関連エレメント

『リソース関連パーツ』で説明されているとおり、リソース関連パーツは関連要素で構成されています。各要素はファイル名 (プロパティー fileName) に固有であり、一連のエントリーを含んでいます。各エントリーは、以下のプロパティーを持ちます。
system および fileType プロパティーの値により、以下のリストから追加のプロパティーが選択可能です。

commit

コミットメント制御を使用可能にするかどうかを示します (iSeries™上の EGL で生成された Java™ プログラム用)。

次の値から 1 つを選択します。
NO (デフォルト)
sysLib.commit または sysLib.rollback の使用は影響を与えません。
YES
sysLib.commit および sysLib.rollback を使用して作業論理単位の終了を定義することができます。

conversionTable

MQSeries® メッセージ・キューのアクセス時に、生成された Java プログラムで使用される変換テーブルの名前を指定します。

追加情報については、『データ変換』を参照してください。

duplicates

アクセスされた VSAM ファイルが複写キーを含むことができるかどうかを指定します (iSeries 上の EGL 生成 COBOL プログラムの場合)。有効な値は NO (デフォルト) と YES です。

duplicates の値は、iSeries 上における物理ファイルを記述するデータ記述仕様 (DDS) の UNIQUE キーワードの使用と整合している必要があります。 例えば duplicates の値が YES の場合、UNIQUE を指定してはいけません。

次の表は、その 2 つの値が不整合な場合の結果を示しています。

DDS キーワード 関連要素の duplicates の値 ファイル・オープン後の COBOL 戻りコード ファイル・オープン後の EGL 戻りコード EGL 入出力エラー値
UNIQUE YES 95 00000220 format
UNIQUE を指定しない NO 95 00000220 format

fileType

ターゲット・システムでファイル編成を指定します。seqws などの 明示的タイプを選択することができます。または、値 default を選択することができます。 この値はプロパティー fileType のデフォルト値です。デフォルトを使用すると、 ファイル・タイプが以下のように自動的に選択されます。
  • ターゲット・システムと EGL レコード・タイプの特定の組み合わせの場合
  • ファイル名が printer である印刷出力の場合

レコードとファイル・タイプの相互参照』では、default を 選択した場合に使用される値だけでなく、明示的 fileType 値を示します。

fileName

1 つ以上のレコードで指定される論理ファイル名を指します。この名前を 1 つ以上のターゲット・システムの物理リソースに関連付ける関連要素を作成します。(印刷出力の場合は、 値 printer を指定します。)

論理ファイル名にはグローバル置換文字としてアスタリスク (*) を使用できます。ただし、この文字は最後の文字としてのみ有効です。詳細については、『リソース関連とファイル・タイプ』を参照してください。

formFeedOnClose

印刷書式の出力が終了したときに用紙送りが発行されたかどうかを示します。(コードが print 文を発行すると、印刷書式が生成されます。)

このプロパティーは、以下のいずれかの場合で fileName 値が printer である場合にのみ使用可能です。
  • system 値が aixiSeriesj、 またはlinux であり、fileType 値が seqws または spool である。
  • system 値が win で、fileType 値が seqws である。
次の値から 1 つを選択します。
YES
用紙送りが行われる (デフォルト)
NO
用紙送りが行われない

replace

ファイルにレコードを追加する場合、ファイル全体が置き換えられるのか、レコードがファイルの終わりに付加されるのかを指定します。このエントリーは、以下の場合にのみ使用されます。
  • Java コードを生成している。
  • レコードがファイル・タイプ seqws である。
次の値から 1 つを選択します。
NO
ファイルへの付加 (デフォルト)
YES
ファイルの置換

system

ターゲット・プラットフォームを指定します。次の値から 1 つを選択します。
aix
AIX®
iseriesj
iSeries
linux
Linux™
zosbatch
z/OS® バッチ
zoscics
CICS® for z/OS
uss
z/OS UNIX® システム・サービス
win
Windows® 2000/NT/XP
any
ターゲットのプラットフォームを問わない。詳細については、『リソース関連とファイル・タイプ』を参照してください。

systemName

ファイル名に関連付けられたファイルまたはデータ・セットのシステム・リソース名を指定します。値の中にスペースまたは以下の文字のいずれかが含まれる場合には、値を単一引用符または二重引用符で囲みます。
  % = , ( ) /

