WebSphere® Event Broker は、情報を保存し、セキュリティーと整合性を確保するために、データベース内の構成とリソース情報を保管します。各ブローカーは、その目的のためにのみ作成された表に情報を作成し、維持します。
ブローカーが作成される際、
mqsicreatebroker コマンドは、コマンドで指定されたデータベース内にいくつものデータベース表を作成します。
データベース・スキーマがまだ存在しなければ、コマンドに指定したユーザー ID に基づいてそれが作成され、
表がまだ存在しなければ、それらも作成されます。
すべてのブローカーに異なるデータベース・スキーマを作成するパラメーターを指定することもできますし、
ブローカー間でデータベース・スキーマを共用することも可能です。
同じデータベース・スキーマを指定するブローカーをさらに作成する場合、ブローカーごとに新しい行が作成されます。
表に作成されるすべての行は各ブローカーの固有 ID (UUID) によって修飾されるため、各行は 1 つ 1 つのブローカーに固有のものとなります。
下の表は、mqsicreatebroker コマンドによってブローカー・データベース・スキーマに作成されるデータベース表を示しています。
表名 | 説明 |
---|---|
BACLENTRIES | ACL 項目 |
BCLIENTUSER | クライアント ID を永続サブスクリプションにマップする |
BGROUPNAME | パブリッシュ/サブスクライブ プリンシパル: グループ |
BMQEPUBDEST | メッセージを置くことのできる WebSphere MQ Everyplace® キューのリストが含まれる |
BMQEPUBMSGIN | ブローカーによる処理を待っている永続 WebSphere MQ Everyplace パブリッシュ/サブスクライブ メッセージを保持する |
BMQEPUBMSGOUT | WebSphere MQ Everyplace キューに置かれる永続 WebSphere MQ Everyplace パブリッシュ/サブスクライブ を保持する |
BMQESTDMSGIN | ブローカーによる処理を待っている永続 WebSphere MQ Everyplace 非 パブリッシュ/サブスクライブ メッセージを保持する |
BMQESTDMSGOUT | WebSphere MQ Everyplace 宛先に送られる永続メッセージを保持する |
BMQPSTOPOLOGY | パブリッシュ/サブスクライブ 近隣情報 |
BMULTICASTTOPICS | マルチキャスト・トピック・レコード |
BNBRCONNECTIONS | ブローカー間の近隣接続情報 |
BPUBLISHERS | 登録済みパブリッシャー |
BRETAINEDPUBS | 保存パブリケーション |
BRMINFO | 登録済みリソース・マネージャー |
BRMPHYSICALRES | 物理リソース |
BRMRTDDEPINFO | ランタイム・ディクショナリー依存関係の値 |
BRMRTDINFO | 登録済みランタイム・ディクショナリー |
BRMWFDINFO | 登録済みワイヤー・フォーマット記述子 |
BROKERAA | リカバリーをサポートするブローカー・プロセスの詳細 |
BROKERAAEG | リカバリーをサポートする実行グループの詳細 |
BROKERRESOURCES | ブローカー・リソース |
BSCADADEST | メッセージを送信できる SCADA クライアントのリストが含まれる |
BSCADAMSGIN | ブローカーによる処理を待っている永続 SCADA メッセージを保持する |
BSCADAMSGOUT | SCADA 宛先に送られる永続メッセージを保持する |
BSUBSCRIPTIONS | 永続サブスクリプション情報 |
BTOPOLOGY | ブローカー間の近隣情報 |
BUSERCONTEXT | クライアント ID をコンテキスト情報にマップする |
BUSERMEMBERSHIP | パブリッシュ/サブスクライブ プリンシパル: メンバーシップ |
BUSERNAME | パブリッシュ/サブスクライブ プリンシパル: ユーザー |