DB2 エクステンダーによる XML のデータベースへのマッピングのサンプル詳細

サンプルの概要

このサンプルは、「RDB から XML へのマッピング・エディター」を使用して、DB2 XML エクステンダーと一緒に使用できる DAD ファイルを作成する方法を示します。 DB2 XML エクステンダーには、既存の DB2 データから XML 文書を合成したり、あるいは XML 文書を DB2 データに分解するするためのさまざまなオプションがあります。

たとえば、次のことができます。

  • RDB_node マッピング DAD を、DB2 からのデータを保管し検索するように定義する。
  • SQL_stmt マッピング DAD を、SQL 照会からの XML 文書を検索するように定義する。
詳しくは、DB2 XML エクステンダーのドキュメンテーションを参照してください。

RDB_node マッピングによる DAD

サンプルの構成

RDBNodeDad/SalesMap.rmx ファイルをダブルクリックして、「RDB から XML へのマッピング・エディター」を開きます。 すでに定義済みのマッピングを調べます。 「DAD の生成」を選択して .dad ファイルを生成することも、オペレーティング・システムのテストの一式ディレクトリーにある order.dad ファイルを使用することもできます。

DB2EXTENDER DB2 XML エクステンダー・ディレクトリーのロケーション
SQLLIB DB2 SQLLIB ディレクトリーのロケーション
XMLDIR 入力または出力 XML ファイルのロケーション 

Windows の場合

  • RDBNodeDad¥WindowsTestHarness¥setup.bat ファイルを更新して、環境変数 DB2EXTENDER、SQLLIB、および XMLDIR 環境変数を設定します。
  • XMLDIR 環境変数を RDBNodeDad ディレクトリーの絶対パスに設定します。 これは、order.xml が置かれた場所になければなりません。
  • コマンド行ウィンドウから setup.bat を実行して、該当する環境で新規 DB2 コマンド行ウィンドウを作成します。

Linux の場合

  • RDBNodeDad¥LinuxTestHarness¥setup ファイルを更新して、環境変数 DB2EXTENDER、SQLLIB、および XMLDIR を設定します。
  • XMLDIR 環境変数を RDBNodeDad ディレクトリーの絶対パスに設定します。 これは、order.xml が置かれた場所になければなりません。
  • Linux シェルのセットアップ・ファイルを調達して、環境を初期化します。

次のデータ・ファイルを調べます。

  • order.dad - このファイルは、RDB テーブルと DTD 構造間のマッピングを定義し、「RDB から XML へのマッピング・エディター」 によって生成されます。
  • order.xml - データベース・テーブルに取り込まれるデータが入っている XML ファイル。
  • order.dtd - 入力または出力 XML ファイルの DTD。

XML データの DB2 への保管

Windows の場合

  • RDBNodeDad¥WindowsTestHarness¥storeXML.bat を調べます。
  • setup.bat によって作成された DB2 コマンド・ウィンドウの storeXML.bat を実行します。
  • このファイルは、sales_db データベースを作成し、それに order.xml ファイルからのデータを取り込みます。

Linux の場合

  • RDBNodeDad¥LinuxTestHarness¥storeXML.sh を調べます。
  • セットアップ・ファイルが調達された同じ Linux シェルで storeXML.sh を実行します。
  • このファイルは、sales_db データベースを作成し、それに order.xml ファイルからのデータを取り込みます。

XML ストリームとしての DB2 からの結果セットの検索

Windows の場合

  • RDBNodeDad¥WindowsTestHarness¥retrieveXML.bat を調べます。
  • setup.bat によって作成された DB2 コマンド・ウィンドウの retrieveXML.bat を実行します。
  • これにより、order.dad ファイルで定義されたマッピング情報を使用して、DB2 から XML ストリームへのデータを検索します。

Linux の場合

  • RDBNodeDad¥LinuxTestHarness¥retrieveXML.sh を調べます。
  • セットアップ・ファイルが調達された同じ Linux シェルで retrieveXML.sh を実行します。
  • このファイルは、order.dad ファイルで定義されたマッピング情報を使用して、DB2 から XML ストリームへのデータを検索します。

SQL_stmt マッピングによる DAD

このサンプルの構成

SQLStmtDad¥OrderMap.rmx ファイルをダブルクリックして、「RDB から XML へのマッピング・エディター」を開きます。 すでに定義済みのマッピングを調べます。 「DAD の生成」を選択して .dad ファイルを生成することも、オペレーティング・システムのテストの一式ディレクトリーにある order.dad ファイルを使用することもできます。

