注! 本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、
特記事項に記載されている情報をお読みください。
2005 年 2 月 15 日
本書は、WebSphere Product Center (5724-I68) バージョン 5.1、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
Copyright International Business Machines Corporations 2001, 2004. All rights
reserved.
インストール要件
AIX 要件
Linux 要件
HP-UX 要件
Solaris 要件
クライアントが WebSphere Product Center にアクセスするための要件
チーム要件
DB2 のセットアップおよび構成
Oracle のセットアップおよび構成
前提条件を満たす
インストール・メディアの準備
インストール・メディアを使用するための一般的な手順
WebSphere Product Center のインストール
環境変数の設定
ランタイム・プロパティーの構成
ライセンス・ファイルの有効性のテスト
アプリケーション・サーバーの構成
データベース・スキーマのセットアップ
テスト用の会社のセットアップ
インストールのテスト
新しい会社の作成
第 6 章 WebSphere Product Center のアンインストール
グラフィカルなアンインストーラーの起動第 7 章 WebSphere Product Center サービスの管理
サービスのタイプ ファイル名: common.properties
ファイル名: admin_properties.xml
ファイル名: docstore_mount.xml
ファイル名: data_entry_properties.xml
本書は、WebSphere Product Center の計画、インストール、展開、管理を担当するコンサルタント、 開発者、システム管理者を対象としています。
章 タイトル 説明 1 概要 資料の概要 2 概説 簡単なアーキテクチャーおよび機能の概説 3 インストール要件 複数のプラットフォームのインストール要件 4 データベースの構成およびセットアップ WebSphere Product Center での作業に必要な構成およびセットアップ 5 WebSphere Product Center のインストール WebSphere Product Center のインストール手順 6 WebSphere Product Center のアンインストール WebSphere Product Center のアンインストール手順 7 WebSphere Product Center の管理 WebSphere Product Center の管理 付録 A 構成のリファレンス 構成プロパティーのリスト
WebSphere Product Center の次の関連資料は、IBM インターネット・サイト (http://www-306.ibm.com/software/integration/wpc/library/) から入手可能です。
- WebSphere Product Center: サポート・ガイド
- WebSphere Product Center: バージョン 5.1.1 リリース情報
本書では、以下の規則を使用します。
Courier New コマンド、ディレクトリー名、ユーザー名、パス名、およびファイル名を示します。 Courier New
例を示します。 太字 GUI で行うアクションを示します。
WebSphere Product Center は、たいへん拡張が容易なエンタープライズ商品情報管理 (PIM) ソリューションを提供します。 商品情報管理とは、企業内外の商品情報またはサービス情報に関する、統合的で一貫性のある単一の視点を形作るミドルウェアです。 お客様がグローバルなオンデマンド e-business へと発展するにつれ、グローバルなデータ同期、e-commerce、サプライ・チェーン・マネージメント、および取引先の管理などのビジネス上の必要に応えるために、製品およびサービスに関する優れた情報源が必要になります。
商品情報管理ミドルウェアを使用することにより、企業は、品目、場所、組織、取引先、および取引条件を、内部的および外部的に管理、リンク、および同期化することができます。 WebSphere Product Center を使用した商品情報管理ソリューションは、以下のものを提供します。
- 商品、場所、取引先、組織、および取引条件に関する情報を管理およびリンクする、柔軟で拡張が容易なリポジトリー
- この情報をモデル化、収集、作成、および管理して、ユーザーの生産性を高め、情報の質を高く保つためのツール
- 社内でこの情報をレガシー・システム、エンタープライズ・アプリケーション、リポジトリー、およびマスターと統合して、同期する
- 複数部門および複数企業にまたがるビジネス・プロセスをサポートするための、ビジネス・ユーザー・ワークフロー
- 社外でこの情報をビジネス・パートナーと交換および同期する
- この情報を、社内および社外の多数の電子的な接点および人的な接点を介して利用する
WebSphere Product Center のエンタープライズ・ソリューションを使用すれば、企業は新商品の市場参入までの期間を大幅に短縮し、取引先とのより強固なコラボレーションによって市場シェアを拡大し、お客様の満足度を向上させるとともに、コストを削減できます。
WebSphere Product Center はスケーラブルなアーキテクチャーを採用しているので、セキュリティー、データ保存、運用の冗長性を備えた実稼働環境に容易にインプリメントできます。 図 1 は 2 層のアーキテクチャーを、図 2 は 3 層のアーキテクチャーを図示しています。
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図 1 - 2 層のアーキテクチャー
図 2 - 3 層のアーキテクチャー
情報の流れは幾つかのコンポーネントに相互依存しています。 図 3 は、クライアント、Web/アプリケーション・サーバー (WebSphere Product Center がインストールされている)、 およびデータベースの間での、セキュリティーと情報の流れの一例を示しています。 スケジューラー・サービスは、負荷要件に合わせて、アプリケーション・サーバーに置いても別個のサーバーに置いてもかまいません。 スケジューラーを別個のサーバーに置く場合、WebSphere Product Center はスケジューラー・サービスを特定の RMI (リモート・メソッド呼び出し) ポートにバインドできます。
図 3 - 情報の流れ
要約
次のリストは、図 3 で示された情報の流れの結果です。
- アプリケーション・サーバー自体は、ユーザーからの HTTP 要求を処理します。
- アプリケーション・サーバー上の RMI が、サービスを制御するために使用されます。
- スケジューラー・サーバーは、サービスの制御に使用される RMI と同じ RMI ポートを使用します。
- アプリケーション・サーバーおよびスケジューラー・サーバーは、JDBC を使用してデータベース・サーバーと通信します。
- スケジューラーは、専用マシン、またはアプリケーション・サーバーで実行できます。
IBM WebSphere Product Center ソフトウェアをインストールする前に、この章に概説する必要な前提条件すべてが揃っていることを確認してください。 この章のセクションは、システム・ハードウェアおよびソフトウェアの要件、チーム要件、および WebSphere Product Center を実行するために必要なアプリケーション・サーバー/データベースの構成の概略を示します。
最高のパフォーマンスが得られるよう、WebSphere Product Center を専用のシステム上で実行することをお奨めします。 セキュリティーを保持するため、そのシステムへのアクセスには制限を設けるべきです。
ハードウェア
ハードウェア要件の推奨事項は、ガイダンスの目的で提示するに過ぎません。 このセクションは、WebSphere Product Center の最小のハードウェア要件を示しています。 しかし、ご使用のシステムのための実際の要件は、ご使用の WebSphere Product Center 環境の複雑さ、スループット、およびデータ・オブジェクトのサイズに応じて、さらに大きくなることがあります。 以下の情報は、WebSphere Product Center システムだけに関するものです。 同じシステムで別のアプリケーションを実行する場合は、適切な調整を行ってください。
追加のサーバー・ハードウェア要件
1. 能力の要件に応じて、追加の CPU が必要となることがあります。
2. 能力の要件に応じて、追加のメモリーが必要となることがあります。
3. 能力および冗長性 (あるいはその一方) を増強する場合、追加のサーバー。
4. 複数サーバーをインストールする場合は、ネットワークに接続した共用ストレージが必要です。
ソフトウェア
WebSphere Product Center のソフトウェア要件は、使用する製品コンポーネントのエレメント、およびそれを特定のサーバーで単独で使用するのか、それとも組み合わせて使用するのかによって異なります。 データベースには専用サーバーを設けることをお勧めします。
このセクションでは、以下のプラットフォームにおけるハードウェア要件およびソフトウェア要件についての概略を説明します。
オペレーティング・システム アプリケーション・サーバー データベース・サーバー AIX 5L 5.2 (32 & 64 ビット) WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5 IBM DB2 II Version 8.1 Advanced Edition フィックスパック 5 または
Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
WebSphere Application Server/DB2 (AIX 版)
注: これは WebSphere Product Center 用に使用される基本プラットフォームです。
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
- AIX 5L 5.2 (32 & 64 ビット)
- IBM HTTP Server 2.0
- IBM JDK bundled with WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
ハードウェア
- サーバー・タイプ – IBM p630 Model 6C4
- プロセッサー – 4 x 64 ビット POWER4+ 1.45 GHz
- メモリー – 8 GB
- ディスク・サブシステム – 144 GB SCSI
データベース・サーバー ソフトウェア
- DB2 II 8.1 Advanced Edition Fixpack 5
- AIX 5L 5.2
ハードウェア
- サーバー・タイプ – IBM p630 Model 6C4, PE2650
- プロセッサー – 4 x 64 ビット POWER4+ 1.45 GHz
- メモリー – 8 GB
- ディスク・サブシステム – 420 GB SCSI
追加ソフトウェア
この 1 次スタックは、以下の製品にも組み込まれています。
- WebSphere MQ Series V5.3 (1)
- WebSphere Business Integration Adapter for WebSphere MQ V2.5.0 (1, 2)
- WebSphere Business Integration Adapter Framework V2.4.0 (1, 2)
(1) WebSphere Product Center に限定使用ライセンスが含まれています。
(2) プロセス・ハブに統合する際に必要です。
WebSphere Application Server/Oracle (AIX 版)
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
- AIX 5L 5.2
- IBM HTTP Server 2.0
- IBM JDK bundled with WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
ハードウェア
- サーバー・タイプ – IBM p630 Model 6C4
- プロセッサー – 4 x 64 ビット POWER4+ 1.45 GHz
- メモリー – 8 GB
- ディスク・サブシステム – 144 GB SCSI
データベース・サーバー ソフトウェア
- Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
- AIX 5L 5.2
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
オペレーティング・システム アプリケーション・サーバー データベース・サーバー Red Hat Enterprise Linux ES 2.1 WebSphere Application Server 5.0.2.5 IBM DB2 II Version 8.1 Advanced Edition フィックスパック 5 または
Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
Red Hat Enterprise Linux ES 2.1 WebLogic Server 7.0 Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition WebSphere Application Server/DB2 (Linux 版)
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
- IBM HTTP Server 2.0
- Red Hat Enterprise Linux ES 2.1
- WebSphere Application Server Network Deployment にバンドルされている IBM JDK
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
データベース・サーバー ソフトウェア
- DB2 II 8.1 Advanced Edition Fixpack 5
- Red Hat Enterprise Linux ES 2.1
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
WebSphere Application Server/Oracle (Linux 版)
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
- IBM HTTP Server 2.0
- Red Hat Enterprise Linux ES 2.1
- WebSphere Application Server Network Deployment にバンドルされている IBM JDK
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
データベース・サーバー ソフトウェア
- Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
- Red Hat Enterprise Linux ES 2.1
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
WebLogic/Oracle (Linux 版)
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebLogic Server 7.0
- Apache HTTP Server 2.0
- Red Hat Enterprise Linux ES 2.1
- WebLogic Server 7.0 にバンドルされている WebLogic JDK
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
データベース・サーバー ソフトウェア
- Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
- Red Hat Enterprise Linux ES 2.1
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Intel 互換
- プロセッサー: Dual Intel、XEON 2.8 GHz
- メモリー: 6 GB
- ディスク・サブシステム: 365 GB 10K RPM SCSI ドライバー
オペレーティング・システム アプリケーション・サーバー データベース・サーバー HP UX 11i WebLogic Server 7.0 Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition WebLogic/Oracle (HP-UX 版)
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebLogic Server 7.0
- Apache HTTP Server 2.0
- HP/UX 11i
- WebLogic Server 7.0 にバンドルされている WebLogic JDK
ハードウェア
- サーバー・タイプ: HP RP 4440
- プロセッサー: 2 CPU
- メモリー: 4 GB
- ディスク・サブシステム: HP MSA 1000
データベース・サーバー ソフトウェア
- Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
- HP/UX 11i
ハードウェア
- サーバー・タイプ: HP RP 4440
- プロセッサー: 2 CPU
- メモリー: 4 GB
- ディスク・サブシステム: HP MSA 1000
オペレーティング・システム アプリケーション・サーバー データベース・サーバー Solaris 9 WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5 Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition WebSphere Application Server/Oracle (Solaris 版)
アプリケーション・サーバー ソフトウェア
- WebSphere Application Server Network Deployment 5.0.2.5
- IBM HTTP Server 2.0
- Solaris 9
- WebSphere Application Server Network Deployment にバンドルされている IBM JDK
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Sun Enterprise V440
- プロセッサー: 4-way UltraSPARC IIIi @ 1.062 GHz
- メモリー: 4 GB
- ディスク・サブシステム - Sun StorEdge 3510
データベース・サーバー ソフトウェア
- Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition
- Solaris 9
ハードウェア
- サーバー・タイプ: Sun Enterprise V440
- プロセッサー: 4-way UltraSPARC IIIi @ 1.062 GHz
- メモリー: 4 GB
- ディスク・サブシステム - Sun StorEdge 3510
以下は、クライアントが WebSphere Product Center にアクセスするための最小クライアント・ハードウェア要件です。
クライアント要件 ソフトウェア Microsoft Windows 2000 Professional Service Pack 3
または
Microsoft Windows XP Professional Service Pack 1
および
ブラウザー: Microsoft Internet Explorer Version 6.0 Service Pack 1
ハードウェア プロセッサー: Pentium 3 プロセッサーを備え、最小プロセッサー速度が 750 MHz の Intel ベースのシステム メモリー: 256 MB
WebSphere Product Center のインストールおよび保守には以下の人材が必要です。
- プロジェクト・マネージャー
- データベース管理者
- WebSphere Product Center ミドルウェア管理者
- システム管理者 (WebSphere Product Center ミドルウェア管理者を兼ねてもかまわない)
- ネットワーク操作員
- セキュリティー/ファイアウォール管理者
このセクションは、データベース管理者が WebSphere Product Center 用の DB2 データベースを作成して構成するために使用する、データベース構成のガイドラインを扱っています。
前提条件
- IBM DB2 II バージョン 8.1 Advanced Edition または IBM DB2 UDB 8.1 Enterprise Server Edition の AIX バージョン 5L v5.1 へのインストール
- DB2 フィックスパック 5 のデータベース・サーバーへの適用
上記の前提条件が満たされているならば、このセクションに概説する以下のガイドラインを使用して、WebSphere Product Center データベースを作成およびセットアップしてください。
WebSphere Product Center データベースのインスタンスの作成
db2inst1 という名前の、WebSphere Product Center データベースのインスタンスを作成してください。望む場合には、このデータベースの 64 ビット・インスタンスを作成してください。DB2 ソフトウェアのインストール時にインスタンスを作成するというオプションもあります。
新規データベースの作成
マシン上の既存データベースを WebSphere Product Center ミドルウェア・データベースと共用することはお勧めしません。WebSphere Product Center スキーマ用に新しいデータベースを作成してください。DB2 ソフトウェアのインストール時に、必要なデータベース、バッファー・プール、およびテーブル・スペースを作成できます。
注: データベースは CODESET UTF-8 を使用して作成しなければなりません。本書の例で使用されているデータベース名は WPCDB です。
新規バッファー・プールの作成
WebSphere Product Center 内のテーブルのサイズが大きくなるため、バッファー・プールを作成するために使用されるページ・サイズは 16KB になっています。