COBOL プログラムを生成する場合、システム・リソース名の意味はターゲット・システムによって異なります。

systemName for CICS for z/OS

ターゲット・システムが CICS for z/OS である場合、システム・リソース名は、以下の場合を除き、CICS ファイル管理テーブル (FCT) 内の名前です。
  • fileType の値が mq である場合 (この場合、CICS テーブル・エントリーは使用されません。)
  • fileName の値が printer であるか、print 文が書式を表す場合と同様に、 印刷出力が関連する場合
ファイル・タイプごとの詳細を示します。
MQ
システム・リソース名は MQSeries キューの名前です。デフォルトは EGL キュー名です。
SEQ
システム・リソース名は JES SPOOL ファイルと関連付けられたシリアルまたは印刷ファイルの名前です。シリアル・ファイルの場合、 デフォルトは EGL ファイル名です。

SPOOL
システム・リソース名は JES SPOOL ファイルと関連付けられたシリアルまたは印刷ファイルの名前です。シリアル・ファイルの場合、 デフォルトは EGL ファイル名です。 印刷出力の場合は、デフォルトは printer です。
TEMPMAIN
システム・リソース名は主記憶装置キューの名前です。デフォルトは EGL ファイル名です。
TEMPAUX
システム・リソース名は補助一時記憶装置キューの名前です。デフォルトは EGL ファイル名です。
TRANSIENT
システム・リソース名は補助一時記憶装置キューの名前です。シリアル・ファイルの場合、 デフォルトは EGL ファイル名の最初の 4 文字です。印刷出力の場合は、デフォルトは printer です。
VSAM
システム・リソース名は VSAM ファイルの名前です。デフォルトは EGL ファイル名です。

systemName for z/OS バッチ

ターゲット・システムが z/OS バッチである場合、以下のことが当てはまります。
  • fileType の値が mq である場合、システム・リソース名は MQSeries キュー名です。
  • 以下のような規則があります。
    • システム・リソース名の文字数が 8 文字以下で、括弧またはピリオドを含まない場合、 名前は DD 名とみなされ、レコードがその DD 名と関連付けられます。関連付けができない場合、結果はファイル・タイプによって異なります。
      • fileType の値が vsam または seq である場合、ジョブはエラーで終了します。
      • fileType の値が vsamrs または seqrs である場合、 名前がシステム・リソース名であるデータ・セットとレコードが関連付けられます。関連付けができない場合、ジョブはエラーで終了します。
    • システム・リソース名の文字数が 8 文字を超えるか、名前に括弧またはピリオドが含まれている場合、結果はファイル・タイプによって異なります。
      • fileType の値が vsam または seq である場合、ジョブはエラーで終了します。
      • fileType の値が vsamrs または seqrs である場合、 名前がシステム・リソース名であるデータ・セットとレコードが関連付けられます。関連付けができない場合、ジョブはエラーで終了します。

text

生成された Java プログラムがシリアル・レコードを介してファイルにアクセスするときに、次の処理を実行させるかどうかを指定します。
  • add 操作中に、行の終わりを示す文字を付加する。 UNIX 以外のプラットフォームでは、付加される文字は復帰文字と改行文字です。UNIX プラットフォームでは、改行文字が唯一の付加対象文字です。
  • get または get next の操作中に、行の終わりを示す文字を除去する。
次の値から 1 つを選択します。
NO
デフォルトでは、行の終わりを示す文字の付加も除去も行いません。
YES
生成されたプログラムが、レコードが行の終わりを示す文字で終わることを前提としているプロダクトとのデータ交換を行う場合に便利であるように、デフォルトを変更します。
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