アラート機能は、WebSphere Product Center のメッセージング・システムで不可欠です。アラートを任意のイベント・タイプと結び付け、特定のイベントが生じたことを、指定したユーザーやユーザー・グループに通知することができます。
イベントには、正常なエクスポート・ジョブから、インポート・ジョブ中の問題までが含まれます。 WebSphere Product Center は、多種多様なイベントに対応したさまざまなアラートを多数サポートしています。
アラート・コンソールとは、WebSphere Product Center 中の、すべてのアラートが管理される領域のことです。この画面から、アラートにサブスクライブし、起動されているアラート全体をブラウズできます。また、この画面からアラートを構成したり、ユーザーを特定のアラートに関連付けることもできます。
アラート・コンソールは、アプリケーションのさまざまな機能域に対応する複数のセクションに分けられます。左側のクイック・アクセス・バー内の「アラート」表示から、アラートをモニターすることもできます。アラート・コンソールへのアクセス
メニュー・パス:「データ・モデル・マネージャー」>「アラート」>「アラート・コンソール」を使用します。
図 18. 1 - アラート・サブスクリプション・コンソール
図 18. 2 - 左側に表示される「アラート」
アラートのアクティビティーの表示
「アラート・サブスクリプション・コンソール」には、ユーザーのサブスクライブ済みのアラートが表示されます。すべてのアラートのアクティビティーを表示するには、メニュー・パス「データ・モデル・マネージャー」>「アラート」>「アラート表示」を使用します。表に、起動済みのアラートをすべて表示する「現在の結果」が表示されます。
アラートへのサブスクライブ
「アラート・サブスクリプション・コンソール」を使用して、ユーザーごとに個別にアラートをセットアップできます。
メニュー・パス:「データ・モデル・マネージャー」>「アラート」>「アラート・コンソール」を使用します。
1. イベント・グループの選択
使用可能なイベント・グループは、以下を含むアプリケーションの機能域に対応しています。
- ユーティリティー
- インポート
- エクスポート
- プロダクト・マネージャー
- ワークフロー
イベント・グループを選択して、「+ADD」をクリックすると、「新規アラート・サブスクリプションの追加」ウィザードが表示されます。
2. イベント・タイプの選択
イベント・タイプにより、構成されるアラートの正確な性質を定義します。イベント・タイプのリストは、1 番目のステップで選択したグループに従属します。
3. イベント条件の選択
特有の状況でアラートを起動する追加パラメーターを指定します。パラメーターが必要でない場合は、このステップをスキップできます。
4. アラートの説明
事前構成済みのアラートの長いリストを検討する際に場所を探索するのに役立つ、アラートの説明を入力します。
5. 配布の選択
疑問符ボタンをクリックしてアラートの起動時に通知を受ける配布グループを選択するか、「新規」をクリックして新しい配布グループを作成します。「選択」をクリックして、次のステップに進みます。
注 : アラートをセットアップしているユーザーは、自動的にそのアラートにサブスクライブされます。したがって、そのユーザーがアラートへのサブスクライブ中にユーザー・リストから自分の名前を選択すると、1 つのアラートで 2 回アラートを受けることになります。
6. ユーザーの選択
配布グループを選択する代わりに、イベントが発生した際にアラートを受けるユーザーを選択します。
アラート・サブスクリプション・ウィザードが完了したら、「アラート・サブスクリプション・コンソール」からアラートを表示できます。
注: アラートを追加した場合は、そのアラートを左ペインに表示できます。
アラート結果の表示
以下の 3 つのエリアのいずれかからアラート結果を表示できます。
1)「アラート・コンソール」 - アラート名をクリックして結果を表示します。
図 18.3 -「アラート・コンソール」からアラート結果を表示する
2) 左ペイン - 左ペインでアラート番号をクリックすると、右ペインに結果が表示されます。
図 18.4 - 左ペインから結果を表示する
3)「マイ・タスク・リスト」 - 「アラート・モジュール」から、「アラートの説明」の名前をクリックして結果を表示します。
図 18.5 -「マイ・タスク・リスト」から結果を表示する