあるタスクを実行します。
  3. 組み込みパターンを作成します。IBM Integration Bus Healthcare Pack で提供されるパターンを使用した医療メッセージ・フロー・アプリケーションの開発を参照してください。
  4. パターンをデプロイします。
  5. IBM Integration Explorer でブローカーに接続します。ブローカーの管理 (IBM Integration Bus 製品資料内) を参照してください。

前提条件のタスクをすべて正常に実行した後、以下の手順を続行してください。

  1. IBM Integration Explorer で、「ウィンドウ」 > 「パースペクティブのリセット」をクリックします。 このステップによって、「Healthcare 運用モニター」ビューを使用可能にできます。
  2. 「Healthcare 運用モニター」ビューに切り替えるために、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「Healthcare 運用モニター」をクリックします。 「Healthcare 運用モニター」ビューが開きます。
  3. ドロップダウン・リストでブローカーを選択します。 ブローカーがリストに表示されていない場合、「接続の最新表示」をクリックします。
  4. 臨床アプリケーションへの接続に関する情報を参照するには、「臨床アプリケーション接続」タブをクリックします。
  5. メッセージ・キューに関する情報を参照するには、「キューのモニター」タブをクリックします。
  6. オプション: 「臨床アプリケーション接続」タブおよび「キューのモニター」タブでは、項目のリストをフィルターに掛けることができます。 項目のリストをフィルターに掛けるには、「フィルター」フィールドに検索するテキストを入力します。 入力したフィルター・テキストがテーブルのすべてのフィールドから検索されます。大/小文字が区別されます。 項目のリストは、入力したとおりにフィルターに掛けられます。

「臨床アプリケーション接続」 タブにある情報の解釈

「臨床アプリケーション接続」タブに含まれるテーブルには、Healthcare フローとの間のすべてのインバウンドおよびアウトバウンド接続の状態が表示されます。 管理者は、システムの概要を手早く確認できます。 警告を示す黄色の三角形が最初の列に表示されている行は、問題のある接続です。

警告のある接続は、テーブルの上部に表示されます。 見出しをクリックすると、列をソートできます。 テーブルが最新表示されると、警告のある接続が再びテーブルの上部に表示されます。 列の説明を参照するには、列の見出しにカーソルを移動します。

警告が表示されるのは、ソース・アプリケーションまたは宛先アプリケーションの「オープン」列に 0 が表示されている場合です。 この警告は、アプリケーションに対して接続がないことを意味します。 原因を調査してください。 例えば、アプリケーションが停止していたり、オフラインであったりすることがあります。

「キューのモニター」 タブにある情報の解釈

「キューのモニター」タブに含まれるテーブルには、パターンが使用している重要なキューに関する情報が表示されます。

警告のあるキューは、テーブルの上部に表示されます。 見出しをクリックすると、列をソートできます。 テーブルが最新表示されると、警告のあるキューが再びテーブルの上部に表示されます。 列の説明を参照するには、列の見出しにカーソルを移動します。

キュー項目数が上限 (最大項目数に対するパーセンテージ) に達すると警告が表示されます。 キューが満杯になっている原因を特定してください。 例えば、アプリケーションがキューからメッセージを取り出す処理を停止した可能性があります。

「項目数の下限」列または「項目数の上限」列に対するパーセンテージ設定を変更したり、「最大項目数」列の値を変更したりするには、キュー・マネージャーでキューを編集します。

以下の列に、キューの状態に関する情報を示します。
オープン
ブローカーに対して現在開かれている接続の数。
クローズ
ブローカーが始動したとき以後に閉じられた接続の数。 この数は、開かれたり閉じられたりする接続が増えるほど大きくなります。
失敗
ブローカーが始動したとき以後に障害が起きた接続の数。 この数は、接続の障害が増えるほど大きくなります。

アプリケーション、フロー、またはキューの変更

アプリケーション、フロー、またはキューを変更した場合、IBM Integration Explorer の特定のプロパティーを更新しなければならない場合があります。

臨床アプリケーションをモニターするためにブローカーが使用する情報は、メッセージ・フローのユーザー定義プロパティーに格納されます。 これらのプロパティーを表示するには、フローを右クリックしてから、「プロパティー」 > 「ユーザー定義プロパティー」を選択します。

  • ソース・アプリケーションまたは宛先アプリケーションの IP アドレスまたはポート番号が変更された場合は、TCPIPNode プロパティーを更新します。 この値の書式は次のとおりです。
    Nodename/IPAddress:Port  
    例えば、SendHL7/localhost:2222 です。
  • 新しいキューを作成した場合や、既存のキューの名前を変更した場合は、キュー名の先頭が QueuePrefix プロパティーの値になっていることを確認します。 例えば、QueuePrefixibm であれば、キュー名は ibm.NewQueueName です。
  • フローがクライアント接続とサーバー接続のどちらを保持するかを決めるために、以下のようなフローの命名規則を使用する必要があります。
    • サーバー TCPIP ノードの場合、フロー名の末尾は Receiver でなければなりません。
    • クライアント TCPIP ノードの場合、フロー名の末尾は Sender でなければなりません。
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        最終更新 : 2014-03-20 23:29:17


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