これらのプロパティーを変更するには、ブローカー名および -e を実行グループの名前と共に指定する必要があります。
DynamicSubscriptionEngine を ObjectName に対して指定する必要もあります。
以下のプロパティーおよび値が、Real-timeInput および Real-timeOptimizedFlow ノードと共に使用するために有効です。
- -n httpDispatchThreads
- ブローカーが HTTP トンネリング・クライアントの管理専用に使うスレッドの数です。
- -n httpProtocolTimeout
- HTTP プロトコルのタイムアウト間隔をミリ秒で示した数値です。
この値を変更して、HTTP トンネリング・プロトコルの任意の段階で、ブローカーが次のイベントを待機する時間を更新することができます。
値を 0 にすると、ブローカーは無制限に待機します。
- -n enableClientDiscOnQueueOverflow
- これが真であり、すべての可能なメッセージを削除した後に、まだ maxClientQueueSize を超過する場合、ブローカーはクライアントを切断します。
- -n enableQopSecurity
- メッセージ用の保護品質レベルを使用可能にします。
isysQopLevel または sysQopLevel のいずれかの値がデフォルト値の none から変更された場合は、デフォルトで保護品質が有効になります。
- -n interbrokerHost
- ブローカーの IP ホスト名。
ヌルとしてデフォルトのままにしてもよいのは、単一ブローカー構成だけです。
mqsichangeproperties <broker>
-o DynamicSubscriptionEngine -n interbrokerHost -v <IP host name>
値を変更した場合は、ブローカーを停止してから再始動する必要があります。その後で、トポロジー全体を再デプロイする必要があります。
- -n interbrokerPort
- ブローカーが、着信ブローカー間接続を listen するポート番号。
同一のマシン上で複数のブローカーを実行したい場合は、ブローカーごとに interbrokerPort プロパティーを異なる値に設定します。
以下に例を示します。
mqsichangeproperties <broker>
-o DynamicSubscriptionEngine -n interbrokerPort -v <port number>
トポロジーのデプロイ前に interbrokerPort 値を設定しない場合は、ブローカーを再始動してください。
値を変更した場合、ブローカーを停止して再始動してから、トポロジーを再デプロイする必要があります。
- -n isysQopLevel
- システムに適用され、ブローカーがパブリッシュおよびサブスクライブのみを行えるようにします。
- -n jvmMaxHeapSize
- Java™ ユーザー定義ノードの JVMManager で使用される Java 仮想マシン (JVM) のヒープ・サイズの大きさ。
この値は、16 777 216 から 8 589 934 592 の範囲内でなければなりません。
- 値タイプ - 整数
- 初期値 - 134 217 728
- -n maxBrokerQueueSize
- ブローカーが別のブローカーへの送信用にキューに入れられるバイトの最大数。
最大数を超えると、最新のメッセージ、高位優先度のメッセージ、および応答メッセージを除いて、そのブローカー用にキューに入っていたすべてのメッセージがブローカーによって削除されます。これが 0 の場合、ブローカーは、別のブローカー用にキューに入れておくバイト数を制限しません。
- -n maxClientQueueSize
- ブローカーがクライアントへの送信用にキューに入れられるバイトの最大数。
最大数を超えると、最新のメッセージ、最高優先度のメッセージ、および応答メッセージを除いて、そのクライアント用にキューに入っていたすべてのメッセージがブローカーによって削除されます。これが 0 の場合、ブローカーはクライアント用にキューに入れておくバイト数を制限しません。
このプロパティーの値は、maxMessageSize 値より大きいか、等しくなければなりません。
- -n maxConnections
- ブローカーで許容される同時接続クライアントの最大数。
この限度に達すると、ブローカーはクライアントからの新しい接続要求を拒否します。この値が 0 より小さい場合、クライアント数に制限はありません。
- -n maxHopCount
- 複数ブローカー・ネットワークでメッセージのループが起きないようにするために、メッセージの送信に使用する複数ブローカー・リンクの最大数。