テーブル・スペースによって使用される、以下のバッファー・プールが必要です。
- USERSBP – USERS テーブル・スペースによって使用される
- INDXBP – INDX テーブル・スペースによって使用される
- BLOBBP – BLOB_TBL_DATA テーブル・スペースによって使用される
- TEMPUSRBP – ユーザーの一時テーブル・スペースによって使用される
- TEMPSYSBP – システムの一時テーブル・スペースによって使用される
次の表は、各バッファー・プールのサイズを示しています。
バッファー・プール サイズ (16KB ページの数)* USERSBP 30000 INDXBP 30000 BLOBBP 1000 TEMPUSRBP 10000 TEMPSYSBP 10000
* これらの数値は、4 GB のメモリーを使用するサーバー用に調整されています。 サイズは、データベース・サーバー・メモリーが 1 GB 増えるごとに、0.25 倍ずつ増やすことができます。
* 新規テーブル・スペースを作成する前に、バッファー・プールをアクティブ化するため、db2stop および db2start コマンドを使用してインスタンスを再開する必要があります。
コントロール・センターによって作成されたサンプル SQL:
db2 CONNECT TO wpcdb
db2 CREATE BUFFERPOOL USERSBP SIZE 30000 PAGESIZE 16384
db2 CREATE BUFFERPOOL INDXBP SIZE 30000 PAGESIZE 16384
db2 CREATE BUFFERPOOL BLOBBP SIZE 1000 PAGESIZE 16384
db2 CREATE BUFFERPOOL TEMPUSRBP SIZE 10000 PAGESIZE 16384
db2 CREATE BUFFERPOOL TEMPSYSBP SIZE 10000 PAGESIZE 16384新規テーブル・スペースの作成
WebSphere Product Center 内のテーブルのサイズが大きくなるため、テーブル・スペースを作成するために使用されるページ・サイズは 16KB になっています。
WebSphere Product Center は、以下のテーブル・スペースを必要とします。
- USERS
- INDX
- BLOB_TBL_DATA
- TEMP_USER
- TEMP_SYSTEM
次の表は、テーブル・スペースのタイプ、バッファー・プール、およびノード・グループの割り当ての一覧です。
テーブル・スペース
タイプ
管理
バッファー・プール
USERS
REGULAR
データベース
USERSBP
INDX
REGULAR
データベース
INDXBP
BLOB_TBL_DATA
REGULAR
データベース
BLOBBP
TEMP_USER
USER TEMPORARY
システム
TEMPUSRBP
TEMP_SYSTEM
SYSTEM TEMPORARY
システム
TEMPSYSBP
注: データベース管理のテーブル・スペースを使用する場合は、 それぞれのテーブル・スペースに対して十分なコンテナーが作成され、 割り振られていることを確認してください。 TEMP_USER が USER TEMPORARY テーブル・スペースとして作成され、TEMP_SYSTEM が SYSTEMTEMPORARY テーブル・スペースとして作成され、両方ともシステムによって管理されていることを確認してください。
コントロール・センターによって作成されたサンプル SQL:
注: 次の例でテーブル・スペースの作成に使用されるディレクトリー・パスは、 /u01/db2data/wpcdb/ です。
db2 CONNECT TO wpcdb;
db2 CREATE REGULAR TABLESPACE USERS PAGESIZE 16K MANAGED BY DATABASE
USING (file '/u01/db2data/wpcdb/users01' 90000)
EXTENTSIZE 32 PREFETCHSIZE 64 BUFFERPOOL USERSBP
OVERHEAD 24.100000 TRANSFERRATE 0.900000 DROPPED TABLE RECOVERY ON;db2 CREATE REGULAR TABLESPACE INDX PAGESIZE 16K MANAGED BY DATABASE
USING (file '/u01/db2data/wpcdb/indx01' 190000)
EXTENTSIZE 32 PREFETCHSIZE 64 BUFFERPOOL INDXBP
OVERHEAD 24.100000 TRANSFERRATE 0.900000 DROPPED TABLE RECOVERY ON;db2 CREATE REGULAR TABLESPACE BLOB_TBL_DATA PAGESIZE 16K MANAGED BY DATABASE
USING (file '/u01/db2data/wpcdb/blob01' 60000)
EXTENTSIZE 32 PREFETCHSIZE 64 BUFFERPOOL BLOBBP
OVERHEAD 24.100000 TRANSFERRATE 0.900000 DROPPED TABLE RECOVERY ON;db2 CREATE USER TEMPORARY TABLESPACE TEMP_USER PAGESIZE 16K MANAGED BY SYSTEM
USING ('/u01/db2data/wpcdb/usertemp01')
EXTENTSIZE 32 PREFETCHSIZE 64 BUFFERPOOL TEMPUSRBP
OVERHEAD 24.100000 TRANSFERRATE 0.900000;db2 CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE TEMP_SYSTEM PAGESIZE 16K MANAGED BY SYSTEM
USING ('/u01/db2data/wpcdb/systemtemp01')
EXTENTSIZE 32 PREFETCHSIZE 64 BUFFERPOOL TEMPSYSBP
OVERHEAD 24.100000 TRANSFERRATE 0.900000;AIX ユーザーの作成
WebSphere Product Center データベース・スキーマは、サーバー・レベルでユーザー認証が行われたデータベース・ユーザーを必要とします。
- WebSphere Product Center データベース・スキーマで使用されるように、O/S レベルで WPC という名前の O/S ユーザーを作成します。
- O/S レベルでこのユーザーのパスワードを設定し、O/S レベルでこのユーザーへの接続を 1 回試行して、このユーザーがサーバーに接続できることを確認します。
- 作成した時点で、1 次グループを AIX 内の db2iadm1 または db2grp1に設定します。
注: AIX 5L の SMIT Administration Utility を使用して、新規 AIX ユーザーを作成することをお奨めします。
データベース・ユーザーの追加および許可の付与
O/S レベルでユーザーを作成し終えたら、インスタンス所有者ログインを使用して、データベース・ユーザー WPC を作成し、このユーザーに以下の許可を付与してください (デフォルトのインスタンス所有者ログインは db2inst1)。
- DBADM
- CREATETAB
- BINDADD
- CONNECT
- CREATE_NOT_FENCED
- IMPLICIT_SCHEMA
- LOAD ON DATABASE
コントロール・センターによって作成されたサンプル SQL:
db2 CONNECT TO wpcdb
GRANT DBADM, CREATETAB, BINDADD, CONNECT, CREATE_NOT_FENCED, IMPLICIT_SCHEMA, LOAD ON DATABASE TO USER WPC;
これに加えて、WebSphere Product Center 固有のすべてのテーブル・スペース上のスペースを使用する許可を付与してください。
コントロール・センターによって作成されたサンプル SQL:
GRANT USE OF TABLESPACE USERS TO WPC;
GRANT USE OF TABLESPACE INDX TO WPC;
GRANT USE OF TABLESPACE BLOB_TBL_DATA TO WPC;
GRANT USE OF TABLESPACE TEMP_USER TO WPC;新規スキーマの作成
ユーザー WPC 用の新規スキーマ WPC を作成してください。
コントロール・センターによって作成されたサンプル SQL:
CREATE SCHEMA WPC AUTHORIZATION WPC;
注: WebSphere Product Center の別のインスタンス用に追加のデータベース・スキーマが使用されるようにしたい場合は、前述の『AIX ユーザーの作成』から『新規スキーマの作成』までのステップを繰り返してください。例えば、WebSpehere Product Center の別のテスト・インスタンスを、同じデータベース中にデータベース・スキーマが必要なアプリケーション・サーバー上で実行したい場合は、このデータベース中に WPCTEST という名前のデータベース・ユーザーとスキーマを作成する必要があります。このデータベースには WPCTEST という名前の O/S ユーザーが必要です。
アプリケーション・サーバー上にノードおよびデータベースをカタログする
別々のサーバー上で WebSphere Product Center とデータベースを実行する場合
別個のサーバー上で WebSphere Product Center を実行する場合は、データベースをカタログして、WebSphere Product Center からデータベースに接続できるようにしてください。アプリケーション・サーバー上で以下のコマンドを実行してください。
db2 "catalog tcpip node <nodename> remote <dbhostname> server <sname/port#>"
db2 terminate
db2 "catalog database <dbname> as <dbname> at node <nodename>"
db2 terminateここで、
- nodename - リモート・インスタンスの任意の名前
- dbhostname - DB サーバーのホスト名または IP アドレス
- sname/port# - /etc/services ファイル内のサービス名、またはローカル DB2 インスタンスの接続ポートのポート番号
- dbname – データベース名
注: 正しい接続ポートを確認するためには、 データベース・マネージャー (DBM) の SVCNAME パラメーターの値を参照してください。
Db2 get dbm cfg|grep “SVCNAME”例:
db2 "catalog tcpip node NODE0001 remote trigprd server 50000/tcp"
db2 terminate
db2 "catalog database wpcdb as wpcdb at node NODE0001"
db2 terminate同じサーバー上で WebSphere Product Center とデータベースを実行する場合
AIX で、DB2 と同じコンピューターで WebSphere Product Center を実行する場合、問題が 1 つあります。 WebSphere Product Center を作動させるには、以下の 2 つの修正が必要です。
1. WebSphere Product Center アプリケーションのインストールに使用される、DB2 データベース・インスタンス所有者およびユーザーの .profile ファイルと .bashrc ファイル中で、export EXTSHM=ON とします。
export EXTSHM=ON
2. db2set コマンドを使用して、データベースを作成した DB2 インスタンス所有者として DB2ENVLIST を設定します。
db2set DB2ENVLIST=EXTSHM
「db2stop force」および「db2start」を発行します。
DB2 データベース・プロファイル・レジストリーの更新
WebSphere Product Center が使用できるよう、以下のプロファイル・レジストリー変数が必要です。
- DB2_RR_TO_RS
- DB2CODEPAGE
- DB2COMM
他のプロファイル・レジストリー変数は必須ではありませんが、特定の要件がある場合には設定することができます。
DB2_RR_TO_RS
説明 : Next Key Locking は、反復可能読み取り (RR) 分離レベルを保証します。すべての INSERT および DELETE ステートメントの場合には次のキーを、SELECT ステートメントの場合には結果セットより大きい次のキー値を自動的にロックすることにより、これを保証します。
索引のキー部分を変更する UPDATE ステートメントの場合、元の索引キーが削除されて、新規キー値が挿入されます。 Next Key Locking は、キーの挿入とキーの削除の両方に対して行われます。 スキップの動作は、RR、読み取り固定 (RS)、およびカーソル固定 (CS) の各分離レベルに影響します。 (非コミット読み取り (UR) 分離レベルのための行ロックはありません。) DB2_RR_TO_RS がオンの場合、ユーザー・テーブルのスキャンで RR の動作は保証されません。それは、索引キーの挿入および削除の間に Next Key Locking が行われないからです。
カタログ・テーブルはこのオプションの影響を受けません。 動作に関係する他の変更事項は、DB2_RR_TO_RS がオンの場合、削除されたもののコミットされていない行がスキャンでスキップされるというものです。その行がスキャンの対象としての資格を備えている場合でもスキップされます。
値: ON に設定します。
例:
db2set db2_rr_to_rs=ON
DB2CODEPAGE
説明 : DB2 のデータのエクスポートおよびインポート中に使用される文字セットの指定には、コード・ページが使用されます。 これを 1208 に設定してください。
値: 1208 に設定します。
例:
db2set db2codepage=1208
DB2COMM
説明 : db2comm レジストリー変数は、データベース・マネージャーの開始時にどのプロトコルの接続マネージャーが使用可能になるか判別します。キーワードをコンマで区切って、複数の通信プロトコルの変数を設定できます。
値: tcpip に設定します。
例:
db2set db2comm=tcpip
DB2 データベース・マネージャーの構成
WebSphere Product Center で使用するため、以下のデータベース・マネージャー構成パラメーターを設定する必要があります。
- MON_HEAP_SZ - データベース・システム・モニター・ヒープ・サイズ
- SHEAPTHRES - ソート・ヒープしきい値
- ASLHEAPSZ - アプリケーション・サポート層ヒープ・サイズ
- QUERY_HEAP_SZ - クエリー・ヒープ・サイズ
- MAXAGENTS - エージェントの最大数
説明 値 例 MON_HEAP_SZ データベース・システム・モニター・データの専用ビューを維持するために必要なメモリーは、モニター・ヒープから割り振られます。そのサイズは、mon_heap_sz 構成パラメーターによって制御されます。 30000 に設定します。 SHEAPTHRES 専用および共有ソートは、2 つの異なるメモリー・ソースからメモリーを使用します。共有ソート・メモリー領域のサイズは、データベースへの最初の接続時に SHEAPTHRES の値に基づいて静的に事前決定されます。 これは、DB2 インスタンスによってホスティングされるデータベースのソート・ヒープのサイズの最低 2 倍でなければなりません。 20000 に設定します。 ASLHEAPSZ アプリケーション・サポート層ヒープは、ローカル・アプリケーションとその関連エージェントの間の通信バッファーを示します。このバッファーは、開始された各データベース・マネージャー・エージェントによって、共用メモリーとして割り振られます。 4200 に設定します。 QUERY_HEAP_SZ このパラメーターは、クエリー・ヒープに割り振ることができるメモリーの最大数を指定します。クエリー・ヒープは、各クエリーをエージェントの専用メモリーに格納するために使用されます。 最小値として、query_heap_sz を少なくとも aslheapsz の 5 倍より大きい値に設定してください。 524280 に設定します。 MAXAGENTS このパラメーターは、コーディネーター・エージェントかサブエージェントかにかかわらず、どの特定の時点においても、WebSphere Product Center の要求を受け入れるために使用可能なデータベース・マネージャー・エージェントの最大数を示します。MAXAGENTS の値は、少なくとも、同時にアクセスできるそれぞれのデータベース内の maxappls の値の合計であることが必要です。 データベースの数が numdb パラメーターよりも多い場合は、numdb と maxappls の最大値の積を使用するのが最も安全な方法です。 400 に設定します。 スクリプト例:
update dbm cfg using MON_HEAP_SZ 30000;
update dbm cfg using SHEAPTHRES 20000;
update dbm cfg using ASLHEAPSZ 4200;
update dbm cfg using QUERY_HEAP_SZ 524280;
update dbm cfg using MAXAGENTS 400;
DB2 データベース構成パラメーター
WebSphere Product Center で使用するため、以下のデータベース構成パラメーターを設定する必要があります。
- DFT_QUERYOPT - デフォルトのクエリー最適化クラス
- DBHEAP - データベース・ヒープ
- CATALOGCACHE_SZ - カタログ・キャッシュ・サイズ
- LOGBUFSZ - ログ・バッファー・サイズ
- UTIL_HEAP_SZ - ユーティリティー・ヒープ・サイズ
- BUFFPAGE - バッファー・プール・サイズ
- LOCKLIST - ロック・リスト用最大ストレージ
- APP_CTL_HEAP_SZ - 最大アプリケーション・コントロール・ヒープ・サイズ
- SORTHEAP - ソート・リスト・ヒープ
- STMTHEAP - SQL ステートメント・ヒープ
- APPLHEAPSZ - デフォルト・アプリケーション・ヒープ
- STAT_HEAP_SZ - 統計ヒープ・サイズ
- MAXLOCKS - アプリケーションごとのロック・リストのパーセンテージ
- LOCKTIMEOUT - ロック・タイムアウト
- NUM_IOCLEANERS - 非同期ページ・クリーナーの数
- NUM_IOSERVERS - 入出力サーバーの数
- MAXAPPLS - アクティブ・アプリケーションの最大数
- AVG_APPLS - アクティブ・アプリケーションの平均数
- MAXFILOP - アプリケーション単位の最大 DB ファイル・オープン数
- NEWLOGPATH – ログ・ファイルを作成するための新規パス
- LOGFILSIZ - ログ・ファイルのサイズ
- LOGPRIMARY - 1 次ログ・ファイル数
- LOGSECOND - 2 次ログ・ファイル数
説明 値 DFT_QUERYOPT クエリー最適化クラスは、SQL クエリーのコンパイルに別々の度合いの最適化を使用するように、オプティマイザーに指示するために使用します。このパラメーターでは、デフォルトのクエリー最適化クラスを設定することによって、さらに柔軟性が得られます。 9 に設定します。 DBHEAP データベースごとに 1 つのデータベース・ヒープが存在し、データベース・マネージャーは、データベースに接続されているすべての WebSphere Product Center のインスタンスの代わりに、データベース・ヒープを使用します。これにはテーブル、索引、テーブル・スペース、およびバッファー・プールのコントロール・ブロック情報が含まれます。 また、ログ・バッファー (logbufsz)、およびカタログ・キャッシュ (catalogcache_sz) 用のスペースも含まれます。 したがってヒープのサイズは、その時点でヒープに保管されているコントロール・ブロックの数によって異なります。 コントロール・ブロック情報は、WebSphere Product Center のすべてのインスタンスがデータベースから切断されるまで、ヒープ内に保持されます。
データベース・マネージャーが始動のために取得する必要がある最低量は、最初の接続時に割り振られます。 データ域は、DBHEAP によって指定されている最大値を上限として、必要に応じて拡張されます。
65448 に設定します。 CATALOGCACHE_SZ このパラメーターは、カタログ・キャッシュがデータベース・ヒープ (dbheap) から使用できるスペースの最大容量を示します。 6000 に設定します。 LOGBUFSZ このパラメーターを使用すると、データベース・ヒープの量 (DBHEAP パラメーターで定義されます) を指定して、ログ・レコードをディスクに書き込む前に、ログ・レコードのバッファーとして使用できます。また、このパラメーターは DBHEAP パラメーター以下でなければなりません。 4096 に設定します。 UTIL_HEAP_SZ
