このセクションでは、以下のさまざまな WebSphere Product Center プロパティー・ファイルで使用されるパラメーターを概略します。
- common.properties
- admin_properties.xml
- docstore_mount.xml
- data_entry_properties.xml
値の多くは、WebSphere Product Center のインストール中にパラメーターに割り当てられます。 値を変更する必要がある場合には、この付録で概説する規則を使用して変更できます。
始動時に、システムはこのファイルを使用して、システム・レベルのパラメーターすべてを読み取ります。 このファイルには、データベース・レイヤー (接続パラメーター) の設定、ディレクトリー設定、デフォルトの文字セット、スレッド・ポーリング・パラメーター、および他の設定が組み込まれています。
注: common.properties のパラメーターは、ファイルに出現するのと同じ順序でリストされています。
データベース・セットアップのパラメーター
目的: データベースへの接続を定義します。
db_username - データベースにログインするために使用されるユーザー名
db_password - データベースにログインするために使用されるパスワード
db_url jdbc url - データベースに接続するための URL。以下の形式を使用します。 jdbc:db2:<db alias>
例:
db_userName=qa1
db_password=qa1
db_url=jdbc:db2:qadb
テーブル・スペースの分離パラメーター
目的: データベースにさまざまなテーブル・スペースがあるかどうかを定義します。 このパラメーターは、ラップトップまたはスタンドアロン・システムの場合に有用です。
false の場合、GenSchema.java はすべてのテーブル・スペース・ディレクティブを無視します。
true の場合、GenSchema.java はすべてのテーブル・スペース・ディレクティブに従います。
例:
db_tablespaces=true
デフォルト・サービスの DB パラメーター
目的: デフォルト・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection=8
db_minConnection=2
db_maxConnection_default=4
db_maxConnection_system=4
admin サービスの DB パラメーター
目的: admin サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_admin=5
db_minConnection_admin =2
db_maxConnection__admin_default=4
db_maxConnection__admin_system=1
アプリケーション・サーバー・サービスの DB パラメーター
目的: アプリケーション・サーバー・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_appsvr=30
db_minConnection_appsvr=10
db_maxConnection_appsvr_default=26
db_maxConnection_appsvr_system=4
スケジューラー・サービスの DB パラメーター
目的: スケジューラー・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_scheduler=40
db_minConnection_scheduler=10
db_maxConnection_scheduler_default=36
db_maxConnection_scheduler_system=4
イベント処理プログラム・サービスの DB パラメーター
目的: イベント処理プログラム・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_eventprocessor=6
db_minConnection_eventprocessor=4
db_maxConnection_eventprocessor_default=2
db_maxConnection_eventprocessor_system=4
キュー・マネージャー・サービスの DB パラメーター
目的: キュー・マネージャー・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_queuemanager=12
db_minConnection_queuemanager=4
db_maxConnection_queuemanager_default=6
db_maxConnection_queuemanager_system=6
ワークフロー・エンジン・サービスの DB パラメーター
目的: ワークフロー・エンジン・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_workflowengine=12
db_minConnection_workflowengine=4
db_maxConnection_workflowengine_default=6
db_maxConnection_workflowengine_system=6
DB 接続プール情報
目的: DB 接続プール情報のパラメーターを定義します。
値: 最大接続時間 (日数)
例:
db_maxConnTime=1
db_numRetry=3
db_retrySleep=
