ファイアウォールを使用した RAC の構成

ブローカー・ドメイン環境において、ブローカー・システムと、 ワークベンチを実行しているシステムとの間にファイアウォールが組み込まれている場合、 Rational Agent Controller (RAC) 用のファイアウォールで開くことができる固定ポートを設定することができます。

RAC がインストールされているブローカー・システムごとに、下のステップを完了してください。 これらの説明は、RAC バージョン 6.0.1 に適用できます。

  1. 1 つ以上のブローカーがシステム上で実行されている場合、mqsistop コマンドを使用してブローカーを停止してください。
  2. 該当する場合には、RAC を使用するこのシステムの他のプログラムまたは処理を停止します。
  3. RAC が実行されている場合はそれを停止します。
  4. RAC インストール・ディレクトリー内で、config サブディレクトリーに移動して、サービス構成ファイル serviceconfig.xml を見つけます。 例えば、Windows の場合、ファイルは C:¥Program Files¥IBM¥Agent Controller¥Config にあります。
  5. 好みのエディターで serviceconfig.xml を開き、 以下で説明されている設定を更新します。 このファイルの他の設定は変更しないでください。
    • isDataMultiplexed。この設定値は、データおよび制御情報を単一 TCP/IP ポートで多重化するかどうかを示します。 このオプションを有効にするには、この属性を true に設定します。
      isDataMultiplexed ="true"
    • filePort。この設定はファイル転送操作に使用されるポートを定義します。 WebSphere® Event Broker ではファイル転送がサポートされないので、この属性を設定する必要はありません。 RAC を使用するプログラムが他にあり、ファイル転送を必要とする場合は、この属性をそれらのプログラムで定義した値に設定してください。そうでない場合は、この属性を 0 に設定します。
      filePort="0"
    • port。この設定は、RAC がワークベンチからの接続を受け入れるポートを定義します。 この属性を、デフォルト値 10002 に設定するか、ドメイン管理者によって定義された値に設定します。
      port="10002"
  6. RAC に指定したポート (10002 など) がファイアウォールで開いていることを確認します。
  7. RAC を始動します。
  8. RAC が稼働しているときに、mqsistart コマンドを使用してブローカーを開始します。
関連タスク
同梱製品のインストール
Rational Agent Controller のインストール
関連資料
mqsistart コマンド
mqsistop コマンド
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:21

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