このパラメーターは、BACKUP、RESTORE、および LOAD (ロード・リカバリーを含む) ユーティリティーによって同時に使用できるメモリーの最大量を示します。 5000 に設定します。 BUFFPAGE BUFFPAGE パラメーターは、CREATE BUFFERPOOL または ALTER BUFFERPOOL ステートメントが NPAGES -1 を指定して実行されるときに、バッファー・プールのサイズを制御します。それ以外の場合は、BUFFPAGE パラメーターは無視され、バッファー・プールは NPAGES パラメーターの指定するページ数だけ作成されます。 22000 に設定します。 LOCKLIST このパラメーターは、ロック・リストに割り振られているストレージ量を示します。データベースごとに 1 つのロック・リストが存在し、ロック・リストには、データベースに同時に接続している WebSphere Product Center のすべてのインスタンスが保持しているロックが含まれています。 このパラメーターは、データベースのサイズに応じて大きくする必要があるかもしれません。 6000 に設定します。 APP_CTL_HEAP_SZ このパラメーターは、アプリケーション・コントロール共用メモリーの最大サイズを、4 KB 単位で指定します。アプリケーション・コントロール・ヒープは、この共用メモリーから割り振られます。 4500 に設定します。 SORTHEAP このパラメーターでは、専用ソートで使用される専用メモリー・ページの最大数、または共有ソートで使用される共有メモリー・ページの最大数を定義します。 2650 に設定します。 STMTHEAP ステートメント・ヒープは、SQL ステートメントのコンパイル時に SQL コンパイラー用のワークスペースとして使用されます。このパラメーターでは、このワークスペースのサイズを指定します。 30000 に設定します。 APPLHEAPSZ このパラメーターは、特定エージェントまたはサブエージェントの代わりに、データベース・マネージャーが使用可能な専用メモリー・ページの数を定義します。 45000 に設定します。 STAT_HEAP_SZ このパラメーターは、RUNSTATS コマンドによる統計の収集の際に使用される、ヒープの最大サイズを示します。 22000 に設定します。 MAXLOCKS ロック・エスカレーションは、行ロックをテーブル・ロックに置き換えて、リスト内のロック数を削減する処理です。このパラメーターは、データベース・マネージャーがエスカレーションを実行する前に満たされる必要がある、アプリケーションが保持するロック・リストのパーセンテージを定義します。 30 に設定します。 LOCKTIMEOUT このパラメーターは、WebSphere Product Center がロックを獲得するために待機する秒数を指定します。 8 に設定します。 NUM_IOCLEANERS このパラメーターを使用すると、データベースの非同期ページ・クリーナーの数を指定できます。これらのページ・クリーナーは、バッファー・プール内のスペースがデータベース・エージェントによって必要とされる前に、変更済みページをバッファー・プールからディスクに書き込みます。 7 に設定します。 NUM_IOSERVERS 入出力サーバーは、データベース・エージェントの代わりに、バックアップおよびリストアなどのユーティリティーによるプリフェッチ入出力および非同期入出力を実行するために使用されます。このパラメーターは、データベースのための入出力サーバー数を指定します。 8 に設定します。 MAXAPPLS このパラメーターは、データベースに (ローカルとリモートの両方で) 接続できる WebSphere Product Center の並行インスタンスの最大数を指定します。 400 に設定します。 AVG_APPLS このパラメーターを SQL オプティマイザーで使用すると、選択されたアクセス・プラン用として実行時に使用可能になる、バッファー・プールの量を見積もるのに役立ちます。 2 に設定します。 MAXFILOP このパラメーターは、それぞれのデータベース・エージェントごとにオープンしておけるファイル・ハンドルの最大数を指定します。 640 に設定します。 スクリプト例: (使用されるデータベースの名前は WPCDB)
db2 connect to wpcdb
update db cfg for wpcdb using DFT_QUERYOPT 9;
update db cfg for wpcdb using DBHEAP 65448;
update db cfg for wpcdb using CATALOGCACHE_SZ 6000;
update db cfg for wpcdb using LOGBUFSZ 4096;
update db cfg for wpcdb using UTIL_HEAP_SZ 5000;
update db cfg for wpcdb using BUFFPAGE 22000;
update db cfg for wpcdb using LOCKLIST 6000;
update db cfg for wpcdb using APP_CTL_HEAP_SZ 4500;
update db cfg for wpcdb using SORTHEAP 2650;
update db cfg for wpcdb using STMTHEAP 30000;
update db cfg for wpcdb using APPLHEAPSZ 45000;
update db cfg for wpcdb using STAT_HEAP_SZ 22000;
update db cfg for wpcdb using MAXLOCKS 30;
update db cfg for wpcdb using LOCKTIMEOUT 8;
update db cfg for wpcdb using NUM_IOCLEANERS 7;
update db cfg for wpcdb using NUM_IOSERVERS 8;
update db cfg for wpcdb using MAXAPPLS 400;
update db cfg for wpcdb using AVG_APPLS 2;
update db cfg for wpcdb using MAXFILOP 640;
WebSphere Product Center データベースのトランザクション・ログ・ファイルのセットアップ
ログ・ファイルが用意されているのは、ご使用の環境を整合した状態にリカバリーし、データの整合性を保持できるようにするためです。データベースのリカバリー時、にデータベース・マネージャーがログ・ファイルを読み取る必要がありますが、ログ・ファイルは順次に書き込まれているとは限らないため、ログ・ファイルのストレージを最適化する必要があります。
ログはファイル・システム上に置くようにお勧めします。また、データベース・テーブル・スペースおよびデータベース・ソフトウェアとは別に、専用の物理ディスクに常に置く必要があります。 理想的には、これらのディスクを DB2 ロギング専用にして、他のプロセスがこれらのディスクにアクセスしたり書き込んだりする可能性をなくすべきです。このログの置き場所は、トラック当たりのデータ・ブロックが多いディスクの外端が理想的です。RAID 10 または RAID 5 配列を使用して、単一ディスク障害に対してログを保護することを強くお勧めします。
説明 例 NEWLOGPATH このパラメーターは、ログ・パスを変更して、デフォルトのボリュームやデータベース・テーブル・スペース・コンテナーとして使用されているボリューム以外の独立した区画/ボリューム上にトランザクション・ログ・ファイルを作成するのに使用します。
ログ・ファイルの宛先のディレクトリーに設定してください。設定する前に、このディレクトリーが作成されていることを確認してください。新しいログ・パスを設定する前に、宛先にスペースが十分あることを確認してください。
update db cfg for wpcdb using NEWLOGPATH /u02/db2data/logs
LOGFILSIZ このパラメーターは、1 次および 2 次ログ・ファイルの各サイズを定義します。これらのログ・ファイルのサイズは、ファイルがいっぱいになり、新しいログ・ファイルが必要になる前に書き込めるログ・レコード数を制限します。 開発/テスト・データベースの場合は 30000 に設定し、それ以外の場合は 60000 に設定してください。個々のサイズが 4 KB のページの数が、このサイズになります。 update db cfg for wpcdb using LOGFILSIZ 30000 LOGPRIMARY 1 次ログ・ファイル数によって、リカバリー・ログ・ファイルに割り振られる固定量のストレージが設定されます。このパラメーターを使用すると、事前割り振りされる 1 次ログ・ファイルの数を指定できます。 開発データベースの場合は 20 に設定し、それ以外の場合は 40 に設定してください。 update db cfg for wpcdb using LOGPRIMARY 20
LOGSECOND このパラメーターは、リカバリー・ログ・ファイルとして作成および使用される (必要な場合のみ) 2 次ログ・ファイルの数を指定します。1 次ログ・ファイルがいっぱいになると、2 次ログ・ファイル (サイズ logfilsiz) が、必要に応じて一度に 1 つずつ、このパラメーターが制御する最大数まで割り振られます。 開発/テスト・データベースの場合は 10 に設定し、それ以外の場合は 20 に設定してください。 update db cfg for wpcdb using LOGSECOND 10
db2stop および db2start コマンドを使用して DB 構成を変更した後で、データベースを再始動してください。
db2stop force
db2startApplication Server 上に DB2 Admin/Developer/Run-Time クライアントをインストールする
- WebSphere Application Server 上に DB2 Admin/Developer/Run-Time クライアントをインストールします。
- 使用可能ないずれか 1 つのクライアント・タイプを作成します。
WAS 上での DB2 インスタンスの作成
WebSphere Application Server 上に DB2 インスタンスを作成します。 db2inst1 ユーザーまたは WebSphere Product Center ミドルウェア・ユーザーがインスタンスを所有できます。 WebSphere Product Center アプリケーションがデータベースに接続するには、アプリケーション・サーバー上に 32 ビット・インスタンスを作成する必要があります。アプリケーション・サーバー上の 32 ビット・インスタンスを、データベース・サーバー上の 64 ビット・インスタンスに接続できます。
注: db2inst1 ユーザー (または WebSphere Product Center ミドルウェア・ユーザー以外の他のユーザー) がインスタンスを所有する場合には、WebSphere Product Center ミドルウェア・ユーザーの $HOME/sqllib から、インスタンス所有者の同じディレクトリーへのソフト・リンクを作成してください。
例:
以下のコマンドを WebSphere Product Center ミドルウェア・ユーザーのホーム・ディレクトリーから実行してください。
ln -s /home/db2inst1/sqllib/ sqllib
DB2 データベースのセットアップのチェックリスト
以下のチェックリストを使用して、必要な DB2 データベースが、WebSphere Product Center と一緒に使用できるよう正しくセットアップされているかどうかを確認してください。
X
DB2 のセットアップのチェックリスト
DB2 サーバー・リリースの確認 DB2 サーバー・リリースが、本書で略述されているインストール要件に適合しているか確認してください。 データベースのコード・セットの確認 文字セットおよび国別文字セットは UTF8 でなければなりません。 システム・ユーザーとして接続し、データベースの文字セットを確認してください。
(インスタンス所有者としてログインしたデータベース・サーバー上で)
$db2 get db cfg for <database name>
これによって「データベース・コード・セット」が UTF-8 に設定されるはずです。
パラメーター・ファイル項目の確認 この章の DB2 構成セクションに従い、DB2 レジストリー変数、データベース・マネージャー、およびデータベースのパラメーターに対して、必要な変更を行ったか確認してください。 テーブル・スペースのセットアップの確認 必要なテーブル・スペースがデータベース内でセットアップされているかを確認してください。 トランザクション・ログのセットアップの確認 トランザクション・ログが独立した区画に作成されているか確認してください。
データベース・ユーザーのセットアップの確認 $TOP/etc/default/common.properties ファイル内のデータベース・ユーザー名とパスワードを表示して、データベース・ユーザーが作成され、必要なすべての特権がそのユーザーに付与されていることを確認してください。 データベース・サーバーへの接続の確認 データベース・サーバーおよびデータベース・サーバー・ノードは、アプリケーション・サーバー上でカタログされていなければならず、またデータベースはアプリケーション・サーバーからアクセス可能でなければなりません。
- $TOP/bin/ test_db.sh によるデータベース接続の確認
- $TOP/bin/ test_java_db.sh によるデータベース接続の確認
データベースがアプリケーション・サーバーからアクセス可能でなければなりません。
Oracle の場合の OS 設定
Oracle 社が推奨する System V のセマフォーと共用メモリーの設定はいくつかあります。これらの設定は、プラットフォームおよびデータベースのサイズによって変わります。正しい設定については、Oracle マニュアルを参照するか、DBA に相談してください。
以下のセクションでは、Oracle データベース・オペレーティング・システムにおける推奨パラメーターを定義しています。
Linux 上の Oracle
次のファイルを編集します。
/etc/sysctl.conf
パラメーターを設定します。
fs/file-max=16384
kernel/msgmni=1024
kernel/shmmax=3221225472注: メモリーが 4GB ある場合には、kernal/shmmax の値を設定することをお勧めします。サイズは、使用可能メモリーの大きさによって異なります。
Oracle 9i の構成
このセクションは、WebSphere Product Center を正しくインストールするために使用される Oracle データベース構成のガイドラインを記載しています。
前提条件
- ローカル・システムがこのセクションの終わりにある Oracle Server のハードウェア、ソフトウェア、 メモリー、ディスク・スペース要件を満たしていることを確認してください。
- Oracle 9.2.0.5 Enterprise Edition のインストール
WebSphere Product Center データベースの作成と設定には、以下のガイドラインを使用してください。
新規データベースの作成
WebSphere Product Center アプリケーション用に別のデータベースをセットアップすることをお勧めします。お勧めする理由の 1 つは、WebSphere Product Center データベースは他の使用中のデータベースの可用性や既存の構成に (パフォーマンス調整の点で) 従属する必要がないことです。
既存の Oracle データベース・インスタンスを使用して WebSphere Product Center データを保管できますが、WebSphere スキーマ中の特定の基本キーの長さのために、ブロック・サイズは 8192 KB 以上でなければなりません。
文字セットおよび国別文字セット
WebSphere Product Center は、UTF8 文字セットを使用しています。そのため、 WebSphere Product Center のデータベース作成時には、データベース文字セット、 国別文字セットは、UTF8 でなければなりません。
WebSphere Product Center 固有の Oracle パラメーター・ファイル項目 (init.ora)
Oracle では構成パラメーターを使用して、ファイルの位置を指定したり、すべての Oracle 製品に共通の実行時パラメーターを指定したりします。 Oracle プログラムやアプリケーションの特定の構成変数を変換する必要がある場合、Oracle 社は関連パラメーターを提供しています。すべての Oracle パラメーターは、レジストリーに保管されています。
WebSphere Product Center と併用するために設定するパラメーターは、以下のとおりです。
- DB_BLOCK_SIZE
- QUERY_REWRITE_ENABLED
- COMPATIBLE
- PROCESSES
- OPEN_CURSORS
- MAX_ENABLED_ROLES
- DB_CACHE_SIZE
- SHARED_POOL_SIZE
- LOG_BUFFER
- SORT_AREA_SIZE
- OPTIMIZER_INDEX_CACHING
- OPTIMIZER_INDEX_COST_ADJ
- OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE
説明 値 DB_BLOCK_SIZE このパラメーターは、Oracle データベース・ブロックのサイズ (バイト単位) を設定します。この値は、データベースの作成時に設定され、その後に変更することはできません。DB BLOCK SIZE は、Trio スキーマにとって重要で、8192 以上でなければなりません。db_block_size が小さすぎる場合、スキーマの作成は失敗します。 WebSphere Product Center データベースの場合、この値を 8192 に設定します。 例:
db_block_size = 8192
QUERY_REWRITE_ENABLED マテリアライズ・ビューのためのクエリーの再書き込みを使用可能にしたり使用不可にしたりするのに使用します。 このパラメーターは true に設定しなければなりません。 例:
query_rewrite_enabled = true
COMPATIBLE このパラメーターを使用すると、新規リリースを使用すると同時に、旧リリースとの後方互換性を保証できます。 9.2.0.0.0 またはそれ以降に設定します。 例:
Compatible = 9.2.0.0.0
PROCESSES このパラメーターは、Oracle Server に同時に接続できるオペレーティング・システム・ユーザー・プロセスの最大数を指定します。 最小でも 500 に設定します。 例:
Processes = 500
OPEN_CURSORS このパラメーターは、セッションが一度に保持できるオープン・カーソルの最大数を指定し、PL/SQL カーソル・キャッシュ・サイズを制約します。このキャッシュ・サイズは、ユーザーが再実行したステートメントが再解析されないようにするために PL/SQL で使用されます。 600 に設定します。 例:
Open_cursors = 600
MAX_ENABLED_ROLES ユーザーが使用可能にできるデータベース役割 (副役割を含む) の最大数を指定します。 60 に設定します。 例:
Max_enabled_roles = 60
DB_CACHE_SIZE このパラメーターは、バッファー・キャッシュ中の Oracle ブロックの数を指定します。このパラメーターは、インスタンスの合計 SGA サイズに大きな影響があります。 使用可能なメモリーの合計に応じた値に設定します。 少なくとも 1048576000 に設定します。 例:
Db_cache_size = 1048576000
SHARED_POOL_SIZE このパラメーターは、共用プールのサイズをバイト単位で指定します。共用プールには、共用カーソル、ストアード・プロシージャー、制御構造、および並列実行メッセージ・バッファーなどのオブジェクトが含まれます。 DB サーバーのメモリー・サイズに基づいて値を設定します。 例:
Shared_pool_size = 209715200 # 200 MB (DB サーバーのメモリーが 2 GB の場合)
LOG_BUFFER LGWR によってバッファー再実行項目が再実行ログ・ファイルに書き込まれる前に、この項目に使用されるメモリーの量をバイト単位で指定します。再実行項目は、データベース・ブロックに加えられた変更のレコードを保持します。 この値を 5242880 に設定します。 例:
Log_buffer = 5242880
SORT_AREA_SIZE このパラメーターは、ソートに使用されるメモリーの最大量をバイト単位で指定します。ソートの完了後に、行が戻されてメモリーが解放されます。 大量データのソートの効率を改善するには、このサイズを大きくします。メモリーを超過した場合は、ユーザー一時テーブル・スペース中の一時ディスク・セグメントが使用されます。 使用可能なメイン・メモリーに応じて、5MB から 10 MBの間の値に設定します。sort_area_size の設定値が大きすぎると、他のプロセス用に残っているメモリーが少なすぎる場合にスワッピングが発生します。 例:
Sort_area_size = 5242880
OPTIMIZER_INDEX_CACHING バッファー・キャッシュ中にあることが予期される、ネスト・ループ結合用の索引ブロックのパーセンテージに関する、コスト・ベースのオプティマイザーの想定を調整します。この値は、索引が使用されるネスト・ループ結合の実行のコストに影響します。このパラメーターの設定値が大きいほど、オプティマイザーでネスト・ループ結合が低コストであると認識されます。値の範囲は 0 パーセントから 100 パーセントまでです。 値: 90 に設定します。 例:
Optimizer_index_caching = 90
OPTIMIZER_INDEX_COST_ADJ 考慮される索引アクセス・パスが少なすぎたり多すぎたりする場合に、オプティマイザーのパフォーマンスを調整するのに使用します。値が小さいほど、オプティマイザーが索引を選択する可能性が高くなります。値の範囲は 1 パーセントから 10000 パーセントまでです。 50 に設定します。 例:
optimizer_index_cost_adj=50
OPTIMIZER_FEATURES_ENABLE init.ora パラメーター (オプティマイザーの動作を制御する) を変更できるようにします。 8.1.7 に設定します。 例:
optimizer_features_enable=8.1.7
テーブル・スペースのセットアップ
WebSphere Product Center データベース中に以下のテーブル・スペースを作成しなければなりません。
- SYSTEM
- USERS
- INDX
- BLOB_TBL_DATA
- UNDOTBS1
- TEMP
注: 1500 MB のサイズを超えているデータ・ファイルがないことを確認してください。割り振られるスペースを増やすには、テーブル・スペースに追加するデータ・ファイルを増やしてください。
テーブル・スペース 説明 SYSTEM これは、Oracle データベース中に自動的に作成されるデフォルト・テーブル・スペースです。システム・テーブル・スペースは、システム・ユーザーが作成したデータ・ディクショナリーやオブジェクトを保管するのに使用されます。これは永続テーブル・スペースです。 推奨: system テーブル・スペース用に 400MB 以上のサイズ。
USERS このテーブル・スペースは、ラージ・オブジェクト (LOB) の保管に使用されるテーブルを除くすべての WebSphere Product Center データベース・テーブルを保管するのに使用されます。このテーブル・スペースは、Oracle Database Configuration Assistant (ODCA) を使用してデータベースを作成する際に自動的に作成されます。これは永続的なローカル管理のテーブル・スペースです。 推奨: users テーブル・スペース用に 15 GB 以上のサイズ。
