DADX Web サービスの作成 - 概要

Document Access Definition Extension (DADX) は XML 文書フォーマットであり、 DAD 文書および SQL ステートメントが定義する、一連の操作によって、Web サービスを作成する方法を指定します。DADX Web サービスによって、標準の Web サービス内部で、 DB2® Extender または通常の SQL ステートメントをラップすることができます。DADX ファイルは、DADX ランタイム環境で使用可能なオペレーション、および SQL オペレーションの入出力パラメーターを定義します。
前提条件:
  • DB2 Universal Database™ Personal Edition バージョン 8.2 以降の知識があり、この製品がインストールされている。 DB2 について詳しくは、 http://www.ibm.com/software/data/db2/udb/support/manualsv9.html を参照してください。
  • DB2 XML Extender が必要な DADX Web サービスの場合は、 DB2 Universal Database, XML Extender バージョン 8.2 以降の知識があり、 この製品がインストールされている。
  • DADX についての詳細は、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9//index.jsp) の「開発 (Developing)」>「データベース・アプリケーション (Database applications)」>「Web サービスおよび統合 Web アプリケーション (Web services and federated Web applications)」>「データベースからの Web サービス・プロバイダーの作成 (Creating a Web services provider from a database)」を参照してください。

この製品の DADX Web サービス・ツールでは、DADX Web サービス・プロバイダーの バージョン 8.2 および 9.1 用の DADX Web サービスの生成がサポートされます。 バージョン 8.2 の WORF では、DADX ツールがサポートするのは Apache Axis 1.1 ランタイムのみとなります。バージョン v9.1 の WORF では、 Apache Axis 1.1 および IBM WebSphere JAX-RPC ランタイムがサポートされます。

DADX Web サービスを作成するには、以下のステップを完了する必要があります。
1. Web プロジェクトの作成
動的 Web プロジェクトを作成して、プロパティー・ビューでプロジェクトの DADX Web サービス・プロバイダーを選択します。
2. DADX グループ構成の作成
「Web サービス DADX グループ構成」ウィザードは、DADX グループの作成を支援します。 DADX グループには、グループ内の DADX ファイル間で共有される接続 (JDBC および JNDI) とその他の情報が含まれています。
3. DADX ファイルの作成
XML ツールを使用して、DAD および DADX ファイルが作成できます。DADX ファイルはテキスト・エディターを使用して作成することも可能です。その後、UDDI レジストリーに向けて Web サービスを公開する準備として、 「Web サービス」ウィザードを使用して WSDL 文書、デプロイメント記述子、クライアント・プロキシー、 プロパティー・マッピング、デプロイメント・マッピングを生成し、DADX Web サービスをテストしてください。
4. DADX Web サービスの作成
DADX グループおよび DADX ファイルを作成したら、「Web サービス」ウィザードを使用して 新規 Web サービスを作成およびデプロイします。 Web サービスをデプロイした後では、このウィザードに従うと、 クライアント・プロキシーおよびサンプル・アプリケーションを生成して、新規 Web サービスをテストすることができます。 テストが完了したら、「エクスポート」ウィザードを使用して、Web サービスを UDDI Business Registry に公開することができます。

前のリリースで DADX Web サービスを作成していて、それをマイグレーションしたい場合は、DADX Web サービスのマイグレーション の指示に従ってください。

Web サービスを作成したら、Web サービスおよびビジネス・エンティティーの発行で説明するように、それを UDDI レジストリーに発行できます。

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