セキュリティー役割の置換

アプリケーション・デプロイメント記述子エディターを使用して、冗長セキュリティー役割または不要なセキュリティー役割を、設定済みの役割に置き換えることができます。
アプリケーション開発の状態によっては、エンタープライズ・アプリケーション全体またはモジュール内で同じ目的で機能する冗長役割が発生する場合があります。 この場合、ウィザードを使用して、エンタープライズ・アプリケーション全体およびモジュール内の冗長役割を、保持したいセキュリティー役割で置換することができます。

例えば、セキュリティー役割 Boss がエンタープライズ・アプリケーションに定義されているとします。 Boss セキュリティー役割は、EJB モジュールから収集される Manager と呼ばれる別のセキュリティー役割と同じ目的で機能します。 冗長性を除去するには、役割 Manager のすべての使用を役割 Boss に置換します。Manager 役割を Boss によって置換すると、Manager 役割はアプリケーションから除去されて、削除されます。 Manager 役割は、収集元の EJB モジュールからも除去され、モジュール内で Boss 役割に置換されます。

セキュリティー役割を置換するには、以下のステップを実行します。

  1. J2EE パースペクティブの「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトのデプロイメント記述子を右クリックして、 「アプリケーションから開く」 > 「デプロイメント記述子エディター」を選択する。 これにより、アプリケーション・デプロイメント記述子エディターが開きます。
  2. エディターの「セキュリティー」ページで、「置換」をクリックする。 「セキュリティー役割の置換」ウィザードが開きます。
  3. 保持したいセキュリティー役割を選択して、「次へ」をクリックする。
  4. 保持するものとして選択しなかったセキュリティー役割については、以下のステップに従って置換体系を定義する。
    1. セキュリティー役割の置換」表でセキュリティー役割を選択する。
    2. 左側にある「置換体系」表で、 右側の表で選択した 1 つ以上のセキュリティー役割の置換に使用する置換セキュリティー役割を選択する。
    3. 左矢印 (<) ボタンをクリックして、 置換されるセキュリティー役割を「置換体系」表に移動する。
    注:置換体系」表では、ノード・ツリー内に子として表示されるセキュリティー役割は、その親として表示されるセキュリティー役割によって置換されます。
  5. すべてのセキュリティー役割の置換体系の定義が終了したら、「終了」をクリックする。
ウィザードは、ユーザーが定義した置換体系に基づいてエンタープライズ・アプリケーション全体およびモジュール内のセキュリティー役割を置換します。
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アプリケーション・デプロイメント記述子エディター
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