Web サービスの制限

このファイルには、Web サービスに影響する制限 (永続的と一時的の両方) の広範囲のリストが含まれています。

Web サービスでの作業中に発生する可能性のある制限は、以下のセクションに分かれています。

サポートされるソフトウェアと仕様

Web サービス・エクスプローラーでは、以下の Web ブラウザーがサポートされています。

  • Microsoft® Internet Explorer 6.0 以降
  • Mozilla 1.2.1 以降

Mozilla を使用してワークベンチの外部から WORF テスト環境を起動している場合には、 少なくともバージョン 1.3.1 の Mozilla が推奨されています。 Mozilla ブラウザーの以前のバージョンの Web サービスの起動による出力と記述ファイルは、 適切にレンダリングされていない可能性があります。

Web サービス・ウィザードの使用時に発生する問題

WebSphere® ランタイム環境の使用時に発生する問題

Apache Axis 1.0 ランタイム環境の使用に関する問題

IBM SOAP ランタイム環境を使用する場合の永続的な制限

IBM SOAP ランタイム環境は、主として後方互換性のために使用する必要があります。 どのような目的で実動させる場合にも、Web サービス・ウィザードは IBM WebSphere ランタイム環境で使用することを強くお勧めします。 Web サービス・ウィザードを IBM SOAP ランタイム環境で使用する場合、ユーザーは、次のような永続的な制限にぶつかることがあります。

Web サービス・クライアント作成時の制限

Web サービス・エクスプローラーに関する問題

プライベート UDDI レジストリーに関する問題

DADX Web サービス

以下の制限は、 DADX ファイルから WSDL 文書を生成するときに適用されます。

DADX グループでは、 JDBC Net ドライバーを指定できます。 DB2® の場合、 Net ドライバー・クラスは COM.ibm.db2.jdbc.net.DB2Driver です。 DB2 の以前のバージョンでは、 db2java.zip ファイルにドライバーが含まれており、 この Zip ファイルをサーバーのクラスパスに追加する必要がありました。 一方、 DB2 バージョン 8.1 以降では、 db2jcc.jar ファイルもサーバーのクラスパスに追加する必要があります。 このファイルは通常、db2java.zip ファイルと同じディレクトリーに配置されます。 必ず、ご使用のマシンの DB2 クライアント・レベルを、接続先の DB2 サーバーと同じフィックスパック・レベルにしてください。

DADX Web サービスにある複数出力: 通常は、Web サービス内の複数出力は弊社のツールではサポートされません。 しかし、DADX Web サービスの場合には、 「文書スタイル・グループ・プロパティーの使用」が「true」にセットされていれば、 複数出力が許可されます。 この場合、「文書スタイル」が「true」であれば、 複数出力は 1 つの XML 文書に結合されます。

DADX 生成サポート: ユーザー定義機能は、DADX の生成ウィザードに リストされますが、現在ユーザー定義機能からの DADX の生成はサポートされていません。 DADX の生成は、DAD ファイル、ストアード・プロシージャー、および SQL ステートメントからのみサポートされています。 UDF を選択すると、単純な DADX スケルトン・ファイルが生成されます。

データ・ソース情報を持つ DADX グループのセットアップWebSphere Application Server を使用して DADX Web サービスをホスティングし、 DADX グループがデータ・ソースを介してデータベースにアクセスするよう構成されている場合、 DADX グループの group.properties ファイルは、次の initialContextFactory プロパティーを使用しなければなりません: initialContextFactory=com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory

また、DADX グループを含むプロジェクトの web.xml ファイルに、以下を追加する必要があります。 (データ・ソース JNDI 名が jdbc/hospital である場合)
<resource-ref id="ResourceRef_1058550453092">
<res-ref-name>jdbc/hospital</res-ref-name>
<res-type>javax.sql.DataSource</res-type>
<res-auth>CONTAINER</res-auth>
<res-sharing-scope>Shareable</res-sharing-scope>
</resource-ref>

Universal Test Client の使用

AXIS ランタイム環境での Tomcat サーバーの使用

Linux にインストールされている Axis を使用する Web アプリケーションがある Tomcat 4.1 および 4.0 サーバーを使用すると、 Web サービス・ウィザードでエラーになることがあります。 サーバーが開始済みで、Web サービス・ウィザードのある時点で再始動が必要な場合は、 Axis によって Tomcat サーバー の停止が妨害されるため、ウィザードがハングすることがあります。

次善策としては、サーバーを停止してから Web サービス・ウィザードを開始し、 Web サービス・アプリケーションのテストを生成して、 ウィザード・ページの「サーバーで実行」を選択解除します。

Web サービス・コマンド行を使用するときの問題

HTTP 基本認証による WSDL ファイルのインポート

相対インポートを持ち、HTTP 基本認証が保護されている WSDL からスケルトンまたはクライアントを生成すると、正しいユーザー ID とパスワードを入力した場合でも、 WSDL ファイルを解決できないことを示すエラー・メッセージが表示されます。 この問題は、インポートするファイルではなく元の WSDL ファイルを取得するためだけにユーザー ID とパスワードが使用される点にあります。

この問題を解決するには、 ユーザーは、 まずワークベンチにインポートする WSDL ファイルとすべてのファイルをダウンロードして、 ダウンロードした WSDL ファイルからスケルトンまたはクライアントを生成します。

リソース設定が監視されない

Apache Axis 1.0 ランタイム 環境を使用している場合は、 Axis エミッターが常にすべてのサーバー/クライアント Java ファイル deploy.wsdd および undeploy.wsdd を再生成します。 サービス生成のシナリオでは、スケルトン実装ファイルがまだ存在しない場合、WSDL2Java は このファイルのみを生成します。 この実装が既に存在する場合は、上書きされません。

チーム開発環境で作業するときの問題

Web プロジェクトが ClearCase® チーム環境で共用されていると、選択された Web サービス・ランタイム環境が IBM WebSphere または Apache Axis 1.0 である場合に、 Web サービスおよび Web サービス・クライアントの作成時にいくつかの「ソース管理に追加」ダイアログが開きます。 これらのダイアログが表示されないようにするには、以下のことを行います。
  1. 「ウィンドウ」メニューから、「設定」を選択する。
  2. 左側のペインの「チーム」を展開する。ClearCase を選択する。
  3. 右側のペインで、 「新規リソースを追加する場合」というラベルの付いていたドロップダウンを「自動的にソース管理に追加」に変更する。
  4. OK」をクリックする。
  5. ClearCase > 現行アクティビティーの設定」に進む。
  6. オープンするダイアログでデフォルトのアクティビティーを選択する。 「OK」をクリックする。

Web サービスの参考文献

「WS-I 準拠 Web サービス説明書の作成、テスト、および妥当性検査」シート、 および「WSDL ファイル説明書からの Web サービスの作成」で、 wsad_install/wstools/eclipse/plugins/com.ibm.etools.cs.wsdl.content_ver/examples の HelloService.wsdl ファイルを使用している場合は、以下のようにして、 それぞれのランタイム環境に従ってサービス・ポート・ロケーションを変更してください。

IBM SOAP:

location="http://localhost:9080/HelloWorldSample/servlet/rpcrouter"

Apache Axis または WebSphere ランタイム環境:

location="http://localhost:9080/HelloWorldSample/services/Hello_Port"

所有する wsdl ファイルのインポート中には、 上記のとおりに選択したランタイム環境に合わせて、 ロケーションが正しく設定されていることを確認してください。

Supply Chain Management サンプルを実行できない

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