EGL V6.0 マイグレーション・ツールは、EGL V6.0 iFix
に準拠するために、V5.1.2 および V6.0 から EGL ソースを変換します。
EGL V6.0.1 に関するその他の変更については、このトピックの最後で説明します。
注: 既に
EGL V6.0 iFix に更新されているコードに対して、マイグレーション・ツールを使用しないでください。
そのようなことを行うと、コードでエラーが発生する可能性があります。
マイグレーション・ツールは、プロジェクト全体、単一のファイル、または選択した複数のファイルに対して使用できます。
このツールをパッケージまたはフォルダーに対して実行すると、
そのパッケージまたはフォルダー内のすべての EGL ソース・ファイルが変換されます。
このマイグレーション・ツールによって変更されるコードに関する詳細については、
『EGL 間マイグレーション』を参照してください。
EGL コードを EGL V6.0 iFix にマイグレーションするには、次のようにします。
- ワークベンチで「ウィンドウ」>「設定」とクリックする。
- 「設定」ウィンドウの左側で、「ワークベンチ」を展開し、
「機能」をクリックする。
- 機能のリストで、「EGL デベロッパー」を展開する。
- 「EGL V6.0 Migration」という名前の機能のチェック・ボックスを選択する。
- 「OK」をクリックする。
- もう一度、「ウィンドウ」>「設定」とクリックする。
- 「設定」ウィンドウの左側で、「EGL」を展開し、「EGL
V6.0 マイグレーション設定 (EGL V6.0 Migration Preferences)」をクリックする。
- EGL V6.0 マイグレーション・ツールの設定を変更する。
このウィンドウの設定に関する詳細については、『EGL 間マイグレーション設定の変更』を参照してください。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューまたはナビゲーター・ビューで、
マイグレーションしたい EGL プロジェクト、パッケージ、フォルダー、またはファイルを選択する。
マイグレーションする任意の数の EGL リソースを選択できます。
一度に複数のリソースを選択するには、CTRL
を押したままリソースをクリックしてください。
- 選択されたリソースを右クリックし、ポップアップ・メニューから「EGL
V6.0 マイグレーション (EGL V6.0 Migration)」>「マイグレーション」とクリックする。
- EGL V6.0 iFix に準拠しない個所がないかどうか、コードを調べる。
マイグレーション・ツールは、EGL V6.0 iFix に準拠するように、
選択された EGL ソース・ファイルを変換します。
ツールがソース・コードに加えた変更を検討するには、次のようにします。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューまたはナビゲーター・ビューで、
マイグレーションされた EGL ソース・ファイルを右クリックし、
ポップアップ・メニューから「次と比較」>「ローカル・ヒストリー」とクリックする。
- ワークスペース内のファイルと旧バージョンとの違いを調べる。
- 変更の検討が終了したら、「OK」をクリックする。
EGL V6.0 マイグレーション・ツールを使用した後に、アットマーク (@)
で始まる識別子 (変数やパーツ名など) がないことを確認してください。
アットマークは、複合プロパティーの先頭文字として使用するようになりました。また、VisualAge® Generator からコードをマイグレーションした場合には、StrLib.compareStr
を VGLib.compareBytes に、StrLib.copyStr を VGLib.copyBytes
に、StrLib.concatenate を VGLib.concatenateBytes に変更しなければならない場合があります。
しかし、エラー・メッセージで引数のプリミティブ型に関する問題として示されていることから明らかに分かるように、
変更が必要となるのは、既存の呼び出しの最後の引数が数値である場合のみです。