INDX
このテーブル・スペースは、すべての WebSphere Product Center データベース索引を保管するのに使用されます。このテーブル・スペースは、ODCA を使用してデータベースを作成する際に自動的に作成されます。これは永続的なローカル管理のテーブル・スペースです。 推奨: indx テーブル・スペース用に 40 GB 以上のサイズ。
BLOB_TBL_DATA このテーブル・スペースは、カタログやイメージなどのラージ・オブジェクトを含む WebSphere Product Center データベース・テーブルを保管するのに使用されます。このテーブル・スペースは、 データベースを作成する際に Oracle Database 構成アシスタントによって自動的に作成されません。したがって、データベースの作成後にこのテーブル・スペースを手動で作成したことを確認してください。これは永続的なローカル管理のテーブル・スペースです。 推奨: blob_tbl_data テーブル・スペース用に 5 GB 以上のサイズ。
UNDOTBS1 このテーブル・スペースは、Oracle データベース中にロールバック・セグメントを保管するのに使用されます。このテーブル・スペースは、ODCA によってデータベース中に自動的に作成されます。 推奨: undotbs1 テーブル・スペース用に 15 GB 以上のサイズ。
TEMP このテーブル・スペースは、ソートやグループ化などのデータベース操作中にオブジェクトを一時的に保管するのに使用されます。このテーブル・スペースも ODCA によって自動的に作成されます。これは一時テーブル・スペースです。 推奨: temp テーブル・スペース用に 6 GB 以上のサイズ。
Oracle テーブル・スペースに関する情報
テーブル・スペース
最小サイズ
推奨されるストレージ・パラメーター
SYSTEM 400 MB デフォルト USERS 5 GB EXTENT MANAGEMENT LOCAL SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO
INDX 20 GB EXTENT MANAGEMENT LOCAL SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO
BLOB_TBL_DATA 2 GB EXTENT MANAGEMENT LOCAL SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO
UNDOTBS1 10 GB UNDO TABLESPACE LEAVE DEFAULT VALUES
TEMP 5 GB TEMPORARY TABLESPACE LEAVE DEFAULT VALUES
再実行ログ・ファイルのセットアップ
Oracle では、トランザクションを記録するのに、オンライン再実行ログ・ファイルに依存します。データベース中でトランザクションが行われるたびに、再実行ログ・ファイルに項目が追加されます。再実行ログ・ファイルのサイズを正しく調整すると、データベースのパフォーマンスを向上できます。非コミット・トランザクションの場合も再実行ログ項目が生成されます。6 つの再実行ログ・ファイルを作成し、個々のサイズを 300 MB にしてください。
データベース・サーバー上でこのデータベースのリスナーをセットアップする
WebSphere Product Center は、アプリケーション・サーバー上で JDBC シン・クライアントを使用してデータベースに接続します。WebSphere Product Center スキーマの作成などの特定のタスク用に、WebSphere Product Center SQL スクリプトの一部もアプリケーション・サーバー上で使用されます。DB サーバー上でリスナーをセットアップして、JDBC または SQL Plus を使用してクライアントがデータベースに接続できるようにしてください。
データベース・スキーマ・ユーザーの作成
WebSphere Product Center のデータベース・ユーザーを作成してください。このユーザーは common.properties ファイル中で参照されます。
必要なユーザー情報は以下のとおりです。
- デフォルト・テーブル・スペース: users
- 一時テーブル・スペース: temp
- 認証: Password
- 状況: Unlocked
- 付与される役割: Connect および Resource
- 付与されるシステム特権: 無制限のテーブル・スペース、任意のディクショナリーの選択、およびクエリー再書き込み
例えば、以下の SQL コマンドを SQL プロンプトで実行してください。
SQL> Create user WPC identified by WPC default tablespace users temporary tablespace temp;
SQL> Grant connect, resource, unlimited tablespace, select any dictionary, query rewrite to WPCアプリケーション・サーバー上に Oracle 9i Client をインストールする
アプリケーション・サーバー上に Oracle 9i Client をインストールし、この Oracle クライアントのインストール先のアプリケーション・サーバー上の tnsnames.ora ファイル中にデータベースの項目があることを確認してください。ファイル tnsnames.ora は "$ORACLE_HOME/network/admin" ディレクトリーにあります。アプリケーション・サーバー上で tnsping、SQLPlus、またはその両方を使用して、アプリケーション・サーバーとデータベース・サーバーとの間の接続を確認してください。
X
Oracle のセットアップのチェックリスト
Oracle 9i サーバー・リリースの確認 Oracle Server は、Oracle 9.2.0.5 Standard/Enterprise Edition Database Server である必要があります。 データベースの文字セットの確認 文字セットおよび国別文字セットは UTF8 でなければなりません。 システム・ユーザーとして接続し、データベースの文字セットを確認してください。 SQL>select * from nls_database_parameters where PARAMETER in ('NLS_CHARACTERSET',’ NLS_NCHAR_CHARACTERSET’);
init パラメーター・ファイル項目の確認 この章の Oracle の構成に関するセクションを読み通して、必要なパラメーター・ファイル項目が設定されているか確認してください。 テーブル・スペースのセットアップの確認 必要なテーブル・スペースがデータベース内でセットアップされているかを確認してください。 ロールバック・セグメント状況の確認 すべてのロールバック・セグメントがオンラインになっているか確認してください。システム・ユーザーとして接続し、ロールバック・セグメントの状況を検査してください。 SQL> select SEGMENT_NAME, STATUS from dba_rollback_segs;
再実行ログ・ファイルの確認 データベース中に作成される再実行ログ・ファイルの数が十分か確認してください。データベース中の既存の再実行ログ・ファイルに関する情報を入手するには、システム・ユーザーとして接続し、以下のクエリーを発行してください。 SQL> select * from v$log;
データベース・ユーザーのセットアップの確認 $TOP/etc/default/common.properties ファイル内のデータベース・ユーザー名とパスワードを表示して、データベース・ユーザーが作成され、必要なすべての特権がそのユーザーに付与されていることを確認してください。 データベースの tnsnames.ora ファイル項目の確認 Oracle クライアントのインストール先のアプリケーション・サーバー上の tnsnames.ora ファイル中にデータベースの項目があることを確認してください。tnsnames.ora ファイルは $ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリーにあります。 注: スキーマのインストール時の制限のために、tnsnames.ora 中のサービス名はデータベースの SID と一致していなければなりません。言い換えれば、sqlplus などの OCI ユーティリティーが、SID と同じサービス名を使用して接続できなければなりません。
データベース・サーバー上のリスナーの確認 データベースがアプリケーション・サーバーからアクセス可能でなければなりません。
WebSphere Product Center をインストールして構成するには、この章にリストされた順序で、タスクを実行してください。
- ご使用の環境が、すべてのインストール要件を満たしていることを確認します。
- WebSphere Product Center のディレクトリー構造に書き込み権限を持つユーザーを WebSphere Application Server に作成します。
- デフォルトのシェル・スクリプトとして bash を使用するものと想定されています。 「sh」などの異なるシェルを使用する場合には、まず最初に bash を実行してください。 bash は、/bin/bash というディレクトリーにインストール済みでなければなりません。
Passport Advantage の使用
WebSphere Product Center をパスポート・アドバンテージから入手した場合には、 圧縮形式の WebSphere Product Center ファイルをパスポート・アドバンテージからダウンロードして、 インストール・ファイルを任意のインストール・ディレクトリーで解凍します。
このセクションでは、インストール・メディアを使用するための一般的な手順を説明します。
グラフィカルな WebSphere Product Center インストーラーの起動
グラフィカルな WebSphere Product Center インストーラーはウィザードを表示して、 ユーザーが WebSphere Product Center のインストールに関する選択を行えるようにします。 インストール・メディアのインストーラー・ディレクトリーのいずれかから実行可能ファイルを実行してインストーラーを呼び出します。
オペレーティング・システム インストーラー・ディレクトリー AIX WPC_AIX Linux WPC_Linux HP-UX WPC_HP Solaris WPC_Solaris AIX 上での例:
この例は、AIX 環境で WebSphere Product Center インストーラーを起動する方法について説明します。
AIX コンピューター上で CDE を実行している場合: CDE を実行して、 直接 AIX コンピューターで作業している場合には、インストール・メディアをナビゲートし、 目的の bin ファイル (*.bin) をダブルクリックして、インストーラーを起動できます。
別の方法として、インストール・メディアをナビゲートし、bin ファイル (.bin) をコマンド行で実行することもできます。
X エミュレーション・ソフトウェアを介して AIX コンピューターに 接続している場合: Windows コンピューターから X エミュレーション・ソフトウェアを介して AIX コンピューターに接続している場合には、 以下を実行して、インストーラーを起動してください。
1. 環境を X エミュレーション・ソフトウェア用に構成します。
2. オペレーティング・システムに固有の bin ファイル (.bin) を実行します。 以下の例は、AIX コンピューター上でこれを実行する方法を示しています。
./setupAIX.bin
AIX コンピューターに接続するために使用している Windows コンピューター上で、グラフィカルなインストーラーが開始します。
サイレント・インストールの実行
WebSphere Product Center のサイレント・インストールを実行できます。 この場合、インストールの選択項目をインストール・ウィザードの画面で指定するのではなく、ファイルに指定します。 これは特に、同一のインストールを複数回実行しなければならない場合に役立ちます。
サイレント・インストールは、オプション・ファイルを使用して実行することも、使用せずに実行することも可能です。 オプション・ファイルには、サイレント・インストールで使用されるインストール・パラメーターが保持されています。 次のいずれかを選択し、コマンド行でインストーラー実行可能ファイルを実行します。
- インストール・オプションを手動で設定する
- オプション・ファイルを使用してインストール・オプションを設定する
オプションを手動設定する場合のサイレント・インストールの実行
サイレント・インストールの実行を実行する際、以下のオプションが必要です。
インストール・ロケーション -P installLocation=<dir> 注: <dir> 名の指定には絶対パス名を使用してください。
アプリケーション・サーバーとデータベースの組み合わせ 特定のオペレーティング・システムに合ったアプリケーション・サーバーとデータベースの組み合わせを選択して組み込みます。 これらのオプションは、手動で設定するインストール・オプションの一部、またはオプション・ファイルの一部として組み込むことができます。 AIX の場合
-W adapterFeatures_aix.selectedFeature=<index>
index 値
- WebSphere/DB2 = 0
- WebSphere/Oracle= 1
Linux の場合
-W adapterFeatures_linux.selectedFeature=<index>
index 値
- WebSphere/DB2 = 0
- WebSphere/Oracle= 1
- WebLogic/Oracle= 2
HPUX の場合
- WebLogic/Oracle
Solaris の場合
- WebSphere/Oracle
アプリケーション・サーバーとデータベースの組み合わせのオプションが 1 つしかないオプションでは、 必要なのはインストール・ロケーション・オプションを組み込むことだけです。
./<installer file> -P installLocation=<dir> -silent
注: 組み合わせるアプリケーション・サーバーと データベースの、サポートされるバージョンについては、ソフトウェア要件のセクションを参照してください。
必須指定のオプションを使用してサイレント・インストールを行うには、コマンド行で次のコマンドを実行します。
./<name of installer file> -W adapterFeatures_<operating system>.selectedFeature=<index> –P installLocation=<dir> -silent
例
以下の例は、AIX コンピューター上で WebSphere/DB2 の組み合わせを使ってこれを実行する方法を示しています。
./setupAIX.bin -W adapterFeatures_aix.selectedFeature=0 –P installLocation=/opt/IBM/WPC –silent
オプション・ファイルを使用したサイレント・インストールの実行
オプション・ファイルを使用して、コマンド行で次のコマンドを実行することによりサイレント・インストールを実行することができます。
./<name of installer file> –P -options <options file name > -silent
前のセクションで説明したように、オプション・ファイルにはサイレント・インストール用の必須指定のオプションを組み込んでおかなければなりません。
例
以下の例は、AIX コンピューター上でこれを実行する方法を示しています。
./setupAIX.bin –P –options /home/WPC/install.txt –silent
ユーザーの選択の記録
インストーラーは、対話式インストール中のユーザーの選択を、ファイルに記録することができます。 このファイルは、インストールの完了時に生成されます。 このファイルは、他のマシン上でのサイレント・インストールのための応答ファイルとして使用できます (記録されたユーザーの選択が、サイレント・インストールに適用されます)。
./<name of installer file> –options –record <file name>
このセクションでは、WebSphere Product Center をインストールする方法を説明します。 ソフトウェア・プロダクトのインストールを、グラフィカルなインストーラーを使用して実行するか、それともコマンド行からサイレントに実行するかを選択できます。
グラフィカルなインストーラーを使用した WebSphere Product Center のインストール
以下を実行して WebSphere Product Center をインストールします。
1. 『グラフィカルな WebSphere Product Center インストーラーの起動』の説明に従い、インストーラーを起動します。
2. インストール・ウィザードで使用する言語を選択し、「OK」をクリックします。
3. 「ようこそ (Welcome)」画面で「次へ」をクリックします。
4. IBM ソフトウェア・ライセンス受諾画面で、「使用条件を受け入れます (I accept the terms in the license agreement)」をクリックして「次へ」をクリックします。
5. 選択可能組み合わせリストからアプリケーション・サーバーとデータベースの組み合わせを選択して「次へ」をクリックします。
6. 製品ディレクトリー画面で、以下のいずれか 1 つを実行します。
- WebSphere Product Center のインストール先ディレクトリーの絶対パスを「ディレクトリー名 (Directory Name)」フィールドに入力して、「次へ」をクリックします。
- 「ブラウズ」をクリックしてディレクトリーを選択し、「次へ」をクリックします。
- デフォルト・パスを受け入れて、「次へ」をクリックします。
7. 要約画面が、インストールされる機能、指定された製品ディレクトリー、および必要なディスク・スペースの容量をリストします。 「次へ」をクリックします。
8. インストーラーが正常に終了した後、「完了 (Finish)」をクリックします。
注: ログの詳細情報が、 <install location>/log.txt にあるファイル "log.txt" に記録されます。
TOP 変数の設定
目的: シェル変数 TOP が WebSphere Product Center インストール・ディレクトリーを指すように設定します。
次のファイルを編集します。
$HOME/.bash_profile
注: 上記のプロファイルに使用されている名前は、ご使用の構成に応じて異なる場合があります。".bash_profile" を使用することが推奨されています。
UNIX 上での例:
WebSphere Product Center が次のディレクトリーにインストールされている場合には
/home/user/john/WPCV50
コマンド行から次のように入力します。
export TOP=/home/user/john/WPCV50
$TOP/setup/init_ccd_vars.sh をソースとする
目的: WebSphere Product Center 初期設定スクリプトの場所を定義します。
$TOP/setup/init_ccd_vars.sh
注: デフォルトのシェル init スクリプト .bash_profile に変更を加え、TOP を設定し、init_ccd_vars.sh をソースとしてください。 ~/.bash_profile に変更が加えられたことを確認してください。ファイルの場所は、bash インストールによって異なります。
.bash_profile を編集して、以下を組み込みます。
# WPC init
export TOP=<path to WPC{VERSION} directory>
WPC_INIT_VARS=$TOP/setup/init_ccd_vars.sh
if [ -f $WPC_INIT_VARS ]; then
. $WPC_INIT_VARS
else
echo "Error: file '$WPC_INIT_VARS' not found"
fi
初期設定スクリプトの編集 (init_ccd_vars.sh)
「init_ccd_vars.sh ファイル」は、WebSphere Product Center シェル変数を初期化する際のソースとして使用されます。 このセクションに挙げる幾つかのキー変数をファイル「init_ccd_vars.sh」に設定しないと、WebSphere Product Center を正常に実行できません。 これらの変数が設定されていないと、WebSphere Product Center の開始時にエラーが発生します。
ファイルの場所: $TOP/setup/init_ccd_vars.sh
JDK_HOME の設定
目的: Java ランタイム・インストールの場所を定義します。 このパラメーターは、TOP パラメーターよりも前に置かなければなりません。
UNIX 上での例:
export JDK_HOME=/usr/java131
一般的な UNIX ユーティリティーの設定
目的: WebSphere Product Center スクリプトによって使用される一般的な UNIX ユーティリティーにプロパティーを設定します。
以下のユーティリティーのプロパティーを設定します。
AWK
CP
ECHO
GREP
MKDIR
RM
SED
TOUCH
TR
BC
CATUNIX 上での例:
export CP=cp
export RM="rm –rf"
export ECHO=echo
export TOUCH=touch
export MKDIR="mkdir –p"
export TR=tr
export GREP=grep
export AWK=awk
export SED=sed
export CAT=cat
export BC=bcアプリケーション・サーバーと一緒に使用するための構成の設定
目的: WebSphere Application Server を使用するよう、WebSphere Product Center を構成します。
注: 以下は、WebSphere Application Server のみに適用されます。
以下の変数を設定します。
WAS_HOME
WebSphere がインストールされるディレクトリー。
WAS_NODENAME
WebSphere Application Server のノード名。通常、これはローカル・ホスト名です。
