サービス・トレースの開始

サービス・トレースは、サービス・トレースの開始を指示するエラー・メッセージを受け取った場合や、IBM サポート・センターから指示された場合にのみアクティブにします。

mqsichangetrace コマンドを使用して、WebSphere® Event Broker サービス・トレース機能を開始します。

コマンドの呼び出しごとに 1 つのブローカーのみを選択できますが、 そのコマンドを複数回呼び出すことによって、複数のブローカーに対して並行トレースをアクティブにすることができます。

トレースしたいコンポーネント、例えば、ブローカー、構成マネージャー、またはユーザー・ネーム・サーバーを指定して、トレースの有効範囲を制限する必要があります。

トレースを特定のコンポーネントと関連付けることができない場合、ファイル名のコンポーネント名部分は utility に設定されます。たとえば、mqsilist といったコマンドをトレースする場合や、引数が使用されていない場合などです。

mqsideploymqsistartmsgflowmqsistopmsgflowmqsicreateexecutiongroup、および mqsideleteexecutiongroup コマンドをトレースするには、-v パラメーターを使用します。これは引数を取りますが、この引数は、トレースの書き込み先のファイルの名前です。

コマンドの実行可能ファイルそのものをトレースしたい場合、環境変数 MQSI_UTILITY_TRACE および MQSI_UTILITY_TRACESIZE を設定してから、トレースを開始します。トレースが完了したら、必ずこれらの変数をリセットしてください。 リセットしない場合、後続のコマンドもすべてトレースされるので、パフォーマンスが低下します。

例: ブローカーのサービス・トレースの開始

分散システムでブローカー A に対する「debug」レベルのサービス・トレースを開始する場合は、以下のコマンドを入力します。

mqsichangetrace BrokerA -t -b -l debug

ここで、

-t はサービス・トレースを指定します。
-b は指定されたコンポーネントの agent サブコンポーネントのトレースを
開始するように指定します。
-l はトレースのレベル (この場合は、debug) を指定します。

z/OS platform z/OS® で、次のコマンドを入力します。
F MQPIBRK,ct t=yes, b=yes, l=debug
関連概念
トレース
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:47

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