バージョン 6.0 の新機能のトピックでは WebSphere Event Broker バージョン 6.0 の
主な新機能を紹介しましたが、このトピックでは、フィックスパックで追加された
追加機能について説明します。
フィックスパックの内容についての詳細は、 WebSphere Event Brokerサポート Web ページ に移動し、ご使用の製品を選択して推奨フィックスパックを表示するか、またはすべての選択可能なフィックスパックをリストしてください。それぞれのフィックスパックには、memo.ptf と呼ばれるメモが含まれています。このメモには、フィックスパックの内容の詳細が記載されています。
フィックスパック 1 には、以下の機能拡張が含まれています。
- Message Brokers
Toolkit 用 Rational サポートの更新
- Message Brokers
Toolkit は現在 Rational Application
Developer (RAD) バージョン 6.0.1.1 に基づいており、当該リリースおよびその後のバージョン 6.0.1 の
更新と互換性があります。異なるバージョンに基づく RAD 製品とは
共存できないため、共存させる製品はバージョン 6.0.1.1 より下であってはならず、
かつバージョン 6.0.2 より下でなければなりません。他の Rational 製品も
使用可能な最新のレベルでなければなりません。互換性のある Rational フレームワークを使用しているかの確認について
詳しくは、インストール・ガイドを参照してください。
- 64 ビット実行グループのサポート
- 64 ビット実行グループのサポートが追加され、非常に大規模なメッセージを
使用できるようになっています。また、WebSphere MQ バージョン 6.0 で
提供されている 64 ビットのキュー・マネージャーを使用するときに、WebSphere Event Broker バージョン 6.0 が
ファースト・パス (トラステッド) モードでアプリケーションを実行できます。
- ランタイム環境用に拡張されたプラットフォームおよびオペレーティング・システム・サポート
- 現在、以下のランタイム環境に対するサポートが提供されています。
- Solaris (x86-64 プラットフォーム) (Solaris 10 を実行するもの)。
- Linux (POWER プラットフォーム) on iSeries および pSeries ハードウェア (以下のいずれかの
オペレーティング・システムを実行するもの)。
- Linux PowerPC Red Hat Enterprise Advanced Server V4
- Linux PowerPC SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 9
- Linux Red Hat Enterprise Advanced Server V4 (Linux (x86 プラットフォーム) 用および Linux (zSeries プラットフォーム) 用)。
- Solaris 10 (Solaris (SPARC プラットフォーム) 上および Solaris (x86-64 プラットフォーム) 上)。
サポートされる
環境について詳しくは、オペレーティング・システム要件を参照してください。
- 拡張されたデータベース・サポート
- 以下のデータベースに対するサポートが追加されています。
- 以下のプラットフォームの Microsoft SQL Server 2000。
- AIX
- HP-UX
- Linux (x86 プラットフォーム)
- Solaris (SPARC プラットフォーム)
- Solaris (x86-64 プラットフォーム) および Linux (POWER プラットフォーム) 上の IBM DB2 V8。
稼働環境ごとの
使用可能なデータベース・サポートについて詳しくは、サポートされるデータベースを参照してください。
- バージョン 2.1 に拡張された逆方向リカバリー
- バージョン 2.1 製品からバージョン 6.0 に
マイグレーションしたコンポーネントおよびリソースを元の状態に
復元できるようになっています。この作業を行う方法については、コンポーネントおよびリソースをバージョン 2.1 に復元するを参照してください。