ストアード・プロシージャーを呼び出す Java Bean の作成

「ストアード・プロシージャーを呼び出す Java™ Bean の作成 (Create a Java Bean that calls a stored procedure)」ウィザードを使用して、 特定のストアード・プロシージャーを呼び出す Java Bean を作成できます。

前提条件: このウィザードを使用するには、オンライン接続して、データベース・サーバーにアクセスする必要があります。

ウィザードを使用する方法:

  1. データ・パースペクティブに切り替える。
  2. 「データ定義」ビューまたは「データベース・エクスプローラー」ビューの「ストアード・プロシージャー」フォルダーで、 処理したいストアード・プロシージャーを右クリックして、ポップアップ・メニューから「Java Bean の生成」を選択する。
  3. ウィザードの「Java クラスの指定」ページで、 以下のステップを実行する。
    1. ソース・フォルダー」フィールドに、Java Bean を作成したいフォルダーの名前を入力するか、 または「参照」をクリックしてフォルダーを選択する。
    2. パッケージ」フィールドに、Java Bean の作成先となる Java パッケージの名前を入力するか、または「参照」をクリックしてパッケージを選択する。 このフィールドを空にすると、新規クラスがデフォルト・パッケージに作成されます。
    3. 名前」フィールドに、新規クラスの名前を入力する。 Java の規則に準拠するためには、 クラス名の先頭を大文字にする必要があります。
    4. ストアード・プロシージャーが結果セットを戻すかどうかを指定する。 プロシージャーが結果セットを戻す場合は、次のいずれかの要素を生成するかどうかを指定できます。
      • 結果セットのそれぞれの列に良好なアクセスを提供する helper クラス。
      • 結果セットのサイズを制限する execute() メソッドのパラメーター。 このオプションを選択しない場合、execute() メソッドは、 すべての行を結果セットに取り出します。
  4. 結果セットについて記述する。 helper クラスを生成することを選択した場合は、 ストアード・プロシージャーから戻される結果セットの記述を行う必要があります。 このページの結果セットにある列を指定します。
  5. 次へ」をクリックする。
  6. 「ランタイム・データベース接続情報の指定」ページで、 データ・ソース接続またはドライバー・マネージャー接続のどちらを使用するかを指定する。 データ・ソースは、Java Database Connectivity (JDBC) を実装するアプリケーション・サーバーで定義されます。 また、プール接続が提供されるので、 通常は Web アプリケーションをデータベースに接続するために望ましい方法です。 アプリケーションが初期化される際に、サーバーはデータベース接続のプールを要求します。 Web アプリケーションがデータベース接続を要求するたびに、 サーバーはプールから 1 つを提供します。 Web アプリケーションは、接続の使用を完了すると、 接続を解放してプールに戻します。データベースへの接続は、 アプリケーションが実行できる操作の中で最も遅いものの 1 つなので、通常は、この方法が最も効率的です。 これに対し、ドライバー・マネージャー接続の場合は、Web アプリケーションは、データベース接続が必要になるたびに、 データベース・サーバーに接続を要求します。
    • データ・ソース接続: サーバー構成の定義どおりに、データ・ソースの Java Naming and Directory Interface (JNDI) 名を入力します。
    • ドライバー・マネージャー接続:ドライバー名」フィールドにドライバーの完全修飾クラス名を、 「URL」フィールドに関連 JNDI アドレスを入力します。 例えば、DB2® の場合は、 ドライバー名に COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2Driver を入力し、URL に jdbc:db2:SAMPLE を入力します。
  7. メソッドがユーザー認証をどのように提供するかを指定する。 ストアード・プロシージャーを実行するには、データベースに有効なユーザー ID とパスワードを入力します。メソッドによって execute() メソッド内に有効なユーザー ID とパスワードが提供されることを指定できます。 つまり、Java Bean は、 常に同じユーザー ID とパスワードを使用して接続するということです。 ユーザー ID とパスワードを execute() メソッドの内部にインクルードしない場合は、 アプリケーションが入力パラメーターとして execute() メソッドにユーザー ID とパスワードを指定する必要があります。
    • ユーザー認証をメソッドにインクルードするには、 「execute() メソッド内」をクリックします。 データベースにアクセスするために、ユーザー ID とパスワードを該当フィールドに入力します。 初期値は、既存のデータベース・モデルをロードするときに当初使用していた値です。パスワードは、 フィールドに入力されるとマスクされます。
    • execute() メソッドへのパラメーターとして指定されたユーザー ID およびパスワードを要求するには、 「execute() メソッドの呼び出し元」をクリックします。
  8. 次へ」をクリックする。
  9. ウィザードの最終ページでは、 新規 Java Bean の仕様の検討を行った後、 「完了」をクリックしてウィザードを完了する。
ウィザードは、Java Bean と、そのビルド、実行、 およびデプロイをアプリケーションで行うために必要なすべてのデプロイメント記述子を作成します。
関連概念
データベース・アクセスのための DB Bean
関連タスク
SQL ステートメントを発行する Java Bean の作成
関連資料
DB Bean のための JavaDoc
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