この値は、複数ブローカー・ネットワーク内のどこにでもメッセージを送信できるように十分な大きさに設定してください。
- -n maxMessageSize
- バイト単位の最大許容メッセージ・サイズ。
この最大サイズを超えるメッセージがクライアントから着信した場合、そのクライアントは切断されます。
このプロパティーの値は、maxClientQueueSize 値より小さいか、等しくなければなりません。
- -n multicastAddressRangeMax
- ブローカーがマルチキャスト伝送のために使用できる最大 IPv4 アドレス。
このアドレスは、
224.0.0.2 から
239.255.255.255 の範囲内でなければなりません。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 - 239.255.255.255
- -n multicastAddressRangeMin
- ブローカーがマルチキャスト伝送のために使用できる最小 IPv4 アドレス。
このアドレスは、
224.0.0.2 から
239.255.255.255 の範囲内でなければなりません。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 - 224.0.0.2
- -n multicastBackoffTimeMillis
- クライアントが自身の NACK を送信する前に、別のクライアントの NACK を listen する最大時間 (ミリ秒)。この値の範囲は 0 から 1000 になります。
- -n multicastDataPort
- マルチキャスト・パケットの送受信に使用される UDP データ・ポート。
- -n multicastEnabled
- multicastTopicsConfigFile で定義されているトピックをマルチキャストで配信するかどうかを指定します。
値が true であれば、multicastTopicsConfigFile 内の指定されたトピックがマルチキャストで配送されます。
- -n multicastHeartbeatTimeoutSec
- 各クライアントで、コントロール・パケットが到着する間隔を秒数。
コントロール・パケットが前のコントロール・パケットの到着秒数 (このプロパティーで指定された値の 2 倍の数として定義されている) 内に到着しない場合、エラーの疑いがあります。
- -n multicastLimitTransRate
- このプロパティーを multicastTransRateLimitKbps プロパティーと一緒に使用して、ネットワーク輻輳を制御します。
有効な値は以下のとおりです。
- Disabled
- マルチキャスト・データはできる限り高速で伝送されます。
- Static
- 伝送速度は multicastTransRateLimitKbps で指定された値によって制限されます。
- Dynamic
- 伝送速度は処理中に変化しますが、multicastTransRateLimitKbps で指定された値は超えません。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 - Disabled
- -n multicastMaxKeyAge
- 最大経過時間の再定義が必要になるまでの、トピック暗号鍵の最大経過時間 (分単位)。
- -n multicastMaxMemoryAllowedKBytes
- クライアント受信バッファーによる最大メモリー消費量 (キロバイト単位)。
このパラメーターは、Pragmatic General Multicast (PGM) プロトコルが選択されている場合のみ使用できます。
- -n multicastMCastSocketTTL
- マルチキャスト・パケットがクライアントとブローカーの間に作成できる最大ホップ数。
クライアントとブローカー間に存在できるルーターの最大数より 1 つ大きな値になります。
値
1 は、パケットがすべてのローカル・ノードに達するが、ルーターが中継できないことを示します。
最大値は
255 です。
- -n multicastMinimalHistoryKBytes
- すべての伝送パケットのアーカイブとして割り振られるバッファーの最小サイズ (キロバイト)。このバッファーは、信頼できるすべてのトピックによって共用され、失われたパケットを回復するのに使用できます。この値は、1000 から 1000000 の範囲内でなければなりません。
- -n multicastMulticastInterface
- マルチキャスト伝送のために使用するインターフェース。
ホスト名または IP アドレスを指定できます。値を None にすると、ネットワーク・インターフェースはオペレーティング・システムに依存します。
