リモート WebSphere Portal サーバーでプロファイルを使用可能にする

Rational® ツール内でプロファイル・ツールを使用するには、あらかじめ、リモート・ターゲット WebSphere® Portal サーバーでプロファイル・サポートを使用可能にしておく必要があります。 ローカル・テスト環境サーバーではプロファイル・サポートは自動的に使用可能になります。

WebSphere Portal 5.0 でプロファイル・ ツールを使用するには、SDK 用の WebSphere Application Server 5.0.2 Cumulative Fix を インストールする必要があります。

リモート WebSphere Portal サーバーでプロファイル・サポートを使用可能にするには、次の手順を実行します。

  1. WebSphere Portal システムで、WebSphere Application Server を始動する。


    Windows の場合

    「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM WebSphere」 > 「Application Server v5.x」 > 「サーバーを始動」


    Linux の場合

    コマンド・ウィンドウから、次のコマンドを入力します。
    cd WebSphere_installation_root/bin
    ./startServer.sh server1
    ここで、WebSphere_installation_root は、WebSphere Application Server をインストールしているディレクトリーです。
  2. WebSphere 管理コンソールを開いて、ログインする。


    Windows の場合

    「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM WebSphere」 > 「WebSphere Server v5.x」 > 「管理コンソール」


    Linux の場合

    Web ブラウザーから、次のいずれかの URL を開いて、WebSphere 管理コンソールにアクセスします。 WebSphere サーバーでセキュリティーが使用可能になっていない場合、ポート 9090 がデフォルト・ポートです。 セキュリティーが使用可能な場合のデフォルト・ポートは、ポート 9043 です。
    http://your.server.name:9090/admin
    https://your.server.name:9043/admin
    ここで、your.server.name は、WebSphere Application Server システムの完全修飾ホスト名です。
  3. 左のペインで、「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」の順に選択する。
  4. 右のペインで、「WebSphere_Portal」サーバーを選択する。
  5. 「WebSphere_Portal」ページの「構成」タブで、 「追加プロパティー (Additional Properties)」リストから 「プロセス定義」を選択する。
  6. 「プロセス定義」ページの「構成」 タブで、「追加プロパティー (Additional Properties)」のリストから 「Java 仮想マシン」を選択する。
  7. 「Java 仮想マシン」ページの「構成」タブにある 「一般プロパティー (General Properties)」で、以下を「汎用 JVM 引数 (Generic JVM arguments)」フィールドに追加してプロファイルを使用可能にする。
     -XrunpiAgent:server=enabled

    J2EE Request Profiler を使用可能にするには、次のオプションも「汎用 JVM 引数 (Generic JVM arguments)」フィールドに追加してください。

    -DPD_DT_ENABLED=true 
  8. 「OK」をクリックする。
  9. 「保管」をクリックしてから、「マスター構成に保管 (Save to Master Configuration)」パネルで「保管」をクリックする。
  10. WebSphere 管理コンソールからログアウトする。
  11. WebSphere Application Server を停止する。


    Windows の場合

    「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM WebSphere」 > 「Application Server v5.x」 > 「サーバーを停止」


    Linux の場合

    コマンド・ウィンドウから、次のコマンドを入力します。
    cd WebSphere_installation_root/bin
    ./stopServer.sh server1
    ここで、WebSphere_installation_root は、WebSphere Application Server をインストールしているディレクトリーです。
  12. WebSphere Portal Server を再始動する。


    Windows の場合

    「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM WebSphere」 > 「WebSphere Portal v5.x」 > 「サーバーを停止」

    「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM WebSphere」 > 「WebSphere Portal v5.x」 > 「サーバーを始動」


    Linux の場合

    コマンド・ウィンドウから、次のコマンドを入力します。
    cd WebSphere_installation_root/bin
    ./stopServer.sh WebSphere_Portal
    ./startServer.sh WebSphere_Portal
    ここで、WebSphere_installation_root は、WebSphere Application Server をインストールしているディレクトリーです。
注: プロファイル・ツールを使用する前に、 WebSphere Portal サーバーをインストールしたシステムと同じシステムに Agent Controller をインストールし、実行している必要があります。
関連タスク
Agent Controller のインストール
ローカル・サーバーでのポートレットのプロファイル作成
リモート・サーバーでのポートレットのプロファイル作成
プロファイル・オプションの定義
アプリケーションのプロファイル作成
Profiling an application in stand-alone mode
Profiling J2EE applications

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