Windows の場合

  • RDBNodeDad¥WindowsTestHarness¥setup.bat ファイルを更新して、環境変数 DB2EXTENDER、SQLLIB、および XMLDIR を設定します。
  • XMLDIR 環境変数を、出力 XML ファイル output.xml を保管するディレクトリーに設定します。
  • コマンド行ウィンドウから setup.bat を実行して、該当する環境で新規 DB2 コマンド行ウィンドウを作成します。

Linux の場合

  • RDBNodeDad¥LinuxTestHarness¥setup ファイルを更新して、環境変数 DB2EXTENDER、SQLLIB、および XMLDIR を設定します。
  • XMLDIR 環境変数を、出力 XML ファイル output.xml を保管するディレクトリーに設定します。
  • Linux シェルのセットアップ・ファイルを調達します。

次のデータ・ファイルを調べます。

  • order.dad - このファイルは、RDB テーブルと DTD 構造間のマッピングを定義し、「RDB から XML へのマッピング・エディター」 によって生成されます。

XML ストリームとしての DB2 からの結果セットの検索

Windows の場合

  • SQLStmtDAD¥retrieveXML.bat を調べます。 このファイルは、order.dad ファイルで定義されたマッピング情報を使用して、DB2 から XML ストリームへのデータを検索します。
  • setup.bat によって作成された DB2 コマンド・ウィンドウの retrieveXML.bat を実行します。

Linux の場合

  • SQLStmtDAD¥retrieveXML.sh を調べます。 このファイルは、order.dad ファイルで定義されたマッピング情報を使用して、DB2 から XML ストリームへのデータを検索します。
  • セットアップ・ファイルが調達された同じ Linux シェルで retrieveXML.sh を実行します。
  • SQLStmtDad WindowsTestHarness

    このディレクトリー内のファイルは、DB2 XML エクステンダーを使用して XML データとしての結果セットを検索する方法のサンプルを備えています。 詳しくは、DB2 XML エクステンダーのドキュメンテーションを参照してください。

    インストール
    1. DB2 V7.1 および対応する DB2 XML エクステンダーのインストールが必要です。

    セットアップ
    1. setup.bat を実行して、新規 DB2 コマンド行ウィンドウを作成します。

    次のデータ・ファイルを調べます。
    1. order.dad - RDB テーブルと DTD 構造間のマッピングを定義します。
    2. order.xml - XML データ・ファイル (retrieveXML.bat を使用して生成できる)。
    3. order.dtd - order.xml の DTD。
    4. dad.dtd - order.dad の DTD。

    XML ストリームとしての DB2 からの結果セットの検索

    1. retrieveXML.bat を調べます。 これにより、order.dad ファイルで定義されたマッピング情報を使用して、XML ストリーム外のデータを検索します。
    2. retrieveXML.bat を実行します。

    DTD を使用して XML データを検証する場合は、以下のようにする必要があります。
    1. DAD ファイルを編集して、検証タグ値を NO (いいえ) から YES (はい) に変更します。
    2. updateDTD_REF.bat を実行して、DTD ファイルを DTD_REF テーブルにインサートします。

    SQLStmtDad LinuxTextHarness

    このディレクトリー内のファイルは、DB2 XML エクステンダーを使用して XML データとしての結果セットを検索する方法のサンプルを備えています。 詳しくは、DB2 XML エクステンダーのドキュメンテーションを参照してください。

    このディレクトリー内のファイルは、DB2 XML エクステンダーを使用して XML データとしての結果セットを検索する方法のサンプルを備えています。 詳しくは、DB2 XML エクステンダーのドキュメンテーションを参照してください。

    インストール
    1. DB2 V7.1 および対応する DB2 XML エクステンダーのインストールが必要です。

    セットアップ
    1. LINUX シェルのセットアップ・ファイルを調達します。

    次のデータ・ファイルを調べます。
    1. order.dad - RDB テーブルと DTD 構造間のマッピングを定義します。
    2. order.xml - XML データ・ファイル (retrieveXML.sh を使用して生成できる)。
    3. order.dtd - order.xml の DTD。
    4. dad.dtd - order.dad の DTD。

    XML ストリームとしての DB2 からの結果セットの検索

    1. retrieveXML.sh を調べます。 これにより、order.dad ファイルで定義されたマッピング情報を使用して、XML ストリーム外のデータを検索します。
    2. retrieveXML.sh を実行します。

    DTD を使用して XML データを検証する場合は、以下のようにする必要があります。
    1. DAD ファイルを編集して、検証タグ値を NO (いいえ) から YES (はい) に変更します。
    2. updateDTD_REF.sh を実行して、DTD ファイルを DTD_REF テーブルにインサートします。