mqsideploy コマンド - z/OS

BIPDPLY は mqsideploy を実行するために使用されます。また、z/OS® では、このコマンドは JAVA バインディングからこれを実行します。使用上の注意を参照してください。

構文

z/OS コマンド - BIPDPLY

z/OS コンソール・コマンド

同義語: dp

パラメーター

-n CfgParameterFileName
(オプション) このパラメーターは、構成マネージャーへの接続パラメーターを記述する .configmgr ファイルの名前を指定します。
.configmgr ファイルの最初の行からステートメント encoding="UTF-8" を除去し、ホスト属性の値を除去して、ステートメントを以下のようにしてください。
<?xml version="1.0"?>
<configmgr crlNameList="" domainName="" host="" listenerPort="2206" 
queueManager="mq06" securityExit="" securityExitJar="" sslCipherSuite="NONE" 
sslDistinguishedNames="" sslKeyStore="" sslTrustStore="" svrconn="SYSTEM.BKR.CONFIG"/>
-i IpAddress
(オプション) このパラメーターは、構成マネージャーのホスト名または IP アドレスを指定します。

ローカル・ホストに接続するには、この値をスペース (" ") に設定してください。

-p Port
(オプション) このパラメーターは、構成マネージャーのポート番号です。
-q QMgr
(オプション) このパラメーターは、構成マネージャーが使用している WebSphere® MQ キュー・マネージャーの名前を指定します。

-i-p、および -q パラメーターを指定しない場合は、-n パラメーターを指定しなければなりません。

-b Brokername
(オプション) このパラメーターは、デプロイ先のブローカーの名前を指定します。-t または -l パラメーターを指定すると、-b パラメーターは無視されます。その理由は、トピックまたはトポロジーのデプロイを行うと、ドメイン内のすべてのブローカーが影響を受けるからです。-e および -a パラメーターが指定されていない場合、ブローカー構成デプロイメントが開始されます。 -b パラメーターを指定しないと、コマンドはドメイン内のすべてのブローカーに適用されます。
特定のブローカーに対するデプロイメントを取り消すには、-c パラメーターを指定します。
-e EGName
(オプション) このパラメーターは、デプロイ先の実行グループの名前を指定します。このパラメーターと共に -b-a を指定しなければなりません。
-aBARFileName
(オプション) このパラメーターは、メッセージ・フローまたはメッセージ・セットのデプロイメントに使用される bar (ブローカー・アーカイブ) ファイルの名前を指定します。このオプションと共に、-b および -e パラメーターも指定しなければなりません。

BAR ファイルがファイル・システム内になければなりません。BAR ファイルの場所は、コマンドを実行しているユーザーまたは構成マネージャーのユーザー ID でファイルにアクセスして読み取ることができれば、ファイル・システム内のどこでも構いません。

-t
(オプション) このパラメーターは、すべてのトピック構成情報のデプロイメントを指定します。
  • -t パラメーターと一緒に -m パラメーターを使用することで、 完全なトピック階層がドメイン内のすべてのブローカーにデプロイされます。
  • -t パラメーターと一緒に -m パラメーターを使用しないと、 トピック階層の変更のみ (最後に成功したトピック・デプロイメント以来の変更) がドメイン内のすべてのブローカーにデプロイされます。
-l
(オプション) このパラメーターは、トポロジー構成をデプロイすることを指定します。 -m パラメーターも設定した場合は、情報はドメイン内のすべてのブローカーにデプロイされますが、設定しなかった場合は、情報はトポロジー構成を変更されたブローカーにのみデプロイされます。
-c
(オプション) このパラメーターは、構成マネージャーに、以前に実行依頼されたデプロイメント要求に対する応答を待つのを停止するよう指示します。-b パラメーターと併用すると、構成マネージャーは指定されたブローカーからの未解決のデプロイメント応答を待つのを停止します。-b パラメーターと併用しないと、構成マネージャーはドメイン内のすべての未解決のデプロイメント要求に対する応答を待つのを停止します。

-c パラメーターは、注意して指定してください。このオプションには、デプロイメント要求をキャンセルする効果があります。 このオプションは、 影響を受けるブローカーが未解決の要求に応答する場合にのみ使用してください。 ブローカーが、キャンセルされたデプロイメント要求を続けて処理すると、構成マネージャーは応答を無視するため、ブローカーとの同期が取れなくなります。

-w TimeoutValue
(オプション) このパラメーターは、制御がコマンド行またはバッチ・ファイルに戻されるまでにコマンドがブローカーからの応答を待つ時間を秒数で指定します。 mqsideploy コマンドは構成マネージャーのログ・レコードをポーリングして、 送信されたばかりのデプロイメント要求の結果を探します。 それに関連したログ・レコードには、デプロイメントが正常に完了したかどうかを示す情報が入っています。 timeoutValue は、コマンドがタイムアウトまで待機する秒数です。

このパラメーターは、1 から 2 145 336 164 までの範囲の値に設定できます。timeoutValue 値を指定しない場合や、1 より小さい値または 2 145 336 164 より大きい値を設定した場合には、エラーが戻されます。

変更の始まり応答が必ず timeoutValue の期間内に受け取られるようにするには、 このパラメーターを、ブローカーに指定した構成タイムアウトの合計 (ConfigurationChangeTimeout および InternalConfigurationTimeout パラメーター) よりも大きな値に設定してください。 それより小さい値を設定した場合、戻される応答はデプロイ要求の状態が不明であること示す可能性があります。変更の終わり