db_class_name=COM.company.db2.jdbc.app.DB2Driver
時間帯の設定
目的: 時間帯プロパティーを正しく定義します。
以下のプロパティーを設定します。timezone
値: 時間単位または秒単位でオフセットを設定します。
例:
(GMT-08:00) 太平洋標準時間 (米国 & カナダ); ティファナを時間単位で設定するには、次のようにします。
timezone=-8
(GMT-08:00) 太平洋標準時間 (米国 & カナダ); ティファナを秒単位で設定するには、次のようにします。
timezone=-480
1 ページの行数
目的: さまざまなテーブルの、ページあたりの行数。 これらの値は、そのユーザーのユーザー設定に値が指定されていない場合に読み取られます。 これらの値も指定されていない場合は、ハードコーディングされた値 20 が使用されます。
値: 整数を入力します。
例:
table_rows_per_page_specs_console=20
table_rows_per_page_scripts_console=20
table_rows_per_page_item_set=20
table_rows_per_page_multi_edit=10
table_rows_per_page_alerts_display=25
table_rows_per_page_lookup_table=20
パフォーマンス・バッファーのフラッシュ
目的: パフォーマンス・バッファーがフラッシュされる間隔を定義します。
値: 単位は、バッファーへの書き込み回数。たとえば 100 回の書き込みごとにフラッシュする、など。
例:
db_perf_dump=100
WebSphere Product Center ログ・ファイル
目的: WebSphere Product Center ログ・ファイルの位置を、${TOP} からの相対位置で定義します。
値: WebSphere Product Center ログ・ファイルのディレクトリーを入力します。
例:
dbpool_log_file=logs/db_pool/pool_log.txt
各サプライヤーの基本ディレクトリー (${TOP} から見た相対ディレクトリー)
目的: 各サプライヤーの基本ディレクトリーを、${TOP} からの相対位置で定義します。
注: 基本ディレクトリーは public_html で開始しなければなりません。
値: 各サプライヤーの基本ディレクトリー・パスを、${TOP} からの相対位置で入力します。
例:
supplier_base_dir=/public_html/suppliers/
FTP ルート・ディレクトリー
目的: FTP のルート・ディレクトリーを定義します。
値: FTP ルート・ディレクトリーのパスは、スラッシュ「/」で終了しなければなりません。
例:
ftp_root_dir=/u01/ftp/
スケジューラー情報
目的: Num_threads はスケジューラー・ワーカー・スレッドの最大数です。master_poll_time および scheduler_nap_log_factor は、ジョブが開始した後、実行する別のスケジュールを探すまでに、スケジューラーがどれだけの時間待機するかを調整するために使用します。 master_poll_time は、DB に対して続けて実行されるクエリーとクエリーの間の待ち時間としても使用されます。
ある 1 つのスケジューラーが 10 のジョブを開始したのに、別のスケジューラーが 1 つのジョブしか開始していないという事態を避ける考え方です。
nap_time = master_poll_time + scheduler_nap_log_factor*log(count_busy_threads)
例:
log は底が 10 の対数です。
使用中スレッドが 1 個の場合: log(1) = 0、nap_time = 5000 + 10000*0 = 5 秒
使用中スレッドが 10 個の場合: log(10) = 1、nap_time = 5000 + 10000*1 = 15 秒
使用中スレッドが 100 個の場合: log(100) = 2、nap_time = 5000 + 10000*2 = 25 秒
パラメーター:
master_poll_time
sch_poll_time
num_threads
値: 整数値を入力します。時間はミリ秒単位です。
例:
master_poll_time=5000
scheduler_nap_log_factor=10000
sch_poll_time=30000
num_threads=8
ワークフロー・エンジン・ワーカー・スレッド
目的: ワークフロー・エンジン・ワーカーの最大数を定義します。
パラメーター: wfe_num_threads
値: 整数値を入力します。
例:
wfe_num_threads=8
ワークフロー・エンジン db イベント・ポーリング時間
目的: 実行するワークフロー・エンジンがない場合に、DB に対して続けて実行されるクエリーとクエリーの間の待ち時間を定義します。
パラメーター: wfe_db_event_poll_time
値: 整数値を入力します。
例:
wfe_db_evnt_poll_time=1000
ワークフロー・エンジン情報
目的: ワークフロー・エンジン時間を定義します。
パラメーター: wfl_engine_poll_time
値: 整数値を入力します。
例:
wfl_engine_poll_time=5000
エントリー・プロセッサー設定
目的: データ入力画面では、アイテムの保管とマクロの実行がバックグラウンドで行われます。 max_threads_entry_processor < (db_maxConnection_appsvr_default) / 2 でなければなりません。
