演習 3: WebSphere Application Server V6.0 の開始と構成
WebSphere Application Server v6.0 ランタイム環境がインストールされていることを確認
このチュートリアルを完了するには、WebSphere Application Server v6.0 ランタイム環境が
必要です。
- メニュー・バーから「ウィンドウ」>「設定」をクリックする。「設定」ウィンドウ
が開きます。
- 「設定」ウィンドウの左方で、「サーバー」を展開する。
- 「サーバー」の下で、「インストール済みランタイム」をクリックする。
「設定」ウィンドウの右方には、ワークベンチにインストールされている
すべてのサーバー・ランタイムのリストが表示されます。
- 「名前」の下から、ピクチャーに示されている「WebSphere
Application Server v6.0」という名前のサーバー・ランタイムを探す。

- 「WebSphere Application Server v6.0」という名前のサーバー・ランタイムが
表示されていると、そのサーバーはインストール済みです。
「WebSphere Application Server v6.0」という名前のサーバー・ランタイムが
表示されない場合は、製品セットアップを再び実行する必要があります。製品セットアップを
実行するとき、「IBM WebSphere Application Server V6.0 統合テスト環境」
をインストールするチェック・ボックスを選択してください。
サーバー・ランタイムの名前の横にチェック・ボックスがあります。これらのボックスを
チェックまたはクリアする必要はありません。そのままにしておいてください。
- 「OK」をクリックする。
WebSphere Application Server v6.0 の開始
- サーバー・ビューを開く。通常、これはワークベンチの下部にあります。サーバー・ビュー
が見つからない場合は、「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」
をクリックすると開きます。
- サーバー・ビュー内で、「WebSphere Application Server v6.0」をクリックする。
サーバー・ビューに「WebSphere Application Server v6.0」という名前のサーバーがない場合は、
この演習ですでに説明されている
「WebSphere Application Server v6.0 ランタイム環境がインストールされていることを確認 」
を参照して、WebSphere Application Server 6.0 がインストールされていることを確認してください。サーバーが
インストール済みであるにもかかわらずまだサーバー・ビューにリストされていない場合は、
以下のステップに従ってビューに追加してください。
- サーバー・ビューを右クリックして、
ポップアップ・メニューから「新規」>「サーバー」
をクリックする。新規サーバー・ウィザードが開きます。
- 「サーバー型の選択」の下から「WebSphere
v6.0 Server」をクリックする。
- 「次へ」をクリックする。
- 「終了」をクリックする。
これで新規サーバーがサーバー・ビューにリストされます。このサーバーは
「WebSphere Application Server v6.0」ではなく、「WebSphere
v6.0 Server」という名前ですが、同じ目的を果たします。チュートリアルの残りの部分では、
指示で「WebSphere Application Server v6.0」を参照している場合は、
代わりに今作成したばかりの「WebSphere v6.0 Server」を使用してください。
- サーバー・ビュー上部にある
「
開始」
ボタンをクリックする。ワークベンチ上部にある外観の似たボタンではありません。
- サーバー・ビューにサーバーの状況が
「開始済み」とリストされるまで待ってください。
サーバーの進行状況は、
コンソール・ビュー (通常ワークベンチの下部にある) の、サーバー・ビューと
同じタブのセットでモニターすることができます。コンソール・ビューに
「Server server1 open for e-business」というメッセージが表示されると、
サーバーが開始され、次のセクションに進むことができます。
サーバー・ビューは次のようになります。

Cloudscape のデータ・ソースの構成
サーバーが開始された後は、データベース名と JNDI 名を指定して JDBC プロバイダーと
データ・ソースを作成する必要があります。JNDI は、Java Naming Directory Interface の
略語です。JNDI は Java のファイルとオブジェクト検索メカニズムで、
データベースなどの外部のリソースにアクセスするために使用されます。
- サーバー・ビューで、「WebSphere Application Server v6.0」を右クリックする。
- ポップアップ・メニューから「管理コンソールの実行」
をクリックする。管理コンソールがエディターで開き、ユーザー ID の入力を求めます。
「管理コンソールの実行」がポップアップ・メニューにない場合は、
サーバーが稼働していません。必ず「開始」ボタンを押したら、
サーバー状況が「始動済み」とリストされるまで待ってください。
- 「ユーザー ID」フィールドに任意の文字を入力する。このチュートリアルでは、
特定のユーザー ID を使用する必要はありません。
- 「ログイン」をクリックする。
- タブをダブルクリックするか、エディター上部の最大化ボタンを
クリックして管理コンソールを最大化する。
- 管理コンソールの左側にある「リソース」を展開する。
- 「リソース」の下で、「JDBC プロバイダー」をクリックする。
この時点で管理コンソールの右側には、そのサーバーにセットアップされている
JDBC プロバイダーが表示されます。プロジェクト用の新規 JDBC プロバイダーを
追加する必要があります。
- 「新規」ボタンをクリックする。このボタンは青いフィールド上部の
「削除」ボタンの隣にあります。
- 「ステップ 1: データベース・タイプの選択」で、
「Cloudscape」を選択する。
- 「ステップ 2: プロバイダー・タイプの選択」で、「Cloudscape
JDBC プロバイダー」を選択する。
- 「ステップ 3: 実装タイプの選択」で、
「接続プール・データ・ソース」を選択する。
管理コンソールは次のようになります。

- 「次へ」をクリックする。
次ページで、サーバーの構成ファイルにエントリーを適用する必要があります。
- ページ下部で、「適用」をクリックする。
- 「追加プロパティー」の下で、上部の「データ・ソース」
リンクをクリックする。「データ・ソース (バージョン 4)」リンクではありません。
- 青いフィールド上部の「新規」をクリックする。
- 「JNDI 名」フィールドに以下のテキストを入力する。
jdbc/EGLSAMPC
- 「データベース名」フィールドに、
前の演習でインポートした EGLSAMPC データベースのロケーションを指定する。
- ワークベンチの外のフォルダー・ウィンドウを開く。
- ブラウズしてワークベンチの中の EGLWeb プロジェクトの EGLSAMPC データベースを見つける。
- フォルダー・ウィンドウのアドレス・バーからロケーションをコピーし、
それを「データ・ソースの作成」ウィンドウの「値」フィールドに貼り付ける。
- ロケーションにあるすべての円記号 (\) をスラッシュ (/) に変更する。
例えば、ワークスペースが C:\workspace フォルダーにある場合は、
C:\workspace\EGLWeb\WebContent\EGLSAMPC をコピーして貼り付けます。円記号 (\)
をスラッシュに変更すると、ストリングは
C:/workspace/EGLWeb/WebContent/EGLSAMPC になります。
- 「OK」をクリックする。
この時点で、JDBC プロバイダーが青いフィールドにリストされます。
これで、新規サーバー構成設定を保管して
ワークベンチに戻り、アプリケーションの開発を継続する準備ができました。
- 「メッセージ」の下の「保管」リンクをクリックする。
- 確認ウィンドウから「保管」をクリックする。
管理コンソールは次のようになります。

- タブの「X」ボタンをクリックして管理コンソールを閉じる。
変更を有効にするためには、サーバーを再始動する必要があります。
- サーバー・ビューで、「WebSphere Application Server v6.0」を右クリックする。
- ポップアップ・メニューから「再始動」>「開始」をクリックする。
これで、「演習 4: EGL データ・パーツの作成」を開始する準備ができました。