WebSphere® Event Broker は、パブリケーションの内容に基づくフィルター操作をサポートしています。 内容に基づくフィルター操作により、MQRFH2 サブスクライバーは受け取るメッセージを制限できます。
MQRFH2 クライアントは、ローカル・ブローカーにサブスクリプションを登録するときに、 各パブリケーション・メッセージ内のフィールドの内容をフィルター操作するよう指定できます。
MQRFH2 サブスクライバーが混在するブローカー・ネットワークの WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ 部分にある MQRFH パブリケーションにサブスクライブする際、 すべての MQRFH パブリケーションは、MQRFH2 クライアントに配信される前に、 ブローカーによって MQRFH2 形式に変換されます。
MQRFH2 サブスクライバーは、サブスクライブしている MQRFH パブリケーションに対して、内容に基づいたフィルター操作を実行するよう要求することもできます。内容に基づくフィルター操作は、パブリケーションの本体がブローカーで解析できる形式である場合、つまり、パブリケーション・メッセージがブローカーのいずれかのデフォルト・パーサーで解釈できる形式である場合にのみ、実行可能です。 例えば、XML または MQPCF 形式のメッセージは、この方法で処理できます。
内容に基づくフィルター操作では、XMLNS パーサーまたは MRM XML パーサーをネーム・スペースで使用することはできませんが、XML パーサーを使用して、namespace:field の形式のエレメントを参照することはできます。これは、XML パーサーがこの参照を namespace:field という単一のエレメントとして扱うからです。
内容に基づくフィルター操作の機能をすべて使用する場合には、 パブリケーションを MQRFH2 形式に変換してください。 ですから、メッセージ・リポジトリー内で定義されてメッセージはすべて、 ブローカーのパーサーで解釈できるようになります。
MQRFH クライアントは、内容フィルターを指定できません。