カスタム関数は、Crystal Reports でデータの評価、計算、または変換を行うために作成するプロシージャです。式にカスタム関数を使用すると、式の中で個々の演算を指定しなくても、カスタム関数に定義されているすべての演算を実行できます。つまり、カスタム関数を使用すると、式のロジックを共有したり再利用したりできるため、より短い時間で簡単にレポートを作成できます。
たとえば、部署の情報が 3 文字のコード名で保存されているデータベースから一連のレポートをデザインする場合に、Crystal レポートには実際の部署名を表示するとします。データ変換式を作成すればコード名は実際の名前に変換できますが、一連のすべてのレポートに式のロジックをコピーする必要があります。この場合、データの変換ロジックを抽出してカスタム関数として保存すると、より簡単に対応できます。保存したカスタム関数を一連のレポートに追加できるので、テキストを再入力する必要がありません。
注 カスタム関数はレポートの中に直接配置できません。式の一部として使用する必要があります。
カスタム関数を使用する利点 | カスタム関数のワーク フロー | カスタム関数の作成 | カスタム関数の Basic 構文 | カスタム関数の Crystal 構文