リモート WebSphere Application Server セル上の CEI バスの構成

WebSphere® Business Monitor は、CEI (Common Events Infrastructure) バスからこれらのイベントを取得するキュー宛先 Monitor_Bus_Queue_Destination からのイベントを含むメッセージを読み込み、操作を実行します。イベントは、WebSphere Process Server の BPEL エンジンで実行するアプリケーションによって CEI バスに発行されます。

WebSphere Business Monitor は、WebSphere Process Server 6.0.0 上で稼働し、WebSphere Process Server 6.0.1 のBPEL エンジンで実行されるアプリケーションのみをサポートします。このトポロジーに基づいて、イベントはリモート WebSphere Application Server セルに配置された CEI バスで発行されます。 つまり、イベント・メッセージはこの CEI バスから、モニター・サーバー・コンポーネントをホストする WebSphere Application Server セルに配置された外部のキュー宛先 Monitor_Bus_Queue_Destination に配信される必要があります。

この環境は以下のように構成できます。
  1. Monitor_Bus_Queue_Destination を含むバスと、イベント発行アプリケーション (ランタイム・エンジン) を含むリモート WebSphere Application Server セルのバスとの間に、サービス統合バス・リンクを設定します。
  2. Monitor_Bus_Queue_Destination を、リモート WebSphere Application Server セルの外部キュー宛先として定義します。
  3. 外部キュー宛先 Monitor_Bus_Queue_Destination にイベント・メッセージを配信するように、リモート WebSphere Application Server セルを構成します。

上記の手順を実行する詳細な説明については、WebSphere Application Server および WebSphere Process Server の文書のトピック『外部宛先』を参照してください。

この説明を手動で実行する代わりに、提供されるスクリプト・ファイルのサンプルを使用してクロス・セル・モニター環境を構成できます。また、これらのスクリプトを使用して、構成をリセットすることもできます。クロス・セル・モニター構成スクリプトを実行して、リモート WebSphere Application Server セルの CEI バスを構成および構成をリセットするには、以下の手順を実行します。


Copyright IBM Corporation 2005, 2006. All Rights Reserved.