WAS_APPSERVERNAME (Websphere 内で) 使用するアプリケーション・サーバーの名前。これは固有でなければなりません。 WAS_VHOST
WebSphere Product Center ミドルウェアをバインドする WebSphere Virtual Host の名前。 この変数が必要なのは、同じ WebSphere インスタンスで複数の WebSphere Product Center ミドルウェア・サーバーを実行する場合だけです。 注: これは、HTTP サーバーの仮想ホストと同じではありません。
各種モジュールのメモリー・フラグの設定
WebSphere Product Center の各種モジュールすべては、Java 仮想マシンを使用して実行されます。 ユーザーは、これらのモジュール用に使用するメモリーを指定できます。そのためには、この目的で用意されているメモリー・フラグを変更します。
たとえば、次の項目は
export SCHEDULER_MEMORY_FLAG='-Xmx1024m -Xms48m'
SCHEDULER モジュールが初期メモリー設定 (オプション -Xms で指定) として 48MB、最大メモリー設定 (オプション -Xmx で指定) として 1024MB を持つよう指定します。
注: 詳細については、$TOP/setup/init_ccd_vars.sh 内のコメントを参照してください。
WebSphere Product Center サービスのために、以下のメモリー・フラグ設定を使用することをお勧めします。
export ADMIN_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
export APPSVR_MEMORY_FLAG='-Xmx512m -Xms64m'
export EVENTPROCESSOR_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
export QUEUEMANAGER_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
export SCHEDULER_MEMORY_FLAG='-Xmx1024m -Xms48m'
export WORKFLOWENGINE_MEMORY_FLAG='-Xmx256m –Xms64m'
以下のステップでは、システムの使用するランタイム・プロパティーを構成します。これらのプロパティーは、ファイル common.properties で定義されています。
次のファイルを編集します。
$TOP/etc/default/common.properties
データベース情報のセットアップ
目的: データベースへのアクセスを可能にする情報をセットアップします。 Tomcat はこの情報を使用して、データベースにログインし、接続プールをセットアップします。
以下のプロパティーを設定します。
db_userName
db_password
db_url
例:
ユーザー名が「wpcapp」、パスワードが「track1」、データベース・サーバーのホスト名が「jupiter」、Oracle データベース・インスタンスの SID が「pauprd」であるとします。
以下のプロパティーを設定します。
db_userName=wpcapp
db_password=track1
db_url=jdbc:oracle:thin:@jupiter:1521:pauprd
注: 参照されるポートはリスナー・ポートです。 上記の例では、ポートは 1521 です。
以下のプロパティーを設定します。
db_userName
db_password
db_url
例:
ユーザー名が「wpcapp」、パスワードが「track1」、データベース・サーバーのホスト名が「jupiter」、データベース・インスタンスが「pauprd」であるとします。
以下のプロパティーを設定します。
db_userName=wpcapp
db_password=track1
db_url=jdbc:db2:pauprd
時間帯のセットアップ
目的: 時間帯プロパティーを正しく定義します。
以下のプロパティーを設定します。timezone
値: 時間単位または秒単位でオフセットを設定します。
例:
(GMT-08:00) 太平洋標準時間 (米国 & カナダ); ティファナを時間単位で設定するには、次のようにします。
timezone=-8
(GMT-08:00) 太平洋標準時間 (米国 & カナダ); ティファナを秒単位で設定するには、次のようにします。
timezone=-480
FTP ディレクトリーのセットアップ
目的: ftp を使用したデータ・ファイルの転送先ディレクトリー (インポート用) を定義します。 データのインポートに FTP を使用しない場合は、このプロパティーをデフォルトのままにしておくことができます。 データのインポートに FTP を使用しない場合は、このプロパティーをデフォルトのままにしておくことができます。
以下のプロパティーを設定します。
ftp_root_dir
注: ファイルは /u01/ftp/COMPANY_CODE/files に保管され、Docstore の ftp セクションに表示されます。 ファイルが /u01/ftp に書き込まれる場合には、表示されません。 したがって、プロパティーは組織 ftp ディレクトリーに設定しなければなりません。
たとえば、/u01/ftp/wpc/files などです。
UNIX 上での例:
ftp_root_dir=/u01/ftp/
注: ftp ディレクトリーの末尾は、スラッシュ「/」です。
WebSphere Product Center はこの FTP ディレクトリーから読み込んだり、ここに書き込んだりします。
WebSphere Product Center ユーザーに対して読み取り/書き込み特権を許可するように、このディレクトリーを設定してください。
Tmp ディレクトリーのセットアップ
目的: この設定は、サーバー上にある一時ディレクトリーを識別します。
以下のプロパティーを設定します。
tmp_dir
UNIX 上での例:
tmp_dir=/tmp/
注: tmp ディレクトリーの末尾は、スラッシュ「/」です。
WebSphere Product Center ユーザーに対して読み取り/書き込み特権を許可するように、このディレクトリーを設定してください。
WebSphere Product Center ミドルウェアのすべてのサービス (またはモジュール) を開始するには、スクリプト $TOP/bin/go/start_local.sh を使用します。WebSphere Product Center を実行するにはこのスクリプトが必要です。 WebSphere Product Center モジュールを正常に開始できるのは、そのモジュールが有効であることを示す、有効なライセンス・ファイル $TOP/etc/default/ccd_license.xml が存在する場合だけです。 それが無効の場合、モジュールは開始できません。 ディレクトリー $TOP/logs/svc にある、それぞれのモジュール用の特定のログ・ファイルに、エラーが記録されます。
注: ライセンス・ファイルは、インストール・ファイルとは別個に提供されます。 WebSphere Product Center を操作するためにライセンス・ファイルが必要な場合には、WebSphere Product Center サポートにお問い合わせください。
WebSphere Product Center ライセンス・ファイルの妥当性をテストするには、次のスクリプトを実行します。
$TOP/bin/test_license.sh
IP が正しくない場合には、ライセンス検証が、期待される IP と、現行のローカル IP を報告します。
このセクションでは、WebSphere Product Center をアプリケーション・サーバーとともに実行するために必要な説明を行います。
IBM WebSphere Application Server の構成
WebSphere Product Center を WebSphere Application Server とともに使用するためには、以下のセクションに記述された構成の説明に従ってください。
- 構成設定の確認
- WebSphere デフォルトのサーバーと管理コンソールの開始
- WebSphere グループの追加と WebSphere 設定の変更
- WebSphere スクリプトの実行
- WebSphere アプリケーションの開始
構成設定の確認
標準的な変数に加えて、以下の構成設定が $TOP/setup/init_ccd_vars.sh で定義されていることを確認してください。
名前
値
WAS_HOME
WebSphere のホーム・ディレクトリー。つまり、/usr/WebSphere/AppServer。
WAS_APPSERVERNAME
(websphere 内で) 使用する Application Server の名前。 これは固有でなければなりません。
WAS_NODENAME
WebSphere Application Server を実行するノード名。 通常、これはシステムのホスト名と同じです。
WAS_VHOST
WebSphere Product Center ミドルウェアをバインドする WebSphere Virtual Host の名前。 この変数が必要なのは、同じ WebSphere インスタンスで複数の WebSphere Product Center ミドルウェア・サーバーを実行する場合だけです。 注: これは、HTTP サーバーの仮想ホストと同じではありません。
WAS のデフォルトのサーバーを開始するには、root として以下のコマンドを発行します。
${WAS_HOME}/bin/startServer.sh server1
WAS グループの追加
AIX 上で、SMIT 管理ツールを使用して、グループを追加できます。
注: CCD ユーザーが WAS グループの一部であることを確認してください。
# chgrp –R wasgroup ${WAS_HOME}
# chmod –R g+w ${WAS_HOME}
WAS スクリプトの実行
ここまでの WebSphere Product Center インストール・ステップが完了した後、以下のスクリプトを、リストの順序で実行してください。
- $TOP/bin/websphere/create_appsvr.sh
- $TOP/bin/websphere/create_vhost.sh
- $TOP/bin/websphere/install_war.sh
同じ WebSphere サーバーの下で WebSphere Product Center の複数のインスタンスを実行する
1 つの WebSphere サーバーを使用して WebSphere Product Center の複数のインスタンスを実行するには、以下のタスクを実行しなければなりません。
- WebSphere Administration Server を root として実行する必要があります。
各インスタンスを上記のように通常どおりインストールしますが、create_appsvr.sh または install_war.sh は、まだ実行しないでください。 インスタンスごとに固有の WAS_APPSERVERNAME および WAS_VHOST が init_ccd_vars.sh に定義されていることと、固有のアプリケーション・ポートが common.properties に定義されていることを確認してください。 各インスタンスで、以下のスクリプトを、以下の順序で実行してください。
- $TOP/bin/websphere/create_vhost.sh
- $TOP/bin/websphere/create_appsvr.sh
- $TOP/bin/websphere/install_war.sh
- それぞれのインスタンスごとに、サプライヤー・シンボリック・リンクを作成してください。 (install_war.sh がシンボリック・リンクを作成できない場合)
BEA WebLogic の構成
このセクションでは、Websphere Product Center 環境で WebLogic を正しく構成するために必要なタスクを説明します。
- デフォルト・ホーム・ディレクトリーの設定
- $WL_HOME/common/bin/dmwiz.sh ウィザードを使用した新規ドメインの作成
- config.xml ファイルの更新
- WebLogic ドメイン・アプリケーション・ディレクトリーのコピーまたはリンク
- 共通ファイル・ディレクトリーの検査
この資料では、このセクションの WebLogic セットアップ手順を次のように構成します。
- ドメイン・ネームは 'wpc_domain'
- ポート '7507' 上で listen
- ドメイン・ファイルはディレクトリー '/wpc/envs/wl_username/wl_domain' に含まれる
- サーバー名は wpc_server' に設定
- WebLogic ユーザー名は 'wl_username'
- WebLogic パスワードは 'wl_password'
デフォルト・ホーム・ディレクトリーの設定
WebLogic のデフォルト・ホーム・ディレクトリーを設定するには、$TOP/setup/init_ccd.vars.sh で次のパラメーターを構成します。
- WPC_WL_DOMAIN_DIR (WebLogic WPC ドメインのホーム)
- WPC _WL_DOMAIN (WPC ドメインのドメイン・ネーム)
- WPC _WL_SERVER (WPC ドメインのサーバー名)
- WPC _WL_PW (WebLogic サーバーを開始するパスワード)
- WPC _WL_USER (WebLogic サーバー・ユーザー名)
例:
export WPC_WL_DOMAIN_DIR="/wpc/envs/wl_username/wl_domain/wpc_domain"
export WPC_WL_DOMAIN=wpc_domain
export WPC_WL_SERVER=wpc_server
export WPC_WL_PW=wl_password
export WPC_WL_USER=wl_username新規 WebLogic ドメインの作成
新規 WebLogic ドメインを作成するには、次のディレクトリーにある dmwiz.sh ウィザードを使用します。
$WL_HOME/common/bin/dmwiz.sh
1. $WL_HOME/common/bin/dmwiz.sh を実行します。
2. 「ドメイン・タイプの選択 (Choose Domain Type)」「(3) WLS ドメイン ((3) WLS Domain)」
3. 「サーバー・タイプの選択 (Choose Server Type)」「(1) 単一サーバー (Standalone Server) ((1) Single Server (Standalone Server))」
4. 「ドメイン・ネームの選択 (Choose Domain Name)」「(1) 現行の選択の変更 ((1) Modify current selection)」
5. 「単一サーバーの構成 (Configure Single Server)」
6. 「サーバー名の変更 (Modify Server Name)」「wpc_server」
7. 「サーバー listen ポートの変更 (Modify Server Listen Port)」「7507」
8. 「ドメインを作成するロケーションの選択 (Choose Locationto Create Domain) 」 > 「現行の選択の変更 (Modify current selection)」「/wpc/envs/wl_username/wl_domain」
9. 「ユーザー名の入力 (Enter User Name)」「wl_username」
10. 「パスワードの入力 (Enter Password)」「wl_password」
11. 「パスワードの確認の入力 (Enter Verify Password)」「wl_password」
12. Enter を押してドメインを作成し、プロンプトに従ってウィザードを終了します。
dmwiz ウィザードの完了時に、 ドメイン構成ウィザードによって "wpc_domain" は正常に作成されました (Domain Configuration Wizard has successfully created "wpc_domain") というメッセージが表示されます。
"/wpc/envs/wl_username/wl_domain/wpc_domain" に WebLogic を作成した後、" /wpc/envs/wl_username/wl_domain/wpc_domain/config.xml" を編集することによりこれを構成できます。
config.xml の構成
1. 以下のセクションを除去します。
- SSL セクション
- アプリケーション DefaultWebApp セクション
- 証明書アプリケーション・セクション
2. 次の「アプリケーション」セクションと「開始クラス」セクションを追加します。
- アプリケーション (Domain xml パラメーター内に追加)
<Application Deployed="true" Name="suppliers"
Path="{ACTUAL_PATH_TO_PUBLIC_HTML}" TwoPhase="false">
<WebAppComponent Name="suppliers" Targets="wpc_server" URI="suppliers"/>
</Application>
<Application Deployed="true" Name="wpc" Path="./applications"
StagedTargets="" TwoPhase="false">
<WebAppComponent Name="wpc" Targets="wpc_server" URI="wpc.war"/>
</Application>
- 開始クラス (Domain xml パラメーター内に追加)
<StartupClass ClassName="austin.appsvr.current.admin.RemoteWeblogic"
FailureIsFatal="true" Name="RemoteWeblogic" Targets="wpc_server"/>3. DefaultWebApp を変更します。
WebServer フィールドの "DefaultWebApp" を "wpc" に変更します。
4. WebLogic ロギング。 必要な場合、weblogic.log ファイルが別のロケーションにリダイレクトされるようにログ・パラメーターを変更します。
構成後の config.xml ファイルのサンプル
<!--If your domain is active, please do not edit the config.xml file. Any changes made to that file while the domain is active will not have any effect on the domain's configuration and are likely to be lost. If your domain is inactive, you may edit this file with an XML editor. If you do so, please refer to the BEA Server Configuration Reference documentation available from http://e-docs.bea.com/wls/docs61/config_xml/index.html. In general, we recommend that changes to your configuration file be made through the Administration Console.-->
<Domain Name="wpc_domain">
<Server
Name="wpc_server"
NativeIOEnabled="true"
ListenAddress=""
ListenPort="7507" >
<WebServer
DefaultWebApp="wpc"
LogFileName="access.log"
LoggingEnabled="true"
Name="wpc_server"
/>
<Log
FileName="weblogic.log"
/>
</Server>
<Application Deployed="true" Name="suppliers"
Path="/wpc/envs/wl_username/phtml" TwoPhase="false">
<WebAppComponent Name="suppliers" Targets="wpc_server" URI="suppliers"/>
</Application>
<Application Deployed="true" Name="wpc" Path="./applications"
StagedTargets="" TwoPhase="false">
<WebAppComponent Name="wpc" Targets="wpc_server" URI="wpc.war"/>
</Application>
<Security
Name="wpc_domain"
GuestDisabled="false"
/>
<Log
FileName="wl-domain.log"
/>
<StartupClass ClassName="austin.appsvr.current.admin.RemoteWeblogic"
FailureIsFatal="true" Name="RemoteWeblogic" Targets="wpc_server"/>
</Domain>WebLogic ドメイン・アプリケーション・ディレクトリー
WebLogic ドメイン・アプリケーション・ディレクトリー ($TOP/etc/default/weblogic700/config/wpc_domain/applications/ directory) を新規ドメイン・ディレクトリーにコピーします。
アプリケーション・ディレクトリーへのシンボリック・リンクを作成するには、アプリケーション・ディレクトリーを削除し、WebSphere Product Center コード・ベースへのシンボリック・リンクに置き換えます。
例 (前のセクションの例 (/wpc/envs/wl_username/wl_domain/wpc_domain/applications) を使用):
wl_username@app02:~/wl_domain/wpc_domain$ mv applications applications.bk/
wl_username@app02:~/wl_domain/wpc_domain$ ln -s /wpc/envs/wl_username/code/wpc42010009/etc/default/weblogic700/config/wpc_domain/applications/ .
