WebSphere® Business Monitor ランチパッドでダッシュボード・クライアント・コンポーネントをインストールすると、新規のポートレット・アプリケーション「WebSphere Business Monitor v6.0 - ダッシュボード・クライアント・コンクリート・アプリケーション」が WebSphere Portal ポートレット・アプリケーション・リストに追加されます。 このアプリケーションは、複数のポートレットのコンテナーであり、アプリケーションに含まれる各ポートレットは、特定のWebSphere Business Monitor ダッシュボード・ビューを示します。
新規の WebSphere Business Monitor ポートレット・アプリケーションには、「ポータル管理 (Portal Administration)」の「ポートレット管理 (Portlet Management)」セクション下の「アプリケーション」ページからアクセスできます。 このページを使用すると、各アプリケーション上で一連のアクティビティーを実行できます。 このポートレット・アプリケーションに含まれるビュー (ポートレット) のリストは、ポートレット・アプリケーション名をクリックしても表示できます。または、ポータルにインストールされているすべてのポートレット (Monitor のダッシュボード・ビューを含む) のリストが表示される、「ポータル管理 (Portal Administration)」の「ポートレット管理 (Portlet Management)」セクション下の「ポートレット」ページからさまざまなビューを直接管理することもできます。ダッシュボード・ビューは、任意の使用可能な検索タイプで検索できるため、各ビューで一連のアクティビティーを実行できます。
以下は、WebSphere Business Monitor のポートレット・アプリケーションまたはその任意のビューのいずれかで実行できる共通のアクティビティーです。
ダッシュボード・クライアントが、初めて WebSphere Portal にインストールされる場合、ポートレットは、コンクリート・ポートレットという名前です。 最初のコンクリート・ポートレットをコピーすることで、同じポートレットに複数のコンクリート・ポートレットを持つことができます。このため、これらのコピーは同じデフォルトの初期構成を持ちます。
管理者が特定のコンクリート・ポートレット (ビュー) をポータル・ページ (ダッシュボード) に追加する場合、コンクリート・ポートレットのインスタンスが作成されます (コンクリート・ポートレット・インスタンス)。このインスタンスの一連の構成パラメーターは、管理者がページでコンクリート・ポートレット・インスタンスを構成したときに行った変更に応じて、初期構成とは異なります。同様に、このコンクリート・ポートレットを別のページに追加することによって、同じコンクリート・ポートレットのインスタンスを複数持つことができます。ただし、この場合、各インスタンスの構成は最初のコンクリート・ポートレット・インスタンスの構成と同じになります。つまり、変更する前のコンクリート・ポートレットの初期構成は取得しませんが、変更後の構成は取得します。
ユーザーがページのビュー (コンクリート・ポートレット・インスタンス) を編集すると、このコンクリート・ポートレット・インスタンスの特定のインスタンスがユーザー・ポートレット・インスタンスという名前で作成されます。これには、現在のアクティブ・セッションでこのユーザーに対してのみ表示される特別な構成パラメーターが含まれます。同一のコンクリート・ポートレット・インスタンスに複数のユーザー・ポートレット・インスタンスを含めることもできます。また、各ユーザー・ポートレット・インスタンスが、そのソースのコンクリート・ポートレット・インスタンスから最初の構成設定を取得します。
前述の説明から、ポータル・ページにビューを追加する前に、出荷されたビュー (コンクリート・ポートレット) のコピーを作成して、デフォルトの初期のビュー構成を変更せずに保持し、別のビューのインスタンスを追加するときに、常にこのビューの構成設定が適用されないようにする必要があります。