-d DeployedObjects
(オプション) このパラメーターは、実行グループから除去されるオブジェクトの集合を記述します。ファイル名をコロン (:) で区切ることにより、デプロイするファイルを複数指定できます。

すべてのタイプのオブジェクトを指定できますが、不明確なオブジェクト名を指定すると (例えば、同一の実行グループに「top.dictionary」と「top.cmf」がデプロイされている場合に「top」を指定するなど)、コマンド全体が失敗して、メッセージ BIP1089 が返されます。この場合には、除去するオブジェクトの完全修飾名 (例えば "top.dictionary:top.cmf") を指定しなければなりません。

-v TraceFileName
(オプション) このパラメーターは、指定されたファイルに、構成マネージャー内部プロキシー・トレースを送信します。
-m
(オプション) このパラメーターは、完全な情報のデプロイメントを指定します。
  • BAR ファイルのデプロイメント の場合、-m は、現在デプロイされているすべてのメッセージ・フローとメッセージ・セットをデプロイメントの一環として実行グループから除去します。-m を設定しないと、実行グループ上にすでにデプロイされているものに加えて、BAR ファイルの内容もデプロイされます。BAR ファイル内の項目と同じ名前を持つデプロイ済みオブジェクトはすべて、BAR ファイル内のバージョンに置き換えられます。
  • トポロジー構成のデプロイの場合、-m は、ブローカー間の完全な構成情報をすべてのブローカーにデプロイします。 -m を設定しないと、変更されたブローカー間構成だけが、変更済みのブローカー間構成を持つブローカーに対してデプロイされます。
  • ブローカー構成のデプロイメント の場合、このパラメーターは無効です。
  • トピック・ツリーのデプロイメント の場合、-m は、トピック・ツリー全体をすべてのブローカーにデプロイします。-m を設定しないと、トピック・ツリーに加えられた変更だけがすべてのブローカーに対してデプロイされます。
  • メッセージ・フローの除去の操作 の場合、-m パラメーターは無視されます。

使用上の注意

たとえば、次のように入力するとします。
mqsideploy -i cm_name -p port -q cm_qm -l  -m
このコマンドは、WebSphere MQ Java クライアント・コードを使用して、mqsideploy コマンドを実行しようとします。このコードは、z/OS では使用できません。パラメーター -i および -p を指定してローカルの構成マネージャーに接続すると、コマンドにローカル・モードに入ることを強制し、以下のエラーが発生します。
BIP1046E: 構成マネージャーのキュー・マネージャーに接続できません。
使用している WebSphere MQ のバージョンによって、報告される理由コードは異なります。
  • WebSphere MQ V5.3.1 では、次を受け取ります。
    2012 0x000007dc MQRC_ENVIRONMENT_ERROR
  • WebSphere MQ V6.0 では、次を受け取ります。
    2298 0x000008fa MQRC_FUNCTION_NOT_SUPPORTED

パラメーターが cm1.configmgr ファイルに記述されている接続ファイルを使用して パブリッシュ/サブスクライブ 近隣をデプロイします。ブローカーが応答するまで 10 分間待ち、それから完全なブローカー間構成情報をデプロイします。
  mqsideploy -n cm1.configmgr -m -w 600
構成マネージャーに接続する ip、および q パラメーターを使用して、パブリッシュ/サブスクライブ近隣をデプロイします。ブローカーが応答するまで 10 分間待ち、それから完全なブローカー間構成情報をデプロイします。
  mqsideploy -i localhost -p 1414 -q QMNAME -m -w 600

以下の例では、-n パラメーターの代わりに、ip、および q パラメーターを使用できます。

パラメーターが cm1.configmgr ファイルに記述されている接続ファイルを使用してトピック階層をデプロイします。ブローカーが応答するまで 10 分間待ち、それから完全なブローカー間構成情報をデプロイします。
  mqsideploy -n cm1.configmgr -t -m -w 600
指定されたブローカーに、パラメーターが cm1.configmgr ファイルに記述されている接続ファイルを使用して BAR ファイルをデプロイします。ブローカーが応答するまで 10 分間待ち、次に、デプロイメントの一部としての実行グループから、現在デプロイされているすべてのメッセージ・フローおよびメッセージ・セットを除去します。
  mqsideploy -n cm1.configmgr -b broker1 -e default -a mybar.bar -m -w 600
パラメーターが cm1.configmgr ファイルに記述されている接続ファイルを使用して、ブローカー構成を指定されたブローカーにデプロイします。ブローカーが応答するまで 15 分間待ちます。
  mqsideploy -n cm1.configmgr -b broker1 -w 900
パラメーターが cm1.configmgr ファイルに記述されている接続ファイルを使用して、メッセージ・フロー top とディクショナリー bar をブローカー b1 の実行グループ default から除去することを試みます。(この実行グループに top および bar という名前の他のオブジェクトがデプロイされていない場合は、-d パラメーターの値を top:bar に短縮できます。)
  mqsideploy –n cm1.configmgr –b B1 –e default –d top.cmf:bar.dictionary
パラメーターが cm1.configmgr ファイルに記述されている接続ファイルを使用してデプロイメントを取り消します。ブローカーが応答するまで 15 分間待ちます。この例では、構成マネージャー が停止し、ドメイン内の未解決デプロイメント要求すべてを待ちます。
  mqsideploy -n cm1.configmgr -c -w 900
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:37

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