例:
max_threads_entry_processor=8
max_jobs_entry_processor=64
イベント処理プログラム情報
目的: イベント処理プログラム時間を定義します。
パラメーター: evp_poll_time
値: 整数値を入力します。
例:
evp_poll_time=5000
マウント・マネージャー・デーモン情報
目的: マウント・マネージャーがスリープに設定されるまでの単位時間を定義します。
パラメーター: mountmgr_daemon_sleep_time
値: 整数値を入力します。
例:
mountmgr_daemon_sleep_time=120000
EmailBean 用の SMTP アドレス
目的: EmailBean 用のアドレスを設定します。
smtp_address=mail.company.com
from_address=support@company.com
サポート E メール・アドレス
目的: 「ヘルプ」メニューからアクセスされるサポート E メール・アドレス・リンクを設定します。 これは、お客様の社内サポート E メール・アドレスのことで、IBM WebSphere Product Center サポート E メール・アドレスではありません。
パラメーター: support_email_address
値: 社内サポート E メール・アドレスに設定します。
support_email_address=techsupport@company.com
バージョン情報
目的: インストール済みの WebSphere Product Center バージョンを定義します。 この値は、WebSphere Product Center インストール中に自動的に挿入されます。 この値を変更しないでください。
値: 形式には < WebSphere Product Center バージョン番号 mmddyy> が含まれます。
例:
version_info=4.2.0.0 041202
システムのデフォルトの文字セット
目的: システムのデフォルトの文字セットを定義します。 WebSphere Product Center には UTF-8 文字セット・エンコードが必須です。 この値を変更しないでください。
例:
charset_value=UTF-8
charset_name=UTF-8
デフォルトでドロップダウンに表示される文字セット
目的: ドロップダウン・フィールドで使用される、デフォルトの文字セットを定義します。
パラメーター: Default_charset_value、Default_charset_name
Default_charset_value=Cp1252
Default_charset_name=Default (Cp1252 - ANSI Latin 1)
最大アイテム・オブジェクト
目的: db から取り出して、ItemSet.java のエクスポート用にメモリーに保持する、アイテム・オブジェクトの最大数を定義します。
パラメーター: max_fetch_value
値: 整数値を入力します。
例:
max_fetch_value=100
マージする最大アイテム
目的: マージしてクリーンアップするアイテムの最大数を定義します。
パラメーター: aggregation_queue_size
値: 整数値を入力します。
例:
aggregation_queue_size=2000
一時テーブルの最大アイテム
目的: 一時テーブル内のスペースを占有するアイテムの最大数を定義します。
パラメーター: aggrgation_batch_size
値: 整数値を入力します。
例:
aggregation_batch_size=100
削除/ロールバックする最大アイテム
目的: 削除またはロールバックできるアイテムの最大数を定義します。
パラメーター: delete_rollback_batch_size
値: 整数値を入力します。
例:
delete_rollback_batch_size=100
RMI ポート
目的: 使用する RMI ポートを指定します。
パラメーター: rmi_port
値: 使用したい RMI ポートの整数値を入力します。
例:
rmi_port=17507
注: 次の変数を定義することにより、WebSphere Product Center サービスを特定の RMI ポートにバインドすることができます。<service_name>_rmi_port=<rmi_port>
つまり、「scheduler_01」をポート「12123」を使用するようにバインドするには、次のように定義します。
scheduler_01_rmi_port=12123
アプリケーション・サーバー変数
目的: アプリケーション・サーバー変数を定義します。
値: 使用したいポートの整数値を入力します。
例:
appsvr_port=7507
tomcat_ajp12=21507
tomecat_ajp13=20507
ロケール設定
目的: 実行時の言語サポート用のロケールごとの XML ファイルが入っているディレクトリーを、${TOP} からの相対位置で定義します。
値: 定義するディレクトリーは「/」で終了しなければなりません。 ロケールが指定されていない場合には、デフォルト・ロケールを入力してください。
例:
locale_xml_top=/locales/
デフォルト・ロケール設定
目的: ロケールが指定されていない場合のデフォルト・ロケールを定義します。
値: ロケール値を入力します。
例:
default_locale=en_US
ジョブ状況テーブルのリフレッシュ
