ダッシュボード・クライアント用データベース接続プール・サイズの増加

ダッシュボード・クライアントは、データベース接続の再使用可能プールを管理する Java™ Database Connectivity (JDBC) を使用して、リポジトリー・データベース、ランタイム・データベース、およびヒストリー・データベースと通信します。

複数の同時ダッシュボード・セッションを提供するには、これらのプールに十分な数の接続が存在する必要があります。 それぞれのプールに十分な接続がない場合には、そのダッシュボードのアクティビティーで予期しない予測不能な長時間の遅延が発生する可能性があります。 推奨される初期最大接続プール・サイズは 100 です。大幅な遅延が発生した場合には、各プールの最大サイズが 100 であることを確認します。 遅延が継続する場合、各プールの最大サイズを増加させてください。 プールのサイズを増加させても遅延が継続する場合は、他の解決策を検討してください。

関連するデータ・ソースが 5 つあり、それぞれの対応する最大接続サイズを増やす必要があります。 各データ・ソースは、以下のとおり、特定の JDBC プロバイダーに属します。
  • JDBC プロバイダー名: MonitorDB2XADriver1
    • データ・ソース名: HistoricalDBDataSource
    • データ・ソース名: RepositoryDBDataSource
    • データ・ソース名: RuntimeDBDataSource
  • JDBC プロバイダー名: wpsdbJDBC
    • データ・ソース名: wmmDS
    • データ・ソース名: wpsdbDS

データ・プール最大サイズは、WebSphere® Application Server 管理コンソールから設定します。 上記の各データ・ソースに対してデータベース接続の最大サイズを増加させるには、以下を実行します。

  1. WebSphere Application Server 管理コンソール・ナビゲーション・ツリーで、「リソース」 > 「JDBC プロバイダー」を選択します。
  2. 「JDBC プロバイダー」リストで、「<JDBC_Provider_Name>」を選択します。
  3. 「データ・ソース」リンクをクリックします。
  4. 「データ・ソース」リストで、「<Data_Source_Name>」を選択します。
  5. 「接続プール・プロパティー」リンクをクリックします。
  6. 「最大接続数」フィールドで、必要な最大接続数の値を入力します。
  7. 「OK」をクリックします。
  8. 「メッセージ」情報ボックスで、「保存」をクリックして、変更を適用します。「保存」 ページが表示されます。
  9. 「保存」をクリックします。

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