SDO と共に使用する Faces 詳細ページの構成

このタスクは、マルチページの SDO アプリケーションの作成方法についてのデモンストレーションの、4 つのタスクの 3 番目のものです。このタスクでは、マスター・ページおよび多重使用の SDO と連動する詳細ページを作成および構成します。以下のステップが完了していることを前提とします。

  1. 多重使用の SDO へのアクセスに使用される Faces JSP を作成する。 DB2 V8.2 SAMPLE データベースを使用していて前のタスクを完了している場合は、createEmployee.jsp を開きます。
  2. パレットのデータ・ドロワー内で、関連レコードをページにドラッグする。 「関連レコードの追加 (Add Relational Record)」ウィザードが開きます。
  3. レコードの名前 (例: employee) を入力する。

  4. 「有効範囲から既存レコードまたはレコード・リストの検索 (Retrieve an existing record or record list from scope)」ボタンを選択し、「既存レコードまたはレコード・リストからメタデータ定義を再利用 (Reuse metadata definition from an existing record or record list)」 のチェックマークを付けたままにする。
  5. 「入力ファイル」フィールドの隣にある「参照」ボタンをクリックして、これまでに作成した SDO メタデータ・ファイル (例: department.xml) を選択する。
    「関連レコードの追加 (Add Relational Record)」画面取り
  6. 「コントロールの作成対象」オプションに対して、「既存レコードの更新」を選択してから、 「次へ」をクリックする。
  7. 該当するテーブルのノード (例: DEPARTMENT_EMPLOYEE) を選択してから、「完了」をクリックする。
  8. このテーブルの関連レコードが「ページ・データ」ビューに表示され、 フォームが該当のフィールドおよびコントロールを持つページ上に生成されたことを確認する。例えば SAMPLE データベースを使用している場合は、「ページ・データ」ビュー内に employee (EMPLOYEE) の関連レコード、および Empno、Firstnme、Mininit、Lastname の各フィールドと「サブミット」および「削除」コマンド・ボタンを含む createEmployee.jsp のフォームが表示されます。
  9. 「削除」ボタンの隣にある「コマンド - ハイパーリンク」をドラッグする。
  10. 「リンクのラベル」をクリックする。
  11. 「プロパティー」ビューで、 「h:commandLink」の下の「h:outputText」をクリックして、 値フィールドをアクションに合った名前 (例: Update (更新)) に変更してから、Enter キーを押す。
  12. 「h: commandLink」を選択してから、 「クリックしてこのリンクが実行するアクションをコード化」の隣にある「クイック編集」ビューのアイコンをクリックする。
  13. 左の列で「コマンド」をクリックする。
  14. スクリプト編集域で右クリックして、「断片の挿入」 > 「サブレコードの作成 (Create SubRecord)」を選択する。「サブレコードの作成 (Create SubRecord)」ウィンドウが開きます。
  15. 該当のレコードまたはレコード・リストを選択してから、更新する必要があるテーブル (例: employee (EMPLOYEE)) を表しているノードを選択する。
  16. 変数名 (例: employee) を入力する。
  17. 「変数のスコープ (Variable Scope)」リストから「セッション」を選択して、 「OK」をクリックする。DB2 V8.2 SAMPLE データベースを使用している場合は、 次のコードが「クイック編集」ビューに追加されていることを確認します。
    ///actionBegin: wdo.createsub.record
    DataObject employeeParent = getRootDataObject(getEmployee());
    DataObject employee = getRootDataObject(getEmployee()).createDataObject("EMPLOYEE");
    employeeParent.getList("DEPARTMENT").add(employee);
    getSessionScope().put("employee", employee);
    //actionEnd: wdo.createsub.record
  18. 「プロパティー」ビューの「h:commandLink」タブに戻ってから、 「規則の追加」をクリックする。
  19. 「コマンド - ハイパーリンク」のアクションが別の JSP (例: createEmployee.jsp) にジャンプするように、ナビゲーション規則を追加する。
    注: ナビゲーション規則の作成について詳しくは、『Faces JSP ページでのナビゲーション規則の使用』を参照してください。
  20. JSP を保管する。
マルチページの SDO アプリケーションの作成を続けるには、以下のステップに従ってください。
関連概念
Faces JSP を使用したマルチページの SDO アプリケーションの作成
SDO を使用した Faces および Faces Client コンポーネントのデータ・アクセス
Service Data Objects (SDO) の中のメディエーター
関連資料
WDO API 文書
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