データ移動サービスの制御テーブル

ここでは、データ移動サービスの制御テーブル構造について説明します。状態、ランタイム、およびヒストリー・データベースには、ローカル・データ制御移動サービス・コンポーネントの動作を構成するために操作できる 2 つの制御テーブルが含まれます。この制御テーブルは、静的なテーブルです。

RMCONTROL

ETL コンポーネント・インスタンスの動作固有の構成設定が含まれます。このテーブルは、ランタイム・データベースとヒストリー・データベースでのみ、データが取り込まれ、使用されます。状態データベースでは、ETL コンポーネントが必要ないためです。このテーブルの各行は、データを取り込む必要のある 1 つのターゲット・テーブルに対応しています。指定された行の列の値を変更すると、ターゲット・テーブルのデータを取り込むよう割り当てられた ETL コンポーネント・インスタンスにのみ影響します。

列名 列タイプ 列の説明 NULL 可能
TARGETTABLE CHARACTER このエントリーで制御されるストアード・プロシージャーによってデータが取り込まれるターゲット・テーブルの完全修飾テーブル名。 N
COMMITINTERVAL NUMERIC カーソルを使用して行をターゲット・テーブルに挿入する際に、ストアード・プロシージャーが使用するコミット間隔。 Y
LOGLEVEL NUMERIC ストアード・プロシージャーが WBIRMADM.RMLOG テーブルに書き込む情報量を決定するロギング・レベル。有効な値は 0 と 1 で、0 は最少量のロギング、1 は最大量のロギングです。 Y
LASTSEQUENCE CHARACTER ステージング・テーブルから ETL ストアード・プロシージャーによって処理された最後の SEQUENCE の値。この列は、ランタイム時にストアード・プロシージャーによって更新されます。 N
LASTUPDATED TIMESTAMP 計画された呼び出しが最後に実行された時刻。この列は、ストアード・プロシージャーによって制御され、スケジューリングの目的にのみ使用されます。 Y
NEXTSTARTTIME TIMESTAMP 次の ETL 呼び出しが実行される時刻。 Y
ETLSCHEDMETHOD NUMERIC 使用されるスケジューリング・メソッド。0 のみが有効な値です。 Y
ETL_0_MINUTES NUMERIC 計画された ETL の実行間隔を示す分数。 Y
TGT_RM_SPETL_NAME CHARACTER TARGETTABLE のデータを取り込むストアード・プロシージャーの完全修飾名。 Y
次の列の値を変更しないでください。変更すると、予期しない動作が発生します。
  • TARGETTABLE
  • LASTSEQUENCE
  • LASTUPDATED
  • ETLSCHEDMETHOD
  • TGT_RM_SPETL_NAME
次の列に対する変更は、次回に ETL コンポーネント・インスタンスが呼び出されるときにコミットされます。
  • COMMITINTERVAL
  • NEXTSTARTTIME
  • LOGLEVEL
  • ETL_0_MINUTES
RMPRUNECTRL

Life Cycle コンポーネント・インスタンスの動作固有の構成設定が含まれます。このテーブルは、状態、ランタイム、およびヒストリー・データベースでデータが取り込まれ、使用されます。 このテーブルの各行は、整理が必要な 1 つのテーブル (ソースまたは作業) <TABLE_NAME> に対応します。指定された行の列の値を変更すると、テーブル <TABLE_NAME> を整理するために割り当てられた Life Cycle コンポーネント・インスタンスにのみ影響します。

列名 列タイプ 列の説明 NULL 可能
TABLE_NAME CHARACTER 整理対象のテーブルの完全修飾名。 N
LAST_PRUNED TIMESTMP このテーブルで最後に Prune 操作が行われた時刻。 Y
LOGLEVEL NUMERIC WBIRMADM.RMLOG テーブルに書き込む情報量を決定するロギング・レベル。有効な値は 0 と 1 で、0 は最少量のロギング、1 は最大量のロギングです。 N
PRUNE_ENABLED NUMERIC Prune 操作を行うかどうかを判別するフラグ。0 は行わないことを、1 は行うことを示します。 N
PRUNE_INTERVAL NUMERIC Prune 操作間の最短時間間隔 (分単位)。 N
RETENTION_IN_MINUTES NUMERIC 適格な行を整理できるまでの時間 (分単位)。 N
ROWS_PRUNED NUMERIC 最後の Prune 操作で整理された行数。 N
次の列の値を変更しないでください。変更すると、予期しない動作が発生します。
  • LAST_PRUNED
  • ROWS_PRUNED
  • TABLE_NAME
次の列に対する変更は、次回に ETL コンポーネント・インスタンスが呼び出されるときにコミットされます。
  • LOGLEVEL
  • PRUNE_ENABLED
  • PRUNE_INTERVAL
  • RETENTION_IN_MINUTES
関連概念
ヒストリー・データベースのスキーマ
関連資料
ヒストリー・データベース・スキーマ
データ移動サービスのメタデータおよびロギング・テーブル

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