データ移動サービスのメタデータおよびロギング・テーブル

ここでは、WebSphere® Business Monitor データベースのロギング・テーブル構造に関する参照情報について説明します。 このロギング・テーブルは、静的なテーブルです。

RMMETADATA

指定されたビジネス指標モデルでデータ移動サービスを使用できるようにするために、多くの異なるコンポーネント・インスタンスが使用されます。状態、ランタイム、およびヒストリーの各データベースには、各ビジネス指標モデル用に、他の有益な内部情報とともに、割り当てられているコンポーネント・インスタンス名をリストするテーブルが含まれています。このテーブルは、配置フェーズ中にコンポーネント・インスタンスが作成および構成されるたびに更新されます。テーブルの内容は手動で変更しないでください。

列名 列タイプ 列の説明
ID NUMERIC 使用されない
OM_NAME CHARACTER 関連するビジネス指標モデル・プロジェクトの名前。
OM_ID NUMERIC 使用されない
MC_NAME CHARACTER 関連するビジネス指標グループの名前。
MC_ID NUMERIC 使用されない
TGT_TAB_NAME CHARACTER ETL ストアード・プロシージャーによってデータが取り込まれるターゲット・テーブルの完全修飾名。
TGT_RM_APP_SVR_NAME CHARACTER レプリケーション適用操作の実行を担当するサーバーの名前。
TGT_RM_APP_SS_NAME CHARACTER 使用可能な場合、DB2® SQL レプリケーションのために適用サーバーが管理するグループ。これはサブスクリプション・セットです
TGT_RM_APP_STG_TAB_NAME CHARACTER レプリケーション適用プログラムにより、ターゲットとして使用されるステージング・テーブルの完全修飾名。
注: システムに存在し、この行に関連する他の 2 つのテーブル (_BKUP および _M 拡張子を持つ) があります。
TGT_RM_APP_ERR_TAB_NAME CHARACTER ETL によって以降の処理が必要なステージング・テーブルの行へのポインターを保管するテーブルの完全修飾名。
TGT_RM_APP_PRUNE_SP_NAME CHARACTER ターゲット・システム上で、適用ステージング・テーブルの整理を担当するストアード・プロシージャーの完全修飾名。
TGT_RM_APP_TMP_TAB_NAME CHARACTER ターゲット・テーブルに読み込む行を決定するために ETL プログラムによって使用される一時テーブルの完全修飾名。
TGT_RM_SPETL_NAME CHARACTER ステージング・テーブルの項目からターゲット・テーブルへのデータの取り込みを担当する ETL ストアード・プロシージャーの完全修飾名。
SRC_TAB_NAME CHARACTER ステージング・テーブルに複製されるソース・テーブルの完全修飾名。
SRC_RM_CAP_SVR_NAME CHARACTER レプリケーション・キャプチャー操作の実行を担当するサーバーの名前。
SRC_RM_CAP_STG_TAB_NAME CHARACTER ソース・テーブルへの変更内容を保管するために、Capture サーバーが使用するテーブルの完全修飾名。
SRC_RM_PRUNE_TRG_NAME CHARACTER Capture サーバーの Prune サイクル中にソース・テーブルから選択した行を削除するトリガーの完全修飾名。選択した行に、完了した操作を示す行が含まれている場合があります。
SERVICE_NAME CHARACTER これらの成果物が属するサービスの識別に使用されるラベル。例えば、State_to_Runtime または Runtime_to_Historical です。
以下の単純化されたビューの例を使用します。
RMMETADATA の例
状態データベースのソース WBI.CTXTQ4MUF が Capture コンポーネント・インスタンス CAPTURE_1 によってモニターされていることを判別するのは容易です。ソース・テーブルに対する変更はすべて、作業テーブル CAP.CD_2 に記録され、Apply コンポーネント・インスタンス APPLY_4 によって作業テーブル APP.CCD_6 に適用されます。このテーブルは、ETL コンポーネント・インスタンスによって、ランタイム・データベースのターゲット・テーブル WBI.CTXTQ4MUF のデータを取り込むために使用されます。
RMLOG

