特定の従業員の値のみを表示するために、1 人以上の従業員でレポート・データをフィルタリングできます。この機能を使用するには、LDAP システムをユーザー/組織を含むようにデプロイする必要があります。
会社の既存の LDAP インストールを使用することができ、またそうすることが推奨されます。この機能のために固有の LDAP インストールをデプロイする必要はありません。さらに、ダッシュボード・クライアントとして機能するマシン、および WebSphere® Process
Server として機能するマシンは、この LDAP を使用するWebSphere Application
Server 環境に対してセキュリティーが有効になっている必要があります。WebSphere Process
Server で稼働するプロセス・インスタンスが、このプロセス・インスタンスにマニュアル・タスクをインプリメントする、個人または個人のグループに割り当てられます。最後に、使用されたプロセス、および WebSphere Portal で定義されたコネクションの生成において、いくつかのカスタム・モデリングを実行する必要があります。
プロセスの実行中に、プロセス・タスクの
アクティビティー割り当て済みユーザー定義済みメトリックが、マニュアル・タスクにログインした個人のユーザー名値に設定されます。この機能を組み込むプロセスで、いくつかの
WebSphere Business Modeler成果物をプロセス・ビジネス指標にモデル化する必要があります。
- ディメンションをモデル化して、AssignedUser と命名する必要があります。
- このプロセス・インスタンスの割り当て済みユーザーとして機能する各マニュアル・タスクに、トリガーを作成する必要があります。プロセス・インスタンスには複数のトリガーを作成できます。最後に実行されたタスクに割り当てられたトリガーが、プロセス・インスタンスの割り当て済みユーザーとして機能します。
- ストリング・メトリックを AssignedUser ディメンションのレベル 0 エレメントとして作成する必要があります (名前は「割り当て済みユーザー」)。上記のトリガーの定義時に「アクティビティー割り当て済みユーザー」という名前のプロセス・タスクの定義済みビジネス指標を、適切な計算式を指定して、上記で定義した「割り当て済みユーザー」メトリックにコピーする必要があります。複数のトリガーによりこの値が変更される場合があります。
ビュー・モードでこのタスクを実行するには、「組織」ビューと「レポート」ビューとの間にコネクションを作成する必要があります。その前にポータル・ページを作成して、両ビューのインスタンスを組み込んでおく必要があります。ほかのビューも共存できますが、必須ではありません。レポート ビューの構成中に、割り当て済みユーザーをディメンションとして選択する必要があります。
コネクションを完全に作成するには、組織、組織単位、および個人の、3 つのコネクションを作成する必要があります。
ポートレットが構成されたら、以下の手順をすべて実行して、1 人以上の従業員でレポートをフィルタリングします。
- 「組織」ビューで、組織構造をナビゲートするか、検索機能を使用して、従業員または組織を選択します。
- レポート・データのフィルタリングに使用する従業員名または組織名をクリックします。
レポート・プロセス・インスタンス・データが、選択された項目に基づいてフィルタリングされます。組織名を使用してフィルタリングする場合、「レポート」ビューのデータは、その組織に属するすべての従業員に基づいてフィルタリングされます。