IBM® Integration Bus データ分析プロジェクトと IBM Integration Bus Healthcare Pack データ分析プロファイルを使用して、XML ファイル内に格納されている医療データの分析およびフィルターを行います。
始める前に:
- データ分析プロジェクトの作成方法をお読みください。「データ分析」パースペクティブ (IBM Integration Bus 製品資料内) を参照します。
IBM Integration Bus Healthcare Pack データ分析プロファイルを使用して、HL7 アプリケーション、HL7 CDA (Clinical Document Architecture) 文書、HL7 ORU (Observation Result) メッセージ、および DICOM (Digital Imaging and Communications in Medicine) 画像からの医療データの分析とフィルターを行えます。
- オプション: HL7 CDA 文書や HL7 ORU メッセージの分析を行う場合、以下の手順を実行して IBM Integration Bus 用語集ルックアップ・サービスのLOINC (Logical Observation Identifiers Names and Codes) 用語ルックアップ・サービスを構成しなければなりません。 LOINC 用語ルックアップ・サービスは医療用語の用語集で、XML ファイル内にある用語コードを意味のあるテキストに変換するために使用されます。
注: LOINC 用語ルックアップ・サービスの構成は、HL7 CDA または HL7 ORU データ分析プロジェクトの作成前に行わなければなりません。用語コードが解決されるのは、ソース・ファイルが最初に分析されるときだけだからです。
- LOINC Web サイト から LOINC データベースをタブ区切り形式でダウンロードします。 LOINC データベースはいくつかの異なる形式で入手可能ですが、タブ区切り形式を選択する必要があります。
- LOINC データベースを、適切なファイル・システム・ディレクトリーに解凍します。 例えば、C:¥IBM¥MBHealthcare¥LOINC です。
- IBM Integration Toolkit・メニューから、を
クリックします。 「設定」ナビゲーターが開きます。
- 「設定」ナビゲーターから、とクリックします。 「LOINC 用語ルックアップ・サービス」ダイアログが開きます。
- 「参照」をクリックし、LOINC データベースを解凍したファイル・システム・ディレクトリーを選択します。 例えば、C:¥IBM¥MBHealthcare¥LOINC です。
- 「OK」をクリックして「フォルダー」ダイアログを閉じ、もう一度「OK」をクリックして「設定」を閉じます。
LOINC 用語ルックアップ・サービスの構成が完了しました。
- 以下の手順を実行して、データ分析プロジェクトを作成します。
- IBM Integration Toolkit メニューから、をクリックします。 「新規データ分析プロジェクト」ダイアログが開きます。
- 「データ分析プロファイル」ドロップダウン・リストから、分析する医療データに適したプロファイルを選択します。 IBM Integration Bus Healthcare Pack には、医療データを分析するためのデータ分析プロファイルが多数用意されています。
これらのプロファイルについて詳しくは、医療データ分析プロファイルを参照してください。
- HL7 ORU メッセージを分析する場合は、「HL7 v2 (ORU)」を選択します。
- それ以外の HL7 メッセージを分析する場合は、「HL7 v2」を選択します。
- DICOM XML メッセージを分析する場合は、「DICOM」を選択します。
- HL7 CDA 文書を分析する場合は、「HL7 CDA」を選択します。
- 「終了」をクリックします。
データ分析プロジェクトが作成され、エディター領域に「データ分析プロジェクトの概要」エディターが開きます。
- データ分析プロジェクトを完成させます。「データ分析」パースペクティブ (IBM Integration Bus 製品資料内) を参照してください。
データ分析プロジェクトが完成しました。