目的: ジョブ状況ページの http-equiv リフレッシュ間隔。 これは、ジョブ状況ページが更新される頻度を定義します。
パラメーター: job_status_refresh=
値: 秒数。
例:
job_status_refresh=30
一時ディレクトリー
目的: ローカル・コンピューター上で使用される一時ディレクトリーの位置を定義します。
値: ディレクトリーは「/」で終了しなければなりません。
例:
tmp_dir=/local/boxer/tmp/
ルックアップ・ドロップダウン・ボックス
目的: ルックアップ・ドロップダウン・ボックスに表示する値の数を定義します。
パラメーター: max_lookup_dropdown=
値: 整数を入力します。
例:
max_lookup_dropdown=25
最大非アクティブ間隔
目的: 最大でどれだけの時間に渡って非アクティブな状態が続いたら、ダイアログを表示してシステムから自動的に切断するかを定義します。
パラメーター: max_inactive_interval=
値: 秒数。
例:
max_inactive_interval=1800
パルス更新間隔
目的: 各 JVM のハートビートの時間間隔を定義します。
パラメーター: pulse_update_interval
値: デフォルトは 1 分に設定されます (ミリ秒単位)。
例:
pulse_update_interval=60000
非アクティブ JVM モニター間隔
目的: JVM モニターの非アクティブ状態の時間間隔を定義します。
パラメーター: inactive_jvm_monitor_interval
値: デフォルトは 5 分に設定されます (ミリ秒単位)。
例:
inactive_jvm_monitor_interval=300000
圧縮 BLOB
目的: BLOB を圧縮するかどうかを定義します。
パラメーター: gzip_blobs=
値: true/false
例:
gzip_blobs=true
外部メッセージの送信
目的: 外部メッセージを送信できるかどうかを定義します。
パラメーター: remote_message_delivery=on
値: on/off
例:
remote_message_delivery=on
OS レベルのコマンド
目的: OS レベルのコマンドを実行するために使用するプレフィックスを定義します。
パラメーター: exec_prefix
値: UNIX システムの場合はブランクのままにします。
例:
exec_prefix=
キュー・マネージャー・デーモン
目的: すべてのシステムによって使用されるキュー・マネージャー・デーモンはマルチスレッドであり、デフォルトでは 3 に設定されます。
パラメーター: queue_manager_threads
値: デフォルトを 3 に設定します。
例:
queue_manager_threads=3
データ入力ワーク・リストのサイズ
目的: データ入力画面に表示されるデータ入力ワーク・リストの最大サイズを設定します。 この設定は、同時ユーザーの数、およびアクセスされるアイテム・セットの量に基づいて構成します。 下記の例に示す変数を超えないようにしてください。
パラメーター: worklist_initial_size_limit、worklist_initial_size_limit_sort_all_enabled
値: 整数値を設定します。
例:
# Data Entry Work List Max Size
worklist_initial_size_limit=5000
worklist_initial_size_limit_with_sort_all_enabled=500
データ入力 : 単一編集/マルチ編集の切り替え前に保管
目的: 単一編集とマルチ編集を切り替える前に、入力を保管しなければならなくします。
パラメーター: must_save_before_switching_single_multi_edit
値: true または false に設定します。
false (以前の動作) リッチ検索、単一編集、およびマルチ編集の各属性の集合の和が取り出される。
true 適当な属性の集合だけが取り出される (メモリーの占有スペースが少なくなる)
例:
must_save_before_switching_single_multi_edit=true
データ入力 : ページ送りの前に入力を保管
目的: 次の入力事項または前の入力事項にページ送りする前に、入力事項を保管しなければならなくします。
パラメーター: must_save_before_paging_entries=true
値: true または false に設定します。
false - 保管は不要
true -> 修正された項目が隠れてしまうことはなくなる (メモリーの占有スペースが少なくなる)
例:
must_save_before_paging_entries=true
継承の使用可能化
目的: 継承機能をオン/オフにします。 副仕様も使用可能にすべきです。 (継承は 4.2.1 では使用できません。)
パラメーター: enable_inheritance
値: yes または no に設定します。
例:
enable_inheritance=yes
副仕様の使用可能化
目的: 継承に使用される副仕様機能をオン/オフにします。 (継承は 4.2.1 では使用できません。継承に関連しない、さまざまなデータ・モデル化シナリオで、副仕様を使用できます。)
パラメーター: enable_subspecs
値: yes または no に設定します。
例:
enable_subspecs=yes
キュー・マネージャー・サービス
目的: キュー・マネージャー・パラメーターを定義します。
