WebSphere® Business Monitor バージョン 6.0.1 は、ビジネス・パフォーマンスの測定、プロセスとワークフローのモニター、およびビジネス・オペレーションについての報告を行う Web ベースのクライアント/サーバー・アプリケーションです。ここで集められた情報は、問題の識別、障害の修正、およびビジネスの効率化を達成するためのプロセスの変更に使用されます。
WebSphere Business Monitor は、イベントを発行するランタイム・エンジンをモニターすることで、実行時にビジネス・プロセスをモニターします。現在サポートされているのは、 WebSphere Process Server バージョン 6.0.1 で稼働するアプリケーションのみです。
WebSphere Business Monitor は、所定のモデルに基づいて、収集されたイベントを使用してキー・パフォーマンス・インディケーター (KPI) とメトリックを計算します。計算された KPI とメトリックの値は、 ビジネスの必要性に応じて多数のビューに表示されます。WebSphere Business Monitor は、ユーザーの注意を必要とする問題をユーザーに通知し、障害を回避するための修正処置も実行できます。定義された条件と関連付けられたシチュエーションとアクションに対して、さまざまな通知メソッド (アラート、E メール、携帯電話、ページャー、およびサービス呼び出し) がサポートされています。
WebSphere Business Monitor は、そのモニター手順において、ビジネス指標モデルに依存します。 これらのモデルは、ビジネス指標エディター で作成されます。ここでは、測定ポイントとイベント・フィルターを指定し、測定、それらの相関、およびビジネス・データのソースを定義できます。ビジネス指標モデル が完了すると、WebSphere Business Monitor にエクスポートできます。 その後、モニターするモデルと、受信イベントからキャプチャーされる測定が認識されます。
ユーザーは ビジネス指標エディター を使用して、WebSphere Business Modeler で作成されたプロセス・モデルをオープンし、ビジネス指標モデルを作成します。それぞれのビジネス指標モデルに対して、メトリックと KPI、イベント発行ポイント、イベント・フィルター、イベント構成規則、および実行時に特定のアクションをトリガーするシチュエーションを定義できます。
つまり、ビジネス・オペレーションをモニターするために WebSphere Business Monitor は以下の処理を行います。