「リーク候補 (Leak Candidates)」ビュー

「リーク候補 (Leak Candidates)」ビューは、リーク分析の結果を表形式で表示します。

「リーク候補 (Leak Candidates)」ビューを開くには、「プロファイル・モニター」で「リーク候補 (Leak Candidates)」または「自動リーク検出 (Automatic Leak Detection)」プロファイル・リソース をダブルクリックします。

「リーク候補 (Leak Candidates)」ビューは以下のような情報を表示します。
説明
可能性 (Likelihood) リークのランキング。数値が高くなるほど、その項目が重大なリークのソースである可能性が大きくなります。デフォルトでは、この列で、可能性が最も高いリーク候補から最も低いリーク候補の順にテーブルがソートされます。一番可能性が高い候補に値 100 が割り当てられます。
リークのルート (Root of leak) リークされたデータ構造のヘッドにあるオブジェクトと、数値によるオブジェクト ID。
コンテナー・タイプ (Container type) コンテナーの Java™ タイプと、数値によるオブジェクト ID。
リークされている内容 (What's leaking) コンテナーにリークされた、構造体のヘッドにあるデータ構造。 各リーク操作で 1 つのデータ構造がコンテナーにリークされます。
リークの数 (Number of leaks) リークされたデータ構造のインスタンスの数。
リークされたバイト数 (Bytes leaked) リークされたバイトの総数。
リークされたオブジェクト数 (Objects leaked) リークされたデータ構造のすべてのインスタンスが含まれるオブジェクトの総数。
注: 任意の列ヘッダーをクリックすることで、テーブル内のデータを ソートすることができます。

「リーク候補 (Leak Candidates)」ビューには、以下のツールバー・ボタンおよびメニュー・コマンド が表示されます。
ツールバー・ボタン コマンド 説明
「リーク分析の実行 (Perform Leak Analysis)」ボタン リークの分析 (Analyze for Leaks) このコマンドは、2 つのヒープ・ダンプでリーク分析を実行し、その結果をテーブルで表示します。このコマンドは、2 つのヒープ・ダンプがキャプチャーされる前は使用不可になっています。
「ヒープ・ダンプのキャプチャー (Capture heap dump)」ボタン ヒープ・ダンプのキャプチャー (Capture Heap Dump) 手動モードでデータが収集されるとき、このコマンドによりヒープ・ダンプがキャプチャーされます。リーク分析には、正確に 2 つのヒープ・ダンプが必要です。このコマンドは、自動モードでデータ収集するときや、データが収集されていないときは、使用不可です。
「参照グラフの表示 (Show Reference Graph)」ボタン オブジェクト参照の表示 このコマンドは、「オブジェクト参照グラフ (Object Reference Graph)」ビュー で選択されている項目を表示します。項目をダブルクリックして、それをグラフに表示することもできます。
「HTML にエクスポート (Export to HTML)」ボタン HTML にエクスポート HTML にエクスポート」ダイアログ・ボックスを開きます。このコマンドにより、「リーク候補 (Leak Candidates)」ビューのテーブルの内容を HTML ファイルに保管できます。
ポップアップ・メニュー 列の選択 列の選択」ダイアログ・ボックスを開きます。このダイアログは、テーブルの列を非表示、表示、または再配列するときに使用します。
ポップアップ・メニュー ビューの更新 開かれているすべてのビューを、現行の分析データで更新します。
注:
  • 1 列に表示するにはストリングが長すぎる場合、ストリングが可能な限り表示され、その後に省略符号 (...) が続きます。列のサイズを変更して、完全にデータを表示することができます。
  • 「リーク候補 (Leak Candidates)」ビューでの作業用のポップアップ・メニューを表示するには、 ビュー内で右クリックします。
関連タスク
手動のヒープ・ダンプを使用したリーク検出データの収集
時刻指定のヒープ・ダンプを使用したリーク検出データの収集
リーク候補のリストの生成
メモリー・リークの識別
関連資料
「リーク分析オプションの選択 (Select Leak Analysis Options)」ダイアログ・ボックス
フィードバック
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