UI (ユーザー・インターフェース) レコードとは、
プログラムと特定の Web ページ間の通信を可能にするデータ構造です。レコードは、Web ページを表示するそれぞれの converse
または forward 文内で参照されます。
UI レコードは、プログラム内の変数のように、UI レコード・パーツを基にしています。そのパーツは、以下のような出力に生成され、Web アプリケーション・サーバー内にデプロイされます。
- UI レコード・オブジェクト。プログラムと Web ページ間で受け渡されるデータを含む Java™ クラス・インスタンスです。
- UI レコード Bean。データ妥当性検査およびイベント・ハンドリング・サービスを提供する
Java Bean です。UI レコード Bean は、次のように使用されます。
- JSP が Web ページを表示するために準備中の場合には、JSP は UI レコード Bean にアクセスした後、UI レコード・オブジェクト内のデータにアクセスする。
- Web ブラウザーからユーザー入力が戻された場合、Bean では、
ビジネス・ロジックによって使用されている入力か、(検証が失敗した場合) 次に再表示される入力を検証する。検証に成功した後、Bean では、UI レコード Bean 内にデータを格納し、EGL ランタイムは、プログラムに対して使用可能なデータを作成します。
UI レコード項目の特性 (長さ、プリミティブ型) は、Web ページ・フィールドの特性と一致する必要があります。
Web ページを表示する JSP を設計する場合、Web ページのフィールドが UI レコード・パーツ内の同等の構造体項目と
バインド済み であることを確認する必要があります。このバインディングによって、JSF ランタイムが、ページ内のフィールドと UI レコード Bean 内の同等の項目間においてデータを転送することになります。
ページ設計の詳細については、『EGL の Page Designer サポート』を参照してください。