「メソッド呼び出し」ビューおよびテーブル

「メソッド呼び出し」ビューには、プログラムの実行の全工程が示され、 選択したメソッドを呼び出すメソッドの間をナビゲートする機能も提供されています。 「メソッド呼び出し」ビューは、「実行フロー」ビューと 同じグラフィカル・メタフォーを使用し、「メソッド呼び出し」テーブルは 、「実行フロー」テーブルと同じ情報を内包しています。  

「メソッド呼び出し」テーブルは、「メソッド呼び出し」ビューからしか呼び出せません。 この「メソッド呼び出し」ビューは、「実行統計」ビューおよび 「実行フロー」ビューからのみ呼び出せます。

表示

「メソッド呼び出し」ビューの表示例を以下に示します。

3 つのスレッドを示す「メソッド呼び出し」ビュー

ストライプは、1 つのメソッドが、別のメソッドを呼び出す際に、右側に カスケード表示されます。 このメソッドに対応するメソッドは別のメソッドを呼び出し、そのメソッドもまた別のメソッドを呼び出すようになっています。 ストライプは、スレッド別に列でグループ化されています。 列と列の間は、細くて黒い垂直線で区切られます。 各スレッドの名前は、列の上部に示されます。

ストライプ オレンジ色のストライプの断片
このストライプは、スレッド内のメソッドを表します。色分けにより、オブジェクトのクラスが表現されます。  
時間 灰色の背景に示された数字: 12.5
時間は秒単位で計測され、上部から順に垂直軸に示されます。 ストライプの長さは、メソッドの実行に消費した時間を表します。
名前
上部の黒色の線は、main 関数 actionPerformed が init を呼び出したことを表します。 メソッドがコンストラクターである場合 (この場合、線およびラベルは赤で示される) を除いて、 線は黒色で示されます。

「メソッド呼び出し」テーブルでは、スレッドが最初の列でグループ化され、 時間が以降の行に記録されます。 テーブルを開くには、ツールバーの「呼び出しテーブルの表示呼び出しテーブルを表示するアイコン ボタンを使用します。

コントロール

「メソッド呼び出し」を使用すると、現在のメソッドを呼び出した複数メソッドの間を ナビゲートできます。この目的で使用できる 3 つの追加のツールバー・コントロールがあります。

呼び出し元の表示 スタイル・アイコン付きのボタン
現在のメソッドを呼び出したメソッドを表示します。
呼び出し元メソッドの表示  スタイル・アイコン付きのボタン
現在のメソッドによって呼び出されるメソッドを表示します。
次の起動 スタイル・アイコン付きのボタン および前の起動 スタイル・アイコン付きのボタン
選択したメソッドのすべての呼び出しをブラウズする、または選択したメソッドに対する各メッセージを ブラウズします。ビュー・ツールバーのタイトルは動的に変更され、表示中の呼び出しを示します。

グラフ上のコントロール

「メソッド呼び出し」グラフの状況表示行は、「実行フロー」グラフの状況表示行とは異なっています。 ストライプの上にマウスをポイントし、以下のように状況情報を表示します。
     状況表示行のサンプル (以下で定義)

関連概念
プロファイル・ツールの概説
プロファイル・リソース
「統計」ビュー
「実行フロー」ビューおよびテーブル

関連タスク
アプリケーションのプロファイル作成
メソッドの呼び出しおよび呼び出し元の表示
チュートリアル: Java プロセスのプロファイル・データの分析