ソースの探索

コンパイル済み言語アプリケーションのデバッグ用に起動構成を作成する際に、その起動構成用のソース・ルックアップ・パスを設定できます。 デバッグ・セッションを開始すれば、このソース・ロケーション・リストを変更できます。 ソース・ロケーション・リストの設定にいずれかのメソッドを使用し、デバッガーが間違ったファイルを開いた場合は、「ソース・ルックアップの編集」アクションで検索するファイルの名前を変更できます。 一方、デバッガーがそのソース・ルックアップ・パスでソースを見つけられなかった場合は、検索対象として別のファイルまたはパスを指定できます。

ソース・ロケーション・リストの変更

デバッグ・セッションの起動後は、以下のステップを完了して、ソース・ロケーション・リストの変更または追加を行うことができます。

  1. デバッグ・ターゲット (またはそのスレッドまたはスタック・フレームのいずれか) を 右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから 「ソース・ルックアップの編集 (Edit Source Lookup)」を選択します。
  2. ソース・ルックアップ・パスの編集」ダイアログ・ボックスで、以下のタスクはいずれも実行します。
    • ソース・ロケーションを追加するには、「追加」をクリックします。 これにより、「ソースの追加」ダイアログ・ボックスが起動し、追加するソース・ロケーションのタイプを選択できます。 「ソースの追加」ダイアログ・ボックスの選択リストから、
      • ワークスペース」を選択すると、ワークスペース内のすべてのプロジェクトがソース・ロケーション・リストに追加されます。
      • デバッグ・エンジン」を選択すると、デバッグ・エンジンがソース・ロケーション・リストに追加されます。
      このダイアログ・ボックスでほかの選択を行うと、すべて別のダイアログ・ボックスが開き、そこで、使用するソース・ロケーション・リスト・ロケーションの入力または参照を行うことができます。
    • 既存のエントリーを除去するには、ソース・ロケーションを選択し、 「除去」をクリックします。
    • 既存のエントリーの順序を設定するには、ソース・ロケーションを選択し、 「上 (Up)」または「下 (Down)」を クリックしてそのロケーションの配置を変更します。
  3. ソース・ロケーション・リストにあるソース・ファイル名のすべてのインスタンスを検索する場合は、「パス上の重複ソース・ファイルを検索」チェック・ボックスを選択します。 このチェック・ボックスを選択し、デバッガーがファイル名の複数のインスタンスを見つけた場合、正しいソース・ファイルの選択を促すプロンプトがダイアログ・ボックスから出されます。
  4. パスを変更した後、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、新しいパスをソースの検索に使用します。

エディター・ソース・ファイルの変更

注: エディター・ソース・ファイルを変更する機能は、デバッグを行う言語、環境、およびプラットフォームによって異なります。

まれに、デバッガーが見つけたソース・ファイルがプログラムの現行スタック・フレームに入っているソース・ファイルとは異なる場合あります。その場合、エディターには間違ったソース・ファイルが表示されることになります。 これが起こったときには、次のステップを完了して、エディターに開かれているテキスト・ファイルを変更できます。

  1. エディター内で右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから 「テキスト・ファイルの変更」を選択します。
  2. テキスト・ファイルの変更」ダイアログ・ボックス・フィールドで、開くファイルのパスと名前を入力または参照します。
  3. OK」をクリックして、 指定したソース・ファイルをエディターにロードし、 「テキスト・ファイルの変更」ダイアログ・ボックスを閉じます。 あるいは、そのソース・ファイルを変更しない場合は、「キャンセル」をクリックします。

ソース・ファイルが見つからない場合

ソースが見つからないときには、ソースなしでエディターを開いてください。 エディターには、以下のオプションがあります。

  • ソース・ルックアップ・パスは、ソース・ファイルのロケーションを指すように編集できます。 ソース・ルックアップ・パスを編集するには、 「ソース・ロケーションの追加」プッシュボタン を選択します。 これにより、「ソース・ルックアップ・パスの編集」ダイアログ・ボックスが 表示されます。 このダイアログ・ボックスの使用に関する指示は、前の『ソース・ロケーション・リストの変更』セクションに記載されています。
  • 別のエディター・ソース・ファイル名を指定できます。 これを行うには、「テキスト・ファイルの変更」プッシュボタンを選択して、開くファイルのパスおよび名前の入力または参照を行います。
    注:
    • エディター・ソース・ファイルがリモート・システム上にある場合は、 このオプションを使用してください。
    • エディター・ソース・ファイルを変更する機能は、デバッグを行う言語、環境、およびプラットフォームによって異なります。
  • 逆アセンブル・ビューの表示」プッシュボタンを選択して、 エディターにプログラムの逆アセンブル・オブジェクト・ファイルを表示させます。
    注: このオプションは、zSeries (または OS/390) プログラムをデバッグする場合は、使用できないことがあります。

複数のソース・ファイルが検出された場合

ソース・ルックアップ・パスがソース・ロケーション・リスト内のソースファイル名のすべてのインスタンスを検索するように設定されていて、かつデバッガーがソース・ファイル名の複数インスタンスを見つける場合は、正しいソース・ファイルを選択するように「ソース・ファイルの選択」ダイアログ・ボックスによってプロンプトが出されます。 このダイアログ・ボックスで、リストから正しいソース・ファイルを選択し、「OK」をクリックして、それがエディターで開くようにします。

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