Log and Trace Analyzer のロギング設定
「ロギング設定 (Logging preferences)」ウィンドウ (「ウィンドウ
(Window)」>「設定 (Preferences)」>「ロギング (Logging)」) により、
製品のプラグインによって書き込まれるログ・ファイル、LoggingUtil.log
に記録されるメッセージのレベルの設定を指定することができます。また、これにより、
アーカイブ・ログ・ファイルが削除されるまでの日数も設定することができます。
通常、このファイルは
プラグイン開発者が興味を持つファイルです。
ワークベンチを開始するたびに新しい LoggingUtil.log ファイルが作成され、
それまでの LoggingUtil.log ファイルはアーカイブされます。
このウィンドウは、「ロガー (Loggers)」と
「その他 (General)」ページで構成されます。
ロガー (Loggers)
com.ibm.etools.logging.util_version
プラグインによって定義される、loggingOptions 拡張ポイントを実装するプラグインの
リストを表示します。
この表は以下の列から構成されています。
- ロガー名 (Logger Name)
- loggingOptions 拡張ポイントによって指定される、ロガーの名前。
- 注: 名前が指定されていない場合は、
com.ibm.etools.logging.util.loggingDefault 拡張ポイントによって定義された、
デフォルトのロギング名が使用されます。
- ロギング・レベル (Logging Level)
- loggingOptions 拡張ポイントによって指定される、ロギング・レベル。
ロギング・レベルとは、ある一定の詳細度以下のメッセージをログ・ファイルに記録する、そのレベルのことです。つまり、ロギング・レベルが高くなるほど、
ログに記録される情報の量は少なくなります。選択された
(つまり、loggingOptions 拡張ポイントによって指定された) ロギング・レベルと
同じかそれ以上のロギング・レベルのメッセージだけが、LoggingUtil.log ファイルに
記録されます。
注: 選択されたレベルが NONE の場合、メッセージはまったくログに記録されません。
ロギング・レベルの順序は、次のとおりです。
- ALL (すべて) (すべての情報がログに記録されます)
- FINEST (最も詳細) (最低レベル: ほとんどの情報がログに記録されます)
- FINER (より詳細)
- FINE (詳細)
- CONFIG (構成)
- INFO (通知)
- WARNING (警告)
- SEVERE (重大) (最高レベル: 最も少ない情報がログに記録されます)
- NONE (なし) (ロギングなし)
たとえば、「WARNING (警告)」を選択すると、
「SEVERE (重大)」メッセージは組み込まれますが、
「INFO (通知)」メッセージは組み込まれません。
注:
- レベルが指定されていない場合は、
com.ibm.etools.logging.util.loggingDefault 拡張ポイントによって定義された、
デフォルトのロギング・レベルが使用されます。
- プラグインでワークベンチの前のセッションからのレベルが設定ストアに
保管されている場合は、そのレベルが使用されます。
その他 (General)
このページは、ワークベンチのデフォルトのロギング・オプションを表示し、以下のフィールドがあります。
- アーカイブ・ファイルの日数 (Archived file days)
- アーカイブされた LoggingUtil.log ファイルを、何日後に削除するかを設定します。デフォルトは 7 日です。日数に 0 を指定すると、ファイルは削除されません。
注: アーカイブ・ファイル名の形式は、LoggingUtiltimestamp.log です。
timestamp は、標準の Java タイムスタンプ (1970 年 1 月 1 日の午前 0 時 (UTC) からファイルがアーカイブされた時刻までの時間をミリ秒で表したもの) です。
たとえば、2002 年 6 月 6 日の午前 11 時 30 分 20 秒にアーカイブされたファイル名の形式は LoggingUtil1023377420784.log となります。
- デフォルトのロギング・レベル (Default logging level)
-
独自のロギング・レベルを持たないロガーには、このデフォルトのロギング・レベルが適用されます。デフォルト・レベルは、
com.ibm.etools.logging.util.loggingDefaults 拡張ポイントによって指定され、
「CONFIG (構成)」に設定されています。
選択された
(つまり、loggingOptions 拡張ポイントによって指定された) ロギング・レベルと
同じかそれ以上のロギング・レベルのメッセージだけが、LoggingUtil.log ファイルに
記録されます。
「NONE (なし)」が選択されていると、
メッセージはまったくログに記録されません。ロガーのロギング・レベルのセクションの下にある『ロギング・レベルの順序』を参照してください。
関連タスク
ロギング設定の変更
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