ダイナミック・ナビゲーションをページ・テンプレートに追加する

Web サイトの階層構造を決定したら、 ページ・テンプレートにダイナミック・ナビゲーションを追加して、自動的にリンクとサイト・マップを 生成することができます。サイトの構造が変更されるたびに、ナビゲーション・リンクは自動的に 再生成されて新規 Web サイト構造を反映します。

ナビゲーション・バー は他の Web ページへのリンクのセットで、 Web サイトに水平バーまたは垂直バーとして表示されます。デフォルトですべての Web ページはナビゲーションに表示され、 ナビゲーション・バーに現れます。ただし一般には、サイトのすべてのページが ナビゲーション・バーにリストされることはありません。通常、ナビゲーション・バーには 密接な関係を持つ、サイト内の他のページへのリンクが含まれます。例えば、通常ナビゲーション・バー にはホーム・ページまたはサイトのメインページへのリンクが含まれています。 これはそのページがサイトのフォーカル・ポイントとして機能するためです。Web Site Designer では、 このページは「トップ・ページ 」と呼ばれます。

ナビゲーション・バーから どのページにリンクするかを指定することができます。リンクの優先設定を設定し、 これらの設定を反映するように各ページのナビゲーション・バーが動的に 作成されるようにすることができます。例えば、すべての子ページをナビゲーション・バーに 含めるよう選択すると、各ページのナビゲーション・バーはその特定ページの子ページ だけに動的にリンクします。

ナビゲーション・トレール は現行ページへの経路を示します。 これにより、上位/親ページに戻ることができます。

サイト・マップ は、Web サイト の構造を擬態するために編成される、サイト内の他のページへのリンクのセットです。また、 ページをサイト・マップに組み込むかどうかも指定できます。

Web Site Designer は、Web サイト・ナビゲーションがページに挿入されてそのページが保管されると、 動的にナビゲーション・バーとサイト・マップのリンクを生成します。ナビゲーション・バー とサイト・マップは、Web Site Designer を通じて管理される website-config XML ファイル に含まれたサイト構造情報のほか、Web サイト・ナビゲーション自体に指定された 設定も使用して作成されます。パレット・ビューには、ナビゲーション・バーや サイト・マップといったナビゲーション・オブジェクトの含まれた Web サイト・ナビゲーション という名前のドロワーが含まれています。 これらのオブジェクトは Page Designer の「ソース」または「設計」ページに ドラッグ・アンド・ドロップすることができます。

ヒント: ページ・テンプレートを使用して Web サイトのすべてのページのレイアウトとビジュアル設計を管理する場合は、 すべてのページに個々にナビゲーションを追加するのではなく、 ページ・テンプレートに Web サイト・ナビゲーションを挿入することができます。そうすると、 ナビゲーションのリンクは、サイトのそれぞれ個々のページごとに 動的に更新されます。

以下の表は、ナビゲーション・バー、ナビゲーション・タブ、 ナビゲーション・ドロップダウン・メニュー、ナビゲーション・トレール、およびサイト・マップ の間の違いを、下記の Web サイト・ナビゲーションを基に示したものです:
Site Designer での Web サイト・ナビゲーションの例。
さまざまな Web サイト・ナビゲーション・オプションは Web サイト・ナビゲーションのプレビュー・ビューで以下の例のように表示されます。

Web サイト・ナビゲーション プレビュー・ビュー 使用
水平バー  ナビゲーション・バーのリンクに従って、近い関係を持つ 他のページに移動することができます。
垂直バー  ナビゲーション・バーのリンクに従って、近い関係を持つ 他のページに移動することができます。
水平タブ  ナビゲーション・タブのリンクに従って、近い関係を持つ 他のページに移動することができます。
垂直タブ  ナビゲーション・タブのリンクに従って、近い関係を持つ 他のページに移動することができます。
ナビゲーション・トレール  上位/親ページに戻ることができます。ページへの経路 を示します。
ドロップダウン・メニュー  ナビゲーション・メニューのリンクに従って、近い関係を持つ 他のページに移動することができます。
サイト・マップ  Web サイトの構造を擬態するために編成される、サイト内の 他のページへのリンクのセットを提供します。
ページ・テンプレートまたは Web ページへのダイナミック・ナビゲーションの追加 について詳しくは、以下を参照してください。
ダイナミック・ナビゲーションの外観の変更について詳しくは、 以下を参照してください。
注:
  • 一部の文書タイプでは Web サイト・ナビゲーションを使用できません。Web サイト・ナビゲーション を追加した後に「この Web サイト・ナビゲーションは使用できません 」という エラー・メッセージを受け取った場合は、選択した Web サイト・ナビゲーションの 仕様ファイルがターゲット・ページで使用されると、無効なソースが生成されます。例えば、 ページの文書タイプが CHTML または WML の場合、ほとんどすべての Web サイト・ナビゲーションに これらのマークアップ言語で無効なタグが含まれています。
  • 関連した仕様ファイルが原因で、ナビゲーション・バーに無効なソースが 含まれる可能性があります。仕様ファイルを編集してエラーを訂正してください。オンライン・ヘルプ の「ナビゲーション仕様の編集」というトピックを参照してください。
  • ページのナビゲーション・バーに壊れた文字が含まれる可能性があります。これは、 ナビゲーション・ラベルに、ページに指定されたエンコード・ルールに従って エンコードできない文字が含まれている場合に発生します。この問題を避けるためには、 ナビゲーション・ラベルで使用される文字のタイプを、ページで使用されるエンコードに 限定するか、豊富な表現を持つエンコード・ルールを使用してください。
  • 「サイト・マップの挿入」ウィンドウにリストされたすべてのサンプル仕様ファイルは、 サイト構造のレベル 1 からレベル 5 の間のページを処理することができます。siteedit:sitemap タグ の属性ビューでレベル 5 を超える終了レベルを設定しても、 レベル 5 を超えるページへのリンクはサイト・マップには組み込まれません。
Web サイト・ナビゲーション・タグは JSP フラグメント・ファイルでは使用できない
注: JSP フラグメント・ファイルの Web サイト・ナビゲーション・タグは、 新規 JSP ファイル・ウィザードで「JSP フラグメントとして作成」を指定して JSP フラグメント・ファイルを Web サイト・ナビゲーションに追加できても、 正しく機能しません。
JSP カスタム・タグ・バージョンのナビゲーション・バー・タグは Faces リンク・タグと一緒に使用できない
注: JSTL タグ・ライブラリーは、ナビゲーション項目の反復のために 使用されます。ただし、Faces は JSTL 内では機能しません。Faces リンク・タグは JSP カスタム・タグと一緒には使用できません。Faces ページでナビゲーション・バーを 使用するには、HTML コメント・タグ・バージョンのナビゲーション・バー・タグを使用してください。
関連概念
Cascading Style Sheet (CSS) Designer
関連タスク
Web Site Designer からページ・テンプレートを適用する
ページ・テンプレートにコンテンツを追加する
ナビゲーション・オブジェクトの外観を変更する
ナビゲーションの仕様を編集する
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