「アクティブ・インスタンス」ビューは、実行時のプロセスの詳細を表示します。インスタンスが実行されると、実行中のインスタンスについての情報が表示されます。このランタイム分析の詳細を表示すると、ビジネス・プロセスを詳細にモニターできます。
「アクティブ・インスタンス」ビューを使用すると、集約ビジネス指標グループに属する KPI およびメトリックの値をモニターできます。選択したビジネス指標グループの使用可能なプロセス・インスタンスが表示されます。関連する KPI の値、メトリック、キー、ストップウォッチ、およびカウンターの値を表示し、モニターできます。 親インスタンスの子インスタンスに拡張して、アクティビティー、ローカルのサブプロセス、またはグローバルなサブプロセスによって実現されている下層のアクティビティー (例えばプロセス・インスタンス内の項目) を表示できます。
このビューには、1 つ以上の定義済みプロセスおよびプロセス集約を含むビジネス指標モデルが必要です。各グループには、プロセスに対して定義されたビジネス指標が含まれている必要があります。構成モードまたは編集モードでフィルター式を設定し、オプションで「アクティブ・インスタンス」ビューに表示されるインスタンスを制御できます。
プロセス・インスタンスに対して管理アクションを実行できます。ランタイム・エンジンが WebSphere® Process Server の場合、以下の管理アクションを実行できます。
「アラート」ビューから「アクティブ・インスタンス」ビューへのコネクションを確立できます。 「アラート」ビューでアラートのソースをクリックすると、アラートをトリガーした関連するプロセス・インスタンスが「アクティブ・インスタンス」ビューに表示されます。
「アクティブ・インスタンス」ビューから「プロセス・ダイアグラム」ビューへのコネクションも確立できます。 このコネクションを作成すると、「プロセス・ダイアグラム」ビューのプロセス・インスタンス・ダイアグラムが、「アクティブ・インスタンス」ビューで選択したプロセス・インスタンスに基づいて、自動的に強調表示されます。
管理者の役割によって保管された構成は、後でその他の役割によって個人設定できます。ただし、特権ユーザーの役割など、編集モードを使用するためのアクセス権が必要です。構成設定、ソート可能な指標のソート順序、およびフィルター式を編集できます。
「アクティブ・インスタンス」ビューを構成すると、ビュー・モードでプロセス・インスタンス、およびそれらのビジネス指標の値をリストするテーブルを表示できます。表示されているプロセス・インスタンスのリスト全体のソート、管理アクションの実行、およびアクティビティー、ローカルのサブプロセス、グローバルなサブプロセス、またはそれらすべてのタイプを含むインスタンスの拡張を実行できます。アクティビティーの場合は 1 つの列、ローカル・サブプロセスの場合は 1 つ以上の列を拡張列にすることができます。ローカル・サブプロセスを示す列のヘッダーには、ビジネス指標モデルで定義された名前が表示されます。 これらの列は、プロセス・モデルに応じて、インスタンス・テーブルに存在することも、しないこともあります。例えば、プロセス・モデルの「クレジット要求」に「ハンドリング」とい う名前のグローバルなサブプロセスがある場合、「サブプロセス」というラベルのア クティビティー・インスタンス列で拡張が可能になります。プロセス・モデルに 1 つ以上のローカル・サブプロセス (「支払いハンドリング」と「リスク影響評価」) がある場合、プロセス・インスタンス・テーブルには、同じ名前の列が 2 つ含まれます。