ブローカー・コンポーネントがインストールされていない環境の構成

ブローカー・コンポーネントがインストールされていない環境で、構成マネージャー・プロキシー (CMP) アプリケーションをインストールし、Java アプリケーションのセットを実行します。

CMP アプリケーションを使用する Java™ アプリケーションのセットを、ブローカー・コンポーネントがインストールされていない環境で実行することができます。 この CMP アプリケーションのセットには、ユーザー作成アプリケーションと以下のコマンド・ユーティリティーが含まれています。
  • mqsicreateexecutiongroup
  • mqsideleteexecutiongroup
  • mqsistartmsgflow
  • mqsistopmsgflow
  • mqsideploy

    WebSphere® Event Broker for Windows® は、mqsideploy コマンドの 2 つのバリエーション、すなわち、mqsideploy.batmqsideploy.exe を提供します。 mqsideploy.bat は、ブローカー・コンポーネントがインストールされていない環境でのみ使用できます。

ブローカー・コンポーネントがインストールされていない環境で CMP アプリケーションをインストールするには、以下のステップを実行します。
  1. ブローカー・コンポーネントがインストールされていないコンピューター、つまりターゲット・コンピューターに互換性のある Java ランタイム環境 (JRE) があることを確認します。Java サポートは、追加のソフトウェア要件で定義されています。
  2. ブローカー・コンポーネントがインストールされているコンピューターからターゲット・コンピューターに以下のファイル・セットをコピーします。
    1. classes ディレクトリーからの ConfigManagerProxy.jar
    2. WebSphere MQ Classes for Java。
      • Windows の場合、これらのクラスは com.ibm.mq.jar にあります。
      • その他のプラットフォームの場合、これらはコンポーネントのインストール・イメージにあります。
    3. CMP アプリケーションおよび構成ファイル (例えば、*.configmgr ファイル)。
    4. 使用可能なブローカー・ユーティリティーをターゲット・コンピューター上で実行する場合は、以下のステップを実行します。
      1. ConfigUtil.jar を classes ディレクトリーからコピーします。
      2. 必要なユーティリティー bat ファイル、またはシェル・スクリプトを bin ディレクトリーからコピーします。 以下の bat ファイルの 1 つ以上をコピーします。
        • mqsicreateexecutiongroup.bat
        • mqsideleteexecutiongroup.bat
        • mqsistartmsgflow.bat
        • mqsistopmsgflow.bat
        • mqsideploy.bat
    5. ブローカー (BIP) メッセージを米国英語以外の英語環境で表示する場合は、すべての BIPv600*.properties ファイルをメッセージ・ディレクトリーからコピーします。
  3. ターゲット・コンピューターで、以下のファイルを組み込みように CLASSPATH 環境変数を更新します。
    • CMP クラス、ConfigManagerProxy.jar
    • CMP クラスをインポートするユーザー提供アプリケーション。
    • WebSphere MQ Classes for Java、com.ibm.mq.jar、およびこのパッケージで必要とされる追加の JAR。
    • その他のすべての必要な JAR およびディレクトリー。 たとえば、ターゲット・コンピューター上で使用可能なコマンド・ユーティリティーが必要な場合は ConfigUtil.jar を組み込み、ブローカー (BIP) メッセージを米国英語以外の環境で表示する必要がある場合は BIPv600*.properties を含むディレクトリーを組み込みます。
  4. ターゲット・コンピューターが使用するユーザー ID が以下の権限を持っていることを確認します。
    • 構成マネージャーが使用するキュー・マネージャーに接続するための権限
    • ブローカー・ドメイン・オブジェクトを取り扱うための権限

これで、ユーザー作成 CMP アプリケーションおよび指定したコマンド・ユーティリティーをターゲット・コンピューターで実行できるようになります。

関連タスク
構成マネージャー・プロキシー・アプリケーションの開発および実行用の環境の構成
構成マネージャー・プロキシーを使用したブローカー・ドメインの管理
関連資料
追加のソフトウェア要件
mqsicreateexecutiongroup コマンド
mqsideleteexecutiongroup コマンド
mqsistartmsgflow コマンド
mqsistopmsgflow コマンド
mqsideploy コマンド
関連情報
WebSphere MQ バージョン 6 インフォメーション・センター・オンライン
WebSphere MQ ライブラリー Web ページ
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最終更新 : 2009-02-13 10:23:15

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