EJB QL を使用して finder メソッドを EJB 2.x Bean に追加

「find」または「ejbSelect」 finder メソッドを、EJB 2.x CMP Bean のホーム・インターフェースに追加できます。 finder メソッドは、EJB クエリー言語を使用します。 ウィザードのガイドに従って各ステップを進み、新規または既存のファインダーを Bean に追加します。

EJB クエリー言語 (EJB QL) 構文は、SQL に基づいたもの で、エンタープライズ Bean の永続的属性および関連する Bean 属性を検索できます。クエリー言語は、リレーショナル・データ・ストアへの Bean のマッピングから独立していて、 ポータブルです。クエリー言語は、Bean のスキーマ・マッピングに基づくデプロイメント時に、SQL にコンパイルされます。

EJB QL のさらに詳し い情報が必要な場合は、WebSphere® Application Server インフォメーション・センターにアクセスして、 "EJB QL" というキーワードで検索してください。

EJB QL 照会を EJB 2.x エンタープライズ Bean に追加する方法:

  1. J2EE パースペクティブの「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、 EJB プロジェクトのデプロイメント記述子を右マウス・ボタンでクリックして、 「アプリケーションから開く」 > 「デプロイメント記述子エディター」を選択し、デプロイメント記述子エディターを開く。
  2. エディターの「Bean」ページで、finder メソッドを追加する EJB 2.x CMP エンティティー Bean を選択する。
  3. 「照会」セクションへスクロールして、「追加」をクリックする。 「ファインダー記述子の追加」ウィザードが開きます。
  4. 次のいずれかのオプションを選択する。
    • 新規」- 新規 finder メソッドを作成します。
    • 既存」- 既存 finder メソッドを使用します。
  5. 以下の選択項目の中からメソッド型を選択する。
    • find メソッド」- finder メソッドが、 エンティティー Bean のホーム・インターフェース (ローカル、リモート、または両方) に定義されます。finder メソッドは定義されている場所に応じて、戻りと結果が異なります。
    • ejbSelect メソッド」- ejbSelect メソッドは、 クライアント・ビューを介して直接には公開されることのない特殊な照会メソッドです。 ejbSelect メソッドは通常、エンティティーの永続的状態、 または照会が定義されているエンティティー Bean に関連するエンティティーを選択する場合に使用されます。
  6. 既存のファインダーを使用中の場合、検索されたファインダーのリスト から選択し、「終了」をクリックする。
  7. 新規ファインダーを定義している場合は、以下のステップを完了 する。
  8. ファインダーのタイプについては、以下のチェック・ボックスから 少なくとも 1 つを選択する。
    • ローカル」- ローカル・メ ソッド呼び出し用のローカル・ホーム・インターフェースに、メソッド宣言 を追加することを選択します。
    • リモート」- リモート・メ ソッド呼び出し用のリモート・ホーム・インターフェースに、メソッド宣言 を追加することを選択します。
    両方のチェック・ボックスを選択して、リモートおよびローカル・ インターフェースの両方にファインダーを組み込むこともできます。 チェック・ボックスが選択可能なのは、Bean にそれぞれのイン ターフェースが組み込まれている場合のみです。
  9. オプション: ejbSelect メソッドを作成している場合は、 「戻りリモート・エンティティー」チェック・ボックスを選択できる。 このオプションは、リモート参照を戻すようユーザーが要求したことを示します。 このオプションは、このメソッド型でのみ使用できます。
  10. 名前」フィールドに、新し い照会の名前を入力する。 照会メソッド名は、find または ejbSelect のように、 選択した型を示す文字から始めてください。
  11. オプション: 追加」をクリックしてメソッド・パラメーターを追加する。
  12. 戻りの型」ドロップダウン・リストで、finder メソッドが戻す型を選択する。
  13. 次へ」をクリックする。 「Bean」、 「抽象スキーマ名」、 および「照会メソッド名」フィールドは、 読み取り専用です。
  14. オプション: 記述」テキスト域に、メソッドの記述を入力する。
  15. オプション: EJB 照会の生成を容易に行うには、 「サンプル照会の選択」ドロップダウン・リストの サンプル照会から開始することができます。
  16. 照会ステートメント」テキスト域 に、照会の入力または変更を行う。
  17. 「終了」をクリックする。
<query></query> 要素が Bean の デプロイメント記述子に追加されます。 実際の照会は<ejb-ql></ejb-ql> 要素に追加されます。 メソッド宣言がホーム・インターフェース (ユーザーの選択により、ローカル、リモート、または両方) に追加されます。
照会を編集または除去するには、 「照会」セクションで照会を選択して「編集」または「除去」をクリックします。
関連概念
CMP エンティティー Bean 対応の finder メソッド

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