「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」のデータ・コマンド

「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューおよび 「オブジェクト詳細 (Object Details)」ビューでデータを分析するために使用できるフィルターおよび強調表示のコマンドについて、 以下の表で説明します。

展開/縮小表示コマンド

展開/縮小表示 (Expand/Collapse)」コマンドは、選択されているノードの子孫を表示または非表示にします。これらのコマンドは、ノードについて表示されるカウントには影響しません。

コマンド 説明
直接の子孫を展開 (Expand Immediate Descendants) 選択されているノードの直接の子孫のみを展開します。
子孫をすべて展開 (Expand All Descendants) 選択されているノードのすべての子孫を展開します。
子孫をすべて縮小表示 (Collapse All Descendants) 選択されているノードのすべての子孫を縮小表示します。
ノードをすべて表示 (Show All Nodes) グラフのノードをすべて表示します。
最後の展開/縮小表示操作を元に戻す (Undo Last Expand/Collapse Operation) 最後の操作を元に戻します。
GC ルートにリセット (Reset to GC Roots) 展開および縮小表示の操作をすべて元に戻します。現行のフィルター設定は変更されません。

サブツリー・コマンド

「サブツリー」コマンドは、 特定ノードとそのすべての子孫で動作します。これらのコマンドは、ノードについて表示されるカウントに影響する可能性があります。
コマンド 説明
サブツリーにフォーカス (Focus on Subtree) 選択されているノードとその子孫のみにフォーカスします。その他のノードはすべて隠されます。
サブツリーの非表示 (Hide Subtree) 選択されているノードとそのすべての子孫を非表示にします。親ノードは、隠しノードのカウントを継承します。
サブツリーの削除 (Delete Subtree) 選択されているノードとそのすべての子孫を削除します。親ノードは、削除されたノードのカウントを継承しません。
最後のサブツリー操作を元に戻す (Undo Last Subtree Operation) 最後の操作を元に戻します。
ルートにリセット (Reset to Root) サブツリー操作をすべて元に戻します。現行のフィルター設定は変更されません。

フィルター・コマンド

「フィルター」コマンドは、1つのオブジェクトで動作したり、クラスまたはパッケージ内のすべてのオブジェクトで動作します。これらのコマンドは、ノードについて表示されるカウントに影響する可能性があります。
コマンド 説明
オブジェクトの削除 選択されているノードを削除します。親ノードは、すべての子孫ノードとそれらのカウントを継承します (削除されたノードのカウントは除く)。
オブジェクトの非表示 (Hide Object) 選択されているノードを非表示にします。親ノードは、 すべての子孫ノードとそれらのカウントを継承します (隠しノードのカウントは含めて)。
クラスの削除 (Delete Class) 選択されているノードのクラス内のノードをすべて削除します。親ノードは、すべての子孫ノードとそれらのカウントを継承します (削除されたノードのカウントは除く)。
クラスの非表示 (Hide Class) 選択されているノードのクラス内のノードをすべて非表示にします。親ノードは、すべての子孫ノードとそれらのカウントを継承します (隠しノードのカウントは含めて)。
パッケージの削除 (Delete Package) 選択されているノードのパッケージ内のノードをすべて削除します。親ノードは、すべての子孫ノードとそれらのカウントを継承します (削除されたノードのカウントは除く)。
パッケージの非表示 (Hide Package) 選択されているノードのパッケージ内のノードをすべて非表示にします。親ノードは、すべての子孫ノードとそれらのカウントを継承します (隠しノードのカウントは含めて)。
グループ・オブジェクト 選択されているノードに類似するグループ・オブジェクト。同じクラスのすべてのオブジェクトが単一ノードに縮小されます。親ノードからのアークもグループ化されます。グループ・ノードのカウントは、グループ内の個々のノードすべての カウントの合計です。これはデフォルト・モードです。
オブジェクトのグループ化解除 (Ungroup Object) 選択されているグループ・ノードを個々のインスタンス・ノードに展開します。個々のノードそれぞれは、個別のノードのように扱われます。
最後のフィルター操作を元に戻す (Undo Last Filter Operation) 最後のフィルター操作を元に戻します。
デフォルトにリセット (Reset to default) すべてのノードをデフォルト状態にリセットします。

強調表示コマンド

強調表示コマンドは、 選択基準を基にしてノードおよび接続中のアークを強調表示します。
基準 説明
なし すべてのノードとアークから強調表示を除去します。
上位 10 個のカウント (Top 10 Count) インスタンスの数ごとに上位 10 個のノードを強調表示します。
上位 10 個のサイズ (Top 10 Size) バイト単位のサイズ別に上位 10 個のノードを強調表示します。
上位 10 個の参照 (Top 10 References) 他のノードへの参照の数別に、上位 10 個のノードを強調表示します。
上位 10 個のレフェリー (Top 10 Referees) レフェリーの数ごとに上位 10 個のノードを強調表示します。
子孫 (Descendants) 選択されているノードのすべての子孫を強調表示します。
上位の直接の子孫 (Top Immediate Descendants) 最大サイズを持つ上位 10 個の直接の子孫を強調表示します。
選択されているノードのすべての親ノードを強調表示します。
直接の親 (Immediate Parents) 選択されているノードの直接の親ノードのみを強調表示します。
GC ルート (GC Roots) GC ルート・オブジェクトとして JVM によってマークされたすべてのオブジェクトを強調表示します。
ソースがあるオブジェクト (Objects with Source) ソース・コードが使用可能なノードを強調表示します。
隠しオブジェクトがあるオブジェクト (Objects with Hidden Objects) 隠しノードを参照するノードを強調表示します。
関連タスク
メモリー・リークの識別
関連資料
「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビュー
「自動リーク検出 (Automatic Leak Detection)」ページ、「プロファイル・セットの編集」ダイアログ・ボックス
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