UML Modeler のリリース情報

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目次

1.0 制限
   1.1 モデルの検証: シーケンス図

1.0 制限

1.1 モデルの検証: シーケンス図

あるモデルで UML シーケンス図を作成および処理後に、以下のタイプの検証エラーが報告されることがあります。

アセンブリー・コネクターの <Connector> は、インターフェースを要求するロール・エンドからそのインターフェースを提供するロール・エンドへ定義のみにする必要があります。

このエラー/警告が発生するのは、UML 2.1 仕様における不整合のためです。  UML 仕様のこの制約の定義には、すべてのシーケンス図に対するコミュニケーション図の作成を禁止するという副次作用があります。シーケンス図のライフラインは、インターフェースを提供および要求するロールを表していません。  使いやすくするために、コネクターは、すべての作成されたライフラインの再表示プロパティーの間に作成され、コミュニケーション図を作成できるようにしています。

IRJA0131W 「<操作受信イベント> ReceiveOperationEvent1」のプロパティー「operation」は 0 の値 (複数可) を持っています。これは 1 と 1 の間にある必要があります。

IRJA0131W 「<操作送信イベント> SendOperationEvent1」のプロパティー「operation」は 0 の値 (複数可) を持っています。これは 1 と 1 の間にある必要があります。

IRJA0131W 「<シグナル受信イベント>」のプロパティー「signal」は 0 の値 (複数可) を持っています。 これは 1 と 1 の間にある必要があります。

IRJA0131W 「<シグナル送信イベント>」のプロパティー「signal」は 0 の値 (複数可) を持っています。 これは 1 と 1 の間にある必要があります。

これらのエラー/警告が発生するのは、UML 仕様ではこれらのフィーチャーをこれらの UML エレメントのために指定する必要があるためです。  しかし、これにより、ユーザーは、 シーケンス図を「スケッチ」として使用できなくなります。 スケッチには、送受信される operation または signal を実際に指定/定義しないで、メッセージの一般的なフローを表示しようとします。  この製品は、このような「スケッチ」を許可しています。その結果、妥当性検査時にこれらのエラー/警告が表示されます。