入門: J2EE アプリケーションのプロファイル作成

J2EE アプリケーションのプロファイル作成は、『入門』トピックで説明されている Java™ アプリケーションをプロファイルする場合と同様の操作ですが、相違点が多少あります。特別な準備的な操作を実行してから、プロファイルを開始する必要があります。

以下のいずれかの方法で開始済みのアプリケーション・サーバーで、J2EE アプリケーションをプロファイルすることができます。
  • Rational® Application Developer 環境内から開始されたアプリケーション・サーバー。
  • 使用可能モードで実行中のプロファイル・エージェントによって開始されたアプリケーション・サーバー。

Rational Application Developer 環境内で始動されたサーバーでの J2EE アプリケーションのプロファイル作成

WebSphere Application Server (WAS) などのアプリケーション・サーバーで実行中の J2EE アプリケーションについて、Rational Application Developer 環境内からデータを収集することができます。

前提条件: ターゲット・アプリケーションを実行しようとするホスト・マシンで、Agent Controller が実行されていなければなりません。

アプリケーションのプロファイルを作成するには、以下の手順を実行します。
  1. 「サーバー」ビューで、ホスト・アプリケーション・サーバーを右クリックし、「プロファイル」をクリックする。 これにより、アプリケーション・サーバーが開始され、そのサーバーでプロファイルを開始するためのウィザードが開きます。
  2. 「エージェント」ページで、「Java プロファイル・エージェント」をダブルクリックして、 選択されたエージェントのリストにそれを追加する。
  3. 「プロファイル」ページで、調べたいデータ・タイプを収集するプロファイル・セットを選択する。 「編集」をクリックして、プロファイル・セットを変更することもできます。詳しくは、 『入門: ランタイム問題判別のためのプロファイル構成の作成』を参照してください。
  4. 終了」をクリックする。 これで、プロファイルの準備が完了しました。 しかし、データ収集が実際に開始されたわけではありません。
  5. 「プロファイル・モニター」で、エージェントを右クリックし、次に 「モニターの開始」をクリックしてデータ収集を開始する。
  6. 必要なデータを収集した後、エージェントを右クリックし、次に「終了」をクリックしてアプリケーション・サーバーを切り離す。
  7. 収集済みのデータの表示および分析についてヘルプが必要な場合は、『入門』セクションを参照してください。

J2EE アプリケーションへの再接続

プロファイル作成した J2EE アプリケーションからの切り離しを行った後に、そのアプリケーションに再接続して プロファイル・データの収集を継続することができます。

アプリケーションに再接続するには、以下の手順を実行します。
  1. 「プロファイルおよびロギング」パースペクティブを開く: 「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「その他」とクリックしてから、「プロファイルおよびロギング」をクリックする。
  2. 「プロファイル」ダイアログ・ボックスを開く: 「実行」 > 「プロファイル」とクリックする。
  3. J2EE アプリケーションのプロファイルを作成するためのプロファイル構成を作成する: 「接続 - Java プロセス」エントリーをダブルクリックして、「新規構成」エントリーを作成する。
  4. J2SE アプリケーションについてのプロファイル構成を定義する (『入門: ランタイム問題判別のためのプロファイル構成の作成』を参照)。ただし、以下の追加エントリーを組み込む。

    ページ

    Java アプリケーション構成

    ホスト

    ターゲット・アプリケーション・サーバーを指定します。

    エージェント

    Java プロファイル・エージェントを指定します。

  5. プロファイル」をクリックする。 これで、プロファイルの準備が完了しました。 しかし、データ収集が実際に開始されたわけではありません。
  6. 「プロファイル・モニター」で、エージェントを右クリックし、次に「モニターの開始」をクリックしてデータ収集を開始する。
  7. 必要なデータを収集した後、アプリケーション・サーバーを切り離す。
  8. 収集済みのデータの表示および分析についてヘルプが必要な場合は、『入門』セクションを参照してください。

プロファイル・エージェントを使用可能モードで実行するアプリケーションのプロファイル作成

piAgent が「使用可能」モードである Rational Application Developer 環境の外側で開始できる Java アプリケーション (J2EE アプリケーションを含む) からデータを収集することもできます。

前提条件:
  • ターゲット・アプリケーション・サーバーは、スイッチ "server=enabled" が指定された状態で開始されなければなりません。 詳しくは、『スタンドアロン・モードのアプリケーションのプロファイル作成』トピックを参照してください。
  • ターゲット・アプリケーション・サーバーで、Agent Controller が実行されていなければなりません。
これらの前提条件を満たしたら、『J2EE アプリケーションへの再接続』の指示に従ってください。
フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.