ランタイム・データベースからヒストリー・データベースへのデータ移動サービスの開始

デプロイメント・アーカイブ DS_Runtime_setup および DS_Datamart_setup には、 ランタイム・データベースからヒストリー・データベースへのデータ移動サービス用の Capture コンポーネント・インスタンス および Apply コンポーネント・インスタンスを開始するために使用できる実行可能スクリプトが含まれます。 ビジネス指標モデルへの変更の結果としてアーカイブが作成された場合は、 新規 Capture コンポーネント・インスタンスおよび Apply コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトのみが パッケージされています。

注: データ移動サービスの開始にスクリプトを統合することが できます。スクリプトの統合について詳しくは、開始および停止スクリプトの統合を参照してください。
ただし、統合が実行されていなくても、以下の指示を 実行することができます。特定の ビジネス指標モデルに対するランタイム・データベースからヒストリー・データベースへのデータ移動サービスを開始するには、以下を実行します。
  1. ランタイム・データベースの ビジネス指標モデルに割り当てられているすべての Capture コンポーネント・インスタンスを 確認します。
    すべての Capture コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトを既に統合している場合、 必要な作業はありません。次の手順に進んでください。 まだスクリプトを統合していない (統合しない) 場合は、 このビジネス指標モデルに対してこれまでに作成されたすべての Capture コンポーネント・インスタンスを確認する必要があります。 ビジネス指標モデルに対するスキーマ生成の初回実行時に、Capture コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトが自動的に生成されます。 以降のスキーマ生成 (例えば、ビジネス指標モデルの更新後) では、新規 Capture コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトのみが生成されます。関連する すべての開始スクリプトを確認するには、 このビジネス指標モデルに対して実行した各デプロイメントについて、以下の手順を繰り返す必要があります。
    1. このモデルのデプロイメントを実行したディレクトリーにナビゲートします。
    2. Runtime_to_Historical¥source サブディレクトリーにナビゲートして、すべての StartCapture_<number> スクリプトを確認します。
    3. この ビジネス指標モデルの各デプロイメントについて、上記の手順を繰り返します。
  2. Capture コンポーネント・インスタンスを開始します。
    確認された Capture コンポーネント・インスタンスは、 ランタイム・データベースをホストするマシンで開始する 必要があります。開始スクリプトが統合されている場合は、統合された開始スクリプトを 起動します。統合が実行されていない場合は、前の手順で確認した開始スクリプトを 1 つずつ実行する必要があります。Capture ユーティリティーの初期化が失敗するため、スクリプトは同時に起動できません。ただし、開始スクリプトが起動される順序は関係ありません。許可の要件は以下のとおりです (Capture コンポーネント・インスタンスを開始するユーザー ID は以下の権限を保持している必要があります)。
    • ランタイム・データベースに対するデータベース管理者権限 (DBADM)。
    • 開始スクリプトで CAPTURE_PATH パラメーターによって参照されるディレクトリーに対する 書き込みアクセス権限。
    • 開始スクリプトで PWDFILE オプション・パラメーターによって参照されるファイルに対する 読み取りアクセス権限。
  3. ヒストリー・データベースの ビジネス指標モデルに割り当てられたすべての Apply コンポーネント・インスタンスを 確認します。
    すべての Apply コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトを既に統合している場合は、 必要な作業はありません。次の手順に進んでください。 まだスクリプトを統合していない (統合しない) 場合は、 このビジネス指標モデルに対してこれまでに作成されたすべての Apply コンポーネント・インスタンスを確認する必要があります。 ビジネス指標モデルに対するスキーマ生成の初回実行時に、Apply コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトが自動的に生成されます。 以降のスキーマ生成 (例えば、ビジネス指標モデルの更新後) では、新規 Apply コンポーネント・インスタンスの開始スクリプトのみが生成されます。関連する すべての開始スクリプトを確認するには、 このビジネス指標モデルに対して実行した各デプロイメントについて、以下の手順を繰り返す必要があります。
    1. このモデルのデプロイメントを実行したディレクトリーにナビゲートします。
    2. Runtime_to_Historical¥target サブディレクトリーにナビゲートして、すべての StartApply_<number> スクリプトを確認します。
    3. このビジネス指標モデルの各デプロイメントについて、上記の手順を繰り返します。
  4. Apply インスタンスを開始します。
    確認された Apply コンポーネント・インスタンスは、 ヒストリー・データベースをホストするマシンで開始する必要があります。 開始スクリプトが統合されている場合は、統合された開始スクリプトを 起動します。統合が実行されていない場合は、前の手順で確認した開始スクリプトを 1 つずつ実行する必要があります。Apply ユーティリティーの初期化が失敗するため、スクリプトは同時に起動できません。ただし、開始スクリプトが起動される順序は関係ありません。許可の要件は以下のとおりです (Apply コンポーネント・インスタンスを開始するユーザー ID は以下の権限を 保持している必要があります)。
    • ランタイム・データベースの関連 Capture コンポーネント・インスタンス制御テーブル に対する SELECT/INSERT/UPDATE/DELETE 権限。
    • ランタイム・データベースの関連 Capture コンポーネント・インスタンス作業テーブル に対する SELECT 権限。
    • ヒストリー・データベースの関連レプリケーション・ステージング・テーブルに対する SELECT/INSERT/UPDATE/DELETE 権限。
    • ヒストリー・データベースの Apply コンポーネント・インスタンス制御テーブルに対する SELECT/INSERT/UPDATE/DELETE 権限。
    • 開始スクリプトで APPLY_PATH パラメーターによって参照されるディレクトリーに対する 書き込みアクセス権限。
    • 開始スクリプトで PWDFILE オプション・パラメーターによって参照されるファイルに対する 読み取りアクセス権限。
  5. 各 Capture コンポーネント・インスタンスおよび Apply コンポーネント・インスタンスが正常に開始されたことを確認します。
関連概念
データ移動サービス
関連タスク
ランタイム・データベースからヒストリー・データベースへのデータ移動サービスの停止

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