ランタイム・データベースおよびヒストリー・データベースには、統計、進行、デバッグ、またはエラー情報を取得する際に使用できるロギング・テーブルが含まれます。 すべての ETL コンポーネントおよび Target Life Cycle コンポーネントは、このテーブルにメッセージを書き込みますが、このテーブルから読み取ることはありません。一部のメッセージは、ロギング・レベルを最小に設定することで抑制される場合があります。

列名 列タイプ 列の説明
ENTRYSTMP TIMESTAMP(10) このログ・テーブルの特有のエントリーのタイム・スタンプ。
ID NUMERIC 同じインスタンスにある複数の行を互いに関連付けるための ID。この ID は、SEQUENCE WBIRMADM.RMSPTRIGID に由来します。
ROWS_INSERTED NUMERIC このインスタンス中に挿入された行数を示すインジケーター。
ROWS_UPDATED NUMERIC このインスタンス中に更新された行数を示すインジケーター。
ROWS_DELETED NUMERIC このインスタンス中に削除された行数を示すインジケーター。
ROWS_INERROR NUMERIC このインスタンス中にリカバリー可能エラーの原因とマークされた行数を示すインジケーター。
NAME CHARACTER このテーブル内のエントリーが追加される原因になったストアード・プロシージャー、トリガー、またはプロセスの完全修飾名。
OPERATION CHARACTER このエントリーの作成時に実行された操作を識別するラベル。
RESULT CHARACTER 行われた操作に関する詳細情報が検出される可能性がある列。
ISTRACEENTRY NUMERIC このエントリーで、 LOGLEVEL (WBIRMADM.RMCONTROL 内) に 1 を設定する必要があるかどうかを示す列。

0: このログ・エントリーは、トレース・エントリーではありません。

1: このログ・エントリーは、トレース・エントリーです (また、これは抑制されている可能性があります。WBI.RMCONTROL テーブルを参照してください)。

このテーブルの各行は、<ENTRYSTMP<NAME> のコンポーネント・インスタンス <NAME<NAME> が発行したメッセージに対応しています。同じ <ID> および <NAME> を持つ行は、<NAME> の同一の呼び出しで生成されたメッセージであることを示します。次の例には、ETL コンポーネント・インスタンス WBIRMADM.WBIRMSP_10 と WBIRMADM.WBIRMSP_14、および Target Life Cycle コンポーネント・インスタンス WBIRMADM.WBIRMSP_P13 と WBIRMADM.WBIRMSP_P_17 によって生成されたログ・エントリーが含まれます。WBIRMADM.WBIRMSP_10 (4:40:20 PM) および WBIRMADM.WBIRMSP_14 (4:40:27 PM) は、それぞれ 5 つのメッセージを、WBIRMADM.WBIRMSP_P_13 (4:40:20 PM) および WBIRMADM.WBIRMSP_P_17 (4:40:20 PM) はそれぞれ 1 つのメッセージを発行しました。
WBIRMADM.RMLOG の例
このテーブルは自動的に整理されません。DBA は、テーブルを定期的にモニターし、整理する必要があります。WBIRMADM.RMMETADATA の情報を使用して、どの ビジネス指標モデルにコンポーネント・インスタンス <NAME> がサービスを提供するのかを指定します。WBIRMADM.RMCONTROL テーブルの LOGLEVEL および ETL_0_MINUTES の列の値、および WBIRMADM.RMPRUNECTRL の LOGLEVEL および PRUNE_INTERVAL の値がこのテーブルの増加率に影響を与えることに留意してください。LOGLEVEL が 1 に設定されている場合、ETL_0_MINUTES が減少している場合、および PRUNE_INTERVAL が減少している場合は、作成されるエントリー数が増加します。
関連概念
ヒストリー・データベースのスキーマ
関連資料
ヒストリー・データベース・スキーマ
データ移動サービスの制御テーブル

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