インポート

import 文は、指定したパッケージ内のパーツの集合 (EGL ソース・ファイルの場合)、または指定した一連のファイル内のパーツの集合 (EGL ビルド・ファイルの場合) を識別します。 import 文を保持するファイルは、インポートされたパーツがそのファイルと同じパッケージに存在する場合と同様にそれらのパーツを参照できます。

背景

public パーツが現行のパッケージ以外のパッケージにあり、import 文で識別されていない場合、 コードは、次の例のように、パッケージ名 (例えば my.pkg) を使用してそのパーツ名を修飾する (例えば myPart) 必要があります。
  my.pkg.myPart

パーツが import 文で識別されている場合では、コードはそのパッケージ名を除去することができます。 この場合には、非修飾パーツ名 (例えば myPart) で十分です。

import 文を使用してパーツ名を解決する場合の説明については、『パーツ参照』を参照してください。

インポート文の形式

EGL ソース・ファイルにおける import 文の構文は、以下のとおりです。
  import packageName.partSelection;
packageName
検索するパッケージ名を示します。名前は完全な名前である必要があります。
partSelection
パーツ名またはアスタリスク (*) です。アスタリスクは、パッケージ内のすべてのパーツが選択されることを示します。
ビルド・ファイル内の import 文は、インポート・ファイル内のパーツが参照可能な他のビルド・ファイルのパーツを識別します。 import 文は、ビルド・ファイル内で <EGL> タグの次に続き、各文は以下の構文になっています。
  <import file=filePath.eglbld>
filePath
インポートするファイルのパスおよび名前を示します。パスを指定する場合は、次のことが該当します。
  • ファイル・パスは、同じプロジェクト内の任意のソース・ディレクトリー、または EGL パス内の他のプロジェクト内の任意のソース・ディレクトリーです。
  • 各修飾子は、斜線 (/) で隣の修飾子と分離されます。
ファイル名としてアスタリスク (*) を指定するか、ファイル名の最後の文字にアスタリスクを指定できます。 アスタリスクが使用された場合には、EGL は以下の特性を持つすべての .eglbld ファイルをインポートします。
  • 指定したファイル・パス内のファイル。
  • アスタリスクの前の文字で始まる名前を持つファイル。(アスタリスクの前に文字がない場合には、 そのディレクトリー・パス内のすべてのビルド・ファイルが選択されます。)

ファイル拡張子 .eglbld はオプションです。

フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.