グローバル・トランザクションをサポートするための JMSInput および JMSOutput ノードの構成

グローバル整合済みトランザクションに JMSInput および JMSOutput ノードを組み入れるには、追加の構成が必要です。

トランザクション調整が必要な場合、Java Message Service Specification、バージョン 1.1 (Java Message Service Specification, version 1.1) に準拠し、JMS セッションにより JMS XAResource API をサポートしている JMS プロバイダーを選択してください。

ただし、メッセージ設計者が XA に準拠しないプロバイダーを指定した場合、 非トランザクション・モードだけがサポートされます。この場合、すべての JMSInput および JMSOutput ノードで、「トランザクション・モード」プロパティーを「なし」に設定する必要があります。

JMSInput および JMSOutput ノードを構成するには、次のようにします。

  1. 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
  2. BAR ファイル・プロパティーで「メッセージ・フロー」プロパティーの「整合トランザクション」を「はい」に設定します。
  3. メッセージ・フロー・エディターで、グローバル・トランザクションで必要な JMSInput または JMSOutput ノードごとに、「拡張」プロパティーの「トランザクション・モード」を「グローバル」に設定します。
  4. キュー接続ファクトリーを作成し、デフォルト名 recoverXAQCF を使用するか、または独自の名前を使用します。 JNDI 管理対象オブジェクトの作成方法について詳しくは、JMSInput または JMSOutput ノードを参照してください。
  5. 分散システムでは、デプロイメントの前に、使用する JMSProvider プロバイダーごとにスタンザをセットアップする必要があります。

    以下の表は、各プラットフォームで用意されている JMSProvider スイッチ・ファイルを示しています。

    変更の始まり
    プラットフォーム 32 ビット・ファイル 64 ビット・ファイル

    AIX®

    libJMSSwitch.so libJMSSwitch64.so

    HP-UX (Itanium)

      libJMSSwitch.so

    HP-UX (PA-RISC)

    libJMSSwitch.sl libJMSSwitch64.sl

    Linux® (POWER™)

    libJMSSwitch.so  

    Linux(System z®)

    libJMSSwitch.so  

    Linux(x86)

    libJMSSwitch.so  

    Linux(x86-64)

    libJMSSwitch.so  

    Solaris (SPARC)

    libJMSSwitch.so libJMSSwitch64.so

    Solaris (x86-64)

    libJMSSwitch.so  

    Windows®

    JMSSwitch.dll  
    変更の終わり

    このタスクに関する詳細については、社内でご使用のプラットフォームに該当するリンクを選択してください。

    詳細については、以下を参照してください。

    z/OS platform z/OS® でサポートされている唯一の JMSProvider プロバイダーは、IBM® WebSphere MQ Java™ Client であり、このクライアント用にサポートされている唯一のトランスポート・モードは BIND モードです。これ以上の構成ステップは必要ありません。

JMS プロバイダーは、トランザクション・サポートに必要な追加の JAR ファイルを提供できます。詳細については、JMS プロバイダーに付属の資料を参照してください。例えば、分散システムでは、WebSphere MQ JMS プロバイダーは追加の JAR ファイル com.ibm.mqetclient.jar を提供します。

ブローカーの shared_classes ディレクトリーに任意の JAR ファイルを追加してください。

詳しくは、JMSInput ノード内の、JMS プロバイダーのクライアントを JMS ノードで使用可能にするセクションを参照してください。

関連概念
JMS トランザクション特性
関連タスク
Linux および UNIX システム: JMS リソースの調整のためのキュー・マネージャーの構成
Windows システム: JMS リソースの調整のためのキュー・マネージャーの構成
Windows システム: キュー・マネージャー権限の変更
関連資料
JMSInput ノード
JMSOutput ノード
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:02

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