メッセージ・フローを開発する際のその他の問題の解決
「メッセージ・フローの開発の問題解決」にリストされた特定のカテゴリーでは取り上げていない、メッセージ・フローの開発時に生じる可能性のある問題に対処する方法については、以下の指示に従ってください。
プロモートしたプロパティーの値が編集後に失われる
- シナリオ: メッセージ・フロー・エディターを使用してメッセージ・フローを編集すると、
プロモートしたプロパティーの値が失われます。
- 説明: サブフローの定義が複数ある (つまり、
同一のプロジェクト参照パス中に同じ名前のサブフローが 2 つある) ノードの
プロモートされたプロパティーの値は、フローを編集して保管すると
失われます。
- 解決策: この問題を避けるには、
プロジェクト中の個々のサブフローの名前が違うことを確認してください。
メッセージ・フロー・エディターでメッセージ・フローを開くと問題が起こり、
メッセージ・フロー・エディターがエラー・モードで開く
- シナリオ: 既存のメッセージ・フローをメッセージ・フロー・エディターで
開こうとすると、読み取り専用エラー・モードで開かれ、構文解析エラーまたはロード・エラーのリストが
表示されます。メッセージ・フローは開かず、メッセージ・フロー・ファイルが無効であるという意味の
メッセージが表示されます。
- 説明: メッセージ・フロー・ファイルが読めないかあるいは破損しており、メッセージ・フロー・エディターはモデルをグラフィカルにレンダリングすることができません。
- 解決策: IBM カスタマー・サポートに連絡して、
破損したファイルに関して援助を求めてください。
.tblxmi ファイルへの変更を保管中に例外を取得する
- シナリオ: Database 表エディターを使用して、
.tblxmi ファイルに変更を加えますが、
変更の保管を試行すると例外を取得し続けます。
- 説明: データベース表エディターを使用して .tblxmi ファイルに変更を加える場合、エディターは最初の保管に対してのみ正常に変更を保管します。
追加の変更以降の保管は失敗し例外が出されます。
- 解決策: これが起きないようにするには、それぞれの保管ごとにデータベース表エディターを閉じて、変更を継続する場合にはそれを再オープンします。
MQeMbMsgObject をいつ使用したらいいのかわからない
- シナリオ: 基本 MQeMsgObject オブジェクトではなく、MQeMbMsgObject オブジェクトをいつ使用したらいいのかわかりません。
- 説明: 既存の WebSphere MQ Everyplace® アプリケーション (タイプが MQeMsgObject、またはサブクラスである) は、未変更のまま WebSphere Event
Broker をパススルーすることができます。
WebSphere Event
Broker はこれらのメッセージの内容を解析できません。
ただし、ダンプされているデータの完全な表現はブローカー内で使用できます。
このデータを操作しないでください。
- 解決策: WebSphere MQ Everyplace メッセージ内に含まれているデータを解析または変更する必要がある場合には、MQeMbMsgObject オブジェクトを使用してください。
これは、標準の WebSphere MQ メッセージとの並列性を備えています。相関 ID といったフィールドを設定できます。また、任意の WebSphere Event
Broker パーサーを使用して解析可能なフィールドがあります。