Java™ および Java 2 Enterprise Edition (J2EE) アプリケーション内で、メモリー・リークやパフォーマンスおよびスレッドのボトルネックなどの ランタイムの問題を検出および分析し、テストされていないコードを識別するには、 「プロファイルおよびロギング」パースペクティブの各ビューを使用します。 「プロファイルおよびロギング」パースペクティブには Probekit 機能も含まれています。この機能を使用すると、アプリケーションのランタイム動作の分析をカスタマイズできます。
ランタイムの問題判別に関するスタートアップ・ガイド
ランタイムの問題判別に関する「スタートアップ・ガイド」では、プロファイル・データを収集するための基本的なステップを説明しています。 ここには、必要な種類のデータを収集するプロファイル・セットを選択する方法の説明や、分析に役立つビューへのアクセス方法や使用方法に関する高度な説明が記載されています。メモリー・リークの分析
アプリケーションの実行時にヒープ・ダンプのヒープ情報を収集することで、メモリー管理における問題をクラスおよびオブジェクト・レベルで検出し、各ヒープ・ダンプを比較できます。 この比較によって、Java ヒープで割り当てられたメモリー内の変更を特定することができます。 これは、最も発生する可能性の高いリークのリストを生成する基礎となります。パフォーマンス・ボトルネックの検出
ボトルネックやその他のパフォーマンス上の問題は、 アプリケーションの実行時に実行履歴データを収集することによって検出できます。 このデータは、「パフォーマンス・コール・グラフ」ビューと 「メソッド詳細」ビューに表示され、 どのメソッドがアプリケーションのパフォーマンスを低下させているかを示します。スレッドのボトルネックの検出
プロファイルの作成時に「スレッド分析」のデータを収集することで、スレッド競合やスレッド・デッドロックなど、アプリケーション内のスレッドのボトルネックを検出することができます。競合が発生するとアプリケーションのパフォーマンスが低下し、デッドロックが発生すると実行中のアプリケーションが停止します。テストされていない行またはメソッドを検出するためのコード・カバレッジのモニター
行またはメソッドのレベルのコード・カバレッジ・データを収集することによって、 プロファイル作成中に使用されなかったコード部分を判別することができます。 複数の実行、複数のアプリケーション、および複数のホストからのデータは、それぞれ個別のファイルに保存されるだけでなく、複合カバレッジ・データ・セットにマージされます。ユーザー定義プローブを使用したランタイム・データの収集
ユーザー定義プローブは、再使用可能な Java コード・フラグメントです。これを記述して、プログラムの実行時に詳細情報を収集することができます。 コード内のさまざまな場所にコンパイル済みのプローブを挿入し、オブジェクト、 インスタンス変数、引き数、例外に関するランタイム情報を収集することができます。ログおよびトレース・アナライザー
Log and Trace Analyzer と Profiling Tool は、オープン・ソースのデータ収集および分析ツールです。汎用ログ・アダプター
汎用ログ・アダプターは、Eclipse プラグインのプログラマーが、ログ・ファイルを共通ベース・イベント形式に変換する Java ベースのログ・パーサーを作成するためのオープン・ソース・フレームワークです。統計コンソール
統計コンソールは、統計モデルにデータを収集するための ユーザー・インターフェース機能に拡張ポイントを提供します。