IBM Integration Bus Healthcare Pack で提供されるパターンを使用した医療統合ソリューションの開発

組み込みパターンを使用して、HL7 v2 メッセージを使用するアプリケーションを統合します。

組み込みパターン とは、一般的なメッセージ・フロー・シナリオのセットをカバーしたパターンのことで、IBM® Integration Bus および IBM Integration Bus Connectivity Pack でパッケージとしてリリースされています。

IBM Integration Bus Healthcare Pack で提供される組み込まれたパターンは、以下の表に示されています。

リンクを使用して資料内のパターンを表示できるのは、IBM Integration Toolkit に統合されている資料を使用する場合、または IBM Knowledge Center でオンライン資料を使用する場合に限られます。

臨床パターン

パターン名 説明
Healthcare: HL7 変換 Healthcare: HL7 変換 パターンは、HL7 メッセージをアセンブルするために使用できるグラフィカル・データ・マップを生成します。
注: このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。
Healthcare: HL7 から HL7 DFDL Healthcare: HL7 から HL7 DFDL パターンは、HL7 (バージョン 2.7、2.6、2.5.1 以前) メッセージを送信できるアプリケーションを、HL7 メッセージを受信できる 1 つ以上のアプリケーションに統合します。 これらのアプリケーションは、MLLP over TCP/IP を使用して、メッセージを送受信できる必要があります。

Web ベースのモニター を使用することにより、Healthcare: HL7 から HL7 DFDL パターンをモニターすることができます。 Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。
Healthcare: HL7 から HL7
注: このパターンは IBM WebSphere® Message Broker Connectivity Pack for Healthcare バージョン 7.0 で使用可能になったものですが、このバージョンの IBM Integration Bus Healthcare Pack でも使用でき、サポートされています。 ただし、可能であれば、その代わりに「Healthcare: HL7 から HL7 DFDL」パターンを使用することをお勧めします。Healthcare: HL7 から HL7 DFDL パターンは、MRM および HL7v25P メッセージ・セットの代わりに DFDL メッセージ・モデルを使用します。 DFDL メッセージ・モデルには、以下のメリットがあります。
  • DFDL はオープン・スタンダード形式であるのに対し、MRM および HL7v25P メッセージ・セット は、IBM Integration Bus 独自の形式です。
  • HL7 スキーマの拡張機能の開発およびテスト用ツールは、MRMHL7v25P メッセージ・セット で提供されるものと比較して、DFDL エディターの方が簡単です。
  • DFDL メッセージ・モデルHL7 のバージョン 2.7、2.6、および 2.5.1 以前をサポートするのに対し、MRMHL7v25P メッセージ・セットHL7 バージョン 2.5.1 以前しかサポートしません。
Healthcare: HL7 から HL7 パターンは、HL7 (バージョン 2.5.1 以前) メッセージを送信できるアプリケーションを、HL7 メッセージを受信できる 1 つ以上のアプリケーションに統合します。 これらのアプリケーションは、MLLP over TCP/IP を使用して、メッセージを送受信できる必要があります。

Web ベースのモニター を使用することにより、Healthcare: HL7 から HL7 パターンをモニターすることができます。 Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、MRMHL7v25P メッセージ・セット が使用されます。
Healthcare: 医療デバイスから EMR Healthcare: 医療デバイスから EMR パターンは、HL7 (バージョン 2.5.1 以前) 観察結果メッセージ (ORU R01) を受信できる電子医療記録 (EMR) アプリケーションと医療デバイスを統合します。 このアプリケーションは、MLLP over TCP/IP を使用して、HL7 ORU R01 メッセージを受信できる必要があります。

Web ベースのモニター を使用することにより、Healthcare: 医療デバイスから EMR パターンをモニターすることができます。 Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、MRMHL7v25P メッセージ・セット が使用されます。
Healthcare: Web サービスから DICOM Healthcare: Web サービスから DICOM パターンは、Web サービスを使用して書かれたアプリケーションを C-FIND および C-MOVE 操作をサポートする DICOM アプリケーションと統合します。 このパターンを使用すると、IBM Integration Bus によって実装される Web サービスを使用して、患者、研究、系列およびイメージを DICOM PACS から照会できます。

Healthcare: Web サービスから DICOM パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

Healthcare: ホーム・ヘルス Healthcare: ホーム・ヘルス パターンを使用すると、HL7 v2.6 対応デバイスからの Web サービス要求をヘルス・システムで受け付けることが可能になります。その結果、ホーム・ヘルス・デバイスで収集してアプリケーション・ホスティング・デバイス (AHD) に送信したデータを要求元の臨床アプリケーションに転送することが可能になります。このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。

Healthcare: ホーム・ヘルス パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。
Healthcare: HIPAA から XML Healthcare: HIPAA から XML パターンは、HIPAA ファイルを XML ファイルに変換するために使用できるメッセージ・フローを作成します。

Healthcare: HIPAA から XML パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。
Healthcare: Patient Identifier Cross-reference Manager Healthcare: Patient Identifier Cross-reference Manager パターンを使用することにより、 IHE PIX プロファイルの一部として使用可能な Patient Identifier Cross-reference Manager を作成できます。

Healthcare: Patient Identifier Cross-reference Manager パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。
Healthcare: 患者基本情報照会サプライヤー Healthcare: 患者基本情報照会サプライヤー」パターンを使用すると、IHE PDQ プロファイルの一部として使用可能な患者基本情報サプライヤー (Patient Demographics Supplier) を作成できます。

Healthcare: 患者基本情報照会サプライヤー パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

注: このパターンでは、DFDL メッセージ・モデルが使用されます。
Healthcare: 企業間ドキュメント共有コンシューマー Healthcare: 企業間ドキュメント共有コンシューマー」パターンは、XDS レジストリーに格納されているドキュメントの UUID (Unique Universal Identifiers) を検索し、その UUID を使用して XDS リポジトリーからそれらのドキュメントを取り出すときに用います。

Healthcare: 企業間ドキュメント共有コンシューマー パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

Healthcare: FHIR 変換 Healthcare: FHIR 変換」パターンは、HL7 FHIR リソースを XML 形式から JSON 形式に変換する場合に使用します。

Healthcare: FHIR 変換 パターンは、Web ベースのモニター を使用することによりモニターできます。Web ベースのモニターを参照してください。

パターンの使用について詳しくは、パターンを使用した統合ソリューションの開発 (IBM Integration Bus 製品資料内) を参照してください。

Copyright IBM Corporation 2011, 2015Copyright IBM Corporation 2011, 2015.

        
        最終更新
        
        最終更新 : 2015-06-23 08:46:01


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