ルール・ベース・アダプターのアダプター・コンテキストおよび構成の構成
アダプター構成ファイルでは、コンテキストは、
ログ・ファイル処理のために 1 つにチェーニングされているコンポーネントの順序付けグループを表します。
ログ・ファイルごとに個別のコンテキストがあり、
単一の構成で複数のコンテキストを定義することができます。
前提条件:
アダプター構成ファイルの作成
コンテキストの構成
コンテキストは、単一スレッドまたはマルチスレッドでコンポーネントを処理するように構成できます。
マルチスレッド・コンテキストは、複数アウトプッターなど、並列で実行できる複数コンポーネント
が存在する場合に使用できます。コンテキストを構成するには、次のようにします。
- アダプター構成エディターの左側のペインで、「アダプター」ノード、
「コンテキスト」ノードの順に展開します。「コンテキストの基本コンテキスト実装 (Context Basic Context Implementation)」を選択します。
右側のペインに、基本コンテキスト実装情報が表示されます。
- 使用可能ないずれかのコンテキスト実装情報で「実行可能クラス」を更新します。
有効なクラスのリストについては、
アダプター構成ファイルの構造を参照してください。
- 必要に応じて、コンテキストの他のフィールドを更新します。
- 変更内容を保管します。
構成におけるコンテキスト・インスタンスの構成
単一構成において複数コンテキストを定義できます。構成においてコンテキスト・インスタンス
を構成するには、次のようにします。
- アダプター構成エディターの左側のペインで、「構成」ノードを展開します。「コンテキスト・インスタンス」を選択します。
右側のペインに、コンテキスト・インスタンスの情報が表示されます。
- ログ・ファイルの変更を連続してモニターする必要がある場合は、
「連続稼働」を選択します。
連続稼働を選択する場合は、モニターで使用する「最大アイドル時間」値と
「一時停止インターバル」値を指定します。
連続稼働を指定しない場合は、「最大アイドル時間」値と「一時停止インターバル」値は無視されます。
- 「最大アイドル時間」フィールドに、コンテキストがシャットダウンするまで
ログ・ファイルの変更を待機する最大ミリ秒数を指定します。
注: 「最大アイドル時間」
の値がゼロで、「連続稼働」オプションが選択されている場合、コンテキストは、
Adapter.stop() メソッドを呼び出してプログラマチックに停止するまで実行され続けます。
- 「一時停止インターバル」フィールドに、コンテキストがログ・ファイルの終わりに達してから
再び読み取りを開始するまでのミリ秒数を指定します。
- 「ISO 言語コード (ISO Language Code)」および「ISO 国別コード (ISO Country Code)」フィールドに、
構文解析するログ・ファイルのロケールを指定します。「ISO 言語コード (ISO Language Code)」
フィールドは、ISO-639 によって
指定された小文字の 2 文字のコードを受け入れます。「ISO 国別コード (ISO Country Code)」は、
ISO-3166 によって
指定された大文字の 2 文字のコードを受け入れます。言語コードのデフォルト値は en、
国別コードのデフォルト値は US です。
- 「エンコード」フィールドにログ・ファイルに使用するエンコード方式を指定します。
指定するエンコード方式は、IANA 文字セット・レジストリー (http://www.iana.org/assignments/character-sets) で
定義された文字セットに準拠する必要があります。このフィールドのデフォルト値は UTF-8 です。
注:
- 使用する Java VM は、指定するロケール およびエンコード方式 をサポートする必要があります。
- 「エンコード」フィールドに値を指定しない場合、ログ・ファイルは、
file.encoding JVM システム・プロパティーで指定された JVM のデフォルト・エンコード方式によって
構文解析されます。
- アダプター構成ファイルの変更内容を保管します。
アダプター構成ファイルの変更内容は、作成したプラグイン・プロジェクトに保管されます。
アダプター構成ファイルの構造について詳しくは、関連参照トピックを参照してください。
アダプター・コンテキストを構成したら、引き続きセンサー・コンポーネントを構成します。
関連概念
Hyades 汎用ログ・アダプターの概説
関連タスク
センサー・コンポーネントの構成
関連参照
アダプター構成ファイルの構造
アダプター構成エディター
正規表現グラマー
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