wl_username@app02:~/wl_domain/wpc_domain/applications$ ls -l
total 28896
-rw-r--r-- 1 wl_username envs 29553587 Dec 31 13:36 wpc.war
wl_username@app02:~/wl_domain/wpc_domain/applications$共通ファイル・ディレクトリーの検査
「サプライヤー」アプリケーションとして定義されるディレクトリーが、WebSphere Product Center で public_html のために使用されるディレクトリーと同じであるかどうか確認します。 たとえば、$TOP/public_html から ~/phtml へのシンボリック・リンクを作成します。
wl_username@app02:~/code/wpc42010009$ mv public_html/ public_html.bk
wl_username@app02:~/code/wpc42010009$ ln -s ~/phtml/ public_html
wl_username@app02:~/code/wpc42010009$WebLogic に関する問題
WebSphere Product Center が消える
アプリケーション・ディレクトリーが適切な場所に配置されないと、WebLogic は WebSphere Product Center を自動的に除去します。 これは、config.xml ファイルに WebSphere Product Center を再び追加し、デフォルトの Web アプリケーションを WebSphere Product Center にリセットすることによって解決できます。
組み込み LDAP ロック・エラー
開始時に次のエラーが発生します。
(...)ldap/ldapfiles/EmbeddedLDAP.lok, No locks available,errno=37
このロックに関する問題は、wpc_server ディレクトリーをローカル・ディスクに移動することによって解決できます。 これは NFS wpc_domain からリンクされる sym である可能性があります。
注: データベース・スキーマを作成する前に、ファイル common.properties をセットアップしなければなりません。 (この章の『ランタイム・プロパティーの構成』を参照してください。)
データベース・ユーザーの確認
common.properties 内で参照されているデータベース・ユーザーが、データベース内に存在し、適切な特権を持つことを確認します。
以下のシェル・スクリプトを実行して、WebSphere Product Center がデータベースと対話できることをテストします。
$TOP/bin/test_java_db.sh
スクリプトは common.properties を解析し、データベースにログインしようとします。
- スクリプトがエラーを生成する場合には、common.properties ファイルを変更して正しいデータベース・ユーザーを設定するか、またはデータベース・ユーザーが正しく作成されたかをデータベース管理者に確認してください。
データベース・スキーマの作成
DB ユーザーを正しくセットアップしたら、今度は WebSphere Product Center データベース・スキーマを作成できます。
次のシェル・スクリプトを実行します。
$TOP/src/db/schema/create/create_schema.sh
スクリプトはまず、接続を試みる先のデータベースを表示します。 その後、システムはユーザーにプロンプトを表示し、続行するか (「y」)、停止するか (「n」) を確認します。
続行する場合は「y」と入力します。
注: データベース・スキーマの作成後、create_schema.sh を再び実行する必要はありません。 データベース・スキーマは、1 回のみ作成します。
このセクションでは、WebSphere Product Center のインストールをテストするために使用する会社をセットアップします。 WebSphere Product Center にログインするには会社を作成しなければなりません。 新しい会社を作成するには、『新しい会社の作成』を参照します。
テスト用の会社の作成
WebSphere Product Center にログインするには、会社を作成しなければなりません。 以下のいずれか 1 つ (または両方) を実行して、会社を作成してください。
Acme 会社の作成
「acme」というデモ会社を作成するには、以下のシェル・スクリプトを実行します。
$TOP/src/db/schema/acme/create_acme.sh --code=acme
次の 4 人のユーザーのいる会社 Acme が作成されます。
Admin、bwilson、Jwilson、vjackson
すべてのユーザーにパスワード「trinitron」が提供されています。
空の会社の作成
事前定義データのない「demo」という空の会社を作成するには (デモ acme 会社の作成より速い)、以下のシェル・スクリプトを実行します。
$TOP/src/db/schema/cmp/create_cmp.sh --code=demo
次の 1 人のユーザーがいる会社 demo が作成されます。
Admin
Admin のパスワードは「trinitron」です。
注: パスワードには大文字と小文字の区別があります。 全特権を持つ Admin ユーザーが作成されます。このユーザーは管理者が使用しなければなりません。
WebSphere Product Center の開始
WebSphere Product Center を開始するには、スクリプト start_local.sh を実行します。これは WebSphere Product Center を実行するのに必要なすべてのサービスを開始します。
$TOP/bin/go/start_local.sh
次のスクリプトを実行して、WebSphere Product Center が稼働中であることを確認します。
$TOP/bin/go/rmi_status.sh
以下のサービスが開始済みであることを確認します。
- admin
- appsvr
- eventprocessor
- queuemanager
- scheduler
- workflow
以下は、start_local.sh からの通常の出力の例です。
#./start_local.sh
killing services on localhost
killing service 'appsvr_LORAX'
killing service 'admin_LORAX'
killing service 'ajp12_LORAX'
killing service 'ajp13_LORAX'
killing service 'eventprocessor'
killing service 'queuemanager'
killing service 'scheduler'
killing service 'rmi'
starting rmiregistry on port 17507
starting service 'admin_LORAX'
starting service 'appsvr_LORAX'
starting service 'eventprocessor'
starting service 'queuemanager'
starting service 'scheduler'次のスクリプトを実行して、アプリケーションが稼働中であることを確認します。
/usr/trigo/pink_tulip/austin/bin/go/rmi_status.sh
以下のサービスが開始済みであることを確認します。
admin_LORAX
appsvr_LORAX
eventprocessor
queuemanager
scheduler注: この処理は、プロセッサーの速度に応じて、約 30 秒から 40 秒かかります。
RMI 状況の確認
次のスクリプトを実行して、WebSphere Product Center が稼働中であることを確認します。
$TOP/bin/go/rmi_status.sh
このスクリプトは、クラスター内のすべてのマシン上の RMI デーモンと連絡を取り、各マシン上のローカル・サービスのリストを取得します。 拡張された名前リストが戻されます。
以下は rmi_status.sh の例です。「LORAX」というマシンですべてのサービスが開始したことを示しています。
#./rmi_status.sh
++ [success] rmistatus (Mon Aug 26 17:29:47 PDT 2003)
rmi://lorax:17507/CMP1/appsvr/appsvr_LORAX
rmi://lorax:17507/CMP1/admin/admin_LORAX
rmi://lorax:17507/CMP1/eventprocessor/eventprocessor_LORAX
rmi://lorax:17507/CMP1/scheduler/scheduler_LORAX
rmi://lorax:17507/CMP1/queuemanager/queuemanager_LORAX
rmi://lorax:17507/CMP1/workflow/workflow_LORAXデータベース接続のテスト
Java を使用してデータベース接続をテストし、ドライバーを検証するには、以下のスクリプトを実行します。
$TOP/bin/test_java_db.sh
WebSphere Product Center へのログイン
Internet Explorer Web ブラウザーを開いて、Web サーバーの URL およびポートを入力します。
http://www.acme.com:7507
注: WebSphere Product Center のインストール中に、Web サーバー・ポートが 7507 に設定されました (2 層構成の場合)。別のポートを使用する場合には、ファイル server.xml または Apache 構成ファイル (3 層構成の場合) 内のポート参照を変更してください。
Acme 会社のデモを使用して、次のようにログインします。
ユーザー名: bwilson
パスワード: trinitron
会社コード: acmeWebSphere Product Center にログインすると WebSphere Product Center ホーム・ページが開く場合、インストールは成功しています。 アプリケーションからログアウトし、次のステップに進みます。
この時点ですべての接続が正常に実行中であるなら、Internet Explorer Web ブラウザーを開いて、WebSphere Product Center サーバーの URL およびポートを入力します。
http://www.acme.com:7507
create_acme.sh を使用して Acme 会社のデモを作成した場合には、次のようにログインします。
ユーザー名: bwilson
パスワード: trinitron
会社: acmecreate_cmp.sh を使用して会社を作成した場合には、次のようにログインします。
ユーザー名: Admin
パスワード: trinitron
会社: acmeWebSphere Product Center にログインすると WebSphere Product Center ホーム・ページが開く場合、インストールは成功しています。
WebSphere Product Center の停止
ローカル・マシンで WebSphere Product Center を停止するには、次のスクリプトを実行します。
$TOP/bin/go/stop_local.sh
このスクリプトは、WebSphere Product Center によって開始されたすべてのサービスを停止します。 stop_local.sh からの出力例 (すべてのサービスが停止したことを示す)
#./stop_local.sh
stopping services on localhost
++ [success] stop service 'appsvr_LORAX' (Mon Aug 26 17:55:46 PDT 2002)
Websphere will stop in 5 seconds
++ [success] stop service 'admin_LORAX' (Mon Aug 26 17:55:47 PDT 2002)
admin will stop in 5 seconds
++ [success] stop service 'eventprocessor' (Mon Aug 26 17:55:47 PDT 2002)
event processor stopped
++ [success] stop service 'scheduler' (Mon Aug 26 17:55:47 PDT 2002)
scheduler will stop in 5 seconds
++ [success] stop service 'queuemanager' (Mon Aug 26 17:55:48 PDT 2002)
queue manager stopped
killing service 'rmi'
WebSphere のインストールとテストが済んだので、テスト環境または実稼働環境で使用する新しい会社を作成します。 望むなら複数の会社を作成できます。
たとえば、事前定義データのない「test」という空の会社を作成するには、以下のシェル・スクリプトを実行します。
$TOP/src/db/schema/cmp/create_cmp.sh --code=test
次の 1 人のデフォルト管理者ユーザーのいる会社が作成されます。
ユーザー名: Admin
パスワード: trinitron注: Admin ユーザーは、自動的に全特権を持つように作成されます。このユーザー・アカウントは、管理者によって使用されるべきです。
この章では、WebSphere Product Center のアンインストール方法を説明します。 アンインストールは、グラフィカルな WebSphere Product Center アンインストーラーを使用して対話的に行うか、 コマンド行から対話なしで行うかの、2 つの方法があります。
グラフィカルな WebSphere Product Center アンインストーラーは、ウィザードを表示して、 WebSphere Product Center をアンインストールできるようにします。 アンインストーラーは、WebSphere Product Center インストール・ディレクトリーから実行可能プログラムを実行することによって起動します。
UNIX 環境における例
このセクションでは、UNIX 環境で WebSphere Product Center のアンインストーラーを起動する方法を説明します。
UNIX コンピューター上で CDE を実行している場合: CDE を実行して、直接 UNIX コンピューターで作業している場合には、WebSphere Product Center インストールのアンインストール・ディレクトリーにナビゲートし、 .bin ファイルをダブルクリックすることによって、アンインストーラーを起動できます。
X エミュレーション・ソフトウェアを介して UNIX コンピューターに 接続している場合: Windows コンピューターを使用し、X エミュレーション・ソフトウェアを介して UNIX コンピューターに接続している場合には、 以下を実行して、インストーラーを起動してください。
1. 環境を X エミュレーション・ソフトウェア用に構成します。
2. <インストールした場所>/_uninst/uninstaller.bin を実行します。
UNIX コンピューターに接続するために使用している Windows コンピューター上で、アンインストーラーが開始します。
コマンド行からのグラフィカルなアンインストーラーの起動
WebSphere Product Center のグラフィカルなアンインストーラーを実行するには、コマンド行で次のコマンドを実行します。
<install location>/_uninst/uninstaller.bin
グラフィカルなアンインストーラーを使用して、WebSphere Product Center をアンインストールするには、以下を実行します。
- 「ようこそ (Welcome)」画面で「次へ」をクリックします。
- 「要約」画面に、アンインストールされるコンポーネント、およびそれらがどの製品ディレクトリーから除去されるかが表示されます。 情報を確認して、「次へ」をクリックします。
- アンインストーラーが正常に終了した後、「完了 (Finish)」をクリックします。
WebSphere Product Center のサイレント・アンインストールを実行するには、コマンド行で次のコマンドを実行します。
<install location>/_uninst/uninstaller.bin
WebSphere Product Center システム全体は、並行して稼働する以下のサービスから構成されます。
admin 管理サーバーは、リモート・マシン上のモジュールを開始したり停止したりします。 appsvr アプリケーション・サーバーは、Java Server Pages を供給します。 eventprocessor イベント処理プログラムは、すべてのモジュール間のイベントをディスパッチします。 queuemanager キュー・マネージャーは、WebSphere Product Center の外部に文書を送信します。 scheduler スケジューラーは、バックグラウンド・ジョブを実行します。 workflow ワークフロー・エンジン admin_properties.xml およびクラスター化
サービスは、ワークステーションのクラスター内で実行できます。 クラスター内のさまざまなマシンが、admin_properties.xml ファイル内で定義されます。
$TOP/etc/default/admin_properties.xml
注: admin_properties.xml には、 追加情報があります。各サービスは、admin_properties.xml ファイルにリストされたどのマシンでも実行できます。
標準的な WebSphere Product Center クラスターの場合、 アプリケーション・サーバーとサポート RMI レジストリー・ユーティリティーを WebSphere Product Center サーバーに、 残りの WebSphere Product Center コンポーネントを 2 次サーバーに含めることができます。
1 次サーバーがフェイルオーバーした場合、 2 次サーバー上でこれまで稼働していなかったサービスを最低限の労力でオンラインに回復することができるので、ダウン時間を最小にできます。
図 4 - 標準的な WebSphere Product Center クラスター
サービス名 - 長い名前と短い名前
それぞれのサービスは、サービス名によって一意的に識別されます。 サービス名は固有でなければなりません (クラスター内のマシン上で、同じ名前を持つ別のサービスが稼働している場合、サービスは開始しません)。
各サービスは、サービス名が異なる限り、複数のマシン上で稼働できます。
「admin」および「appsvr」サービスの名前は、システムによって固定されています。
admin の場合は admin_<machine name> (例: 「admin_server1」)
appsvr の場合は appsvr_<machine name> (例: 「appsvr_server1」)
他のサービスの場合は、任意の名前を選んでください。選んだ名前は、実際にはサービスの短い名前になります。
長い名前は、この短い名前を使用して内部的に作成されます。
rmi://<machine name>:<rmi port>/<db user name>/<service type>/<service short name>
例:
「scheduler」サービスをマシン「server1」上で実行しており、 使用する rmi ポートが 17507、接続先のデータベース・ユーザーが「pauadm」の場合、 サービスの名前が「sch1」とすると、長い名前は次のようになります。
rmi://server1:17507/pauadm/scheduler/sch1
同じユーザーおよびポートに対して別のスケジューラー (sch2) がサーバー 2 で稼働する場合、長い名前は次のようになります。
rmi://server2:17507/pauadm/scheduler/sch2
サービス・タイプのメモリー・フラグの設定
さまざまな WebSphere Product Center サービスのメモリー・フラグが、 WebSphere Product Center インストール・ディレクトリーにある、WebSphere Product Center 初期設定スクリプトで設定されます。
<install location>/setup/init_ccd_vars.sh
WebSphere Product Center サービスのために、以下のメモリー・フラグ設定を使用することをお勧めします。
export ADMIN_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
export APPSVR_MEMORY_FLAG='-Xmx512m -Xms64m'
export EVENTPROCESSOR_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
export QUEUEMANAGER_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
export SCHEDULER_MEMORY_FLAG='-Xmx1024m -Xms48m'
export WORKFLOWENGINE_MEMORY_FLAG='-Xmx64m -Xms48m'
RMI – リモート・メソッド呼び出し
サービス登録は RMI (Java リモート・メソッド呼び出し) を介して実行されます。 何らかのサービスを稼働する前に、マシン上で RMI が開始されていることを確認してください。
RMI 状況
クラスター内の稼働サービスすべてのリストを取得するには、次のスクリプトを実行します。
$TOP/bin/go/rmi_status.sh
このスクリプトは、クラスター内のすべてのマシン上の RMI デーモンと連絡を取り、各マシン上のローカル・サービスのリストを取得します。 これは、長い名前のリストを戻します。
ログ・ファイル
各サービスは、ランタイム・ログ・ファイルを生成します。
$TOP/logs/<service>/<service name>/svc.out
例:
「sch1」という名のスケジューラーは、$TOP/logs/scheduler/sch1 内にランタイム・ログ・ファイル svc.out を生成します。
サービスが開始したらログ・ファイルを確認して、すべてが問題なく開始したことを確認するようお勧めします。
サービスの開始
以下のセクションでは、ローカル・スクリプトを使用してサービスを制御する方法を説明します。 サービスを使用する前に、そのサービスを使用するマシン上で、RMI レジストリーを開始する必要があります。
RMI を開始するには、次のスクリプトを実行します。
$TOP/bin/go/start/start_rmiregistry.sh
ローカル・マシン上でのサービスの開始
ローカル・マシン上でサービスを開始する一番簡単な方法は、ディレクトリー $TOP/bin/go/start/ 内にあるスクリプトを使用することです。
スクリプト 説明 start_admin.sh
admin サービスを開始します。
start_appsvr.sh
アプリケーション・サーバーを開始します。
start_eventprocessor.sh
イベント処理プログラムを開始します。
start_queuemanager.sh
キュー・マネージャーを開始します。
start_rmiregistry.sh
RMI レジストリーを開始します。
start_scheduler.sh
スケジューラーを開始します。
start_workflowengine.sh
ワークフロー・エンジンを開始します。
これらのスクリプトのそれぞれは、サービス名をオプションの引き数として使用できます (start_admin.sh、start_appsvr.sh、および start_rmiregistry.sh を除く)。
-svc_name=<service name>
admin および appsvr サービスは、デフォルトの名前を使用します (admin_<machine name> および appsvr_<machine name>)。 別の名前を指定しても、効果はありません。
サービス名を指定しない場合は、デフォルトの名前が使用されます。
「scheduler」(スケジューラー)
「eventprocessor」(イベント処理プログラム)
「queuemanager」(キュー・マネージャー)
「workflow」(ワークフロー・エンジン)
注: 稼働中のローカル・サービスと同じ名前のローカル・サービスを開始すると、 稼動中のローカル・サービスがアボートされますので注意してください。したがって、 スクリプトを使用してサービスを「再始動」することもできます (まず最初にアボートして、その後再始動する)。
例:
「sch1」という名前のスケジューラーを開始する場合
$TOP/bin/go/start/start_scheduler.sh -svc_name=sch1
デフォルト名のスケジューラーを開始する場合
$TOP/bin/go/start/start_scheduler.sh
サービスのアボート
サービスをアボートすると、そのサービスがシャットダウンして、利用不可になります。
