Web サービスの作成

始める前に、『課題 1.1: ワークスペースのセットアップと必要なプロジェクトの作成』を完了しておく必要があります。

IBM UDDI レジストリーへの登録

Web サービスを 『IBM UDDI レジストリー』に公開する前に、IBM ID とパスワードを取得する必要があります。

重要: レジストリーに登録するには、IBM UDDI レジストリーが提供する説明に従ってください。 アカウントを活動化するには、最初に『www.ibm.com/services/uddi』からレジストリーにログインする必要があります。

UDDI へのビジネス・エンティティーの公開

Web サービス・エクスプローラーは、ユーザーがビジネス・エンティティー、ビジネス・サービス、 およびサービス・インターフェースの公開と維持を行うことができるようにします。 UDDI データ構造のタイプの詳細については、オンライン・ヘルプの Web サービス開発セクションを参照してください。

IBM Web サービス・エクスプローラーを手動で起動する必要がある場合には、メイン・ツールバー上の 「Web サービス・エクスプローラーの起動 (Launch Web Services Explorer)」アイコンをクリックするか、 あるいは、WSDL ファイルを右クリックして、「Web サービス (Web Services)」>「WSDL ファイルの公開 (Publish WSDL file)」を選択します。

ビジネス・エンティティーには、ビジネスについての情報 (たとえば連絡先情報および URL) が含まれています。

重要: IBM UDDI レジストリーによって、ユーザーは、ユーザー ID ごとに 1 つのビジネス・エンティティーだけを公開できます。 すでにビジネス・エンティティーを IBM UDDI レジストリーに対して公開している場合、 既存のビジネス・エンティティーを除去するか、既存のビジネス・エンティティーを使用して StockQuoteService を公開することができます。 ビジネス・エンティティーの除去に関する情報については、オンライン・ヘルプの Web サービス・ツールを参照してください。 ビジネス・エンティティーを非公開にしたならば、 『ビジネス・エンティティーの公開』および『StockQuoteService Web サービスの公開』での手順を実行してください。

ビジネス・エンティティーを公開する手順は、次のとおりです。

  1. ツールバーから、Web サービス・エクスプローラーの 「UDDI」ページを開く。
  2. 「ナビゲーター」ペインで「UDDI メイン」ノードを選択する。
  3. 「アクション」ペインの「レジストリー名」フィールドに、「IBM UDDI テスト・レジストリー」 が表示される。 「ジャンプ (Go)」をクリックします。 IBM Web サービス・エクスプローラーは、次のように表示されます。
    IBM Web サービス・エクスプローラーの画面取り
  4. 「アクション」ペインのツールバーで、「公開」アイコンをクリックする。
  5. 「公開」リストから、「ビジネス」を選択する。
  6. シンプル」ラジオ・ボタンを選択する。
  7. 「公開 URL」フィールドで、デフォルトの URL をそのまま使用する。 ユーザー ID、パスワード、ビジネス名、およびビジネス・エンティティーの説明を、 それぞれの該当するフィールドに入力します。
  8. ジャンプ (Go)」をクリックする。

IBM Web サービス・エクスプローラーは、 公開されたビジネス・エンティティーを使用して自動的に更新されます。

ビジネス・エンティティーの発見

IBM Web サービス・エクスプローラーを使用してビジネス・エンティティーを発見する手順は、 次のとおりです。

  1. 「ナビゲーター」ペインで「IBM UDDI テスト・レジストリー」ノードを選択する。
  2. 「アクション」ペインのツールバーで、「検索」アイコンをクリックする。
  3. 「検索対象」リストから、「ビジネス」を選択する。
  4. シンプル」ラジオ・ボタンを選択する。
  5. 「アクション」ペインの「名前」フィールドにビジネス・エンティティーの名前を入力してから、 「ジャンプ (Go)」をクリックする。

UDDI への Web サービスの公開

  1. 「ナビゲーター」ペインの「公開済みビジネス」フォルダーの下で、 ビジネス・エンティティーを選択する。
  2. 「アクション」ペインのツールバーで、「サービスの公開」アイコンをクリックする。
  3. シンプル」ラジオ・ボタンを選択する。
  4. WSDL URL を入力するために、「参照」をクリックして Web プロジェクトの WSDL URL を選択する。 WSDL ブラウザーで、http://localhost:9080/WebProject/wsdl/StockQuoteService.wsdl を選択してから、「ジャンプ (Go)」をクリックします。
  5. 「アクション」ペインの「名前」フィールドに、StockQuote service と入力する。
  6. 「アクション」ペインの「説明」フィールドに、StockQuote service と入力する。
  7. サービス情報の入力が終了したならば、「ジャンプ (Go)」をクリックする。

IBM Web サービス・エクスプローラーは、 公開された Web サービスを使用して自動的に更新されます。 更新が成功したならば、「状況」ペインに次のように表示されます。

Service interface http://
DefaultNamespace は正常に公開されました。
Service StockQuote サービスは正常に公表されました。
 

重要: IBM UDDI テスト・レジストリーは、 初期のプロトタイピングにのみ使用する必要があります。 これらのサイトに保管されたデータは、常に失われる可能性があります。

Web サービスの公開を終了したならば、IBM Web サービス・エクスプローラーを終了します。

StockQuote Web サービスの発見

チュートリアルのこの部分では、開発者が、 ユーザーが登録したばかりの Web サービスを発見するために Rational Developer を使用する方法を示します。 まず最初に、発見された WSDL 文書をインポートする先の Web プロジェクトの作成から始めます。 ユーザーは、StockQuote Web サービスを発見するビジネスの役割をします。

Web サービスは、ビジネス・エンティティー、ビジネス・サービス、 またはサービス・インターフェースを検索することによって発見することができます。 このサンプルでは、上記で Web サービスを公開する開発者の役割をしたときに作成したビジネス・エンティティーの名前を使用して、 レジストリーを照会します。 IBM Web サービス・エクスプローラーを使用して Web サービスを発見する手順は、 次のとおりです。

  1. メイン・ツールバーで「Web サービス・エクスプローラーの起動」アイコンをクリックする。
  2. Web サービス・エクスプローラーのツールバーで、「お気に入り」アイコンを選択する。
  3. お気に入りの UDDI レジストリー」を展開し、「IBM UDDI テスト・レジストリー」を選択する。
  4. アクション・ツールバーで、「UDDI ページに追加」アイコンをクリックする。
  5. アクション・ツールバーで、「検索」アイコンをクリックする。
  6. 「アクション」ペインで、照会名として StockQuoteQuery を入力する。
  7. シンプル」ラジオ・ボタンを選択する。
  8. 「名前」テキスト・フィールドに、StockQuote サービスを公開したビジネスの名前を入力する。 「ジャンプ (Go)」をクリックします。 これで、ビジネスを発見しました。
  9. サービスを発見するために、「サービスの取得」をクリックする。 これにより、Web サービスがリストされます。

Web サービスを発見したならば、WSDL 文書を Web プロジェクトにインポートし、 Web サービス・クライアント・ウィザードを起動して、その Web サービスをテストするか、 あるいは Web サービス・エクスプローラーを使用して WSDL ファイルをテストすることができます。

要約』の内容を検討して、チュートリアルを終了してください。

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