ブローカー・ドメインをバックアップし、マイグレーションの目的で、あるいは回復不能な障害が発生した場合に復元できるようにすることができます。
ブローカー・ドメインをバックアップし、構成マネージャーによってデプロイされるすべてのブローカーの回復の計画を立ててください。
これらの手順の詳細な実行方法については、このトピックの末尾にあるリンクを参照してください。
コンポーネントをバックアップするには、以下のようにします。- 各ブローカーを停止します。
- 構成マネージャーを停止します。
- mqsibackupconfigmgr コマンドを使用して、構成マネージャーのデータ・リポジトリーをバックアップします。
- 各ブローカー・データベースをバックアップします。
例えば、
DB2® ブローカー・データベースの場合は、
DB2 コントロール・センターでバックアップ・ウィザードを使用するか、次のようなコマンドを使用します。
DB2 BACKUP DATABASE <broker db> TO "<backup directory>"
- システムの作業パスをバックアップします。
また、mqsicreatebroker コマンドの -w フラグで指定したブローカー固有の作業パスをバックアップします。
コンポーネントを復元するには、以下のようにします。- 構成マネージャー・ドメインの既存のコンポーネントを停止して除去します。
- Message Brokers Toolkit のドメインから切断します。
- 各ブローカーを停止します。
- 構成マネージャーを停止します。
- -w パラメーターを指定して mqsideletebroker コマンドを使用し、個々のブローカーを削除します。このパラメーターは、Windows および UNIX® プラットフォーム上のオプション・パラメーターで、これらのブローカーに関連したすべてのファイルを作業パスから削除します。
- -w および -n パラメーターを指定して mqsideleteconfigmgr を使用し、構成マネージャーを削除します。-n パラメーターは、構成リポジトリー中のデータをすべて削除します。
- コンポーネントを再作成します。
- 構成マネージャーを作成します。
- 各ブローカーを作成します。
- コンポーネントを復元します。
- 任意の作業パスを復元します。
- z/OS® 上でバックアップされた構成マネージャーをリストアしている場合、
mqsirestoreconfigmgr コマンドを使用して、構成マネージャー・リポジトリーを復元します。
以前のバックアップ service.properties ファイルを置き換えます。
- 各ブローカー・データベースを復元します。
例えば、
DB2 ブローカー・データベースの場合は、
DB2 コントロール・センターで復元ウィザードを使用するか、次のようなコマンドを使用します。
DB2 RESTORE DATABASE <broker db> FROM "<backup directory>" TAKEN AT <datetime>
- 構成マネージャーを始動します。
- 各ブローカーを始動します。
- Message Brokers Toolkit の構成マネージャーに接続します。
接続すると、実行グループおよびフロー以外のブローカー・トポロジーが、構成マネージャーから再インポートされます。
- Message Brokers Toolkit にトポロジー構成をデプロイします。
その場合、構成マネージャーが UUID をブローカーに付与します。
Windows 以外のプラットフォームで作業する場合には、このステップは不要です。