デフォルト構成ウィザードの使用

デフォルト構成ウィザードを使用して、基本ブローカー・ドメイン構成をセットアップおよびテストすることができます。

デフォルト構成ウィザードを実行する前

デフォルト構成ウィザードを使用すると、基本的な構成をローカル・マシン上にセットアップできるので、 製品の検討やサンプル・ギャラリーで提供されるサンプルの実行を行うことができます。また、ご使用のログオン・アカウントにセットアップされた既存のデフォルト構成が既に存在する場合は、 除去することもできます。

デフォルト構成については、インストール・ガイドでさらに詳しく説明されています。 そこでは、サンプル・プログラムを使用してインストールを検査する方法についても説明されています。インストール・ガイド を参照してください。

デフォルト構成の作成

このウィザードは、次のリソースを作成します。

  • ブローカー・ドメイン。
  • サンプル・ブローカー。
  • ブローカーが使用するデータベース。

    Windows 上では、ウィザードにより、データベース・マネージャーで使用可能なものがデフォルトに設定されます。使用されているデータベースは、「デフォルト構成の要約」ページに記録されています。 データベース・マネージャーの詳細は、ウィザードのログ・ファイルにも書き込まれます。

  • WebSphere MQ キュー・マネージャー
  1. Windows の場合、デフォルト構成ウィザードは、WebSphere Event Broker の インストール終了時に自動的に起動します。 ウィザードは、Message Brokers Toolkit の「ようこそ」ページ (Message Brokers Toolkit 最初に起動するときに表示される) から手動で起動できます。 「ようこそ」ページが表示されない場合は、Message Brokers Toolkit「ヘルプ」 > 「ようこそ」をクリックして開きます。
  2. ウィザードの「ようこそ」ページには、行われることの説明が書かれています。 パスワードを入力してログオンし、「次へ」をクリックして継続します。 「キャンセル」をクリックすると、いつでもデフォルト構成の作成を取り消すことができます。

    ウィザードが、デフォルト構成がまだ インストールされていないことを検査します。

  3. 「デフォルト構成の要約」ページに、作成されるリソースがリストされます。 このページの情報フィールドで、Derby が Windows 上でデフォルトのブローカー・データベースとして設定されているかどうかを確認できます。 そのフィールドでは、エンタープライズ・データベース・サーバーを代わりにインストールして構成する代替オプションも提示します。 「次へ 」をクリックして先に進みます。
  4. 「デフォルト構成の進行」ページには、発生したバックグラウンド・アクションがリストされ、正常終了が示されます。 「キャンセル」をクリックすることにより、この時点でデフォルト構成の作成を取り消すことができます。 ウィザードはすべての構成タスクをバックアウトし、次いで処理の進行と成功を表示します。構成処理は、Eclipse ワークスペース・ディレクトリーのログ・ファイルに書き込まれます。
    • Linux platform user_home_directory/IBM/wmbt6.0/workspace/.metadata/DefaultConfigurationWizard.log
    • Windows platform user_home_directory¥eclipse¥workspace¥.metadata¥DefaultConfigurationWizard.log

    デフォルト構成が正常にセットアップされた場合、該当するメッセージが表示されます。 エラーが発生した場合には、該当するメッセージが表示され、ウィザードはすべての構成タスクをバックアウトします。バックアウト処理中にエラーが発生した場合、ウィザードには、手動で除去する必要があるリソースのリストが表示されます。

  5. サンプルを使用してデフォルト構成を検査することができます。 「終了時にサンプル・ウィザードを起動」 がデフォルトで選択されています。「終了」をクリックして、 「サンプルの準備」ウィザードを起動します。

    「サンプルの準備」ウィザードを起動しない場合には、「終了」をクリックする前に 「終了時にサンプル・ウィザードを起動」のチェック・マークを外します。

    Message Brokers Toolkit 内でこの情報を表示している場合、 以下のサンプルをクリックすることにより、サンプルを手動で起動できます。 別の方法として、「ヘルプ」 > 「サンプル・ギャラリー」をクリックし、「アプリケーション・サンプル」 > 「メッセージ・ブローカー」を展開します。

    サンプルは、Message Brokers Toolkit と統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。

デフォルト構成の除去

  1. Message Brokers Toolkit の「ようこそ」ページ (Message Brokers Toolkit を 起動した後に表示される) からデフォルト構成ウィザードを起動します。「ようこそ」ページが表示されない場合は、Message Brokers Toolkit「ヘルプ」 > 「ようこそ」をクリックして開きます。
  2. ウィザードの「ようこそ」ページには、行われることの説明が書かれています。 パスワードを入力してログオンし、「次へ」をクリックして継続します。 「キャンセル」をクリックすると、いつでもデフォルト構成の除去を取り消すことができます。

    ウィザードが、デフォルト構成が既に インストールされているかどうかを検査します。

  3. 「デフォルト構成の除去の要約」ページに、除去されるリソースがリストされます。「次へ 」をクリックして先に進みます。
  4. 「デフォルト構成の進行」ページには、発生した除去アクションがリストされ、正常終了が示されます。 除去処理は、Eclipse ワークスペース・ディレクトリーのログ・ファイルに書き込まれます。
    • Linux platform user_home_directory/IBM/wmbt6.0/workspace/.metadata/DefaultConfigurationWizard.log
    • Windows platform user_home_directory¥eclipse¥workspace¥.metadata¥DefaultConfigurationWizard.log
  5. デフォルト構成が正常に除去されたことを確認するメッセージが 表示されます。「終了」をクリックして、ウィザードを閉じます。

    デフォルト構成の除去中にエラーが発生した場合、ウィザードはエラーを表示して、それらをログ・ファイルにも書き込みます。ログの中のアドバイスに従って、各ステップを再試行してください。

ウィザードを使用してデフォルト構成を除去するときに問題が起こった場合は、デフォルト構成を手動で除去する必要があります。詳しくは、デフォルト構成に関する問題があるを参照してください。
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009. All Rights Reserved.
最終更新 : 2009-02-13 10:23:09

ae20200_