ネットワーク・カードが 1 つしかない場合は、オペレーティング・システムは localhost 値を使用するので、デフォルト値の none が有効です。しかし、複数のネットワーク・カードがある場合は、確実に正しいカードが使用されるようにするには、このパラメーターを設定しなければなりません。
- -n multicastNACKAccumulationTimeMillis
- 回復されたパケットが送信される前に、NACK がブローカー内で集約される時間をミリ秒で示します。
この値は、50 から 1000 の範囲内でなければなりません。
- -n multicastNACKCheckPeriodMillis
- 受信状況の定期的なチェックと NACK 作成のシーケンス・ギャップ検出の間の時間間隔 (ミリ秒)。
この値は、10 から 1000 の範囲内でなければなりません。
- -n multicastOverlappingTopicBehavior
- このプロパティーは、クライアントがトピックのマルチキャスト・サブスクリプションを要求するときに、ブローカーの動作を制御するのに使用されます。それはトピックが含まれるトピック階層の一部であり、マルチキャストは明示的に除外されています
有効な値は以下のとおりです。
- 受諾
- 一致するマルチキャスト・サブスクリプションが受け入れられ、特に除外したパブリケーションを除き、
トピックと一致するすべてのパブリケーションがマルチキャストされます。
- 拒否
- マルチキャストが使用不可能な子を持つトピックに対するマルチキャスト・サブスクリプションは、ブローカーによって拒否されます。
- 復帰
- マルチキャストが使用不可能なトピック、またはトピックの子に対するサブスクリプションは、ユニキャスト伝送になります。
- 値タイプ - ストリング
- 初期値 - Accept
- -n multicastPacketBuffers
- パケット受信の開始時に作成されるメモリー・バッファーの数。
たくさんのバッファーを使用可能にすると、メモリーの使用率は増えてしまいますが、受信のパフォーマンスが向上し、高送達速時のパケット損失を最小限に抑えられます。各バッファーは 33 KB で、この値の範囲は 1 から 5000 になります。
- -n multicastPacketSizeBytes
- マルチキャスト・パケットのサイズ (バイト単位)。
この値は、500 から 32000 の範囲内でなければなりません。
- -n multicastProtocolType
- プロトコル・タイプ。
有効な値は以下のとおりです。
- -n multicastSocketBufferSizeKbytes
- クライアントのソケット受信側バッファーのサイズをキロバイトで示します。
サイズを大きくすると、損失率が下がります。この値の範囲は 65 から 10000 になります。
- -n multicastTransRateLimitKbps
- 全体の伝送速度を Kb (K ビット)/秒に制限します。
このプロパティーは、
multicastLimitTransRate プロパティーが無効ではない場合にのみ有効です。
このプロパティーの値を、システムまたはネットワークの最大データ伝送速度以下で、
かつ
10 から
1000000 までの範囲内に設定します。
- -n nonDurableSubscriptionEvents
- 非持続サブスクライバーの作成または削除時に、ユーザーがイベント・メッセージを希望するかどうかを示します。true 値の場合はイベント・パブリケーションを作成することになり、false 値の場合はイベント・パブリケーションを作成しないよう指示します。
- -n pingTimeoutMultiple
- ブローカーが応答を待ち始めてから、応答がないのでクライアントまたはブローカーを切断するまでの、clientPngIntervals または brokerPngIntervals の連続数。
- -n statsInterval
- 統計のパブリケーションの間隔のミリ秒数。
これを 0 に設定すると、統計パブリケーションは生成されません。このプロパティーの変更後にブローカーを再始動する必要はありませんが、値の変更後にブローカーが統計の生成を開始するまでに最大 1 分を要することがあります。
この値は、
0 から
1000 の範囲でなければなりません。
この値は、パブリッシュ/サブスクライブ 統計間隔のみを参照します。
- -n sysQopLevel
- システムに適用され、ブローカーがパブリッシュのみを行えるようにします。
Real-time ノードのパラメーターを変更する方法の例については、mqsichangeproperties コマンドを参照してください。
他の例は、以下の特定のタスク向けに提供されています。