oneFormItemCopybook

ビルド記述子オプション oneFormItemCopybook は、EGL 生成 COBOL コードが書式項目プロパティーの値にアクセスする方法を示します。 このオプションの値は、次のとおりです。
no (デフォルト)
EGL は、COBOL プログラムの Data Section にあるそれぞれの書式項目定義に COBOL コピーブックを生成します。 アクセスはダイレクトで、COBOL SET 文を使用する必要はありません。
yes
EGL は、単一のコピーブックを Linkage Section に配置し、アクセスは COBOL SET 文によって行われます。

可能な場合には、デフォルト値を受諾します。これによってパフォーマンスは最大化します。 ただし、プログラムが多数の書式を使用している場合、または書式に多数の項目が含まれている場合には、EGL は多数の COBOL 変数名を生成します。COBOL コンパイラー・シンボル・テーブルが 大きくなると、コンパイルが失敗する場合があります。

このようなコンパイルの問題を避ける必要がある場合には、oneFormItemCopybookyes に設定します。これで、EGL 生成コードは、書式項目プロパティー値がアクセスされるごとに、COBOL SET 文を呼び出します。

z/OS®oneFormItemCopybookyes に設定している場合には、以下のいずれかを使用して COBOL コードをコンパイルする必要があります。
  • IBM® Enterprise COBOL for z/OS v3.2
  • IBM COBOL for OS390 or VM、バージョン 2.2 以降。これは、この製品より前のバージョンでは適切な COBOL SET 文の 書式がサポートされていないためです。

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