データ移動サービスの管理

ビジネス指標モデルのデータ移動サービスを開始または停止するには、関連メインコンポーネント・インスタンスを識別し、それらを使用可能または使用不可にする必要があります。

すべての (ソース) Capture コンポーネントのインスタンスとすべての (ターゲット) Apply コンポーネントのインスタンスは、メインコンポーネントのインスタンスと見なされます。ETL コンポーネントのインスタンスと Target Life Cycle コンポーネントのインスタンスは、(ターゲット) Apply コンポーネントのインスタンスに従属しています。Source Life Cycle コンポーネントのインスタンスは (ソース) Capture コンポーネントに従属しており、明示的に開始または停止する 必要はありません。一般的に、ソース・データベースのすべての (ソース) Capture コンポーネントのインスタンスと、 すべての (ターゲット) Apply コンポーネントのインスタンスを、ユーザーが開始または停止する 必要があります。これらのインスタンスがすべて開始または停止した後にのみ、 データ移動サービスが開始した (完全に作動可能になった) または停止したと 見なされます。

Capture コンポーネントのインスタンスは DB2® Capture プログラムに相当し、Apply コンポーネントのインスタンスは DB2 Apply プログラムに相当します。データベース・システムがインストールされているオペレーティング・システムに応じて、どちらのプログラムも、スクリプトを使用して手動で、またはスケジューリング・ツールやサービスを使用して、開始および停止できます。デプロイメント中に、すぐに使用できる開始スクリプトと停止スクリプトが作成されます。Windows® システムの場合、 これらのスクリプトはバッチ・ファイルです。UNIX® システムの場合、これらはシェル・スクリプトです。

それぞれの Capture プログラムは、ソース・データベース (状態データベースからランタイム・データベースへのデータ移動サービスの場合は状態データベース、またはランタイム・データベースからヒストリー・データベースへのデータ移動サービスの場合はランタイム・データベース) を含む DB2 をホストしているシステム上で開始される必要があります。Capture コンポーネントは、DB2 ログ・ファイルへのローカル・アクセス権を必要とします。
注: Capture インスタンスが実行中でない場合も、ソース・データベースのすべてのデータ変更がキャプチャーされています。 ただし、すべてのインスタンスが作動可能になるまでは、キャプチャーされた変更は処理されず、ターゲット・データベースのテーブルには適用されません。

関連タスク
データ移動サービスのデプロイ
データ移動サービスのオプションの構成
データ移動サービスのセットアップのファイナライズ
開始および停止スクリプトの統合

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