- BrokerName
- (必須) このパラメーターは、最初のパラメーターでなければなりません。
変更するブローカーの名前を指定します。
- -a servicePassword
- (オプション) serviceUserId のパスワード。
既存のシステムとの互換性を保つために、<password> を指定することができます。しかし、コマンドの実行時にパスワードをこのパラメーターとともに指定しない場合は、起動時にパスワードを入力するようにプロンプトが出され、正しく入力したことを確認するためにパスワードをもう一度入力するようにプロンプトが出されます。
Linux® および UNIX® システムでは、
Windows® システムとの互換性を保つために、
-a パラメーターが必要になりますが、serviceUserId に関連して使用されるわけではありません。
-a は、-p が指定されていない場合にのみ、デフォルトとして使用されます。
詳細については、-p パラメーターの説明を参照してください。
serviceUserId と
servicePassword を使用してデータベースにアクセスするようにブローカーを作成した場合は、
必ず
-p dataSourcePassword パラメーターも指定して、このコマンドに対するパスワードの両方のインスタンスを更新してください。
以下の環境では、
-p dataSourcePassword パラメーターを指定してください。
- -u dataSourceUserID および -p dataSourcePassword パラメーターを省略した場合。
- -u dataSourceUserID および -p dataSourcePassword パラメーターを含めたが、
-a ServicePassword および -i serviceUserID を使用して、
サービス・ユーザー ID に同一のユーザー ID とパスワードを指定した場合。
パスワード変更を正しく完了するには、次のようにします。
- ブローカーを停止します。
- 適切なオペレーティング・システム機能を使用して、パスワードを変更します。
- mqsichangebroker コマンドを使用して、この同じパスワードを参照するすべてのパラメーターを更新します。
- ブローカーを再始動します。
- -i serviceUserId
- (オプション) ブローカーの実行に使用するユーザー ID。 この値を変更する場合、パスワード (-a) も変更しなければなりません。
-
コンポーネントを実行するためのユーザー ID。serviceUserID は、任意の有効なユーザー名の構文で指定できます。
Windows システムでは、有効な形式は次のとおりです。

- ¥¥server¥username
- .¥username
- username
Linux および UNIX システムでは、最後の形式の username だけが有効です。
ドメイン名を serviceUserId パラメーターの一部として使用しないでください。
このユーザー ID の非修飾形式 (username) を Windows システムで使用すると、
オペレーティング・システムによって、ローカル・システムから始めてドメイン全体でこのユーザー ID が検索されます。この検索が完了するまでに多少の時間がかかることがあります。
指定した serviceUserID は、mqbrkrs ローカル・グループのメンバーでなければなりません。
Windows システムでは、この ID はグループの直接的または間接的なメンバーになります。
また serviceUserID は、ホーム・ディレクトリー (WebSphere® Event
Broker のインストール先) と作業ディレクトリー (-w パラメーターで指定した場合) へのアクセスも許可されていなければなりません。
Windows システムで、ブローカーが WebSphere MQ トラステッド・アプリケーションとして実行されること (-t パラメーター) を指定した場合、
このサービス・ユーザー ID を mqm グループに追加する必要もあります。
Linux および UNIX システムでは、-t パラメーターを設定した場合は、
serviceUserID を mqm として指定します。
serviceUserID のセキュリティー要件については、Windows プラットフォームでのセキュリティー要件およびLinux および UNIX プラットフォームでのセキュリティー要件を参照してください。
- -p dataSourcePassword
- (オプション) ブローカー表とユーザー・データが含まれるデータベースにアクセスするためのユーザー ID のパスワード。
既存のシステムとの互換性を保つために、引き続き password を指定することができます。しかし、コマンドの実行時にパスワードをこのパラメーターとともに指定しない場合は、起動時にパスワードを入力するようにプロンプトが出され、正しく入力したことを確認するためにパスワードをもう一度入力するようにプロンプトが出されます。
Linux および UNIX システム上の DB2® については、空ストリングとして -p を指定できます (2 つの二重引用符 "")。
この場合、DB2 から WebSphere Event
Broker に serviceUserId の特権が付与され、データベース接続が「検査済み」の状態になります。
-a および -pに空ストリングを指定すると、WebSphere Event
Broker でパスワードが保管されないため、最もセキュアな構成が作成されます。
このパスワードの使用のインスタンスを、確実にすべて変更してください。サービス・ユーザー ID やデータベース・アクセスと同じユーザー ID およびパスワードを使用するようにブローカーを作成 (または変更) した場合、同時に両方のインスタンスを更新してください。
(詳細については、-a パラメーターの説明を参照してください。)
- -s unsQMgrName
- (オプション) ユーザー・ネーム・サーバーと関連した WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前。
