コンテンツ・モデルは、エレメント、グローバル・エレメント、複合タイプ、またはグループの内部に含まれる可能性のあるデータの表記です。それは、エレメント、グローバル・エレメント、複合タイプ、またはグループの構造と許容されるコンテンツの正式な説明であり、文書インスタンスの検証に使用される場合があります。
3 つの異なった種類のコンテンツ・モデルがあります。
- 「シーケンス (Sequence)」は、すべてのコンテンツ・モデルの子が XML スキーマのインスタンスに表示可能であることを意味します。しかし、それらはコンテンツ・モデルにリストされている順序で表示されなければなりません。
- 「選択 (Choice)」は、コンテンツ・モデルの子の 1 つのみが XML スキーマのインスタンスに表示できることを意味します。
- 「すべて (All)」は、コンテンツ・モデルのすべての子が一回表示されるか、または全く表示されない場合もあり、不定の順序で表示される場合があります。このオプションが選択されると、コンテンツ・モデルのすべての子が個々のエレメントである必要があり、コンテンツ・モデルのすべてのエレメントが 2 回以上表示されることはありません。
次の説明は Resource パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。
コンテンツ・モデルをエレメント、グローバル・エレメント、複合タイプ、グループに追加するには、次の手順で行います。
- アウトライン・ビューで、ユーザーのエレメント、グローバル・エレメント、複合タイプ、またはグループを選択します。
- エレメントまたはグローバル・エレメントを選択した場合、それを右クリックしてそれから「シーケンスの追加 (Add Sequence)」、「選択の追加 (Add Choice)」、または「すべてを追加 (Add All)」をクリックして求めるコンテンツ・モデルのタイプをユーザーのエレメントまたはグローバル・エレメントに追加します。ユーザーのコンテンツ・モデルは自動的にローカル複合タイプの子として追加されます。それを見るにはアウトライン・ビューでユーザーのエレメントまたはグローバル要素を拡張してください。
- 複合タイプを選択した場合、それを右クリックしてそれから「シーケンスの追加 (Add Sequence)」、「選択の追加 (Add Choice)」、または「すべてを追加 (Add All)」をクリックして求めるコンテンツ・モデルのタイプをユーザーの複合タイプに追加します。ユーザーのコンテンツ・モデルは自動的に複合タイプの子として追加されます。それを見るにはアウトライン・ビューでそれを拡張してください。
注: ユーザーの複合タイプとして基本タイプを設定するとこれらのオプションは表示されません。
ユーザーは基本タイプをユーザーの複合タイプとして設定可能であり、あるいはコンテンツ・モデルを追加することもできますが、両方を行うことはできません。
- ユーザーのグループはシーケンス・コンテンツ・モデルの子を使用して自動的に作成されます。アウトライン・ビュー内で拡張して見たりそして選択することもできます。「種類 (Kind)」ドロップダウン・リストからこれらのオプションを選択して、プロパティー・ビュー内で、
「選択 (Choice)」コンテンツ・モデル、または「すべて (all)」コンテンツ・モデルに
変更することができます。
- (オプショナル) MinOccurs フィールド内で適切な値を選択する。 これはコンテンツ・モデルが表示されなければならない回数です。ユーザーがコンテンツ・モデルをオプショナルにしたい場合は、0 を選択し、それ以外の場合は 1 を選択します。
- (オプショナル) MaxOccurs フィールド内で適切な値を選択する。 これはコンテンツ・モデルが表示される可能性のある最大の回数です。ユーザーは発生の最大回数がないことを示すために、unbounded を選択することができます。
- このコンテンツ・モデルに関する何らかの情報を提供したい場合は、「文書 (Documentation)」タブをクリックしてください。 「文書 (Documentation)」ページは説明書などユーザーが読むことのできる資料に使用され、
「アプリケーション情報 (App Info)」ページはアプリケーションに関する情報の提供に使用されます。
コンテンツ・オブジェクト・モデルには以下の項目を追加できます。
- 別のコンテンツ・モデル。
- グループ参照。これにより、参照されたグループが、
参照する宣言のコンテキスト内のインスタンス文書に出現できるようになります。 このメニュー・オプションは、文書内の別の場所にグローバル・グループが定義されている場合、またはインクルードされたスキーマ内でグループが定義されている場合にのみ表示されます。
- エレメント。XML の基本的な構成要素です。
- エレメント参照。グローバル・エレメントへの参照を提供します。このメニュー・オプションは、文書内の別の場所にグローバル・エレメントが定義されている場合にだけ表示されます。
- any エレメント。any エレメントを使用すると、指定のネーム・スペースに属する任意のエレメントによってコンテンツ・モデルを拡張できます。