WebSphere® Event Broker コマンドを実行するために、Linux® または UNIX® 環境をセットアップします。
Linux および UNIX システムでは、ランタイム・コンポーネントを開始するときに、mqsistart コマンドを発行する場所から環境を継承します。
したがって、コンポーネントを開始する前に環境を初期化しておく必要があります。install_dir/bin ディレクトリーにあるコマンド mqsiprofile は、この初期化を実行します。 ブローカーを開始する場合、このブローカーによってアクセスされるデータベースの環境も初期化する必要があります。
mqsiprofile コマンドの場所を変更したり、ユーザーによるコマンドの変更を行わないでください。このコマンドは、製品にサービスのインストールやアップデートを行うと、置き換えられることがあります。
/common/profilesサブディレクトリー。
mqsiprofile を再び実行すると、コマンドは追加されたユーザー作成スクリプトをこの場所から自動的に呼び出します。
mqsistart コマンドを既存の初期化されたコマンド・シェルから実行する場合、
新しく追加されたスクリプトは使用されません。
echo $MQSI_WORKPATH
スクリプトを追加する 2 つの一般的な理由は、データベース・セットアップ・スクリプトの実行とJava 5 で実行する場合です。
追加設定を構成したら、コンポーネントとコマンドのランタイム環境を初期化できます。
ご使用の環境に、次の条件が当てはまるかどうかを確認してください。
/var/mqsi/odbc/.odbc.iniこの製品の以前のバージョンでも同じファイル名が使用されていましたが、バージョン 6.0 では形式が異なっています。 このシステム上に複数のバージョンをインストールしている場合は、バージョンごとに別の .odbc.ini ファイルを作成し、mqsiprofile で ODBCINI 環境変数の設定をオーバーライドする必要があります。
ブローカーは、操作可能データと状態データを保守するためにデータベースにアクセスする必要があります。また、デプロイされたメッセージ・フローからユーザー・データベースにアクセスすることが必要な場合もあります。
データベース製品を Linux および UNIX システムにインストールする際、一部のデータベース・マネージャーでは、データベースに必要な環境セットアップを実行するプロファイルが提供されたり、実行する必要のあるアクションの詳細がドキュメントとして提供されることがあります。 必ず、データベース製品のドキュメントで、環境セットアップの詳細を確認してください。 ここで提供されている情報は、一般的なガイドだけであり、完全ではありません。
DB2 の 64 ビット・インスタンスまたは 64 ビットの Oracle データベースをインストールしている場合は、追加のセットアップ手順を完了する必要があります。この手順には、32 ビットのライブラリーを LIBPATH に追加することも含まれます。 詳細は、データベースへのアクセスをサポートするための環境の設定、Linux および UNIX システムでの DB2 データベースの作成、およびLinux および UNIX システムからデータベースへ接続するで提供されています。
環境のセットアップが完了したら、ブローカーとともに使用するデータベースのセットアップに関する情報について、ブローカー・データベースの構成を参照してください。