パフォーマンス・データを表示および分析するための基本となるビューは、
「パフォーマンス呼び出しグラフ (Performance Call Graph)」ビューと「メソッド詳細 (Method
Details)」ビューです。 これらのビューは、「実行統計」、「メソッド呼び出し」、「実行フロー」、および「UML2 シーケンス図」ビューで補足することができます。
- 「プロファイル・モニター」のプロファイル・リソースを右クリックし、次に
とクリックして、「パフォーマンス呼び出しグラフ」ビューを開く。 次のように、表示するデータに基づいて、プロファイル・リソースを選択します。
デフォルトで呼び出しグラフに表示される情報は以下のとおりです。
- 呼び出しグラフ内の任意のメソッドをダブルクリックして、「メソッド詳細
(Method Details)」ビューを開く。このビューは、個々のメソッドのビューの観点からパフォーマンス・データを表示します。 「パフォーマンス呼び出しグラフ (Performance Call Graph)」または「メソッド詳細 (Method
Detail)」ビューのいずれかでメソッドをクリックすると、一方のビューが同期化されるだけでなく、ロギングおよびプロファイルのビューもすべて開かれます。
- 予期外に時間を費やしているメソッドおよび呼び出しパスについてデータを調べる。 両方のビューとも、同じパフォーマンス・データを表示しますが、形式が異なります。次のようなデータ項目は重要です。
データ項目 |
説明 |
呼び出し元 (Caller) |
メソッドで、別のメソッド (その子孫) への呼び出しを起こしたもの。 |
子孫 (Descendant) |
メソッドで、別のメソッド (その呼び出し元) によって呼び出されたもの。 |
呼び出し数 (Calls) |
呼び出し元によって子孫に行われた呼び出しの数。 |
基本時間 |
子孫メソッド用の時間を除外した、選択メソッドの合計時間。 |
累積時間 |
選択されているメソッドの「基本時間」と、その子孫のメソッドで代りに費やされた時間の合計。 |
伝搬時間 (Propagated Time) |
「子孫 (Descendant)」で、その「呼び出し元
(Caller)」の代わりに費やされた合計時間。「メソッド詳細 (Method Detail)」ビューの「呼び出し元 (Callers)」
の場合、「伝搬時間 (Propagated Time)」は、現在表示されているメソッドに伝搬された時間であり、
「子孫 (Descendants)」の場合、現在表示されているメソッドから伝搬された時間です。 |
以下のトピックで、パフォーマンス・ボトルネックを検出する際に役立つ追加情報が提供されています。