たとえば、スケジューラーがジョブを実行中の場合に、ジョブは処理の途中でアボートされます。
ローカル・マシン上でのサービスのアボート
ここに示す構造は、開始時の構造を反映しています。
ディレクトリー $TOP/bin/go/abort/ 内のスクリプトを使用します。
スクリプト 説明 abort_admin.sh
admin サービスをアボートします。
abort_appsvr.sh
アプリケーション・サーバーをアボートします。
abort_eventprocessor.sh
イベント処理プログラムをアボートします。
abort_queuemanager.sh
キュー・マネージャーをアボートします。
abort_rmiregistry.sh
RMI レジストリーをアボートします。
abort_scheduler.sh
スケジューラーをアボートします。
abort_workflowengine.sh
ワークフロー・エンジンをアボートします。
各スクリプトは、サービス名をオプションの引き数として使用できます (abort_admin.sh、abort_appsvr.sh、および abort_rmiregistry.sh を除きます)。
-svc_name=<service name>
注: RMI をアボートすると、 リモート・マシン上のサービスと連絡を取れなくなります。
サービスの停止
サービスを停止すると、サービスを円滑にシャットダウンするよう要求が出されます。 サービスが「ブロックされて」いる場合には、シャットダウン・プロシージャーが全く実行されないことがあります。 スケジューラーは、現在実行中のジョブをすべて完了するまでは、停止しません。
ローカル・マシン上でのサービスの停止
ここに示す構造は、開始時の構造を反映しています。
ディレクトリー $TOP/bin/go/stop/ 内のスクリプトを使用します。
スクリプト 説明 stop_admin.sh
admin サービスを停止します。
stop_appsvr.sh
アプリケーション・サーバーを停止します。
stop_eventprocessor.sh
イベント処理プログラムを停止します。
stop_queuemanager.sh
キュー・マネージャーを停止します。
stop_scheduler.sh
スケジューラーを停止します。
stop_workflowengine.sh
ワークフロー・エンジンを停止します。
各スクリプトは、サービス名をオプションの引き数として使用できます (abort_admin.sh、abort_appsvr.sh、および abort_rmiregistry.sh を除きます)。
-svc_name=<service name>
アボートと停止に関する重要な注記
停止とアボートのどちらを使用するか
アボート サービスのシャットダウンは保証されますが、現在実行中のタスクが中断しないという保証はありません。 停止 「もしも」サービスが停止するのであれば、現在実行中のタスクが最初に停止してから、サービスが円滑に停止することが保証されます。 すべての WebSphere Product Center モジュールの開始
ローカル・マシン上での WebSphere Product Center の開始
スクリプト $TOP/bin/go/start/start_local.sh を実行します。
これにより、RMI レジストリーと、以下のサービスが開始します。
- 「admin_<machine name>」という名前の admin
- 「appsvr_<machine name>」という名前のアプリケーション・サーバー
- 「eventprocessor」という名前のイベント処理プログラム
- 「queuemanager」という名前のキュー・マネージャー
- 「scheduler」という名前のスケジューラー
- 「workflow」という名前のワークフロー
注: このスクリプトは、何かを開始する前に、まずローカル・マシン上の既存のシステムを強制終了しようとします。
ローカル・マシン上での WebSphere Product Center のアボート
スクリプト $TOP/bin/go/abort/abort_local.sh を実行します。
ローカル・マシン上で開始されているすべてのサービスがアボートされます。 RMI レジストリーがアボートされます。
ローカル・マシン上での WebSphere Product Center の停止
スクリプト $TOP/bin/go/stop/stop_local.sh を実行します。
ローカル・マシン上で開始されているすべてのサービスが停止します。 デフォルトで、RMI レジストリーが他のサービスとともに停止します。 RMI レジストリーを稼働したままにするには、以下のオプションを渡します。
--kill_rmi=no
注: "kill_rmi=no" の前に、ダッシュを 2 つ付けます。
サービス状況
簡略形式のサービスの状況の取得
サービスの簡略状況を入手するには、以下のパラメーターを渡します。
-cmd=check -svc=<service name>
例:
スケジューラーの状況を入手するには以下のようにします。
rootadmin.sh -cmd=check -svc=scheduler
簡略状況には次のものがあります。
実行中
サービスが実行中であり、ハートビート機能に応答しています。
見つかりません
サービスが見つかりません。サービスが開始されていなかったか、または破損していることなどが考えられます。
見つかりましたが、応答していません
サービスが RMI レジストリーに登録されたものとして見つかりましたが、ハートビート機能に応答しません。サービスを再始動する必要があるかもしれません。
サービスの詳細な状況の取得
サービスの詳細な状況を取得するには、以下のパラメーターを渡します。
-cmd=status -svc=<service name>
これにより、任意のブラウザーを使用して表示可能な html ファイルが作成されます。端末で、lynx を使用して出力をフォーマットすることもできます。
例:
スケジューラーの状況を入手するには以下のようにします。
rootadmin.sh -cmd=status -svc=scheduler > /tmp/sch_status.html; lynx /tmp/sch_status.html
または
rootadmin.sh -cmd=status -svc=scheduler > /tmp/sch_status.html; lynx -dump /tmp/sch_status.html
注: 上記の例で使用している「>」は、 状況の詳細情報を出力ファイルに書き出します。
状況は、サービスの中で実行しているさまざまなスレッドの概要、および現在そのサービスが使用しているデータベース接続の状況を示します。
このセクションでは、以下のさまざまな WebSphere Product Center プロパティー・ファイルで使用されるパラメーターを概略します。
- common.properties
- admin_properties.xml
- docstore_mount.xml
- data_entry_properties.xml
値の多くは、WebSphere Product Center のインストール中にパラメーターに割り当てられます。 値を変更する必要がある場合には、この付録で概説する規則を使用して変更できます。
始動時に、システムはこのファイルを使用して、システム・レベルのパラメーターすべてを読み取ります。 このファイルには、データベース・レイヤー (接続パラメーター) の設定、ディレクトリー設定、デフォルトの文字セット、スレッド・ポーリング・パラメーター、および他の設定が組み込まれています。
注: common.properties のパラメーターは、ファイルに出現するのと同じ順序でリストされています。
データベース・セットアップのパラメーター
目的: データベースへの接続を定義します。
db_username - データベースにログインするために使用されるユーザー名
db_password - データベースにログインするために使用されるパスワード
db_url jdbc url - データベースに接続するための URL。以下の形式を使用します。 jdbc:db2:<db alias>
例:
db_userName=qa1
db_password=qa1
db_url=jdbc:db2:qadb
テーブル・スペースの分離パラメーター
目的: データベースにさまざまなテーブル・スペースがあるかどうかを定義します。 このパラメーターは、ラップトップまたはスタンドアロン・システムの場合に有用です。
false の場合、GenSchema.java はすべてのテーブル・スペース・ディレクティブを無視します。
true の場合、GenSchema.java はすべてのテーブル・スペース・ディレクティブに従います。
例:
db_tablespaces=true
デフォルト・サービスの DB パラメーター
目的: デフォルト・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection=8
db_minConnection=2
db_maxConnection_default=4
db_maxConnection_system=4
admin サービスの DB パラメーター
目的: admin サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_admin=5
db_minConnection_admin =2
db_maxConnection__admin_default=4
db_maxConnection__admin_system=1
アプリケーション・サーバー・サービスの DB パラメーター
目的: アプリケーション・サーバー・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_appsvr=30
db_minConnection_appsvr=10
db_maxConnection_appsvr_default=26
db_maxConnection_appsvr_system=4
スケジューラー・サービスの DB パラメーター
目的: スケジューラー・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_scheduler=40
db_minConnection_scheduler=10
db_maxConnection_scheduler_default=36
db_maxConnection_scheduler_system=4
イベント処理プログラム・サービスの DB パラメーター
目的: イベント処理プログラム・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_eventprocessor=6
db_minConnection_eventprocessor=4
db_maxConnection_eventprocessor_default=2
db_maxConnection_eventprocessor_system=4
キュー・マネージャー・サービスの DB パラメーター
目的: キュー・マネージャー・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_queuemanager=12
db_minConnection_queuemanager=4
db_maxConnection_queuemanager_default=6
db_maxConnection_queuemanager_system=6
ワークフロー・エンジン・サービスの DB パラメーター
目的: ワークフロー・エンジン・サービスのパラメーターを定義します。
値: 整数値を使用します。
例:
db_maxConnection_workflowengine=12
db_minConnection_workflowengine=4
db_maxConnection_workflowengine_default=6
db_maxConnection_workflowengine_system=6
DB 接続プール情報
目的: DB 接続プール情報のパラメーターを定義します。
値: 最大接続時間 (日数)
例:
db_maxConnTime=1
db_numRetry=3
db_retrySleep=
db_class_name=COM.company.db2.jdbc.app.DB2Driver
時間帯の設定
目的: 時間帯プロパティーを正しく定義します。
以下のプロパティーを設定します。timezone
値: 時間単位または秒単位でオフセットを設定します。
例:
(GMT-08:00) 太平洋標準時間 (米国 & カナダ); ティファナを時間単位で設定するには、次のようにします。
timezone=-8
(GMT-08:00) 太平洋標準時間 (米国 & カナダ); ティファナを秒単位で設定するには、次のようにします。
timezone=-480
1 ページの行数
目的: さまざまなテーブルの、ページあたりの行数。 これらの値は、そのユーザーのユーザー設定に値が指定されていない場合に読み取られます。 これらの値も指定されていない場合は、ハードコーディングされた値 20 が使用されます。
値: 整数を入力します。
例:
table_rows_per_page_specs_console=20
table_rows_per_page_scripts_console=20
table_rows_per_page_item_set=20
table_rows_per_page_multi_edit=10
table_rows_per_page_alerts_display=25
table_rows_per_page_lookup_table=20
パフォーマンス・バッファーのフラッシュ
目的: パフォーマンス・バッファーがフラッシュされる間隔を定義します。
値: 単位は、バッファーへの書き込み回数。たとえば 100 回の書き込みごとにフラッシュする、など。
例:
db_perf_dump=100
WebSphere Product Center ログ・ファイル
目的: WebSphere Product Center ログ・ファイルの位置を、${TOP} からの相対位置で定義します。
値: WebSphere Product Center ログ・ファイルのディレクトリーを入力します。
例:
dbpool_log_file=logs/db_pool/pool_log.txt
各サプライヤーの基本ディレクトリー (${TOP} から見た相対ディレクトリー)
目的: 各サプライヤーの基本ディレクトリーを、${TOP} からの相対位置で定義します。
注: 基本ディレクトリーは public_html で開始しなければなりません。
値: 各サプライヤーの基本ディレクトリー・パスを、${TOP} からの相対位置で入力します。
例:
supplier_base_dir=/public_html/suppliers/
FTP ルート・ディレクトリー
目的: FTP のルート・ディレクトリーを定義します。
値: FTP ルート・ディレクトリーのパスは、スラッシュ「/」で終了しなければなりません。
例:
ftp_root_dir=/u01/ftp/
スケジューラー情報
目的: Num_threads はスケジューラー・ワーカー・スレッドの最大数です。master_poll_time および scheduler_nap_log_factor は、ジョブが開始した後、実行する別のスケジュールを探すまでに、スケジューラーがどれだけの時間待機するかを調整するために使用します。 master_poll_time は、DB に対して続けて実行されるクエリーとクエリーの間の待ち時間としても使用されます。
ある 1 つのスケジューラーが 10 のジョブを開始したのに、別のスケジューラーが 1 つのジョブしか開始していないという事態を避ける考え方です。
nap_time = master_poll_time + scheduler_nap_log_factor*log(count_busy_threads)
例:
log は底が 10 の対数です。
使用中スレッドが 1 個の場合: log(1) = 0、nap_time = 5000 + 10000*0 = 5 秒
使用中スレッドが 10 個の場合: log(10) = 1、nap_time = 5000 + 10000*1 = 15 秒
使用中スレッドが 100 個の場合: log(100) = 2、nap_time = 5000 + 10000*2 = 25 秒
パラメーター:
master_poll_time
sch_poll_time
num_threads
値: 整数値を入力します。時間はミリ秒単位です。
例:
master_poll_time=5000
scheduler_nap_log_factor=10000
sch_poll_time=30000
num_threads=8
ワークフロー・エンジン・ワーカー・スレッド
目的: ワークフロー・エンジン・ワーカーの最大数を定義します。
パラメーター: wfe_num_threads
値: 整数値を入力します。
例:
wfe_num_threads=8
ワークフロー・エンジン db イベント・ポーリング時間
目的: 実行するワークフロー・エンジンがない場合に、DB に対して続けて実行されるクエリーとクエリーの間の待ち時間を定義します。
パラメーター: wfe_db_event_poll_time
値: 整数値を入力します。
例:
wfe_db_evnt_poll_time=1000
ワークフロー・エンジン情報
目的: ワークフロー・エンジン時間を定義します。
パラメーター: wfl_engine_poll_time
値: 整数値を入力します。
例:
wfl_engine_poll_time=5000
エントリー・プロセッサー設定
目的: データ入力画面では、アイテムの保管とマクロの実行がバックグラウンドで行われます。 max_threads_entry_processor < (db_maxConnection_appsvr_default) / 2 でなければなりません。
例:
max_threads_entry_processor=8
max_jobs_entry_processor=64
イベント処理プログラム情報
目的: イベント処理プログラム時間を定義します。
パラメーター: evp_poll_time
値: 整数値を入力します。
例:
evp_poll_time=5000
マウント・マネージャー・デーモン情報
目的: マウント・マネージャーがスリープに設定されるまでの単位時間を定義します。
パラメーター: mountmgr_daemon_sleep_time
値: 整数値を入力します。
例:
mountmgr_daemon_sleep_time=120000
EmailBean 用の SMTP アドレス
目的: EmailBean 用のアドレスを設定します。
smtp_address=mail.company.com
from_address=support@company.com
サポート E メール・アドレス
目的: 「ヘルプ」メニューからアクセスされるサポート E メール・アドレス・リンクを設定します。 これは、お客様の社内サポート E メール・アドレスのことで、IBM WebSphere Product Center サポート E メール・アドレスではありません。
パラメーター: support_email_address
値: 社内サポート E メール・アドレスに設定します。
support_email_address=techsupport@company.com
バージョン情報
目的: インストール済みの WebSphere Product Center バージョンを定義します。 この値は、WebSphere Product Center インストール中に自動的に挿入されます。 この値を変更しないでください。
値: 形式には < WebSphere Product Center バージョン番号 mmddyy> が含まれます。
例:
version_info=4.2.0.0 041202
システムのデフォルトの文字セット
目的: システムのデフォルトの文字セットを定義します。 WebSphere Product Center には UTF-8 文字セット・エンコードが必須です。 この値を変更しないでください。
例:
charset_value=UTF-8
charset_name=UTF-8
デフォルトでドロップダウンに表示される文字セット
目的: ドロップダウン・フィールドで使用される、デフォルトの文字セットを定義します。
パラメーター: Default_charset_value、Default_charset_name
Default_charset_value=Cp1252
Default_charset_name=Default (Cp1252 - ANSI Latin 1)
最大アイテム・オブジェクト
目的: db から取り出して、ItemSet.java のエクスポート用にメモリーに保持する、アイテム・オブジェクトの最大数を定義します。
パラメーター: max_fetch_value
値: 整数値を入力します。
例:
max_fetch_value=100
マージする最大アイテム
目的: マージしてクリーンアップするアイテムの最大数を定義します。
パラメーター: aggregation_queue_size
値: 整数値を入力します。
例:
aggregation_queue_size=2000
一時テーブルの最大アイテム
目的: 一時テーブル内のスペースを占有するアイテムの最大数を定義します。
パラメーター: aggrgation_batch_size
値: 整数値を入力します。
例:
aggregation_batch_size=100
削除/ロールバックする最大アイテム
目的: 削除またはロールバックできるアイテムの最大数を定義します。
パラメーター: delete_rollback_batch_size
値: 整数値を入力します。
例:
delete_rollback_batch_size=100
RMI ポート
目的: 使用する RMI ポートを指定します。
パラメーター: rmi_port
値: 使用したい RMI ポートの整数値を入力します。
例:
rmi_port=17507
注: 次の変数を定義することにより、WebSphere Product Center サービスを特定の RMI ポートにバインドすることができます。<service_name>_rmi_port=<rmi_port>
つまり、「scheduler_01」をポート「12123」を使用するようにバインドするには、次のように定義します。
scheduler_01_rmi_port=12123
アプリケーション・サーバー変数
目的: アプリケーション・サーバー変数を定義します。
値: 使用したいポートの整数値を入力します。
例:
appsvr_port=7507
tomcat_ajp12=21507
tomecat_ajp13=20507
ロケール設定
目的: 実行時の言語サポート用のロケールごとの XML ファイルが入っているディレクトリーを、${TOP} からの相対位置で定義します。
値: 定義するディレクトリーは「/」で終了しなければなりません。 ロケールが指定されていない場合には、デフォルト・ロケールを入力してください。
例:
locale_xml_top=/locales/
デフォルト・ロケール設定
目的: ロケールが指定されていない場合のデフォルト・ロケールを定義します。
値: ロケール値を入力します。
例:
default_locale=en_US
ジョブ状況テーブルのリフレッシュ
目的: ジョブ状況ページの http-equiv リフレッシュ間隔。 これは、ジョブ状況ページが更新される頻度を定義します。
パラメーター: job_status_refresh=
値: 秒数。
例:
job_status_refresh=30
一時ディレクトリー
目的: ローカル・コンピューター上で使用される一時ディレクトリーの位置を定義します。
値: ディレクトリーは「/」で終了しなければなりません。
例:
tmp_dir=/local/boxer/tmp/
ルックアップ・ドロップダウン・ボックス
目的: ルックアップ・ドロップダウン・ボックスに表示する値の数を定義します。
パラメーター: max_lookup_dropdown=
値: 整数を入力します。
例:
max_lookup_dropdown=25
最大非アクティブ間隔
目的: 最大でどれだけの時間に渡って非アクティブな状態が続いたら、ダイアログを表示してシステムから自動的に切断するかを定義します。
パラメーター: max_inactive_interval=
値: 秒数。
例:
max_inactive_interval=1800
パルス更新間隔
目的: 各 JVM のハートビートの時間間隔を定義します。
パラメーター: pulse_update_interval
値: デフォルトは 1 分に設定されます (ミリ秒単位)。
例:
pulse_update_interval=60000
非アクティブ JVM モニター間隔
目的: JVM モニターの非アクティブ状態の時間間隔を定義します。
パラメーター: inactive_jvm_monitor_interval
値: デフォルトは 5 分に設定されます (ミリ秒単位)。
例:
inactive_jvm_monitor_interval=300000
圧縮 BLOB
目的: BLOB を圧縮するかどうかを定義します。
パラメーター: gzip_blobs=
値: true/false
例:
gzip_blobs=true
外部メッセージの送信
目的: 外部メッセージを送信できるかどうかを定義します。
パラメーター: remote_message_delivery=on
値: on/off
例:
