「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビュー

「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューは、オブジェクトの参照関係をグラフで表示します。

「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューを開くには、「プロファイル・モニター」のプロファイル・リソース・エントリーを右クリックし、次に「アプリケーションから開く」 > 「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」とクリックします。

このグラフを使用する場合のヒントを以下に示します。

「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューでは、グラフ内の項目の上にカーソルを 一時停止させると、以下の情報を表示することができます。
データ項目 説明
オブジェクト オブジェクトの名前。 オブジェクトがグループ化解除されている (Java™ クラスの単一インスタンスである) 場合、名前の後にインスタンス ID が示されます。
サイズ バイト単位で測定したオブジェクトのサイズ。オブジェクトがグループ (特定の Java クラスの全インスタンス) である場合、この数値は、そのグループ内のすべてのインスタンスの合計です。
参照 選択されているオブジェクトによって参照されているオブジェクトの数。 オブジェクトがグループである場合、この数値は、そのグループ内のすべてのインスタンスの合計です。
リファラー (Referers) 選択されているオブジェクトを参照するオブジェクトの数。 オブジェクトがグループである場合、この数値は、そのグループ内のすべてのインスタンスの合計です。
カウント グループ・オブジェクトの場合、グループ内のインスタンス数。 グループ化解除されているオブジェクトのカウントは常に 1 です。パス・セグメントの場合、参照側 (参照元 (From)) ノードから参照先 (参照先 (To)) ノードへの参照の数。
参照元 (From) パス・セグメントの場合、参照するオブジェクトの名前。 オブジェクトがグループ化解除されている (Java クラスの単一インスタンスである) 場合、名前の後にインスタンス ID が示されます。
参照先 (To) パス・セグメントの場合、参照されるオブジェクトの名前。 オブジェクトがグループ化解除されている (Java クラスの単一インスタンスである) 場合、名前の後にインスタンス ID が示されます。
伝搬するメモリー (Propagated Memory) パス・セグメントの場合、参照されたノードの「サイズ」。

以下のアイコンは、グラフにおいて、オブジェクトから参照された全オブジェクトが可視になるか、 または一部のオブジェクトだけが可視になるかを表しています。
アイコン 説明
「可視の子孫なし (No visible descendants)」アイコン 参照されたオブジェクトが可視でない。直接の子孫をすべて展開するときにクリックする。
「一部の直接の子孫が可視 (Some immediate descendants visible)」アイコン 参照されたオブジェクトの一部のみ可視。直接の子孫をすべて展開するときにクリックする。
「すべての直接の子孫が可視 (All immediate descendants visible)」アイコン 参照されたすべてのオブジェクトが可視。子孫をすべて縮小表示するときにクリックする。

「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューには、以下のコントロールおよびメニュー・コマンドが表示されます。
コントロール コマンド 説明
「レイアウトのやり直し (Redo Layout)」ボタン レイアウトのやり直し (Redo Layout) グラフをデフォルトのレイアウトで描き直します。
「オブジェクト参照グラフの概要 (Object Reference Graph overview)」トグル・ボタン 概要の切り替え (Toggle Overview) グラフの概要を表示または非表示にします。
「オブジェクト詳細の表示 (Show Object Details)」ボタン オブジェクト詳細を表示 (Show Object Details) 現在選択されているオブジェクトの「オブジェクト詳細 (Object Details)」ビューを開きます。
「オブジェクトの検索 (Find Object)」ボタン オブジェクトの検索 (Find Object) グラフ内で探し出すオブジェクト名を指定できます。
「色を開く (Open Colors)」ダイアログ・ボックス・ボタン グラフ色 グラフで使用する色を変更できます。
「後方にナビゲート (Navigate back)」ボタン 後方にナビゲート (Navigate Back) ノード選択ヒストリーで、前に選択したノードにナビゲートします。
「前方にナビゲート (Navigate forward)」ボタン 前方にナビゲート (Navigate Forward) ノード選択ヒストリーで、次の選択済みノードにナビゲートします。
プルダウン・メニュー オブジェクト名 (Object Name) 「オブジェクト詳細 (Object Details)」および「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューでオブジェクト名を表示する仕方を変更できます。
ポップアップ・メニュー 展開/縮小表示 (Expand/Collapse) オブジェクトの子孫を表示または非表示にします。詳しくは、 『「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」のデータ・コマンド』を参照してください。
ポップアップ・メニュー フィルター 分析データ・セットからのオブジェクトを組み込みまたは除外します。詳しくは、『「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」のデータ・コマンド』を参照してください。
ポップアップ・メニュー サブツリー 参照サブツリー上で非表示、削除、またはフォーカスします。詳しくは、『「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」のデータ・コマンド』を参照してください。
ポップアップ・メニュー ソースを開く 選択されているメソッドのソース・コードが使用可能な場合、デフォルト・エディターでソース・ファイルを開きます。
強調表示ドロップダウン・リスト   ユーザーがリストで選択した基準を基にして、オブジェクトを強調表示します。詳しくは、『「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」のデータ・コマンド』を参照してください。
ズーム・スライダー   グラフのスケールを変更します。

注: 「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューでの作業用のポップアップ・メニューを表示 するには、ビュー内で右クリックします。
関連タスク
メモリー・リークの識別
関連資料
「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」のデータ・コマンド
「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビューの「設定」ページ
「自動リーク検出 (Automatic Leak Detection)」ページ、「プロファイル・セットの編集」ダイアログ・ボックス
「オブジェクト詳細 (Object Details)」ビュー
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