Faces JSP ページに追加する入力コンポーネントは、
Web アプリケーションのデータを作成/更新する方法をユーザーに提供します。
パレットの「Faces コンポーネント」ドロワーにおける入力コンポーネントには、「入力」、「入力テキスト域」、
「リッチ・テキスト域」、「入力 - パスワード」、および「入力 - 非表示」などがあります。
ページに「入力」コンポーネントを追加する方法:
- パレットからページへ「入力」コンポーネントをドラッグする。 「入力」コンポーネントのプロパティーが「プロパティー」ビューに表示されます。
- 「入力」コンポーネント (inputText) の「プロパティー」ビューで、
以下のプロパティーを設定することができます。
また、コンポーネントを「値」フィールド内のレコードにバインドすることもできます。
コントロールをバインドするには、
「プロパティー」ビューの「基本」タブ上の「値」フィールドの横にある「バインド先」ボタンをクリックするか、
あるいはプロパティーを「ページ・データ」ビューからコントロールの上に直接ドロップします。
この 2 つの方法は、データ・ソースが既に定義されている場合だけに限定されます。
- オプションで、入力コンポーネントに対して自動的に生成された「ID」を変更する。
- スタイル・プロパティー (フォント、フォント・サイズ、レイアウト、色)、
およびスタイル・クラス (スタイル・シート) を設定する。
- 「値」フィールドで、コンポーネントをレコードにバインドする。
コンポーネントをバインドするには、
「値」フィールドの横にある「バインド先」ボタンをクリックするか、
あるいはプロパティーを「ページ・データ」ビューからコンポーネントの上に直接ドロップします。
この 2 つの方法は、データ・ソースが既に定義されている場合だけに限定されることに注意してください。
- 以下のリストからフォーマットを選択する。
フォーマット |
説明 |
ストリング |
これはデフォルト・フォーマットです。
ユーザーは英数字のテキスト・ストリングを入力できます。 |
数値 |
ユーザーは数値を入力できます。
「数値」を選択した場合、パネルで以下の数値プロパティーを設定できます。
|
日付/時刻 |
ユーザーは日付、時刻、またはその両方を入力できます。
「日付/時刻」を選択した場合、以下の属性を設定できます。- データ型: 「日付のみ」、「 時刻のみ」、または「両方」をリストから選択します。
- 日付スタイル: 日付のスタイルを設定します。例: 「2004年4月2日」。
「カスタム」を選択した場合、
「パターン」フィールドにカスタム日付スタイル・パターンを設定することができます。
- 時刻スタイル: 時刻のスタイルを設定します。例えば、「午後11:29:48」。「カスタム」を選択した場合、
「パターン」フィールドにカスタム時刻スタイル・パターンを設定することができます。
- 入力支援: 「ヘルパー・ボタンの表示」にチェックして、
ユーザーのためにカレンダー・ヘルパー (「日付」を選択した場合)
またはクロック・ヘルパー (「時刻」を選択した場合) を追加します。
クロック・ヘルパーを追加する場合、「増分」も設定することができます。
- プロンプト文字の表示: ブラウザーでの入力日付の自動フォーマットを使用可能にします。
例えば、入力した日付は「__/__/____」のように表示されます。
ここで、下線文字 ( _ ) はユーザーが入力する日付に置き換えられます。
- プロンプト文字: デフォルトの下線文字 ( _ ) を、ここで指定した値に置き換えます。
|
マスク |
マスクをセットアップして、ユーザーの英数字入力値にフィルターを掛けます。
「マスク」を選択した場合、以下の属性を設定できます。
- マスク: 事前定義済みのマスクを選択するか、独自のマスクを入力します。
ポンド記号 (#) は 1 つの数値を、疑問符 (?) は 1 つの文字を表します。
マスクは、ユーザーが電話番号やバッジ番号 (文字と数値が混在している場合がある) を入力する際に役立ちます。
- 入力支援 - プロンプト文字の表示: ブラウザーでの入力数値の自動フォーマットを使用可能にします。
例えば、マスク「###-##-####」を指定すると、入力フィールドは「___-__-____」のように示されます。
ここで、下線文字 ( _ ) はユーザーが入力する数値に置き換えられます。
|
- 「妥当性検査」タブ (inputText の下) では、
ユーザー入力が実行されるとサーバーが妥当性検査を行うように設定できます。
「値を必須にする」にチェックすることにより、ユーザーが入力を行うことを必須にすることができます。
最小値と最大値を設定できます。ストリングの場合には、
英字のみまたは数値のみのストリングが許可されるように制約を設定できます。
入力コンポーネントで妥当性検査がエラーになった場合にエラー・メッセージを表示する「エラーの表示」
コンポーネントを自動的に作成するために、
「エラー・メッセージ・コントロールに検証エラー・メッセージを表示」をチェックします。
「クリックしてカスタム検証コードを作成/編集」をクリックし、
「クイック編集」ビューに切り替えてカスタム・コードを作成します。
- 「振る舞い」タブ (inputText の下) では、
クライアント上の「入力」コンポーネントの振る舞いおよび妥当性検査を設定します。
ユーザーのコンポーネントを使用不可にしたり、
コンポーネントをユーザーに対して読み取り専用にしたり、
ユーザーによる入力が完了すると次のコンポーネントに進むようにしたり、
サーバーへの実行依頼時にコンポーネントの最大長を設定したりできます。
また、クライアント上で妥当性検査を使用可能にして、
妥当性検査の成功時または失敗時のアクションを選択できます。
例えば、ユーザーがいったん成功した入力フィールドを使用不可にすることができます。
(「次のコントロールに自動的に進む」を「日付/時刻」コンポーネントで機能させるには、
「妥当性検査」タブの「フィールドにプロトタイプのマスクを表示」も選択する必要があることに注意してください。
- 「アクセシビリティー」タブ (inputText の下) では、
キーボード・キーをアクセス・キーとして設定したり (このキーを実行時にクリックすると、
コンポーネントがフォーカスされる)、コンポーネントのタブ順序を設定したり、
タイトル (実行時にユーザーのヒントとなる) を設定したりできます。
- ページへの「入力」コンポーネントの追加のほかに、
次の入力コンポーネントをページへドラッグすることができます。
コンポーネント |
説明 |
入力 - テキスト域 |
複数行で構成されるテキスト入力フィールド。
「プロパティー」パネル上の行数を設定することができます。
その他のプロパティーの大部分は、「入力」コンポーネント用のプロパティーと同様です。 |
リッチ・テキスト域 |
ユーザーが、
リッチ・テキスト文書を作成および編集する際に使用するリッチ・テキスト・フィールド。 |
入力 - パスワード |
ユーザーがパスワードを入力するテキスト入力フィールド。 |
入力 - 非表示 |
非表示の入力フィールド。
「入力 - 非表示」コンポーネントは、 開発者がページ間やページ上のコントロール間でデータを渡す際によく使用されます。 |