Ant スクリプトを使用した DB2 SQLJ プロファイル・カスタマイザー実行の予備ステップ

エンタープライズ Bean をデプロイするとき、EAR ファイルに ejbdeploy コマンドを実行した結果として生成される Ant スクリプトを使用して、間接に DB2® SQLJ プロファイル・カスタマイザーを実行することができます。

ただし、Ant スクリプトを実行する前に、次のステップを実行する必要があります。

  1. Ant スクリプトの作業ディレクトリーを指定する
  2. Ant プロパティーを更新する

Ant スクリプトの作業ディレクトリーの指定

スクリプトの作業ディレクトリーを指定する必要があります。 スクリプトはこのディレクトリー内のファイルおよびサブディレクトリーの作成と削除を行います。 スクリプトが使用するファイルおよびディレクトリーと同じ名前の既存ファイルおよびディレクトリーが作業ディレクトリーに含まれている場合、それらのファイルおよびディレクトリーは消去されます。 例:
ant -Dwork.dir=tmp -buildfile out.ear.xml

スクリプトは tmp という名前のディレクトリーを作成し、作業ディレクトリーとして使用します。

スクリプトが別のプロパティー・ファイルを使用するようにするには、スクリプトを実行するときに script.property.file プロパティーを設定します。例:
ant -Dwork.dir=tmp -Dscript.property.file=other.properties -buildfile out.ear.xml

プロパティー・ファイルの更新

プロパティー・ファイルに新しい値を指定して、次の項目 (Ant プロパティーとしてスクリプトに指定されている) の値を変更します。
  1. データベース・パッケージ名

    これらの名前を変更して、各カスタマイズ・プロファイルの名前がデータベース内の既存パッケージ名と競合しないようにする必要があります。
    複数の EAR ファイル用に生成される Ant スクリプトが同じパッケージ名を使用するため、名前を変更しないと、互いに他のパッケージを上書きして、実行時に問題が発生する原因となります。

  2. データベース URL

    Ant スクリプトは、データベース URL (db.url) のグローバル・プロパティーを定義します。
    DB2 SQLJ プロファイル・カスタマイザーは JDBC type 4 URL を使用します。例:

    jdbc:db2://<host-name>:<port>/<database-name>
  3. データベース・ユーザー ID

    このグローバル・プロパティー (db.user として定義される) は必須です。

  4. ユーザー ID のパスワード

    このグローバル・プロパティー (db.password として定義される) は必須です。

  5. ポート

    DB2 のインストール時に変更しない限り、ポートは 50000 です。

ヒント: 現在データベース内にあるパッケージを検索するには、DB2 コントロール・センターを使用してください。 パッケージはディレクトリー Instances/DB2/Databases/Database_name/Application Objects/Packages にリストされています。

これで、Ant スクリプトを実行することができます。

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