トピック・ベースのセキュリティーを除去する場合は、空ストリング (2 つの引用符 "") を指定してください。
- -j
- (オプション) ブローカーでパブリッシュ/サブスクライブ・アクセスが使用できます。このパラメーターは、-s パラメーターと併用する場合のみ有効です。
- -d
- (オプション) ブローカーでパブリッシュ/サブスクライブ・アクセスが使用できません。
- -t
- (オプション) ブローカーを WebSphere MQ トラステッド・アプリケーションとして実行します。
WebSphere MQ トラステッド・アプリケーションの使用に関する詳細は、「WebSphere MQ相互通信」を参照してください。
- -n
- (オプション) ブローカーの WebSphere MQ トラステッド・アプリケーションとしての実行を停止します。
- -l userLilPath
- (オプション) ブローカーが、ユーザー定義のメッセージ処理ノード用の 32 ビットのロード可能インプリメンテーション・ライブラリー (LIL) をロードする際のロード元のパス (ディレクトリー) のリスト。
32 ビットの LIL の場合は、-l フラグを使用します。
Linux および UNIX システムでは、ディレクトリー名は大文字と小文字が区別されます。名前が大/小文字混合の場合は、名前を単一引用符で囲む必要があります。
パスに環境変数は含めないでください。ブローカーは環境変数を無視します。
-
独自のディレクトリーを作成して、.lil ファイルや .jar ファイルを保管してください。これらのファイルを WebSphere Event
Broker インストール・ディレクトリーに保管しないでください。
追加ディレクトリーを複数指定する場合は、各ディレクトリーをプラットフォーム固有のデフォルトのパス区切り文字で区切る必要があります。
- -g configurationChangeTimeout
(オプション) ユーザー構成要求の処理に許可される最大時間 (秒単位)。
これは開始した構成変更を実行グループに適用するためにブローカー内で費やす時間の長さを定義します。
例えば、ワークベンチから構成をデプロイする場合、
ブローカーはこの時間内に構成マネージャーに応答する必要があります。
メッセージ・フローがアプリケーション・メッセージを処理中の場合、構成変更に応答することはできません。構成を変更するように要求された実行グループのメッセージ・フローのいずれかが、アプリケーション・メッセージの処理を完了しておらず、そのタイムアウト内で構成変更を適用する場合、この実行グループはデプロイされた構成メッセージに対して否定応答を返します。
10 から 3600 までの範囲の秒数で値を指定してください。デフォルトは 300 です。
このタイムアウトの値を設定する方法について詳しくは、
構成のタイムアウトの設定を参照してください。

- -k internalConfigurationTimeout
(オプション) 内部構成変更の処理に許可される最大時間 (秒単位)。
例えば、これは実行グループを開始するためにブローカー内で費やす時間の長さを定義します。
各実行グループの応答時間は、システム負荷およびそれ自体のプロセスの負荷に応じて異なります。
この値には、実行グループが応答するのにかかる最も長い応答時間を反映する必要があります。この値が短すぎると、ブローカーは否定応答を戻し、ローカル・エラー・ログにエラー・メッセージを出すこともあります。
10 から 3600 までの範囲の秒数で値を指定してください。デフォルトは 60 です。
このタイムアウトの値を設定する方法について詳しくは、
構成のタイムアウトの設定を参照してください。
- -P httpListenerPort
- (オプション) Web サービス・サポートが listen するポートの番号を入力します。
ブローカーは、HTTP ノードまたは Web サービス・サポートが含まれるメッセージ・フローの開始時にこのリスナーを始動し、そのデフォルトは 7080 です。
指定するポートが、他の目的で指定されていないことを確認してください。
- -v statisticsMajorInterval
- (オプション) WebSphere Event
Broker 統計およびアカウンティングが出力アーカイブ・レコードに送られる時間間隔 (分単位) です。
内部アカウンティングの有効範囲は、10 分から 14400 分です。
ゼロ分のインターバルは、外部通知手段が装備されているため、オペレーティング・システムでは WebSphere Event
Broker の内部タイマーを使用しないことを示します。
- -y ldapPrincipal
- (オプション。ただし、ldapCredentials が提供されている場合は必須)。
JMS プロバイダー用の JNDI 管理の初期コンテキストを保有するオプションの LDAP ディレクトリーにアクセスするためのユーザー・プリンシパル。
- -z ldapCredentials
- (オプション。ただし、ldapPrincipal が提供されている場合は必須)。
LDAP にアクセスするためのユーザー・パスワード。
- -c ICU converter path
- (オプション) 追加のコード・ページ・コンバーターを検索する、区切り文字で区切られたディレクトリーの集合。Windows システムでの区切り文字はセミコロン (;) です。
UNIX および Linux システムでの区切り文字は、コロン (:) です。
コード・ページ・コンバーターは、icudt32_codepagename.cnv の形式であるか、または icudt32.dat という ICU データ・パッケージ内に入っていなければなりません。
- バージョン 6.0 によって提供されている組み込みコンバーターの 1 つと一致するコンバーターを使用しており、そのコンバーターがブローカーのローカル・コード・ページである場合は、このパラメーターを使用してコンバーターのパスを設定しないでください。
代わりに ICU_DATA 環境変数を使用してください。