変更の始まり

構成のタイムアウトの設定

ブローカーの構成タスクに影響を与えるタイムアウトを変更します。

始める前に:

これらのタイムアウトが適用される条件について理解するには、デプロイメントの概要をお読みください。

ブローカーは、構成マネージャーからの以下に示す構成要求を処理します。

ブローカーがこれらの要求の適用と応答に要する時間には、いくつかの要因が影響を与えます。 これには、ブローカーのコンピューターの負荷、コンポーネント間でのネットワーク遅延、および要求の受信時に実行グループが実行している作業などが含まれます。 実行グループ内のメッセージ・フローの数、その複雑さ、も、要する時間に影響を与えます。

ブローカーがこれらのアクションの実行に要する時間の長さは、mqsicreatebroker コマンドと mqsichangebroker コマンドで設定できる 2 つのパラメーターを使用して変更できます。 これらのパラメーターのデフォルト値の合計は、約 6 分 (360 秒) です。

メッセージ・フローとブローカー構成の開発およびテスト時に、これらのタイムアウトに設定する値を試して、ご使用のリソースに適切な値を決定してください。

ConfigurationChangeTimeoutInternalConfigurationTimeout の合計は、ブローカーが否定応答を生成するまでにデプロイ済み構成メッセージを処理するのに要する最大時間を表しています。 警告メッセージを最小限にとどめるために、指定した時間内に標準的な構成が正常に完了するかを確認します。 「アラート」ビューの「ブローカー管理」パースペクティブで警告メッセージを探します。 すべてのメッセージが消えると、デプロイメントは完了しています。 デプロイを開始して、すべてのメッセージが「アラート」ビューから消えるのにかかる時間を記録する場合、この時間間隔をこれらのタイムアウト値を設定するための参考値として使用できます。

ブローカーが実動システムに置かれている場合、構成変更が適用される前に、メッセージ・フローによって現在処理されているアプリケーション・メッセージを完了できるようにするため、ConfigurationChangeTimeoutInternalConfigurationTimeout の両方の値を増やします。 また、メッセージ・フローを、テストに使用するさらに少ない数の実行グループにマージした場合は、この値を増やすことを検討してください。

ブローカーが開発システムまたはテスト・システム上にある場合、タイムアウト値 (特に ConfigurationChange Timeout) を減らして、知覚される応答時間を改善したり、予想通りの動作を示さないブローカーに強制的に応答させることができます。 ただし、タイムアウト値を減らすと、構成変更を正しくデプロイできる可能性が低くなります。

関連概念
ブローカー
構成マネージャー
デプロイメントの概要
関連タスク
ブローカーの作成
構成マネージャーの作成
ユーザー・ネーム・サーバーの作成
デプロイ
デプロイメントの結果の検査
関連資料
mqsichangebroker コマンド
mqsicreatebroker コマンド
mqsideploy コマンド
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:07

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