メッセージ・フローのデプロイの準備時に発生する問題の解決
このトピックでは、メッセージ・フローまたはメッセージ・セットをデプロイする準備の際に生じる可能性のある共通問題のいくつかに対処するためのアドバイスを示します。
ブローカーのアーカイブ・ファイルに追加するマイグレーション済みのメッセージ・フローを使用できない
- シナリオ: mqsimigratemsgflows コマンドを使用して、バージョン 2.1 のメッセージ・フローをワークベンチにマイグレーションしましたが、メッセージ・フローをブローカーのアーカイブ (BAR) ファイルに追加できません。
- 解決策: マイグレーションされたメッセージ・フローは、閉じているプロジェクトとしてワークベンチに表示されます。BAR ファイルに追加するためにメッセージ・フローを使用可能にするには、次のようにします。
- プロジェクトを右クリックし、をクリックすることによってプロジェクトを開きます。
- プロジェクトを右クリックし、「消去」をクリックすることによって、プロジェクトを消去します。
この操作によって、エラーが表示され、プロジェクト・リソースを BAR ファイルに追加できるようにします。
ブローカー・アーカイブ・ファイルをブローカーにドラッグできない
- シナリオ: ブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルをブローカーにドラッグできません。
- 説明: BAR ファイルは、実行グループにのみデプロイできます。ドラッグ・アンド・ドロップを使用する場合、BAR ファイルをブローカー・トポロジー・エディターまたはドメイン・ナビゲーターのブローカーにドロップできません。
- 解決策: BAR ファイルをドメイン・ナビゲーター内の実行グループにドロップするか、またはデプロイ・ダイアログで実行グループを選択します。
コンパイル済みメッセージ・フロー・ファイル (.cmf) が生成されなかった
- シナリオ: コンパイル済みメッセージ・フロー・ファイル (.cmf) が生成されませんでした。
このため、ファイルはブローカー・アーカイブ・ファイルに追加されず、デプロイできません。
- 説明: ファイルを作成する際、それらのファイルのファイル・パスの全長は、Windows ファイル・システムの制限により、256 文字を超えてはなりません。パス長が 256 文字を超えるファイルを含んでいるメッセージ・フローがある場合、そのメッセージ・フローは BAR ファイルに追加しようとしてもコンパイルされないために、デプロイできません。
- 解決策: パス長が 256 文字を超えないようにするには、以下のリソースについて、できるだけ短い名前を使用してください。
- インストール・パス
- プロジェクト名とブローカー・スキーマ名