行アクションのデータ・テーブルとの関連付け

データ・テーブルに表示されるレコードで、読み取り、更新、削除などのアクションを実行することができます。アクションを実行する方法の 1 つとして、行アクション・サポートの追加があります。行アクションをデータ・テーブルに追加すると、新規列として追加されます。ユーザーは、その行の任意の場所をクリックして、その行でアクションを実行することができます。

データ・テーブルに行アクション・サポートを追加するには、次のようにします。
  1. データ・テーブルを選択する。
  2. データ・テーブルの「プロパティー」ビューの「行アクション」タブで、「行がクリックされたときに実行されるアクションを追加」の横の「追加」をクリックする。 行アクションが、データ・テーブルの新規列として追加されます。エンド・ユーザーは、その行の任意の場所をクリックして、その行でアクションを実行することができます。
  3. アクションとその行を関連付けるには、次のようにします。
    1. 行アクション列で、行アクション・アイコンを選択する。(不注意で列のヘッダーや列を選択しないよう気をつけます。) 行アクション・プロパティー・ビュー (commandExRowAction) が開きます。
    2. 行アクションのクイック編集ビューを開いて、 アクションの Java™ コードにアクセスする。
    3. クイック編集の右側ペインで右クリックする。
    4. 「断片の挿入」をクリックする。 コーディングされる前のアクションのメニューが開きます。
    5. データ・テーブルと関連付けるアクションを選択する。
  4. ナビゲーション規則を追加して、移動先となるすべてのページを定義する。ナビゲーション規則の詳細については、『Faces JSP ページのナビゲーションの作成』を参照してください。

例: このシナリオでは、選択したデータ・テーブル行からの 2 つの値が実行時に使用可能になり、それらの値が「詳細」ページに渡されます。Cloudscape™ やDB2® などのデータベース、または java.util.Map オブジェクトを含む型 java.util.List の Bean 値からの関連レコード・リストにバインドされたデータ・テーブルから始めてください。 次に、行アクションと関連するパラメーターを作成します。

  1. 上記で説明したように、行アクション列をデータ・テーブルに追加する。
  2. 行アクションのクイック編集ビューで、次のコメントに類似したコメントがアクションに追加されます。
       // TODO Auto-generated method
    		//     Get the index of the selected row
    		//     int row = getRowAction1().getRowIndex();
    		//
    		//     Copy key values from the selection to the request so they can be used in a database filter
    		//     For example, if the table has a column "keyvalue" and there is an SDO object that uses the
    		//     filter "request.keyvalue", then this code sets up the request so the filter will work
    		//     correctly
    		//     For V5.1 server use:
    		//     Object keyvalue = getData().getDataObjectAccessBean(row).get("keyvalue");
    		//     For V6 server use:
    		//     Object keyvalue = ((DataObject)getData.get(row)).get("keyvalue");
    		//
    		//     getRequestScope().put("keyvalue", keyvalue);
    		//
    		//     Specify the return value (a string) which is used by the navigation map to determine
    		//     the next page to display
  3. 行アクション・プロパティー・ビューで、「詳細」ページに進むことができます。
ご使用のデータ・テーブルの行選択を使用可能にし、アクションをコマンド - ボタン・コンポーネントのコマンド・イベントに関連付けることによって、選択されたデータ・レコードのアクションを作成することもできます。その他の行アクションへのリンクに関しては、下記の『関連タスク』を参照してください。
関連概念
JavaServer Faces
データ・テーブル・コンポーネント
関連タスク
Faces アプリケーションの作成 : 概要
データ・テーブルの追加
データ・テーブルの行選択の使用可能化
データ・テーブルへの行カテゴリー・サポートの追加
データ・テーブルへの行編集の追加
データ・テーブルでのパラメーターの引き渡し
JSP ファイル間でのパラメーターの引き渡し
Faces JSP ファイルのナビゲーションの作成
ヘッダーとフッターの Faces JSP ファイルへの追加
関連資料
データ・テーブル
Faces コンポーネント参照
Faces コンポーネントの属性
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