複合プロパティー
@xsd は、EGL コードが
Web サービスと相互作用するときに使用されるデータ型のマッピングを以下のように提供します。
- 伝送のサービス・サイドにおいて
- 妥当性検査規則のセットを設定して、実行時にサービスへ提供されるデータの種別を制限します。
- クライアント・サイドにおいて
- EGL データ型と、サービスとの間で送受信するデータ型の間の有効なマッピングを確保します。
@xsd プロパティーは、伝送のサービス・サイド上で提示される
(EGL Web サービスが実行している場合)、または伝送のクライアント・サイドで実行時処理に使用される
(EGL クライアントが Web サービスと相互作用している場合)、Web サービス記述言語 (WSDL) 定義における
XSD エレメントに影響を及ぼします。
このプロパティーは、DataItem パーツ、Record パーツ内のプリミティブ・フィールド宣言、
および Record パーツで使用可能ですが、設定はデフォルトまたは EGL ウィザードで提供されるため、
ほとんどの場合、これらのプロパティーをユーザーが指定する必要はありません。
注: Record パーツのプロパティーを指定する場合や、
Web サービスへのインターフェースを作成する場合、効力があるプロパティー・フィールドは、
elementName と namespace のみです。
@xsd プロパティー・フィールドおよびその型は以下のとおりです。
- elementName String
- WSDL 定義における xsd エレメントの名前を識別します。デフォルトは、
EGL パーツ名 (DataItem パーツおよび Record パーツの場合) または
EGL 変数の名前 (EGL レコード・パーツのプリミティブ宣言の場合) の
いずれかです。
- namespace String
- エレメント名が入っている有効範囲を表す名前空間を指定します。
デフォルトは、EGL パッケージ名の逆になります。
例えば、パッケージに a1.b2.c3 という名前が付けられている場合、デフォルトの名前空間は
c3.b2.a1 です。
- base STRING
- エレメントの WSDL 定義における xsd 型を示します。
- minLength STRING
- 入力として有効な最小の長さを指定します。このプロパティー・フィールドは、
次の場合のみ有効です。
- xsd 型が xsd:string であるか、または xsd:string から派生した値である。
かつ、
- EGL Web サービスを作成している。
他の場合は、プロパティー・フィールドは無視されます。
- maxLength STRING
- 入力として有効な最大の長さを指定します。このプロパティー・フィールドは、
次の場合のみ有効です。
- XSD 型が xsd:string であるか、または xsd:string から派生した値である。
かつ、
- EGL Web サービスを作成している。
他の場合は、プロパティー・フィールドは無視されます。
- pattern STRING
- 入力を検証するために使用する正規表現を指定します。このプロパティー・フィールドは、
次の場合のみ有効です。
- XSD 型が xsd:string であるか、または xsd:string から派生した値である。
かつ、
- EGL Web サービスを作成している。
他の場合は、プロパティー・フィールドは無視されます。
- enumeration STRING[ ]
- 有効な値の配列を指定します。このプロパティー・フィールドは、
次の場合のみ有効です。
- XSD 型が xsd:string であるか、または xsd:string から派生した値である。
かつ、
- EGL Web サービスを作成している。
他の場合は、プロパティー・フィールドは無視されます。
- whitespace STRING
- 前述の W3C Web サイトで説明されているように、空白をどのように処理するかを示します。
このプロパティー・フィールドは、
EGL Web サービスを作成している場合のみ有効であり、それ以外の場合は無視されます。
- maxInclusive STRING
- ユーザーが指定する値が有効である場合、xsd:string、xsd:time、または xsd:datetime フィールドの
最大値を示します。このプロパティー・フィールドは、
EGL Web サービスを作成する場合のみ有効であり、それ以外の場合は無視されます。
- minInclusive STRING
- ユーザーが指定する値が有効である場合、xsd:string、xsd:time、または xsd:datetime フィールドの
最小値を示します。このプロパティー・フィールドは、
EGL Web サービスを作成する場合のみ有効であり、それ以外の場合は無視されます。
- maxExclusive STRING
- ユーザーが指定する値が無効である場合、xsd:string、xsd:time、または xsd:datetime フィールドの
最大値を示します。このプロパティー・フィールドは、
EGL Web サービスを作成する場合のみ有効であり、それ以外の場合は無視されます。
- minExclusive STRING
- ユーザーが指定する値が無効である場合、xsd:string、xsd:time、または xsd:datetime フィールドの
最小値を示します。このプロパティー・フィールドは、
EGL Web サービスを作成する場合のみ有効であり、それ以外の場合は無視されます。
デフォルト・マッピングについての詳細は、『WSDL と
EGL 間のデータ変換』を参照してください。