Web アプリケーションでの EGL プログラムの使用

EGL プログラムは、以下のようないくつかの方法で Web アプリケーションに組み込むことができます。

プログラマチック・コントロールおよび UI レコード

UI レコードを表示することによって Web ページを表示すると、以下のシーケンスを確認することができます。
  1. ユーザーがページ・データを処理依頼します。
  2. 処理が現行プログラムの次の文か、または指定されているプログラムの最初の文に進みます。

特定のロジックの呼び出しを繰り返し強制することによって、Web ページのシーケンスを同じブラウザー・ウィンドウに表示することができます。

ユーザーが Web ページからデータを処理依頼した後で特定のプログラムが確実に呼び出されるようにするために、親プログラムは以下の 2 種類の EGL 文のいずれかを使用して、ページを表示します。
  • converse
  • 戻り文節のある forward

また、プログラムではなくユーザーが、Web ページに対する応答の中で呼び出すプログラムを決定できるようにするには、戻り文節のない forward 文でページを表示します。

ただし、Web アプリケーションを作成した場合は、いつでもボタンおよびハイパーテキスト・リンクを組み込んで、ユーザーが別の (新規の) ブラウザー・ウィンドウを表示できるようにすることができます。

converse 文

converse 文は、ユーザーがデータを処理依頼した後で、その同じプログラム内の次の文が確実に呼び出されるようにします。 また、プログラム内の可変値 (作業データベースに保管されている) は、以下の例外を除いて、ページが表示されたときと同じです。
  • UI レコードに対して行われた変更は、プログラムに制御が戻されたときに有効になる。
  • 一部のシステム変数の値は、失われる。特定の変数の詳細については、その変数のヘルプ・ページを参照してください。『システム・ワードのアルファベット順リスト』にリストされています。

converse 文を使用したプログラム設計の方が比較的シンプルですが、Java™ プログラムを生成する場合は、forward 文を使用して同じプログラムの最初に戻った方が、より良いパフォーマンスが得られます。 forward 文を使用すると、再呼び出しされたプログラムが最初の行から開始され、そのプログラムが最初に呼び出されたのか、ユーザー・コードの対話の中で呼び出されたのかをコードによって分析しなければならないため、より複雑な設計が必要となります。

converse 文の詳細については、『converse』を参照してください。

forward 文

戻り文節のある forward 文は、ユーザーがデータを処理依頼した後で、戻り文節で指定されたプログラムが確実に呼び出されるようにします。文をコード化することで、呼び出されたプログラムが親プログラムからデータを直接受け取るようにすることができます。この方法では、可変値を、後のユーザー・コード対話のステージで使用するために、保存することができます。

戻り文節のない forward 文を使用して Web ページを表示すると、その Web ページは、以降の処理を指図せずに表示されます。 この場合には、ボタンおよびハイパーテキスト・リンクを組み込んで、同じ (または別の) ブラウザー・ウィンドウの表示内容を、ユーザーが選べるようにすることができます。

その他の詳細については、『forward』を参照してください。

UI レコード

ユーザー・インターフェース (UI) レコードの基になる EGL パーツの詳細については、『UI レコード・パーツ』を参照してください。

関連する概念
UI レコード・パーツ

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