データベース保守
WebSphere® Business Monitor のデータベースは定期的な保守を必要とします。特定の DB2® ツールを使用して、データベースの用途およびパフォーマンスを
強化することができます。
推奨されるツールは次のとおりです。
- Configuration Advisor。
- DB2 Web
Health Center。データベース管理者 (DBA) に潜在的な問題をアラートで通知し、
問題に対して推奨される解決策を提供することにより、DBA を支援します。DBA は、
Web Health Center を使用してリモート側でインスタンスをモニターし、
アラートの詳細と推奨事項を表示できます。
- REORG コマンドおよび REORGCHK コマンド。REORG は、オーバーフロー行を除去し、削除されたテーブルおよびインデックスの行のスペースを再利用します。このツールは、削除、更新、または挿入の回数が
多い場合に役立ちます。REORGCHK は、DB2 最適化プログラム・ツールが使用する統計情報を更新します。このツールは、データベース更新によりデータベース・テーブルの統計情報が最新の状態になっていない場合に
役立ちます。
- RUNSTATS コマンド。データベース・オブジェクトに関する統計情報を収集します。
これらの統計情報は、データへのアクセスにおけるパスを選択するためのデータ検索時に
使用できます。このため、DB2 は、最も効率的なアクセス・パスを選択するために必要な
情報を入手できます。各データベースにおいてデータの累積が可能になると、
管理者がすべてのデータベースのすべてのテーブルに対して DBA RUNSTATS コマンドを
実行するまで、データベース・パフォーマンスは低下します。例:
RUNSTATS
ON TABLE tablename WITH DISTRIBUTION AND DETAILED INDEXES ALL
注: tablename は、スキーマ名を使用して完全に修飾する必要があります。
コマンドの
実行後、DB2 rebind コマンドを実行します。db2rbind <database_alias> -l logfile all
この
パフォーマンスは、レプリケーションのパフォーマンスのみでなく、モニター・サーバーのイベント処理の
パフォーマンスに影響を与えます。さらに、レプリケーションの RMPRUNECTL テーブルの
デフォルトの整理間隔の設定は、現行の 1440 秒 (または 24 時間) の代わりに 0 に
設定する必要があります。
DB2 の保守ユーティリティーの詳細については、IBM
® DB2 の資料を参照してください。
データベースのバックアップおよびデプロイメント・エラーからのリカバリーもデータベース保守の一部です。
- データベースのバックアップ
新規ビジネス指標モデルをデプロイする場合、または既存のものを更新する場合でも、WebSphere Business Monitor の 新規データベース定義言語 (DDL) スクリプトを実行する前に、リポジトリー・データベース、状態データベース、ランタイム・データベース、およびヒストリー・データベースをバックアップする必要があります。
- デプロイメント・エラー後のリカバリー
レプリケーション成果物のデプロイ中にエラーに遭遇した場合。 変更を元に戻すために、単一のビジネス指標モデルのデプロイメント内で実行されたアクションを元に戻す必要があります。