バージョン 2.1 製品からマイグレーションしたコンポーネントおよびリソースを元のバージョンに復元します。
以下のセクションでは、Message Brokers Toolkit およびランタイム・コンポーネントをバージョン 2.1 に復元する方法について説明します。
mqsimigratecomponents コマンドの-s パラメーターおよび -t パラメーターを使用して、コンポーネントをバージョン 6.0 からバージョン 2.1 にマイグレーションします。ソース・バージョン・パラメーター (-s) にはバージョン 6.0 を、ターゲット・バージョン・パラメーター (-t) にはバージョン 2.1.0.8 を指定します。これらのパラメーター、およびバージョン番号を指定する際に使用する形式についての詳細情報はmqsimigratecomponents コマンドのトピックを参照してください。
mqsimigratecomponents Broker -t 2.1.0.8
警告メッセージ BIP8688 が表示されて、メッセージ・セットの再デプロイについて警告される場合があります。mqsimigratecomponents UserNameServer -t 2.1.0.8
構成マネージャー をバージョン 2.1 に復元する場合は、Message Brokers Toolkit とすべてのブローカーをバージョン 2.1 に復元する必要があります。
バージョン 6.0 構成マネージャー は、バージョン 2.1 構成マネージャー が使用した DB2® データベースを使用しませんが、バージョン 2.1 に復元すると、元のデータベースが再び使用されます。したがって、構成マネージャー をバージョン 6.0にマイグレーションした後に加えた構成への変更内容は、すべて失われます。この以前のレベルの構成データにより、ドメインは一貫性を欠いた状態になり、一貫性のある状態を回復するためには、ブローカーすべてを再作成および再デプロイする必要が生じます。ご使用の 構成マネージャー をバージョン 6.0 にマイグレーションした後は、さらに構成変更を行ったり、ブローカーをマイグレーションしたりする前に、Message Brokers Toolkit および 構成マネージャー が正常に稼働することを慎重に確認してください。
マイグレーション時に 構成マネージャー キュー・マネージャーを移動した場合は、バックアップからドメイン全体をリストアするのでない限り、復元するときに新しいキュー・マネージャーを保持する必要があります。構成マネージャー を Windows 以外のオペレーティング・システムに移動した場合は、バックアップからドメインをリストアするのでない限り、バージョン 2.1 に復元することはできません。
mqsimigratecomponents ConfigMgr -t 2.1.0.8
ご使用の バージョン 6.0 Message Brokers Toolkit は稼働しなくなります。
代わりに、バージョン 2.1 コントロール・センターを使用する必要が生じます。