Portal Designer の使用

Portal Designer を使用して、ポータルの外観を変更します。

ポータル・プロジェクトをオープンすると、ワークベンチの中央に Portal Designer エディターが表示されます。 その周囲には、プロジェクト・エクスプローラーアウトラインサムネールプロパティー、およびパレット の各ビューがあります。

Portal Designer

ポータルのレイアウトと外観については、Portal Designer を WYSIWYG (表示された通りの結果が得られる) エディターと見なすことができます。 テーマ、スキン、およびページ・レイアウトなどのグラフィック・インターフェース項目のレンダリングを行います。

また、Portal Designer は、ポータル・ページ内の JSF および Struts ポートレットの初期ページのレンダリングも行いますが、ポートレットのコンテンツに関するそれ以外のもののレンダリングは行いません。 WebSphere® Portal テスト環境を使用して、ポータル・サイトをポートレット・コンテンツと一緒に表示できます。

説明 ビュー
このエディターを使用して、ポータルのグラフィック・デザインとポータル・ページのレイアウトの両方をカスタマイズします。 WYSIWYG Web エディターを使用する場合と同じように使用してください。 実行可能な機能には、次のものがあります。
  • デザイン・エレメントを右クリックし、「挿入」メニュー項目を選択する。
  • デザイン・エレメントをクリックしてそのプロパティーを編集する。 プロパティーの処理についての詳細情報を表示するには、スクロールダウンしてください。
  • Page Designer を使用して、テーマ、スキン、およびスタイルのグラフィック・デザインを変更する。 これらのエディターは、「編集」メニューから選択できます。
Portal Designer のポータル構成エディター
ポータル構成は、ポータル・プロジェクト・フォルダーのルートにあるレイアウト・ソース・ファイルの名前です。

「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー

説明 ビュー

プロジェクト・エクスプローラー

ポータル・プロジェクトを開くと、デフォルトで画面の左上隅にプロジェクト・エクスプローラーが開きます。 このビューを使用して、ポータルのファイル構造をナビゲートしてください。

ポータル (およびポートレット) プロジェクトの両方のフォルダーは、「動的 Web プロジェクト」フォルダーのルートに表示されます。 ポータル・プロジェクト・フォルダーを展開すると、プロジェクト・ルートのノードとして「ポータル構成」が表示されます。 ポータル・プロジェクトに関連付けられているポートレットがある場合、それらのポートレットは、 「ポータル構成」ノードの子として表示されます。

各プロジェクトの EAR フォルダーは「エンタープライズ・アプリケーション」フォルダーに表示されます。

Portal Designer の「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー

「アウトライン」と「サムネール」ビュー

「アウトライン」ビューと「サムネール」ビューは、Portal Designer エディターの左下隅に表示されます。 ポータル・プロジェクトを開くと、デフォルトで「アウトライン」ビューが表示されます。このビューは、次の 3 つのルート・ノードを表示します。
説明 ビュー
  • 「エレメント」- このノードを展開すると、「プロパティー」ビューで編集するために非表示エレメントを表示し、選択できます。
  • 「レイアウト」- プロジェクト内の各ページが、このノードのルートから表示されます。 ページ・ノードを展開して、そのコンテンツの階層 (つまり、列、行、ポートレットなど) を表示してください。
  • 「ナビゲーション・ルート」 - WebSphere Portal v5.1 ポータル・プロジェクトでは、「コンテンツ・ルート」が ルート・ナビゲーション・ノードです。 「マイ・ポータル」ラベル、ログイン・ページ、および「マイ・プロファイルの編集 (Edit My Profile)」 ページは、その下位ノードです。 ログイン・ページおよび「マイ・プロファイルの編集 (Edit My Profile)」ページは共に、Portal Designer で 編集することができます。 WebSphere Portal v5.0 プロジェクトの場合、マイ・ポータルは、そのポータルのルート・ナビゲーション・ノード として残ります。
Portal Designer の「アウトライン」ビュー
「レイアウト」ノードと「コンテンツ・ルート」ノードは、ポータル・プロジェクト のページ・レイアウトとナビゲーションの両方を定義するのに役立ちます。 詳しくは、レイアウトの定義を参照してください。

「サムネール」ビューは、ポータル・プロジェクト・フォルダー内に表示される「テーマ」ノードと「スキン」ノードの両方と連動して機能します。 詳しくは、このページの『「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー』セクションを参照してください。

テーマとスキンのサムネールを表示する手順は、次のとおりです。
  • 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「動的 Web プロジェクト」 > [ポータル・プロジェクト] ノードの順に展開してから、「テーマ」フォルダーまたは「スキン」フォルダーをクリックする。
  • 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューの下で、「サムネール」ビューを前面に表示する。テーマまたはスキンのサムネール・イメージが表示されます。

テーマ・サムネールをラベルまたはページにドラッグ・アンド・ドロップするか (テーマの変更を参照)、スキン・サムネールをポートレットにドラッグ・アンド・ドロップすることができます (スキンの変更を参照)。

「プロパティー」ビュー

「プロパティー」ビューは、Portal Designer エディターで画面の下部に表示されます。 「アウトライン」ビューまたは Portal Designer エディターのいずれかで選択するデザイン・エレメントに応じて、 そのエレメントに対して編集できるオプションが反映されるように、プロパティー・ビューが変わります。

次のイメージは、WebSphere Portal v5.1 ページの「プロパティー」ビューの例を表しています:Portal Designer の「プロパティー」ビュー

パレット

このビューは、インターフェースの右端にあります。

ポータル・ページのレイアウトをデザインする際に、これらの項目のいずれかを Portal Designer エディターにドラッグすると、その項目を挿入することができます。

Portal Designer の「パレット」ビュー

制限とアクセシビリティ

Portal Designer には、次の制限があります。
  • アクセス制御 - Portal Designer はアクセス制御をサポートしません。 例えば、ページを作成し、そのページを限定された数のユーザーにのみ表示する場合、 まず最初にポータル・アプリケーションをサーバーにデプロイしてから、 管理ポートレットを使用してページへのアクセス権を設定します。
  • アクセシビリティ - Portal Designer を使用する場合、JAWS などのスクリーン・リーダー (読み上げソフトウェア) は、ポータル構成エディター内から正しいラベルまたはページ名を読み取ることができません。 最良の実施例は、ポータル構成エディターの左下にある「アウトライン」ビュー内から、ページとラベルのフィーチャーにアクセスすることです。
関連タスク
レイアウトの定義
ポータル・ページへのポートレットの追加
スキンの処理
テーマの処理

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