forward

EGL の forward 文の主な目的は、可変情報を Web ページに 表示することですが、この文は、URL にアクセスしたり、Web アプリケーション・サーバー内で実行されるサーブレットまたは Java™ プログラムを呼び出すこともできます。

この文の動作は、以下のとおりです。
  1. 回復可能リソースのコミット、ファイルのクローズ、ロックの解除
  2. 制御権の移動
  3. forward 文を実行しているコードを終了する。

構文図は以下のとおりです。


forward 文の構文図 (UI レコードがない場合)
argument
呼び出されているコードに渡される項目またはレコード。引数の名前、およびその引数に対応するパラメーターの名前は、すべての場合で同一である必要があります。 リテラルは渡せません。

PageHandler を呼び出している場合、引数には、PageHandler の onPageLoad 関数に対して指定されたパラメーターとの互換性が必要です。 この関数がある場合、この関数は有効な名前を持つことができるので、PageHandler のプロパティー OnPageLoadFunction によって参照されます。プログラムを呼び出している場合は、引数には、そのプログラムのパラメーターとの互換性が必要です。

このテクノロジーの使い方によっては、以下の詳細が役に立つかもしれません。
  • 引数は、それに対応するパラメーターと同じ名前である必要があります。それは、この名前は、Web アプリケーション・サーバーに引数値を保管し、それを取り出すときのキーとして使用されるからです。
  • 引数を渡す代わりに、呼び出し側は forward 文を呼び出す前に、以下を行うことができます。
    • システム関数 J2EELib.setRequestAttr を呼び出して、値を要求ブロックに配置する
    • システム関数 J2EELib.setSessionAttr を呼び出して、値をセッション・ブロックに配置する
    この場合、受信側はこの値を引数として受け取らずに、以下の適切なシステム関数を呼び出します。
    • J2EELib.getRequestAttr (要求ブロックからデータにアクセスする場合)、または
    • J2EELib.getSessionAttr (セッション・ブロックからデータにアクセスする場合)
  • 文字項目は、Java String 型のオブジェクトとして渡されます。
  • レコードは、Java Bean として渡されます。
to label targetID
Java Server Faces (JSF) ラベルを指定します。 このラベルは、ランタイムの JSF ベースの構成ファイル内のマッピングを識別します。 次に、呼び出すオブジェクトが JSP (通常は、EGL PageHandler に関連付けられている JSP)、EGL プログラム、EGL 以外のプログラム、またはサーブレットのどれであるかを、このマッピングが識別します。label という語はオプションで、targetID は引用符で囲まれたストリングです。
to URLtargetID
URL と、(必要に応じて) 呼び出された PageHandler、VGWebTransaction プログラム、またはサーブレットで使用する値のストリングを指定します。

関連タスク
pageHandler と Web トランザクションの間の制御権の移動

関連項目
関数呼び出し
getRequestAttr()
getSessionAttr()
transferName

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