リポジトリー・データベースには、現在デプロイされているビジネス指標モデルを記述しているメタデータ、およびその他の WebSphere® Business Monitor データベースに関する情報が含まれます。 リポジトリー・データベースには、デプロイされたモデルのヒストリーが含まれます。 WebSphere Business Monitor のインストールあたり、リポジトリー・データベースは 1 つのみです。
リポジトリー・データベースは、ランチパッドによって使用されます。ランチパッドは、状態データベース、ランタイム・データベース、および ヒストリー・データベースのデータベース属性のデータをリポジトリー・データベースに取り込みます。 これらの属性は、データベース・サーバーのデータベース名、データベース・スキーマ名、 およびホスト名です。これらの属性は、その他の WebSphere Business Monitor コンポーネント によって、実行時に状態データベース、ランタイム・データベース、およびヒストリー・データベースにアクセスするために使用されます。リポジトリー・データベースのデータは、ビジネス指標モデルのインポート時にも取り込まれます。
ビジネス指標モデルは WebSphere Business Monitor 管理コンソールを使用してインポートされます。このインポートされたモデルのプロセスおよびイベントの定義は、リポジトリー・データベースに保管されます。インポートが完了すると、そのビジネス指標モデルはデプロイされたものと見なされます。モデルがインポートされた後は、プロセスおよびイベントの定義は、その他の WebSphere Business Monitor コンポーネントにより取得可能です。
リポジトリー・データベースは、Schema Generator によっても使用されます。Schema Generator には、そのデータベース成果物の生成時に使用する スキーマ名情報が必要です。また、以前にデプロイされた ビジネス指標モデルをユーザーが変更し、これに対するスキーマを再生成しようとすると、 Schema Generator は、変更管理成果物を生成する前に、リポジトリー・データベースに成果物があるかどうかを確認します。
ダッシュボードには、さまざまな視点からデータを表示するビューのセットがあります。これらのビューには、ランタイム・データベースのデータが取り込まれるものもあり、 ヒストリー・データベースのデータが取り込まれるものもあります。ユーザーがこれらのビューの構成およびパラメーター化を実行できるように、ビューはリポジトリー・データベースからWebSphere Business Monitorのメタデータを取得する必要があります。 DB2® Alphablox Cubes に対するクエリーを構成する必要があるビューもあります。これらのクエリーの構成には、リポジトリー・データベースから取得されるディメンション、指標、およびキューブ名に関するメタデータが必要です。また、ダッシュボードには、 リポジトリー・データベースに保管されるビジネス・プロセスのプロセス・ダイアグラムも 表示されます。
WebSphere Business Monitor サーバーは、リポジトリー・データベースを使用してプロセスとイベントの定義を取得します。