XML Data Handler バージョン 2.4.0 リリース情報

この文書は、XML Data Handler バージョン 2.4.0 のリリース情報です。これは、CwXMLDataHandler.jar ファイル (ファイル・バージョン 2.4.0) に含まれているデータ・ハンドラーに対する変更を文書化したものです。このリリース情報は以下のセクションから構成されます。
このリリースでの新機能 インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成に関する情報
製品修正履歴 既知の問題と予備手段
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 資料に関する更新情報

注: このリリース情報の公表後に発行されるテクニカル・サポート・フラッシュで、この製品についての重要な情報が提供される場合があります。WebSphere Business Integration サポート Web サイト http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiserver/support をご覧ください。対象となるコンポーネントの領域を選択し、Flashes のセクションを探して ください。

このリリースでの新機能

このセクションでは、このリリースで追加された機能および改善された機能について説明します。

データ・ハンドラーの詳細については、「データ・ハンドラー・ガイド」を参照してください。

製品修正履歴

リリース 2.3.0 から 2.4.0 までの間に、ユーザーから報告された事例に基づいて、以下の変更要求 (CR) が修正されています。
CR 番号 説明
19973 XML ODA は、Anonymous Complex 型として定義された XML 要素のビジネス・オブジェクト名にハッシュ・コードを組み込んでいます。 パッチ 2.3.1 で修正済みです。
21557 XML ODA は、ロケールがイタリア語に設定された場合に、TopLevel プロパティーに誤った記述を表示していました。
22275 XML データ・ハンドラーは、XML データ・ハンドラー・メタオブジェクトから InitialBufferSize プロパティーを正しく読み取らない場合があります。プロパティーは常にデフォルトにより 2 MB に設定され、パフォーマンスに影響を及ぼします。パッチ 2.3.1 で修正済みです。
22807 XML ODA が選択ラッパーでビジネス・オブジェクト属性に誤って isRequired とマークを付けています。パッチ 2.3.2 で修正済みです。
22932 要素が直接の親子関係にある場合に、XML データ・ハンドラーは同じ名前を持つネストされた要素を解析できない場合があります。 パッチ 2.3.3 で修正済みです。
 

ハードウェア要件およびソフトウェア要件

ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に記載されています。 これらの資料へのリンクについては、『インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成に関する情報』を参照してください。

インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成に関する情報

インストール情報

ソフトウェアを CD からインストールする場合も、パスポート・アドバンテージからダウンロードしてローカル・ディレクトリーからインストールする場合も、以下の中から該当する資料を参照してください。

これらの文書には、インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成に関する情報も含まれています。

アップグレード情報

WebSphere Business Integration Adapters 2.2.0 のリリースより、Business Object Designer では、キーとして指定された ObjectEventId 属性と共にビジネス・オブジェクトを保存できなくなりました。この制約事項によって、XML ODA は、すべての子ビジネス・オブジェクトの中で最初の属性をキーとして設定し、親ビジネス・オブジェクト内にはキー属性を設定しません。 オブジェクトを保存するには、まずオブジェクトを分析し、適切な属性をキーとして設定する必要があります。統合ブローカーとして InterChange Server を使用している場合に適切なキー属性の設定に失敗すると、イベントの順序付け機能によってパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。さらに、XML ビジネス・オブジェクト生成ツール (XMLBorgen、Edifecs SpecBuilder、および XML ODA) の前のバージョンでは ObjectEventId 属性をキーとして設定するので、以前の WebSphere Business Integration Adapters システムからマイグレーションしようとするビジネス・オブジェクトを見直し、Business Object Designer ツールを使用して手動でキー属性を変更することをお勧めします。

既知の問題と予備手段

このリリースでは、以下の問題が検出されています。

CR 番号 説明
22443 XML データ・ハンドラーは、他のスキーマを組み込むことによって外部エンティティーを参照するスキーマ文書を指定した XML 文書を解析できません。パッチ 2.3.1 で修正済みです。

注: IBM は、すべてのパッチ修正を可能な限り次のメインテナンス・リリースで提供します。ただし、この CR はデータ・ハンドラーのバージョン 2.4.0 には含まれていません。バージョン 2.4.0 の機能またはこの CR に対する修正プログラムが必要な場合は、IBM テクニカル・サポートに連絡してください。パッチ 2.4.x をお送りします。

22773 XML データ・ハンドラーは、複数のスレッドが同時にデータ・ハンドラーにアクセスしてこれを実行しようとした場合、停止する可能性があります。この機能は XML データ・ハンドラーの修正パッケージ 2.3.4 で追加されました。

注: IBM は、すべてのパッチ修正を可能な限り次のメインテナンス・リリースで提供します。ただし、このパッチ 2.3.4 はデータ・ハンドラーのバージョン 2.4.0 には含まれていません。バージョン 2.4.0 の機能またはこの CR に対する修正プログラムが必要な場合は、IBM テクニカル・サポートに連絡してください。パッチ 2.4.x をお送りします。

24220

タグのないアプリケーション固有情報プロパティーがビジネス・オブジェクト属性に存在する場合、ビジネス・オブジェクトから XML への変換時に要素タグ「notag」が生成されます。

24223 XML データ・ハンドラーは、ネーム・スペースを持たないスキーマの組み込みをサポートする必要があります。
 

資料に関する更新情報

製品資料は、CD などで電子的に製品を配布する場合であっても 製品パッケージには含まれていません。 この製品の資料は、以下の InfoCenter にあります。

製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスし、ご使用のリリースの最新の資料一式をダウンロードしてください。InfoCenter ページに記載されている説明に従って、インストールを完了してください。

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