「SQL ステートメントの新規作成」ウィザード

「SQL ステートメントの新規作成」ウィザードおよび「SQL ビルダー」は共に SQL ステートメントの作成と実行のためのビジュアル・インターフェースを 提供しています。 ウィザードを使用して単純な照会を作成したり、あるいはより広範囲のステートメントをサポートする SQL ビルダーを使用することもできます。 これらのツールで生成されたステートメントは、.sqx の拡張子を持つファイル内に保管されます。

下記のテーブルにはウィザードと SQL ビルダー を使用して作成可能なステートメントがリストされています。

ステートメント 「SQL ステートメントの新規作成」ウィザード SQL ビルダー
INSERT - テーブルに行を挿入する
  1. 値からの INSERT
  2. 副照会からの INSERT
         



X



X
X

UPDATE - テーブルの行を更新する
  1. 値による単純な UPDATE
  2. グループによる UPDATE
         




X



X
X

DELETE - テーブルから 1 つまたは複数の行を削除する X X
SELECT - 照会を行う X X
WITH - 複数 UDB の共通テーブル式   X
FULLSELECT - 1 つまたは複数の照会のコンポジットを作成する   X

「SQL ステートメントの新規作成」ウィザードの作業

ユーザーがウィザードを使用してステートメントを作成する場合、下記を指定するようにプロンプトが出されます。

ステートメントの作成方法を選択する

SQL ステートメントの作成についてガイドを受けることを選択した場合、ウィザードはステートメントで 使用されるテーブルなど、ユーザーのステートメントの作成に必要なさまざまな情報についてプロンプトを出します。 各々のページ (テーブル・ページなど) で F1 キーを押してそのページにおける作業方法の情報を参照してください。

新規 SQL リソースの作成と SQL ビルダーの起動を選択した場合、ウィザードはユーザーが「完了」をクリックした後に クローズされ、SQL 照会ビルダーがオープンして新規ステートメントを表示します。 ユーザーは SQL ビルダーを使用して SQL ステートメントを作成することができます。 SQL ビルダーにはウィザードよりさらに拡張された機能があり、ユーザーが作成したいステートメントによってはウィザードより好まれる場合があります。 詳細については関連した概念とタスクを参照してください。

ユーザーがステートメントを手動で作成することを選択した場合、タイプ入力するようにプロンプトが 出され、その後構文解析して実行されます。

どの種類のデータベース・モデルをユーザーが指定したいか選択します。

デフォルトで、ユーザーは新規データベース接続を作成するようにプロンプトが出されます。 既存のデータベース接続を使用するには、「新規データベース接続を作成する」チェック・ボックスをクリアします。

ユーザーのステートメント用に既存のデータベース・モデルを使用する場合、ユーザーの SQL ステートメントはデータベース・モデルと同じフォルダーに保管されます。 データベース・モデルを使用可能にするにはそれを選択しなければなりませんが、それ以上の情報は必要ありません。

データベースへの接続と新規データベース・モデルのインポートを選択した場合、ユーザーは作業したいデータベースへ接続するために必要な情報を指定するように プロンプトが出されます。 プロジェクトまたは新規データベースのプロジェクトまたはフォルダーおよびステートメントを指定するように求められます。 どのデータをフィールドに指定するのかについての情報は、フィールド内にポインターを置いてから F1 キーを押して得ることができます。

作成する SQL ステートメントでユーザーができることは?

「SQL ステートメントの新規作成」ウィザードを完了すると、ユーザーが実行可能な 単純な SQL ステートメントが作成されています。 そのステートメントを使用して下記のタスクも行うことができます。

ユーザーは SQL ビルダー内にステートメントをオープンして編集することも可能です。 詳細については関連したタスクを参照してください。

ウィザードによってサポートされるデータベース・ベンダー

サポートされるデータベース・ベンダーのリストについては、 「サポートされるデータベース・ベンダー」を参照してください。

SQL 文書は、IBM® DB2 Universal Database™と共に使われるときに使用可能となるオプションをベースにして書かれました。 ユーザーが別のデータベース製品を使っている場合、ツールの 動作の中や使用可能なオプションにいくらかの違いがあることに気がつく可能性があります。  例えば、WITH ステートメントの作成は DB2内でのみ使用可能です。

関連概念
SQL ビルダー
関連タスク
SQL ステートメントを編集する
SQL ビルダーをオープンする
DADX ファイルを生成する
ウィザードを使用して SQL から XML を生成する
関連情報
SQL ステートメントを実行する Java Bean を作成する
ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2004. All Rights Reserved. (C) Copyright IBM Japan 2005