メッセージ・フローから ATNA 監査メッセージを送信できるようにする

統合ノード (integration node)上のメッセージ・フローから ATNA 監査メッセージを送信できるようにするには、構成可能サービスを使用して、ATNA 構成の詳細 (ATNA 監査リポジトリーの位置を含む) を統合ノード (integration node)に追加します。

統合ノード (integration node)上で実行されるすべてのメッセージ・フローの ATNAAudit ノードで使用される設定を構成するために、UserDefined 構成可能サービスを作成する必要があります。

ATNAAudit ノードで使用される設定を制御する構成可能サービスを新規作成するには、以下の手順を実行します。

  1. ATNA という名前の新規 UserDefined 構成可能サービスを作成します。構成可能サービスの作成 (IBM® Integration Bus 製品資料内) を参照してください。
    注: 構成可能サービスは ATNA という名前でなければなりません。
  2. 以下の表のエレメントごとにプロパティーを作成し、それらのプロパティーに適切な値を割り当てます。
    注: 空の値が入力されるとしても、表にリストされている各プロパティーを構成可能サービスに含めなければなりません。表にリストされているプロパティーのいずれかが構成可能サービスにないと、ATNAAudit ノードはエラーを生成し、開始できません。
    プロパティー
    auditEnabled 監査メッセージをリポジトリーに送信する場合は true、監査メッセージを送信しない場合は false
    注: ATNA 監査メッセージが ATNAAudit ノードから送信されるのは、構成可能サービスで auditEnabled プロパティーが true に設定されており、かつ ATNAAudit ノードで「監査使用可能」プロパティーが選択されている場合だけです。ATNAAudit ノードを参照してください。
    true
    auditEnterpriseSiteID 任意のテキスト値。この値は、ATNA 監査メッセージの AuditSourceIdentification エレメントにおいて、統合ノード (integration node)から送信されるすべてのメッセージに対応する AuditEnterpriseSiteID の値として使用されます。 MySiteName
    auditHumanRequestor 任意のテキスト値。この値は、ATNA 監査メッセージの ActiveParticipant エレメントにおいて、統合ノード (integration node)から送信されるすべてのメッセージに対応する UserID の値として使用されます。 この値は、要求側が人間である監査メッセージにしか使用されません。 Admin
    auditRepositoryURI メッセージの送信先となる監査リポジトリーの URI。トランスポート (UDP または TLS)、アドレス、およびポートを含みます。 udp://myrepository.myorg.com:3001
    auditSourceID 任意のテキスト値。この値は、ATNA 監査メッセージの AuditSourceIdentification エレメントにおいて、統合ノード (integration node)から送信されるすべてのメッセージに対応する AuditSourceID の値として使用されます。 OTHER_MYCO
    auditSystemAlternativeUserID 任意のテキスト値。この値は、ATNA 監査メッセージの ActiveParticipant エレメントにおいて、システムから送信されるすべてのメッセージに対応する AlternativeUserID の値として使用されます。この値は、トランザクションに応じてソースまたは宛先のいずれかの参加者に関連付けられます。IHE 監査トランザクションにおいて、これが送信するシステム参加者の JVM のプロセス ID として定義されることに注意してください。この値を空のままにすると、ノードは解決を試行し、プロセス ID を使用します。 MyAltUserID
    auditSystemUserID 任意のテキスト値。この値は、ATNA 監査メッセージの ActiveParticipant エレメントにおいて、システムから送信されるすべてのメッセージに対応する UserID の値として使用されます。この値は、監査メッセージのタイプとトランザクションに応じてソースまたは宛先のいずれかの参加者に関連付けられます。 MyUserID
    auditSystemUserName 任意のテキスト値。この値は、ATNA 監査メッセージの ActiveParticipant エレメントにおいて、システムから送信されるすべてのメッセージに対応する UserName の値として使用されます。XUA が関係するトランザクションの場合、このフィールドは、XML 監査メッセージに含まれている正しくフォーマット設定された XUA ユーザー名で上書きされます。 MyUserName
    ATNA 監査メッセージの形式について詳しくは、メッセージ・フロー内の ATNAAudit ノードを参照してください。
統合ノード (integration node)が構成できたので、統合ノード (integration node)上で実行されるメッセージ・フローから ATNA 監査メッセージを ATNA 監査リポジトリーに送信できます。
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        最終更新
        
        最終更新 : 2015-06-23 08:46:06


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