パラメーター: queuemanager_poll_time、queuemanager_num_threads、queuemanager_max_jobs
値: 整数値に設定します。
例:
queuemanager_poll_time=5000
queuemanager_num_threads=10
queuemanager_max_jobs=1000
IBM MQ 上の JMS
目的: IBM MQ 上の JMS の実装には、以下のパラメーターが必要です。
パラメーター: jms_provider、jms_receive_timeout
値: 下記の例に示す値に設定します。
例:
jms_provider=IBM WebSphere MQ
jms_receive_timeout=1000
編集可能なワークフロー項目
目的: ワークフロー項目を編集可能に設定します。
パラメーター: workflow_with_entries_editable
値: デフォルトでは、項目を持つワークフローは編集不能です。
no - 項目を持つワークフローは編集不能です。
yes - 項目を持つワークフローは編集可能です。
例:
workflow_with_entries_editable=no
JMS ポートおよびキューの設定
目的: WebSphere Product Center によって使用されるインバウンド/アウトバウンド・キュー、および使用される MQ ポートを設定します。
パラメーター: jms_inbound_queue、jms_outbound_queue、mq_port
例:
jms_inbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
jms_outbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
mq_port=1414
MQ 設定
目的: この設定は、MQ の実装が直接に必要とするものであり、IBM MQ 上の JMS にも必要です。
パラメーター: mq_channel、mq_hostname、mq_queuemanager
mq_channel=WPC.JAVA.CHANNEL
mq_hostname=minime
mq_queuemanager=WPC.MINIME.QMGR
mq_inbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
mq_outbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
デフォルトが受け入れ可能でない場合は、以下のパラメーターを指定します。
mq_queue_put_open_options=
mq_message_put_options=
mq_queue_get_open_options=
mq_message_get_options=
スクリプト操作でこれらを受け渡すこともできます。 ここには整数値を入れる必要があります。 コード内にデフォルトをオーバーライドする有効な値があるのでない限り、これらをコメント化しないでください。 これらを指定した場合でも、スクリプト操作が渡す値によってオーバーライドされます。
メッセージ用の文字セット
目的: メッセージに使用される文字セットを設定します。
パラメーター: mq_use_utf、mq_charset
例:
mq_use_utf=false
mq_charset=819
仕様のキャッシュ・サイズ制限
目的: WebSphere Product Center のユーザー・インターフェースに表示される、 静的キャッシュされた仕様の定義のサイズを設定します。 この値は、使用されるメモリー容量に影響を与えます。 システム要件に応じてキャッシュ・サイズを設定してください。
パラメーター: max_specs_in_cache
値: 整数値を設定します。
例:
max_specs_in_cache=200
マウント・マネージャーを使用可能にする
目的: マウント・マネージャーを使用すると便利なのは、外部処理が、docstore にマウントされたファイル・システム・ディレクトリーにファイルを追加したり、そこからファイルを削除したりする場合に限られます。
パラメーター: enable_mountmgr
値: true/false
enable_mountmgr=true
オカレンスごとの実行ルールの設定
目的: 複数のオカレンスを持つストリングを列挙するためのルールの値を毎回計算できるようにします。 これが望ましくない場合には、「false」に設定します。
パラメーター: run_rule_per_occurrence
run_rule_per_occurrence=true
グループまたはローカライズされた属性の固有 ID を作成
目的: これらのパラメーターを true に設定すると、マルチオカレンスのグループおよびローカライズされた属性の固有 ID が自動的に保管されます。 要約すれば、これによってスクリプト操作 getChangedAttributesForMultiOccurrence を使用して正確な区別付けができます。
パラメーター: create_unique_key_for_multi_occurrence_groups、 create_unique_key_for_multi_occurrence_localized
値: true/false
例:
create_unique_key_for_multi_occurrence_groups=true
create_unique_key_for_multi_occurrence_localized=true
ルックアップ・テーブルおよびビュー・オブジェクトの制限
