始める前に、『課題 1.1: ストアード・プロシージャー開発用の環境のセットアップ』を完了しておく必要があります。
ワークベンチは、DB2(R) および DB2 以外の両方のデータベースへの接続と、接続状況の表示を容易にするウィザードが提供しています。 「新規データベース接続」ウィザードは、「データベース・エクスプローラー」ビューに表示されるデータベースへの接続の作成を行います。 ウィザードを使用するときに、定義済みの別名をもつ DB2(R) データベースに接続するオプションがあります。 別名オプションを使用する場合、DB2 別名のプラットフォームとバージョンを知っている必要はありません。 このチュートリアルの目的から、この別名オプションを使用して SAMPLE データベースに接続します。
カタログに入っていない DB2 データベースに接続したい場合、 あるいは DB2 以外のデータベース管理システムに接続したい場合、 接続ウィザードを使用して、ご使用になるデータベースのデータベース・マネージャー、 プラットフォーム、およびバージョンを、サポートされる JDBC ドライバーとともに指定することができます。
データベース接続ウィザードによって、 データベースから検索されるオブジェクトをフィルターに掛けることができます。 データベース・オブジェクトのフィルター処理により、 大規模のデータベースの接続速度を向上させ、表示を単純化することができます。 この課題では、フィルター機能を利用して、SAMPLE データベース内の EMPLOYEE テーブルのみを検索、表示します。
SAMPLE データベースへの接続を作成する手順は、次のとおりです。
DB2SP
と入力する。
ご使用のオペレーティング・システムのユーザー ID か、または別のユーザー ID を指定することができます。 いずれの場合も、ID とパスワードは SAMPLE データベースに対して有効なものでなくてはなりません。
「スキーマ・フィルターの追加 (Add Schema Filter)」ウィンドウが開きます。 このウィンドウで、NULLID スキーマ内のすべてのオブジェクトをフィルターにかけて除去する (検索もしくは表示は行わない) ストリングを作成します。
今回は、EMPLOYEE テーブルを除く、修飾スキーマ内のすべてのテーブルをフィルターにかけて除去するストリングを作成します。
データベース・メタデータをプロジェクト・フォルダーにコピーするかを尋ねるプロンプトが出された場合には、「いいえ (No)」と応答します。 次の課題でこのステップは完了です。
作成した接続は、「データベース・エクスプローラー」ビューに表示されます。 接続オブジェクトを展開して、ユーザーのフィルター処理基準に一致するデータベース・オブジェクトを表示することができます。
データベース接続を作成したならば、「データ定義 (Data Definition)」ビューでデータベース・モデルをプロジェクトにコピーし、 次にメタデータを使用して、サポートされるデータベース・オブジェクトを作成することができます。 このチュートリアルでは、作成したばかりのデータベース接続を、 『課題 1.1』で作成したシンプル・プロジェクトにコピーします。
データベース接続をユーザーのプロジェクトにコピーする手順は、次のとおりです。
この場合、データベース全体をコピーしますが、スキーマまたはテーブル・レベルからコピーすることも可能です。
「データ定義 (Data Definition)」ビューで、SPSimple フォルダー内に SAMPLE データベースが表示されます。
これで、『課題 1.3: SQL ストアード・プロシージャーの作成およびビルド』を開始する準備が完了しました。
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