サーバー・ツール・フィーチャーを使用すると、WebSphere® Application Server v5.x
の分離されたローカルまたはリモートのインストール上で、プロジェクトを公開することができます。プロジェクトまたはリソースに「サーバーで実行」を選択すると、
サーバー・ツールは、以下を自動的に実行します。
- サーバー構成の検証を行って、サーバー構成で定義されているプロジェクトが、
ワークスペース内のプロジェクトと整合していることを確認する。
- アプリケーション・サーバーへの接続を試行する。
- サーバーに定義されているリモート構成情報を使用して、サーバー構成を更新する。
- 「サーバー設定」ページ
(「ウィンドウ」>「設定」>「サーバー」)
で 「サーバーの始動前に自動的に公開する」チェック・ボックスが選択されている場合は、
以下が行われます。
- サーバーに定義されているリモート・ファイル転送機構を使用して、サーバー構成を
WebSphere サーバーに公開する。
- アプリケーションをローカルまたはリモート・マシンに公開する。
注: リモート WebSphere Application Server v6.0 では、Agent Controller はもう必要ありません。
WebSphere ファイル転送サーブレット・アプリケーション filetransfer.ear を実行しなければなりません。
このアプリケーションは、WebSphere v6.0 サーバー上でデフォルトでインストールおよび開始されます。
WebSphere Application
Server v5.x 上でプロジェクトを公開するには、以下のステップに従います。
- Agent Controller を使用して WebSphere Application Server v5.x をセットアップする。
- 公開のために WebSphere Application Server を定義する。
- (オプション) WebSphere Application Server をインストールしたときに
IBM® HTTP サーバーをインストールし、アプリケーション・サーバーで
IBM HTTP Server を使用してテストを行う場合、サーバー・エディターの「概要」ページ上の「プラグイン構成の生成」チェック・ボックスを選択する。 plugin-cfg.xml ファイルが、WebSphere リモート・デプロイメント・ディレクトリーの下にある、下記のディレクトリーで生成され、公開されます。
config/cells
デフォルトの WebSphere Application Server ファイルの置き換えについて詳しくは、
公開されたサーバー構成のオリジナル・サーバー構成への復帰に関する関連トピックを参照してください。
- デフォルトで、WebSphere Application Server が開始されるとき、マシンのシステム・クラスパスはアプリケーション・サーバー・プロセスに追加されません。 もし、システム・クラスパスをアプリケーション・サーバー・プロセスにどうしても追加したい場合は、サーバーを開始する前に、以下の作業を実行してください。
- サーバーを停止する。
- pluginconfig.xml ファイルを、ディレクトリー x:¥plugins¥com.ibm.etools.websphere.tools¥config で編集する。ここで x は Agent Controller がインストールされているディレクトリーです。
- 以下のアプリケーションについては、CLASSPATH 変数の position パラメーターを
replace から prepend に変更する。
- WebSphere Application Server v5 の場合: wteRemoteV5.exe
- WebSphere Application Server v5.1 の場合: wteRemoteV51.exe
例えば、次のように変更します。
<Application configuration="default" executable="wteRemoteV5.exe" location="%WAS_HOME_V5%" path="%WAS_HOME_V5%¥java¥bin¥javaw.exe">
<Variable name="CLASSPATH" position="prepend" value="%RASERVER_HOME%¥plugins¥com.ibm.etools.websphere.tools¥lib¥wasToolsCommonV5.jar;%RASERVER_HOME%¥plugins¥com.ibm.etools.websphere.tools¥lib¥wteServersV5.jar;%LOGUTIL_CP%;%WAS_HOME_V5%¥properties;%WAS_HOME_V5%¥lib¥bootstrap.jar;%WAS_HOME_V5%¥lib¥lmproxy.jar"/>
<Variable name="PATH" position="prepend" value="%WAS_HOME_V5%¥bin"/>
</Application>
- 変更を保管する。
- Agent Controller を再始動する。
- サーバーにプロジェクトを追加する。
- 「ナビゲーター」ビューで、アプリケーション・サーバー上で実行したいプロジェクトを右マウス・ボタンでクリックし、「サーバーで実行」を選択する。 サーバー選択ダイアログ・ボックスが開きます。
- 作成した WebSphere サーバーを選択して「完了」をクリックする。 サーバーの開始時に、サーバー・ツールにより自動的に以下が実行されます。
- サーバー構成をターゲットのアプリケーション・サーバーに公開する。
- ターゲット・アプリケーション・サーバー上にテストしたいアプリケーションを公開する。
- サーバーを始動する。
重要: リモート・サーバーが開始中または開始済みの場合は、
Agent Controller を停止しないでください。
停止すると、リモート・サーバーのサーバー・プロセスが正常に停止されない可能性があります。そうなった場合は、Windows® のタスク・マネージャーを使用して、
リモート・マシンのリモート・サーバー・プロセスを手動で終了させる必要がある場合があります。
- アプリケーション・サーバーでプロジェクトのテストが終了したら、
サーバーを停止する。
- リモート・マシンで Agent Controller を停止する。
注: リモート WebSphere サーバーを公開してテストを行う場合は、
リモート・マシンがローカル・マシンと同じコード・ページを持っていなければなりません。
異なるコード・ページを使用するローカル・サーバーとリモート・サーバーの実行はサポートされていません。
異なるコード・ページを使用してこれらのサーバーを実行すると、コンソールが壊れる恐れがあります。