remote_message_delivery=on
OS レベルのコマンド
目的: OS レベルのコマンドを実行するために使用するプレフィックスを定義します。
パラメーター: exec_prefix
値: UNIX システムの場合はブランクのままにします。
例:
exec_prefix=
キュー・マネージャー・デーモン
目的: すべてのシステムによって使用されるキュー・マネージャー・デーモンはマルチスレッドであり、デフォルトでは 3 に設定されます。
パラメーター: queue_manager_threads
値: デフォルトを 3 に設定します。
例:
queue_manager_threads=3
データ入力ワーク・リストのサイズ
目的: データ入力画面に表示されるデータ入力ワーク・リストの最大サイズを設定します。 この設定は、同時ユーザーの数、およびアクセスされるアイテム・セットの量に基づいて構成します。 下記の例に示す変数を超えないようにしてください。
パラメーター: worklist_initial_size_limit、worklist_initial_size_limit_sort_all_enabled
値: 整数値を設定します。
例:
# Data Entry Work List Max Size
worklist_initial_size_limit=5000
worklist_initial_size_limit_with_sort_all_enabled=500
データ入力 : 単一編集/マルチ編集の切り替え前に保管
目的: 単一編集とマルチ編集を切り替える前に、入力を保管しなければならなくします。
パラメーター: must_save_before_switching_single_multi_edit
値: true または false に設定します。
false (以前の動作) リッチ検索、単一編集、およびマルチ編集の各属性の集合の和が取り出される。
true 適当な属性の集合だけが取り出される (メモリーの占有スペースが少なくなる)
例:
must_save_before_switching_single_multi_edit=true
データ入力 : ページ送りの前に入力を保管
目的: 次の入力事項または前の入力事項にページ送りする前に、入力事項を保管しなければならなくします。
パラメーター: must_save_before_paging_entries=true
値: true または false に設定します。
false - 保管は不要
true -> 修正された項目が隠れてしまうことはなくなる (メモリーの占有スペースが少なくなる)
例:
must_save_before_paging_entries=true
継承の使用可能化
目的: 継承機能をオン/オフにします。 副仕様も使用可能にすべきです。 (継承は 4.2.1 では使用できません。)
パラメーター: enable_inheritance
値: yes または no に設定します。
例:
enable_inheritance=yes
副仕様の使用可能化
目的: 継承に使用される副仕様機能をオン/オフにします。 (継承は 4.2.1 では使用できません。継承に関連しない、さまざまなデータ・モデル化シナリオで、副仕様を使用できます。)
パラメーター: enable_subspecs
値: yes または no に設定します。
例:
enable_subspecs=yes
キュー・マネージャー・サービス
目的: キュー・マネージャー・パラメーターを定義します。
パラメーター: queuemanager_poll_time、queuemanager_num_threads、queuemanager_max_jobs
値: 整数値に設定します。
例:
queuemanager_poll_time=5000
queuemanager_num_threads=10
queuemanager_max_jobs=1000
IBM MQ 上の JMS
目的: IBM MQ 上の JMS の実装には、以下のパラメーターが必要です。
パラメーター: jms_provider、jms_receive_timeout
値: 下記の例に示す値に設定します。
例:
jms_provider=IBM WebSphere MQ
jms_receive_timeout=1000
編集可能なワークフロー項目
目的: ワークフロー項目を編集可能に設定します。
パラメーター: workflow_with_entries_editable
値: デフォルトでは、項目を持つワークフローは編集不能です。
no - 項目を持つワークフローは編集不能です。
yes - 項目を持つワークフローは編集可能です。
例:
workflow_with_entries_editable=no
JMS ポートおよびキューの設定
目的: WebSphere Product Center によって使用されるインバウンド/アウトバウンド・キュー、および使用される MQ ポートを設定します。
パラメーター: jms_inbound_queue、jms_outbound_queue、mq_port
例:
jms_inbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
jms_outbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
mq_port=1414
MQ 設定
目的: この設定は、MQ の実装が直接に必要とするものであり、IBM MQ 上の JMS にも必要です。
パラメーター: mq_channel、mq_hostname、mq_queuemanager
mq_channel=WPC.JAVA.CHANNEL
mq_hostname=minime
mq_queuemanager=WPC.MINIME.QMGR
mq_inbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
mq_outbound_queue=WPC.MINIME.QUEUE
デフォルトが受け入れ可能でない場合は、以下のパラメーターを指定します。
mq_queue_put_open_options=
mq_message_put_options=
mq_queue_get_open_options=
mq_message_get_options=
スクリプト操作でこれらを受け渡すこともできます。 ここには整数値を入れる必要があります。 コード内にデフォルトをオーバーライドする有効な値があるのでない限り、これらをコメント化しないでください。 これらを指定した場合でも、スクリプト操作が渡す値によってオーバーライドされます。
メッセージ用の文字セット
目的: メッセージに使用される文字セットを設定します。
パラメーター: mq_use_utf、mq_charset
例:
mq_use_utf=false
mq_charset=819
仕様のキャッシュ・サイズ制限
目的: WebSphere Product Center のユーザー・インターフェースに表示される、 静的キャッシュされた仕様の定義のサイズを設定します。 この値は、使用されるメモリー容量に影響を与えます。 システム要件に応じてキャッシュ・サイズを設定してください。
パラメーター: max_specs_in_cache
値: 整数値を設定します。
例:
max_specs_in_cache=200
マウント・マネージャーを使用可能にする
目的: マウント・マネージャーを使用すると便利なのは、外部処理が、docstore にマウントされたファイル・システム・ディレクトリーにファイルを追加したり、そこからファイルを削除したりする場合に限られます。
パラメーター: enable_mountmgr
値: true/false
enable_mountmgr=true
オカレンスごとの実行ルールの設定
目的: 複数のオカレンスを持つストリングを列挙するためのルールの値を毎回計算できるようにします。 これが望ましくない場合には、「false」に設定します。
パラメーター: run_rule_per_occurrence
run_rule_per_occurrence=true
グループまたはローカライズされた属性の固有 ID を作成
目的: これらのパラメーターを true に設定すると、マルチオカレンスのグループおよびローカライズされた属性の固有 ID が自動的に保管されます。 要約すれば、これによってスクリプト操作 getChangedAttributesForMultiOccurrence を使用して正確な区別付けができます。
パラメーター: create_unique_key_for_multi_occurrence_groups、 create_unique_key_for_multi_occurrence_localized
値: true/false
例:
create_unique_key_for_multi_occurrence_groups=true
create_unique_key_for_multi_occurrence_localized=true
ルックアップ・テーブルおよびビュー・オブジェクトの制限
目的: 単一セッションで保管可能なルックアップ・テーブルおよびコンテナー・ビュー・オブジェクトの数に制限を設けるためのメモリー設定を行います。 これらのオブジェクトはパフォーマンス上の理由でセッションとともに保管されますが、各セッションのメモリー占有スペースに追加されることがあるので、これを控えめな数に設定するようお勧めします。
パラメーター: max_lookups_in_cache、max_ctgviews_in_cache
値: 整数値を入力します。
例:
max_lookups_in_cache=10
max_ctgviews_in_cache=10
max_roles_in_cache=50
max_accesses_in_cache=500
メモリー・モニターを使用可能にする
目的: セッション使用のメモリー・モニターを使用可能にし、セッションのメモリー占有スペースを分析します。
パラメーター: enable_memorymonitor、memorymonitor_interval
値: 使用可能な場合は「true」に設定し、間隔には整数値を入力します。
例:
enable_memorymonitor=true
memorymonitor_interval=50000
ロード画面の表示
目的: ページ・ナビゲーションの間のロード画面の表示を使用可能/使用不可にし、ページのロードが完了するまでは、他の場所でのナビゲーションを禁止します。 サーバーの処理があふれないようにするには、これを「true」に設定します。
パラメーター: display_loading_screen
値: true/false
例:
display_loading_screen=false
画面およびジョブのプロファイル情報の収集
目的: 画面およびジョブのプロファイル情報を収集します。
パラメーター: profiling_info_collection_depth=1
値: -1 / 0 / 1 / 2 / 3 / … / 100 (-1 は、プロファイル情報を収集しないことを示します。depth 値は 0 から始まります。)
Profiling_info_collection_depth=1
スケジュールされたジョブの追加プロファイルの収集
目的: スケジュールされたジョブの追加プロファイル情報を収集します。
パラメーター: profiling_scheduled_jobs
値: none / nodebuglog / full
Profiling_scheduled_jobs=full
ウィジェット名
目的: 長いウィジェット名を使用します。 デフォルトで、これは false に設定されます。
パラメーター: debug_use_long_widget_names
値: true/false
debug_use_long_widget_names=false
DB 接続プール・インターフェース
目的: ThinPoolDBManager は、WebSphere Product Center のデフォルトの DB 接続プール・インターフェース層ではなくなりました。したがって、デフォルト値は「false」に設定されます。 再び ThinPoolDBManager を使用するよう切り替えるには、「true」に設定します。
パラメーター: debug_profile_db_connections
値: true/false
例:
debug_profile_db_connections=true
同期化ロックの設定
目的: クリティカル・セクションを処理している現在のスレッドが操作を済ませるまで、スレッドにクリティカル・セクションを待機させる、という同期化ロックの設定。 待機スレッドは数秒ごとに (wait_poll_time で定義) ポーリングを行い、クリティカル・セクションがフリーかどうかを検査します。もしフリーなら、待機スレッドはクリティカル・セクションをロックして、これを自分が使えるようにします。 ロックされたクリティカル・セクションをスレッドが待機できる最大時間は、wait_max_time によって指定されます。これを過ぎると、タイムアウトのために例外がスローされます。
パラメーター: wait_poll_time、wait_max_time
値: 値をミリ秒単位で入力します。 デフォルトで、wait_poll_time は 1 秒、wait_max_time は 1 分です。
wait_poll_time=1000
wait_max_time=60000
スクリプト内の変数の検査を設定
目的: スクリプト内で宣言される変数を、var で宣言するよう設定します。 true に設定した場合、スクリプト変数は var で宣言しなければなりません。
パラメーター: script_check_variables
値: true/false
script_check_variables=false
入力属性値のトリムを設定
目的: 入力属性値のトリムを設定します。 たとえば、"xyz " は "xyz" として保管されます。
パラメーター: trim_entry_attribute_values
値: true/false
trim_entry_attribute_values=false
入力属性リストの表示
目的: 「拡張選択エディター (Advanced Selection Editor)」画面に入力属性リストを表示するよう設定します。
パラメーター: display_attributes_in_rule_editor
値: true/false
Display_attributes_in_rule_editor=true
不変の仕様の設定
目的: getCtgSpec と getCatalogSpec のデフォルトの動作を、不変の仕様の取得か、可変の仕様の取得に設定します。 不変の仕様は変更できませんが、共用キャッシュを再利用します。 可変の仕様は変更できます。
注 : getCtgSpec/getCatalogSpec にブール値を渡すことにより、このオプションを上書きできます。
パラメーター: get_immutable_specs
値: true/false
Get_immutable_specs=false
イベント起動をオフにする
目的: イベント起動をオン/オフに切り替えます。 フラグを false に設定すると、イベントの起動が停止します。
パラメーター: fire_event_processor_events
値: true/false
fire_event_processor_events=true
親の下で表示されるノードに上限を設定する
目的: 左のナビゲーション・ペイン (またはカタログ・エクスプローラーともいう) で 1 つの親ノードの下に表示されるノード数に上限を設定します。0 を指定すると、上限は設定されません。
パラメーター: leftnav_max_categories、leftnav_max_items
値: 整数を入力します。
levtnav_max_categories=0
leftnav_max_items=100
完全修飾 URL の設定
目的: ユーザーが WebSphere Product Center にアクセスするためにブラウザーに指定する、Webサイトの完全修飾 URL (ポート番号を含む) を設定します。 末尾に「/」文字を含めてはなりません。 この値が空のままの場合には、アプリケーション・サーバーのホスト名とポートから、値が引き出されます。 WebSphere については、この値を空のままにしておかないでください。
パラメーター: trigo_web_url
値: ポート番号を含む URL を入力します。
trigo_web_url=http://bach.qa.company.com:7507
目的: このファイルは、管理ユーティリティーが WebSphere Product Center のクラスターを構成するために使用します。
規則:
クラスターの一部を成す、さまざまなホストをリストします。
サービスは、クラスター内のマシンから開始することしかできません。
クラスター内にホストが 1 つだけしかない場合には「localhost」を使用し、それ以外の場合には実際のマシン名を使用してください。
例:
<!-- %DISCLAIMER% -->
<admin>
<!--クラスターの一部を成す、さまざまなホストをリストします。
サービスは、クラスター内のマシンから開始することしかできません。
クラスター内にホストが 1 つしかない場合には「localhost」だけを使用します。
それ以外の場合には、実際のマシン名を使用してください。
例:
<cluster>
<host name="server1"/>
<host name="server2"/>
<host name="server3"/>
</cluster><cluster>
<host name="localhost"/>
</cluster></admin>
目的: システム・マウント・マネージャーが、さまざまな OS ファイル・システムのマウント・ポイントの場所を知るために、このファイルを必要とします。
例:
<?xml version="1.0"?>
<mnts>
<mnt doc_path="/public_html/" real_path="$supplier_base_dir/"/>
<mnt doc_path="/ftp/" real_path="$supplier_ftp_dir/"/>
</mnts>
このファイルには、単一編集の使用時に、データ入力画面に表示される追加フレームに関する情報が含まれています。
1 つの会社の 1 つのカタログまたは階層に関し、追加フレームを提供するために実行される、一連のスクリプトを定義できます。
以下に挙げる 2 種類のスクリプトがあります。
- url: スクリプトは、URL を戻す関数 getURL(entry) で構成されます。この URL を指す新しい iframe が追加されます。
- content: スクリプトは、html コンテンツを戻す関数 getContent(entry) で構成されます。このコンテンツを表示する新規 div が追加されます。
各スクリプトには以下を指定する必要があります。
タイプ (url/content)
タイトル
パス (通常は /scripts/triggers/<script name>),
次のいずれかに渡される余分の html 情報
iframe または div html エレメント (オプション)
例:
<xml>
<company code="WPC">
<catalog name="ctg1">
<script>
<type>url</type>
<extra>height='150'</extra>
<title>for ctg1 - 1</title>
<path>/scripts/triggers/test_ctg1b</path>
</script>
<script>
<type>content</type>
<title>for ctg1 - 1</title>
path>/scripts/triggers/test_ctg1b</path>
</script>
</catalog>
<hierarchy name="h1">
<script>
<type>url</type>
<title>for h2 - 1</title>
<path>/scripts/triggers/test_h2</path>
</script>
</hierarchy>
</company>
</xml>
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。 日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
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この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
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プログラミング・インターフェース情報が記載されている場合、その情報はプログラムを使用してアプリケーション・ソフトウェアを作成する際に役立ちます。
一般使用プログラミング・インターフェースにより、このプログラム・ツール・サービスを含むアプリケーション・ソフトウェアを書くことができます。
ただし、この情報には、診断、修正、および調整情報が含まれている場合が あります。診断、修正、調整情報は、お客様のアプリケーション・ソフトウェアの デバッグ支援のために提供されています。
警告: 診断、修正、調整情報は、変更される場合がありますので、 プログラミング・インターフェースとしては使用しないでください。
以下は、IBM Corporation の商標です。
IBM
IBM ロゴ
AIX
CrossWorlds
DB2
DB2 Universal Database
Domino
Lotus
Lotus Notes
MQIntegrator
MQSeries
Tivoli
WebSphere
Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
MMX、Pentium および ProShare は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
他の会社名、製品名、およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
IBM WebSphere Product Center にはいくつかの「適用除外コンポーネント」(関係する「ライセンス情報」文書の定義に従う) が含まれており、これには以下に挙げる追加の条件が適用されます。このソフトウェアは、「プログラムのご使用条件」の使用条件の下でお客様に使用許諾されており、「適用除外コンポーネント」の条件に従います。IBM には、このソフトウェアに関連して、お客様に以下の通知を行う義務があります。
i.) IBM WebSphere Product Center には、Apache 2.0 ライセンスの使用条件に従って Apache Software Foundation から IBM によって使用許諾された、以下のソフトウェアが含まれています。
- Apache Regular Expression v1.2
- Apache Xalan v2.4.1
- Apache Xerces-j v2.4.0
- Apache Axis v1.1
- Apache XML4J v3.0.1
- Apache Log4j v1.1.1
- Apache Jakarta Commons DBCP Package v1.1
- Apache Jakarta Commons Pool Package v1.1
- Apache Jakarta Commons Collections Package v3.0
Apache の
使用条件
Version 2.0, January 2004
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direction or management of such entity, whether by contract or
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"You" (or "Your") shall mean an individual or Legal Entity
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Object form, made available under the License, as indicated by a
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form, that is based on (or derived from) the Work and for which the
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represent, as a whole, an original work of authorship. For the purposes
of this License, Derivative Works shall not include works that remain
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to that Work or Derivative Works thereof, that is intentionally
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