DADX ファイルの生成

DADX ウィザードが、1 つ以上の SQL ステートメント、ストアード・プロシージャー、および DAD ファイルの組み合わせからの DADX ファイルの作成をサポートします。 DADX ファイルは、リレーショナル・データベースにアクセスする Web サービスの作成に使用される XML ファイルです。「DADX ファイル」ウィザードは、Web プロジェクトの DADX グループに DADX ファイルを作成します。
前提条件:
文書アクセス定義 (DAD) ファイルはユーザー指定ファイルで、保管および検索の際に、 XML 文書要素の DB2® データベース列へのマッピングを制御します。DADX ウィザードがサポートするのは Xcollection DAD のみです。 DADX ウィザードがサポートするマッピングおよび操作のタイプは次のとおりです。
  • SQL ステートメント操作 (SQL ステートメントを基にした照会および更新操作がサポートされます)
  • RDB_node マッピング (DAD ファイル・マッピングを基にした storeXML および retrieveXML 操作がサポートされます)
  • ストアード・プロシージャー呼び出し

ユーザーが選択した DAD ファイルが SQL ステートメント (SQL_stmt) のマッピングを定義する場合は、SQL_override 情報をカスタマイズして、SQL ホスト変数からオーバーライドしたいパラメーターを指定する必要があることがあります。 詳しくは、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2help/index.jsp で「開発 (Developing)」>「データベース・アプリケーション (Database Applications)」>「Web サービスおよび統合 Web アプリケーション (Web services and Federated Web Applications)」を参照してください。

DADX ファイルを生成するには、次の手順を実行します。

  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」の順にクリックします。
  2. 新規ウィンドウで、「Web サービス (Web Services)」ノードを展開し、 「DADX ファイル (DADX File)」をクリックしてから、「次へ」をクリックする。
  3. 「DADX 生成 (DADX Generation)」ページで、次のことを実行する。
    1. DADX ファイルの出力ロケーション用に Web プロジェクトおよび DADX グループを選択する。 Web サービスが正しく機能するには、DADX グループ内に DADX ファイルを作成しなくてはなりません。必要な場合は、ウィザードを使用しないで他の場所に生成し、ご使用の DADX グループにあとで移動できますが、最初に生成する際にご使用の DADX グループに配置することをお勧めします。
    2. 新規 DADX ファイルの名前と、オプションで説明を入力する。
    3. DADX ファイルを作成するために、動的照会サービスを使用するか、SQL 照会またはストアード・プロシージャーのリストから行うかを選択する。
      • 動的照会サービスの使用を選択する場合は「終了」をクリックする。 <DQS/> 操作タグのある DADX ファイルが生成されます。
      • SQL 照会またはストアード・プロシージャーのリストからのファイルの作成を選択する場合は、「次へ」をクリックする。
  4. DADX ファイルに組み込む SQL ステートメントおよびストアード・プロシージャーを選択する。 SQL ステートメントのみ、ストアード・プロシージャーのみ、または SQL ステートメントとストアード・プロシージャーの両方を選択できます。SQL ステートメントまたはストアード・プロシージャーは、ワークベンチに存在している必要があります。 「次へ」または「終了」をクリックします。
  5. (オプション) このページを使用して、DADX ファイルに組み込む 1 つ以上の DAD ファイルを選択する。
    1. ご使用のファイル・システムから DAD ファイルをインポートするには、「ファイルのインポート (Import Files)」をクリックする。
    2. 「ワークベンチ・ファイル (Workbench Files)」リストで、 DAD ファイルをクリックしてから、「>」をクリックする。 さらに DAD ファイルを追加するには、このステップを繰り返します。
    3. 「選択済みファイル (Selected Files)」リストから 1 つ以上の DAD ファイルを除去するには、「<」または「<<」ボタンをクリックする。
    4. 「選択済みファイル (Selected Files)」リストに必要な DAD ファイルをすべて追加してから、「次へ」をクリックする。
    注: DADX ファイルを DADX グループ: WebProject¥JavaSource¥groups¥DADXGroup に作成またはインポートする必要があります。 関連する DAD ファイルもすべてこのフォルダーに含める必要があります。 このフォルダーが、実行時にこれらのファイルが配置されるはずの場所となります。 そうでない場合は、データベースまたはサーバーのエラーが起こる可能性があります。
  6. (オプション) 行を選択してから、変更したいセルを選択して、「操作 (Operation)」または「説明 (Description)」フィールドでテキストを変更または追加する。 変更点を入力して、Enter キーを押してください。 「操作 (Operation)」フィールドは、生成された DADX ファイル内の操作タグの name 属性の名前を提供し、「説明 (Description)」フィールドは文書タグの説明テキストを提供します。 「終了」をクリックします。

DADX ファイルが生成され、XML エディターで開きます。必要であればここで編集できます。動的照会サービスの使用を選択した場合は、db2WebRowSet.xsd ファイルが WebContent ディレクトリーにコピーされます。

注: ストアード・プロシージャーを基にした DADX ファイルでは、DADX について結果セット・メタデータが生成され、呼び出し要素で使用されます。 Web サービスについて明確な WSDL ファイルを持つために、DADX から呼び出すことができるのは、固定メタデータのある結果セットを持つストアード・プロシージャーのみです。

ストアード・プロシージャーによって戻された結果セットごとに、<result_set_metadata> 要素が DADX で生成されます。これは、同じメタデータ特性を共用している場合でも同様です。 必要であれば、生成されたコードを変更して、単一の <result_set_metadata> タグを使用できます。 <call> 要素の <result_set> 子要素で使用されるメタデータのメタデータ名を変更する場合は、 対応する <result_set_metadata> 定義でその名前を変更してください。

DADX ファイルを作成すると、DADX Web サービスの作成で説明するように Web サービスを作成できます。

DADX ファイルの追加情報は、 DB2 インフォメーション・センター (オンライン・バージョン: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9//index.jsp) の「開発 (Developing)」>「データベース・アプリケーション (Database applications)」>「Web サービスおよび統合 Web アプリケーション (Web services and federated Web applications)」>「データベースからの Web サービス・プロバイダーの作成 (Creating a Web services provider from a database)」を参照してください。


フィードバック