Faces コンポーネントのデータ・アクセス

データ・アクセスには幾つかの方法があり、Web アプリケーションの開発時にはその中から選択することができます。 使用できるのは、エンタープライズ Java™ Bean (EJB) または直接データ・ソース・アクセス (JDBC など) です。以上の方法を使用するには、 開発オーバーヘッドの実体と併せて、EJB とデータ・ソース・アクセスについて理解を深めておく必要があります。 以上の方法はオブジェクト指向の、 永続可能なアプリケーションの作成時に有用なものですが、Web アプリケーションではこれよりも簡単なデータ・アクセス方法が必要とされることもよくあります。 さらに、JavaServer Faces テクノロジーに基づくアプリケーションには、 Web 用に最適化された切り離しモデルをサポートするデータ・アクセス方法が必要です。

以上の問題を解決し、Faces コンポーネントに簡単なパラダイム (枠組み) を提供するために、Service Data Objects (SDO) ( WebSphere® Application Server バージョン 5.x では WDO) と呼ばれる便利で堅固なデータ・アクセス・テクノロジーが利用できるようなっています。 SDO を利用して、永続オブジェクトを回避し、データを排他的に処理することができます。

Faces コンポーネントではさらに、データ・アクセス Bean や Web サービスを 含む、その他のデータ・アクセス方法も使用することができます。ただし、Faces コンポーネントは SDO データ・アクセス構造での使用に合うように最適化されています。 SDO データ・ソースは Faces JSP ページにおいてデータ・ソースを定義した時点で自動的に作成されるという点に注意してください。

関連概念
SDO を使用したデータ・アクセス
JavaServer Faces
関連タスク
Faces アプリケーションの作成 - 概要
SDO を使用する Web プロジェクトのデプロイ
Faces JSP ページへの関連レコード・リストの追加
Faces JSP ページへの関連レコードの追加
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