Faces JSP を使用したマルチページの SDO アプリケーションの作成

マルチページの SDO アプリケーションの概念とは、 データベースとの対話を管理する「マスター」ページとして機能するための 1 つのページをアプリケーション内に保持できるようにすることです。他のすべてのページは、ユーザーが情報を変更できますが、 マスター・ページがサーバーにサブミットされるまでは 更新情報がデータベースにコミットされない「詳細」ページです。 Rational® Software 開発プラットフォームの Relational、SAP、Siebel、および PeopleSoft SDO ツールを使用すれば、マルチページの SDO アプリケーションを簡単に作成することができます。さらに、新規の断片のクイック編集、サブレコードの検索、レコード・リストの検索、 サブレコードの作成、および SDO ウィザードに対する機能強化により、 ほとんどコーディングをすることなく、マルチページの SDO アプリケーションを作成できます。

以下のタスク・セットには、簡単なマルチページの SDO アプリケーションの作成に必要なすべての説明が含まれています。 部門名、 管理者番号、場所など、更新するデータベースのフィールドを含むマスター更新ページとして機能する 1 つのページを作成します。このページには、部門の従業員などの情報のリストも表示されます。次に作成する 2 番目のページは、 部門の新規従業員に関する情報などの、他のデータベース・フィールドの詳細を更新します。これはかなり標準的なことに思われるかもしれませんが、2 番目のページは実際にはデータベースにアクセスしません。つまり、マスター・ページがサブミットされるまで、 この 2 番目のページで行われたすべての変更はデータベースにコミットされません。 例えば、マスターの「部門」ページのデータベースへのアクセスが完了するまで、2番目のページ上で作成済みの新規従業員はデータベースに追加されません。

これらのタスク・セットに従って、簡単なマルチページの SDO アプリケーションを作成します。
注: 多くのステップで DB2® V8.2 SAMPLE データベースが参照用として使用されます。 SAMPLE データベースへのアクセス権を持っている場合は、すべてのステップに従って、 部門とその従業員の情報を更新および管理する Web ページのセットを作成できます。
関連概念
SDO を使用した Faces および Faces Client コンポーネントのデータ・アクセス
Service Data Objects (SDO) の中のメディエーター
関連資料
WDO API 文書
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