第 11 章 - データ・ソース

データ・ソースは WebSphere Product Center エンティティーの 1 つで、データが WebSphere Product Center にインポートされる方法を定義します。種々のロケーションまたはデータベースからの外部データが可能で、多様な方法でアクセスできます。たとえば、データベースからのデータ、FTP サーバーにあるファイル、またはローカル・ファイル・システムからのデータをインポートしたい場合もあります。こうした各オプションでは、データにアクセスするため固有の構成パラメーターが必要となります。 データ・ソースはこうしたパラメーターをカプセル化して 1 つの名前付きエンティティーとして操作できるので、1 度ソースの詳細をセットアップすると、プロダクト全体で再利用できます。

データ・ソースの作成

新規データ・ソースを作成するには、「データ・ソース・コンソール」から「新規」ボタンをクリックします。 (既存のデータ・ソースも編集ツール・ボタンを使用して変更できます)。「データ・ソース」ウィザードが表示されます。ウィザードの各ステップを完了します。

1. 「データ・ソース」 - データ・ソースの名前を入力します。  

2. 「データ・ソース・タイプの選択 (Select Data Source Type)」 -  新規データ・ソースの作成のステップには、データ・ソースの名前の指定も含まれます。 インポートの場合と同様、名前は可能な限り説明的にしてください。たとえば、「ブラウザーを使用したアップロード」や「FTP による検索」などです。データ・ソース・タイプを選択した後、「選択」をクリックします。

以下は、可能なデータ・ソース・タイプです。

WPC は FTP を介して検索
このオプションを選択すると、指定した FTP サーバーに接続してアップロードするデータ・ファイルを検索するよう WebSphere Product Center に指示します。WebSphere Product Center は、FTP サーバーに接続して、適切なファイルを検索できるようにするため、追加情報 (サーバー・アドレスおよびポート番号、ユーザー名とパスワード、ファイル名と配置されているディレクトリー) を指定するようユーザーに求めます。

文書ストアから (FTP を含む)
文書ストアは、 WebSphere Product Center にインポートされたか、またはエクスポートのために WebSphere Product Center によって生成された、すべての単一の文書を保管する WebSphere Product Center の領域です。ですから、この文書ストアからフィードにファイルをフェッチすることが可能です。

Web ブラウザーを介した更新 (Updated via Web Browser)
このオプションは、ハード・ディスクまたは任意のネットワークにアクセス可能なドライブにあるファイルを探索して選択する「ブラウズ」機能を使用して WebSphere Product Center にファイルを手動でインポートするのに使用します。

3. 「データ・ソースの詳細を指定してください」- データ・ソースに関して指定する詳細は、ステップ 2 で行った選択によって異なります。

選択したデータ・ソース・タイプ 必須の追加情報
WPC は FTP を介して検索 次の値を入力します。
  • サーバー・アドレス
  • サーバー・ポート
  • ユーザー名
  • パスワード
  • ファイル名
  • ディレクトリー
文書ストアから (FTP を含む) Websphere Product Center 文書ストアの文書への絶対パスを入力します。
Web ブラウザーを介した更新 (Updated via Web Browser) 追加の詳細は不要です。

4. 「データ・ソースの作成」ウィザードの各ステップを完了したら、「データ」コンソールに戻ります。

データ・ソースの編集

データ・ソースの削除