ブローカー・データベース接続

ODBC を使用して、各ブローカーからそのデータベースへの接続を作成します。

ブローカー・コンポーネントおよび実行グループは、ブローカー・データベースに対する内部操作についてのデータの読み取りおよび書き込みを行います。 必要とされる接続の数は、ブローカーが処理するメッセージ・フローのアクションに依存しています。 それぞれのブローカーには、以下の接続が必要です。

複数のブローカーで同じデータベースを使用している場合、すべてのブローカーを計算に含めてください。

ブローカーを始動する際、ブローカーはその独自の操作のために、必要なブローカー・データベースとの接続をすべて開きます。 ブローカーを停止する際、ブローカーはすべての現行データベース接続ハンドルをリリースします。

ブローカーは、WebSphere® MQ キューへの接続も、それらを使用する必要がある場合は開きます。これらの接続は、以下のときまで開かれたままになります。

自分のデータベースとして DB2® を使用する場合、DB2 が行うデフォルトのアクションは、データベースへの同時接続の数を maxappls 構成パラメーターの値に制限することです。 maxappls のデフォルト値は 40 です。適切な場合、このパラメーターおよびそれと関連するパラメーター maxagents を計算に基づく新しい値に増やしてください。

32 ビットおよび 64 ビットに関する考慮事項

HP-UX (Itanium) を除くすべてのプラットフォームで、ブローカーのパーツはデータ・ソースへの 32 ビット・アクセスを必要とします。したがって、必ずブローカーがブローカー・データベースに接続するための 32 ビット ODBC データ・ソース名 (DSN) を定義する必要があります。これは、ブローカーが 64 ビットのデータベースを持っている場合でもやはり必要です。その場合は、ブローカーに、データベースへの 32 ビット互換インターフェースを備えた環境を与える必要があります (データベースへのアクセスをサポートするための環境の設定を参照してください)。HP-UX (Itanium) の場合は、ブローカーが 64 ビット・アプリケーションであるため、ブローカー・データベースに接続するブローカーのために 64 ビット ODBC DSN を必ず定義する必要があります。

ブローカー上の実行グループも、ブローカー・データベースに接続できる必要があります。 32 ビット・ブローカー上の 32 ビット実行グループは、ブローカーが使用しているのと同じ 32 ビット DSN 定義を使用してブローカー・データベースに接続できます。しかし、32 ビット・ブローカー上にある 64 ビット実行グループの場合は、ブローカー・データベースに接続するために 64 ビットの ODBC 接続を必要とします。そのため、ブローカーの 32 ビット DSN 定義に加えてブローカー・データベースの 64 ビット ODBC DSN も定義する必要があります。

HP-UX (Itanium) では、64 ビット・ブローカーは 64 ビットの実行グループしかサポートしないため、実行グループはブローカーが使用するのと同じ 64 ビット DSN 定義を使用してブローカー・データベースにアクセスできます。32 ビット DSN 定義は必要ありません。

ブローカー・データベースに 32 ビット DSN を作成するのか、64 ビット DSN を作成するのか、あるいは両方を作成するのかを決定するのに役立つ情報は、データベースへの ODBC 接続の使用可能化にあります。

関連タスク
データベースへの ODBC 接続の使用可能化
Linux および UNIX システムからデータベースへ接続する
Linux および UNIX システムからデータベースへ接続する: 64 ビットに関する考慮事項
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:20

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