EGL の get absolute 文は、リレーショナル・データベース結果セット内の、番号で指定された行を読み取ります。 行は、結果セットの先頭からの相対位置 (正の値を指定した場合) か、結果セットの終わりからの相対位置 (負の値を指定した場合) で、識別されます。
この文を使用できるのは、関連する open 文で scroll オプションを指定した場合だけです。scroll オプションを使用できるのは、Java™ で出力を生成している場合だけです。
position の値が正の場合、行は結果セットの先頭からの相対位置で識別されます。 例えば、get absolute 1 を指定すると最初の行が取り出され、get first を指定したのと同じことになります。 get absolute 2 を指定すると、2 番目の行が取り出されます。
position の値が負の場合、行は結果セットの終わりからの相対位置で識別されます。 例えば、get absolute -1 を指定すると最後の行が取り出され、get last を指定したのと同じことになります。 get absolute -2 を指定すると、最後から 2 番目の行が取り出されます。
position の値にゼロを指定すると、『例外処理』の説明のように、ハード・エラーになります。
SQL FETCH ステートメントは、生成されたコードでは EGL get absolute ステートメントを表します。 生成される SQL ステートメントの形式は、INTO 文節の設定以外は変更できません。
一般に、エラーが発生して処理が続行された場合、カーソルは開いたままで残り、カーソル位置は変更されません。
最終的に、SQL COMMIT または sysLib.commit が指定された場合、open ステートメントで hold オプションを使用したときにのみ、open ステートメントで宣言されていたカーソル内の位置がコードにより保存されます。
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