演習 2.6: サーバー上でのテスト
この演習を始める前に、演習 2.5: データのバインドと表示のカスタマイズを完了する必要があります。
Web アプリケーションを公開する準備ができたら、ユーザーがインターネットを介して Web サイトにアクセスできるよう、それをホスティングするサーバーが必要になります。
開発中には、アプリケーションのテストも行う必要があります。
サーバーの始動
Web サイトの開発中にはいつでも、Page Designer でファイルを開き、「プレビュー (Preview)」タブを使用して設計がブラウザーでどのように見えるかを確認することができます。
ただしプレビュー・ビューでは、サーバーから実行した場合に表示されるようなページのダイナミックな性質 (作業データの接続など) を見ることはできません。
サーバー上で Web サイトをテストするには、次のステップを実行します。
- プロジェクト・エクスプローラー・ビューで、テストしたいファイルを右マウス・ボタンでクリックします。
- ポップアップ・メニューから、「実行 (Run)」 > 「サーバーで実行 (Run on Server)」の順にクリックします。
「サーバーの選択 (Server Selection)」ウィンドウが開きます。
- すでにセットアップされたサーバーがある場合には、「既存のサーバーを使用 (Use existing server)」を選択し、リストから該当するサーバーを選択することによって、既存のサーバーを使用してアプリケーションを実行することができます。
または、プロダクトをインストールした時点でデフォルトで使用可能になる WebSphere Application Server V6.0 を使用することもできます。
- 「終了 (Finish)」をクリックします。
サーバー・ツールがサーバーを始動させ、ワークベンチの内部 Web ブラウザーでページを開きます。
これには少しだけ時間がかかります。
コンソール・ビューで、サーバー・ツールがサーバーを始動するとメッセージを見ることができます。

これで、サイトが実際に Web サーバーに公開された場合にどのように見え、どのように動作するかを、プレビューすることができます。
リンクをクリックし、フォームにデータを入力し、プレビュー・ビューでは表示されないサイトのダイナミックに生成されたコンテンツを見ることができます。
また、異なる Web ブラウザーでページを見たい場合は、ワークベンチ Web ブラウザーから必要なブラウザーに URL をコピーすることができます。
おめでとうございます !
「モジュール 2: データ・グリッドを使用して作業する」を完了しました。
次のことを行う方法を学習しました。
- サーバー・サイドおよびクライアント・サイド・データの検討
- データ・グリッド・コンポーネントの挿入と構成
- クライアント・データへのコンポーネントのバインド
- 列のカスタマイズ
- クライアント・サイド・ハンドラーのインプリメント
- データ構造の枝取り
- サーバー上での JSP ファイルのテスト
他の Faces Client コンポーネントの追加
このモジュールでは、データ・グリッド・コンポーネントを使用して単純なポートフォリオ JSP Web ページを作成しながら、Faces Client テクノロジーおよびツールを紹介してきました。
最初のモジュール、モジュール 1: Faces Client コンポーネントを理解するでは、Web アプリケーションでデータを操作するために使用できる Faces Client コンポーネントが他にもいくつかあることを説明しました。
アプリケーションをより使いやすく効率的なものにするためにできることが他にもたくさんあるので、次のモジュール、モジュール 3: タブ・パネル、ツリー、グラフの各コンポーネントを追加するでは、この単純なポートフォリオ・ページをさらに複雑なアプリケーションに変えていく方法を学習します。
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