マイグレーション後のプログラムからのコマンドの実行

WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 コマンドを発行するプログラムがある場合、このトピックでは、WebSphere Event Broker バージョン 6.0 にマイグレーションした後、変更なしでこれらのプログラムを実行する方法について説明します。

UNIX システム

WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 コマンドの名前は、"mqsi" ではなく、"wmqps" という接頭部で始まります。 さらに、WebSphere MQ Event Broker コマンドは、WebSphere Event Broker コマンドの保管先とは異なるディレクトリーに保管されます。 WebSphere MQ Event Broker コマンドを発行する (シェル・スクリプトのような) プログラムがある場合、WebSphere Event Broker に付属している migration.sh というシェル・スクリプトを実行することにより、マイグレーション後にもこれらのプログラムを未変更のまま使用し続けます。migration.shWebSphere Event Broker コマンドへの必要なシンボリック・リンクを作成します。

以下の表は、各オペレーティング・システムの migration.sh の完全修飾パス名を示しています。
オペレーティング・システム migration.sh の完全修飾パス名
AIX /usr/opt/mqsi/sample/migration/migration.sh

HP-UX
Solaris

/opt/mqsi/sample/migration/migration.sh

WebSphere Event Broker に対する保守更新を適用した後、再びこれを実行する必要はないため、migration.sh はシンボリック・リンクを作成することによって機能します。

Windows システム

WebSphere MQ Event Broker バージョン 2.1 コマンドの名前は、"mqsi" ではなく、"wmqps" という接頭部で始まります。 WebSphere MQ Event Broker コマンドを発行する (バッチ・プログラム (またはバッチ・ファイル) のような) プログラムがある場合、WebSphere Event Broker に付属している migration.bat というバッチ・プログラムを実行することにより、マイグレーション後にもこれらのプログラムを未変更のまま使用し続けます。migration.bat は、対応する WebSphere MQ Event Broker コマンドがある WebSphere Event Broker の各コマンドのコピーを作成し、コピーされたコマンドに WebSphere MQ Event Broker 名を与えます。

migration.bat はディレクトリー WBIEB¥sample¥migration にあります。 ここで、WBIEB は、WebSphere Event Broker をインストールしたディレクトリーの完全修飾パス名です。 migration.bat をこのディレクトリーから実行する必要があります。

WebSphere Event Broker に保守更新を適用するたびにこれを実行する必要があるため、migration.bat はコマンドをコピーすることによって機能します。

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