課題 1.1: ワークスペースのセットアップと Web プロジェクトの作成
Web サービス機能の使用可能化
Web サービスの開発に必要な機能を使用可能にする手順は、次のとおりです。
- 「ウェルカム」ページで、右下隅で Web サービス・アイコン
を探すことによって、Web サービスが使用可能になっているかどうかを確認する。
「ウェルカム」ページが閉じられている場合には、
「ヘルプ」メニューでそれを再オープンすることができます。
- Web サービスが使用可能になっていない場合には、右下隅で、
人のような形をしているアイコンを選択する。
これによって、選択を行うことができる機能のリストが生成されます。
- 左上隅にある「Web サービス」アイコンを選択する。
これで、Web サービスの開発に使用されるツールが使用可能になりました。
Web プロジェクトの作成
Web サービスは、Web プロジェクトまたは EJB プロジェクトに含まれている必要があります。
ユーザーは Web サービスを Web コンテナーにデプロイする Java Bean スケルトンを作成しているので、
このチュートリアルでは Web プロジェクトを使用することになります。
WSDL ファイル、Java Bean および Web 設定といった、Web サービスが必要とするすべてのリソースは、
このプロジェクトに保持されます。
- メインメニュー・バーで、「ファイル (File)」 > 「新規 (New)」 >「その他 (Other)」>
「Web」>「動的 Web プロジェクト (Dynamic Web Project)」をクリックする。
「次へ (Next)」をクリックします。
- プロジェクトについての次の情報を入力する。
- 「プロジェクト名 (Project name)」テキスト・フィールドに
AddressBook を入力する。
- 「拡張を表示 (Show Advanced)」をクリックし、ターゲット・サーバーとして、WebSphere v6 サーバーを選択するよう確認する。
- 「EAR プロジェクト (EAR project)」フィールドに EAR 名として AddressBookEAR を入力する。

「完了」をクリックします。
- これでユーザーはユーザーの Web プロジェクトおよびそれに関連する EAR
を作成したことになり、次のように示されるはずです。

サーバーへのプロジェクトの追加
プロジェクトを、ユーザーの Web サービスが稼働するサーバーと関連付ける必要があります。
それを行うには、以下の手順を行います。
- 「サーバー (Servers)」ビューでサーバーを右クリックし、「プロジェクトの追加および除去
(Add and Remove projects) をクリックする。
ユーザーのワークスペースで「サーバー (Servers)」ビューが開いていない場合には、
「ウィンドウ (Window)」メニューで「ビューの表示 (Show View)」>「サーバー
(Servers)」を選択してそれを開きます。
- 開いたウィンドウで、ユーザーの動的 Web プロジェクトおよびそれに関連する EAR
ファイルを選択し、「追加 (Add)」をクリックする。
- 「完了」をクリックする。
J2EE パースペクティブへの切り替え
J2EE パースペクティブは、
このチュートリアルでユーザーが使用するパースペクティブです。
ユーザーが Web プロジェクトの作成を行うときに、Web
パースペクティブに切り替えるようにプロンプトが出されます。
以下の手順を行って J2EE
パースペクティブに切り替えることができます。
- メニュー・バーから、「ウィンドウ (Window)」>「パースペクティブを開く (Open Perspective)」>「その他 (Other)」を選択する。
「パースペクティブの選択 (Select Perspective)」ダイアログ・ボックスが開きます。
- 「J2EE」をクリックする。
- 「OK」をクリックする。
WebSphere Studio は Web パースペクティブに切り替わります。
これで、「ナビゲーター (Navigator)」ビューに、ユーザーの新規プロジェクトおよびそのリソースを見ることができます。
これで、『課題 1.2: WS-I 準拠のレベルの設定』を開始する準備が完了しました。