ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数のワークベンチ機能の制限

このトピックでは、 ワークベンチのストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数機能での現在の制限について説明します。

DB2® z/OS® V8 サーバーをターゲットとする場合の、Java™ ストアード・プロシージャーのビルドおよび実行に関する制限と前提条件

バインド・オプション ACTION(REPLACE) 指定時の制限

DB2 Universal JDBC Driver を使用して SQLJ ストアード・プロシージャーをビルドするときに、 バインド・オプション ACTION(REPLACE) でビルド・エラーが発生することがあります。このエラーは、DB2 UDB Windows バージョン 8 フィックスパック 5 以前のリリースにおいて、 ストアード・プロシージャーが DB2 UDB LUW バージョン 8 または DB2 UDB z/OS バージョン 8 上のサーバーに接続するときに発生する可能性があります。 SQLJ プロシージャーをビルド中に、DB2SQLJCUSTOMIZE コマンドが以下の例外をスローすることがあります。
java.sql.SQLException: invalid options string
	at com.ibm.db2.jcc.sqlj.Binder.a(Binder.java:1018)
	at com.ibm.db2.jcc.sqlj.Binder.a(Binder.java:775)
	at com.ibm.db2.jcc.sqlj.Binder.a(Binder.java:432)
	at com.ibm.db2.jcc.sqlj.Binder.bindMain(Binder.java:338)
	at com.ibm.db2.jcc.sqlj.Customizer.customizeMain(Customizer.java:810)
	at com.ibm.db2.jcc.sqlj.Customizer.main(Customizer.java:272)

この問題は、DB2 UDB Windows バージョン 8 フィックスパック 6 で修正されています。このエラーに対処するには、ACTION(REPLACE) オプションの に、 他のバインド・オプションをすべて指定します。例えば、BLOCKING(ALL) ACTION(REPLACE) ではなく、ACTION(REPLACE) BLOCKING(ALL) を使用します。

ACTION(REPLACE) オプションのみを使用してこのエラーを回避する場合は、パッケージをリモート・サーバーにバインドする際の デフォルトの検証レベルが、ACTION(REPLACE) VALIDATE(BIND) のように自動的に追加されます。

Universal Driver を使用して DB2 for z/OS and OS/390® バージョン 7 用の Java ストアード・プロシージャーを作成する場合の制約事項

ワークベンチは、DB2 for z/OS and OS/390 バージョン 7 サーバーへの Universal JDBC ドライバーを使用する接続をサポートしますが、 Universal JDBC ドライバーを使用した Java ストアード・プロシージャーの作成はサポートしません。 ワークベンチは、ビルド・ユーティリティー DSNTJSPP への呼び出しを使用して、 DB2 for z/OS and OS/390 バージョン 7 用の Java ストアード・プロシージャーをビルドします。この制約事項は、DB2 UDB for z/OS バージョン 8 には適用されません。

詳しくは、developerWorks® の資料「JDBC drivers supported by the DB2 Stored Procedure Builder and DB2 Development Center for OS/390 and z/OS」(http://www-106.ibm.com/developerworks/db2/library/techarticle/dm-0408rader/index.html) を参照してください。

Java ストアード・プロシージャーのブレークポイント

エディターでは、ユーザーが Java ストアード・プロシージャーのソース・コードにブレークポイントを追加できます。ただし、これらのブレークポイントは、Java ストアード・プロシージャーのデバッグがまだサポートされていないため、無視されます。

Linux での「設定」ウィンドウのサイズ変更の問題

Linux では、 DB2 ストアード・プロシージャーおよびユーザー定義関数のビルド・オプション (「ウィンドウ」 > 「設定」、次に「データ」 > 「DB2 ストアード・プロシージャーおよび UDF ビルダー」 > 「ビルド・オプション」と展開します) 用の「設定」ウィンドウ内の右パネルで、 すべての使用可能なコントロールが必ずしも表示されないことがあります。この問題は、より小さい画面解像度で発生する場合があります。この問題に対処するには、左パネルをサイズ変更して、 右パネル内のスペースを増やしてください。

ソースなしでデプロイされた Java ストアード・プロシージャーのドロップ時の制限

Java ストアード・プロシージャーを、 DB2 Universal Database™ for Linux, UNIX®, and Windows データベースに、 バイナリーのみ (非ソース) を使用してデプロイする場合、ストアード・プロシージャーをデータベース・エクスプローラーからドロップしようとすると、 エラー・メッセージを受け取ります。この問題には、DB2 CLP または DB2 Control Center を使用して、 ストアード・プロシージャーをドロップすることによって対処できます。

ルーチンの XML ファイルからのデプロイ時の制限

以下のシナリオでは、XML ファイルは、 プロジェクトの Scripts¥Data フォルダー内でデプロイできないルーチンを収容することになります。
  1. ルーチンが「データ定義」ビュー内に作成される。
  2. このルーチンがプロジェクトの Scripts¥Data フォルダー内の XML ファイルにエクスポートされる。
  3. 同じルーチンが「データベース・エクスプローラー」ビューから同じプロジェクトへ、 ルーチン・レベルでコピーされる。

    ルーチンがスキーマ、データベース、 または接続「プロジェクトにコピー」アクションの一部としてプロジェクトにコピーされる場合は、 問題は発生しません。

  4. エクスポート済み XML ファイルは、まだ Scripts¥Data フォルダー内で可視。ただし、XML ファイルをデプロイしようとしても、デプロイするルーチンのリスト内で再コピー済みルーチンが見えません。 XML ファイル内に含まれる他のルーチンは、まだリストされています。

この問題に対処するには、このルーチンを再エクスポートしてください。 同じ XML ファイル名 (元のファイルを置き換える場合) に対しても、新規 XML ファイルにもエクスポートできます。

関連タスク
DB2 ルーチンを開発するための前提条件
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