Rational Web Developer V6.0 の Web プロ ジェクトに対する Faces ランタイム・リソースの更新

Rational® Web Developer V6.0 に元々付属 していた JavaServer Faces ランタイム・リソースと JavaServer Faces Client ランタイム・リソース は、Rational Web Developer V6.0.1 用に更新されました。 この旧製品バージョンで作成された Web プロジェクトでの開発を継続したい場合は、Faces ラ ンタイム・リソースと Faces Client ランタイム・リソースを最新レベルに更新することをお勧めします。

Rational Web Developer V6.0.1 では、 Faces および Faces Client ランタイム・リソースの更新は、古い Faces または Faces Client ランタイム・リソースが含まれた Web プロジェクトがインポートされるか、古い Faces または Faces Client ランタイム・リソースが含まれたワークスペースが開かれたときに自動的に 行われます。 Rational Web Developer V6.0 から Rational Web Developer V6.0.1 に Web プロジェクトを インポートするかワークスペースを開いた後で、これらのランタイム・リソースを最新レベルに更新 するように指示するプロンプトが表示されます。

ランタイム・リソースを自動的に更新する

Web プロジェクトに対して Faces および Faces Client ランタイム・リソースを自動的に更新するには、以下のようにします。
  1. Faces または Faces Client コンテンツが含まれた Web プロジェクト (またはワークスペー ス) を Rational Web Developer V6.0 からインポートする。 「プロジェクトのマイグレーション」ウィンドウが開きます。
    注: 「プロジェクトのマイグレーション」ウィンドウが開かな い場合は、自動ビルドの設定がおそらく無効になっています。 プロジェクト・エクスプローラーで Web プロジェクトを右クリックして、 「ビルド」 > 「プロジェクト」を選択します。これにより、プロジェクトの再ビルド・プロセスが 実行されて、「プロジェクトのマイグレーション」ウィンドウが開き ます。
  2. Faces または Faces Client コンテンツが含まれた他の Web プロジェクトがワークスペース 内にある場合は、「アップグレードの必要がある他のプロジェクトにこの選択を適用す る」チェック・ボックスを選択すると、すべての Web プロジェクトが更新される。
  3. 次のいずれかをクリックする。
    • 更新を自動的に完了するには、「適用する」をクリックする。
    • 更新を延期するには、「後で適用する」をクリックする。 「後で適用する」の選択後にランタイム・リソースを自動的に更新 するには、Web プロジェクトを再ビルドする前に、Web プロジェクトを閉じ てから再び開くかワークベンチを再始動する必要があります。 自動ビルドを無効にしている場合は、Web プロジェクトを右クリックして「プロジェクトのビルド」を選択します。
    • ランタイム・リソースをバックレベルのままにするには、「適用しない」をクリックする。 「適用しない」を選択してバックレベルのランタ イム・リソースを意図的に保持した場合は、これらのランタイム・リソース を更新するように指示するプロンプトは再表示されません。 今後は、これらのランタイム・リソースが必要な場合は、これらを手動で更新する必要があります。

ランタイム・リソースを手動で更新する

Web プロジェクトに対して Faces および Faces Client ランタイム・リソースを手動で更新するには、以下のようにします。
  1. JSF601 という名前の新しい Web プロジェクトを作成する (または EGL で 作業をしている場合は JSF601 という名前の新しい EGL Web プロジェクトを作成する)。このプロジェクトは、最新ラン タイム・リソースのソースとしてのみ使用し、更新の完了後には削除できます。
  2. プロジェクト・エクスプローラーで JSF601 プロジ ェクトを右クリックし、メニューから「プロパティー」を選択する。
  3. Web プロジェクト・フィーチャー」をクリックして、「Faces 基本コンポーネントの追加」と「Faces Client Framework の追加」を選択し、「OK」をクリックする。
  4. EGL で作業をしている場合は、以下の手順で JSF ページを作成してください。
    1. 新規 EGL Web プロジェクトの WebContent フォルダーを右クリックする。
    2. 「新規」 > 「その他」 > 「Faces JSP ファイル」を選択する。
    eglintdebug.jar ファイルと eglintdebugsupport.jar ファイルが プロジェクトに追加されます。
  5. 更新したい既存の Faces プロジェクトごとに以下を実行する。
    1. プロジェクト・エクスプローラーで既存のプロジェクトを展開して、 WebContent/WEB-INF/lib/ フォルダー内のファイルを表示する。このディレクトリーにある 以下の JAR ファイルをすべて見つけて削除します。
      • eglintdebug.jar (EGL のみ)
      • eglintdebugsupport.jar (EGL のみ)
      • fda6.jar (EGL のみ)
      • fdaj6.jar (EGL のみ)
      • jsf-api.jar
      • jsf-ibm.jar
      • jsf-impl.jar
      • odc-jsf.jar
    2. 削除した JAR ファイルについて、JSF601 プロジェクトの WebContent/WEB-INF/lib ディレクトリーから同じ名前の JAR ファイルをコ ピーし、同じ場所のオリジナル・プロジェクトに貼り付ける。構成によっては、これらすべての JAR ファ イルがプロジェクトに含まれている必要はありません。したがって、オリ ジナル・プロジェクトになかった特定の JAR ファイルはコピーしないでくだ さい。
    3. EGL で作業をしている場合 は、 それぞれの EGL Web プロジェクトの名前を右クリックし、 「生成」をクリックする。その後、自動的にプロジェクトを ビルドしているのでない場合は、「プロジェクト」 > 「すべてビルド」をクリックします。
  6. JSF601 Web プロジェクトを削除する。

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