目的: 単一セッションで保管可能なルックアップ・テーブルおよびコンテナー・ビュー・オブジェクトの数に制限を設けるためのメモリー設定を行います。 これらのオブジェクトはパフォーマンス上の理由でセッションとともに保管されますが、各セッションのメモリー占有スペースに追加されることがあるので、これを控えめな数に設定するようお勧めします。
パラメーター: max_lookups_in_cache、max_ctgviews_in_cache
値: 整数値を入力します。
例:
max_lookups_in_cache=10
max_ctgviews_in_cache=10
max_roles_in_cache=50
max_accesses_in_cache=500
メモリー・モニターを使用可能にする
目的: セッション使用のメモリー・モニターを使用可能にし、セッションのメモリー占有スペースを分析します。
パラメーター: enable_memorymonitor、memorymonitor_interval
値: 使用可能な場合は「true」に設定し、間隔には整数値を入力します。
例:
enable_memorymonitor=true
memorymonitor_interval=50000
ロード画面の表示
目的: ページ・ナビゲーションの間のロード画面の表示を使用可能/使用不可にし、ページのロードが完了するまでは、他の場所でのナビゲーションを禁止します。 サーバーの処理があふれないようにするには、これを「true」に設定します。
パラメーター: display_loading_screen
値: true/false
例:
display_loading_screen=false
画面およびジョブのプロファイル情報の収集
目的: 画面およびジョブのプロファイル情報を収集します。
パラメーター: profiling_info_collection_depth=1
値: -1 / 0 / 1 / 2 / 3 / … / 100 (-1 は、プロファイル情報を収集しないことを示します。depth 値は 0 から始まります。)
Profiling_info_collection_depth=1
スケジュールされたジョブの追加プロファイルの収集
目的: スケジュールされたジョブの追加プロファイル情報を収集します。
パラメーター: profiling_scheduled_jobs
値: none / nodebuglog / full
Profiling_scheduled_jobs=full
ウィジェット名
目的: 長いウィジェット名を使用します。 デフォルトで、これは false に設定されます。
パラメーター: debug_use_long_widget_names
値: true/false
debug_use_long_widget_names=false
DB 接続プール・インターフェース
目的: ThinPoolDBManager は、WebSphere Product Center のデフォルトの DB 接続プール・インターフェース層ではなくなりました。したがって、デフォルト値は「false」に設定されます。 再び ThinPoolDBManager を使用するよう切り替えるには、「true」に設定します。
パラメーター: debug_profile_db_connections
値: true/false
例:
debug_profile_db_connections=true
同期化ロックの設定
目的: クリティカル・セクションを処理している現在のスレッドが操作を済ませるまで、スレッドにクリティカル・セクションを待機させる、という同期化ロックの設定。 待機スレッドは数秒ごとに (wait_poll_time で定義) ポーリングを行い、クリティカル・セクションがフリーかどうかを検査します。もしフリーなら、待機スレッドはクリティカル・セクションをロックして、これを自分が使えるようにします。 ロックされたクリティカル・セクションをスレッドが待機できる最大時間は、wait_max_time によって指定されます。これを過ぎると、タイムアウトのために例外がスローされます。
パラメーター: wait_poll_time、wait_max_time
値: 値をミリ秒単位で入力します。 デフォルトで、wait_poll_time は 1 秒、wait_max_time は 1 分です。
wait_poll_time=1000
wait_max_time=60000
スクリプト内の変数の検査を設定
目的: スクリプト内で宣言される変数を、var で宣言するよう設定します。 true に設定した場合、スクリプト変数は var で宣言しなければなりません。
パラメーター: script_check_variables
値: true/false
script_check_variables=false
入力属性値のトリムを設定
目的: 入力属性値のトリムを設定します。 たとえば、"xyz " は "xyz" として保管されます。
パラメーター: trim_entry_attribute_values
値: true/false
trim_entry_attribute_values=false
入力属性リストの表示
目的: 「拡張選択エディター (Advanced Selection Editor)」画面に入力属性リストを表示するよう設定します。
パラメーター: display_attributes_in_rule_editor
値: true/false
Display_attributes_in_rule_editor=true
不変の仕様の設定
目的: getCtgSpec と getCatalogSpec のデフォルトの動作を、不変の仕様の取得か、可変の仕様の取得に設定します。 不変の仕様は変更できませんが、共用キャッシュを再利用します。 可変の仕様は変更できます。
