JavaObject 型のインターフェース

JavaObject 型のインターフェースによって、Java™ コードへのアクセスが提供されます。 概要については、『EGL インターフェース』を参照してください。構文については、『EGL ソース形式のインターフェース・パーツ』を参照してください。

JavaObject 型の Interface パーツのプロパティーは、以下のとおりです。
JavaName
インターフェースがアクセスを提供する Java クラスの名前。デフォルトは、EGL インターフェースの名前です。
PackageName
クラスが属する Java パッケージの名前。 この名前が指定されない場合、パッケージ名は使用されず、Java コンパイル・エラーが 発生する可能性があります。
EGL パッケージ com.ibm.egl.jsf をインポートする場合、以下の事前定義 EGL インターフェースが 使用可能です。
Object
Java オブジェクト・クラスへのアクセスを提供します。 インターフェースは次のとおりです。
  インターフェース・オブジェクト型 JavaObject
  {
    JavaName = "Object", 
    PackageName = "java.lang"
  }
    function toString() returns (String);
  End
BooleanLib
ブール値と整数値の間の値の変換を可能にします。インターフェースは次のとおりです。
  インターフェース BooleanLib 型 JavaObject
  {
    JavaName = "BooleanLib", 
    PackageName = "com.ibm.javart.v6"
  }
    static function booleanToInt(var Boolean)      returns (int);
    static function intToBoolean(var int)
      returns (Boolean);
  End
2 つの関数が使用できます。
  • booleanToInt は、引数として渡されるブール値によって 1 または 0 を戻します。 1yes に対して戻され、0no に対して戻されます。
  • intToBoolean は、引数として渡される整数値に応じて、ブール値 yes または no を戻します。 yes は 0 以外のすべての値に対して戻され、no0 に対して戻されます。
どの静的関数にも該当しますが、これらの関数にアクセスするには、 そのパーツ型の変数ではなくインターフェース・パーツを参照します。
  package myPkg;    

  // required import statement   
  import com.ibm.egl.jsf;

  myInt Int = BooleanLib.booleanToInt(yes);

他の事前定義 EGL インターフェースにより、 pageHandler から JSF コントロールとの相互作用が可能になります。概要については、『JSF コンポーネント・ツリー』を参照してください。

最後に、次の表では、データが引数とパラメーターの間で転送される場合、および 呼び出されたメソッドから EGL にデータが戻される場合の、 EGL のデータ形式と Java データ形式の間の、実行時の対応関係が示されています。

表 1. JavaObject 型のインターフェースで使用する、 EGL プリミティブ型から Java データ型へのマッピング
EGL プリミティブ型 Java の型
BIGINT long
BOOLEAN (インターフェース関数記述で使用可能な場合) boolean
CHAR char
FLOAT double
HEX byte
INT int
SMALLINT short
SMALLFLOAT float
STRING String
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