ヘッダー・データが取得される方法と類似の方法で、JMSInput ノードは、 JMS API メソッドを使用してプロパティー・データをメッセージから抽出します。 プロパティー・データは、プロパティー・フォルダー内に名前と値の対として保管されます。 API メソッドは、値が提供された各プロパティー名に対して値を戻します。
JMSInput ノードはヘッダーおよびプロパティー・データを使用して、JMSTransport フォルダーの XML 表記を作成します。 ノードは XML データを JMSTransport パーサーにバイト配列として渡します。 JMSTransport パーサーは、新しいパーサー・タイプです。
ヘッダー値 Java タイプは固定であり、知られているため、Java タイプに関する知識を保存する体系は必要ありません。 JMS メッセージ・プロパティーはオプションであるため、プロパティー値の Java タイプを保存する体系は必要となります。 使用される体系は、WebSphere® MQ JMS クライアントおよび Real-timeInput ノードによってインプリメントされたものです。
Datatype 値 | 定義 |
ストリング | < および & を除く、任意の文字のシーケンス |
ブール | 文字 0 または 1。1は「真」を意味します。 |
bin.hex | オクテットを表す 16 進数字 |
I1 | 数字の 0 から 9 を使用して表記される数。オプションで符号が付きます (小数部や指数はありません)。
-128 以上で 127 以下の範囲にあることが必要です。 |
I2 | 数字の 0 から 9 を使用して表記される数。オプションで符号が付きます (小数部や指数はありません)。
-32768 以上で 32767 以下の範囲にあることが必要です。 |
I4 | 数字の 0 から 9 を使用して表記される数。オプションで符号が付きます (小数部や指数はありません)。
-2147483648 以上で 2147483647 以下の範囲にあることが必要です。 |
I8 | 数字の 0 から 9 を使用して表記される数。オプションで符号が付きます (小数部や指数はありません)。
-9223372036854775808 以上で 92233720368547750807 以下の範囲にあることが必要です。 |
int | 数字の 0 から 9 を使用して表記される数。オプションで符号が付きます (小数部や指数はありません)。
I8 と同じ範囲にあることが必要です。 この数値は、送信者が特定の精度をプロパティーに関連付けたくない場合に、 いずれかの I* タイプの代りに使用できます。 |
R4 | 数字の 0 から 9、オプションの符号、オプションの小数桁、およびオプションの指数を使用して表記される浮動小数点数。
絶対値は <= 3.40282347E+38 かつ >= 1.175E-37 |
R8 | 数字の 0 から 9、オプションの符号、オプションの小数桁、およびオプションの指数を使用して表記される浮動小数点数。
絶対値は <= 1.7976931348623E+308 かつ >= 2.225E-307 |