注 : getCtgSpec/getCatalogSpec にブール値を渡すことにより、このオプションを上書きできます。
パラメーター: get_immutable_specs
値: true/false
Get_immutable_specs=false
イベント起動をオフにする
目的: イベント起動をオン/オフに切り替えます。 フラグを false に設定すると、イベントの起動が停止します。
パラメーター: fire_event_processor_events
値: true/false
fire_event_processor_events=true
親の下で表示されるノードに上限を設定する
目的: 左のナビゲーション・ペイン (またはカタログ・エクスプローラーともいう) で 1 つの親ノードの下に表示されるノード数に上限を設定します。0 を指定すると、上限は設定されません。
パラメーター: leftnav_max_categories、leftnav_max_items
値: 整数を入力します。
levtnav_max_categories=0
leftnav_max_items=100
完全修飾 URL の設定
目的: ユーザーが WebSphere Product Center にアクセスするためにブラウザーに指定する、Webサイトの完全修飾 URL (ポート番号を含む) を設定します。 末尾に「/」文字を含めてはなりません。 この値が空のままの場合には、アプリケーション・サーバーのホスト名とポートから、値が引き出されます。 WebSphere については、この値を空のままにしておかないでください。
パラメーター: trigo_web_url
値: ポート番号を含む URL を入力します。
trigo_web_url=http://bach.qa.company.com:7507
目的: このファイルは、管理ユーティリティーが WebSphere Product Center のクラスターを構成するために使用します。
規則:
クラスターの一部を成す、さまざまなホストをリストします。
サービスは、クラスター内のマシンから開始することしかできません。
クラスター内にホストが 1 つだけしかない場合には「localhost」を使用し、それ以外の場合には実際のマシン名を使用してください。
例:
<!-- %DISCLAIMER% -->
<admin>
<!--クラスターの一部を成す、さまざまなホストをリストします。
サービスは、クラスター内のマシンから開始することしかできません。
クラスター内にホストが 1 つしかない場合には「localhost」だけを使用します。
それ以外の場合には、実際のマシン名を使用してください。
例:
<cluster>
<host name="server1"/>
<host name="server2"/>
<host name="server3"/>
</cluster><cluster>
<host name="localhost"/>
</cluster></admin>
目的: システム・マウント・マネージャーが、さまざまな OS ファイル・システムのマウント・ポイントの場所を知るために、このファイルを必要とします。
例:
<?xml version="1.0"?>
<mnts>
<mnt doc_path="/public_html/" real_path="$supplier_base_dir/"/>
<mnt doc_path="/ftp/" real_path="$supplier_ftp_dir/"/>
</mnts>
このファイルには、単一編集の使用時に、データ入力画面に表示される追加フレームに関する情報が含まれています。
1 つの会社の 1 つのカタログまたは階層に関し、追加フレームを提供するために実行される、一連のスクリプトを定義できます。
以下に挙げる 2 種類のスクリプトがあります。
- url: スクリプトは、URL を戻す関数 getURL(entry) で構成されます。この URL を指す新しい iframe が追加されます。
- content: スクリプトは、html コンテンツを戻す関数 getContent(entry) で構成されます。このコンテンツを表示する新規 div が追加されます。
各スクリプトには以下を指定する必要があります。
タイプ (url/content)
タイトル
パス (通常は /scripts/triggers/<script name>),
次のいずれかに渡される余分の html 情報
iframe または div html エレメント (オプション)
例:
<xml>
<company code="WPC">
<catalog name="ctg1">
<script>
<type>url</type>
<extra>height='150'</extra>
<title>for ctg1 - 1</title>
<path>/scripts/triggers/test_ctg1b</path>
</script>
<script>
<type>content</type>
<title>for ctg1 - 1</title>
path>/scripts/triggers/test_ctg1b</path>
</script>
</catalog>
<hierarchy name="h1">
<script>
<type>url</type>
<title>for h2 - 1</title>
<path>/scripts/triggers/test_h2</path>
</script>
</hierarchy>
</company>
</xml>