DADX ファイルから Web サービスを作成する 2 番目のステップでは、DADX グループと構成を作成します。
DADX グループには、グループ内の DADX ファイル間で共有される接続 (JDBC および JNDI) とその他の情報が含まれています。
前提条件:
- DADX グループを作成する前に、Web プロジェクトの作成で説明するように、Web プロジェクトを作成および構成する必要があります。
DADX グループおよび構成を作成するには、次の手順を実行します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、DADX グループを作成する Web プロジェクトを選択する。
- 各種の Web サービス・ウィザードを表示するには、
「ファイル」>「新規」>「その他」>「Web サービス」の順にクリックする。
- 「Web サービス DADX グループ構成」ウィザードを選択する。
「次へ」をクリックする。
- Web プロジェクトを選択する。「グループの追加」をクリックする。
DADX グループの名前を入力する。Web プロジェクトの作成タスクで概説するように、Web プロジェクトの DB2 Web サービス・プロバイダーのバージョンを選択していない場合は、ここでバージョンを入力するようにプロンプトが出される。 「グループ・プロパティー」をクリックする。
- このパネルを使用して、DADX グループの構成情報を入力する。 DB URL、データベース・ユーザー ID、およびパスワードを入力する必要がある。 その他の必要なパラメーターを入力する。
- コンテキスト・ファクトリー
- データ・ソースを使用してデータベースに接続すると、
この値は、使用しなければならないコンテキスト・ファクトリー・クラスを指定します。
WebSphere サーバーで実行する際の推奨値は、
com.ibm.websphere.naming.WsnInitialContextFactory です。
- データ・ソース
- データ・ソースを使用してデータベースに接続すると、この値は、使用するデータ・ソース名を指定します。
- DB ドライバー
- JDBC を使用してデータベースに接続すると、
この値は、使用するデータベース・ドライバー・クラスを指定します。デフォルトの JDBC ドライバーは、両バージョンの
DADX Web サービス・プロバイダーとも com.ibm.db2.jcc.DB2Driver です。
COM.ibm.db2.jdbc.app.DB2DriverJDBC ドライバーが
DB2 v9.1 に付属していますが、これはデフォルトの JDBC ドライバーではありません。
- dbURL
- JDBC を使用してデータベースに接続すると、
この値は使用するデータベースのデータベース URL を指定します。
- IBM® DB2® レガシー JDBC ドライバー・タイプ 2
接続を使用する場合、group.properties ファイルの
dbURL は jdbc:db2:<databaseName>、例えば
jdbc:db2:sample になります。
- IBM DB2 Universal JDBC でタイプ 2
接続を使用する場合、group.properties ファイルの
dbURL は jdbc:db2://<server>/<databaseName>、例えば
jdbc:db2://localhost/sample になります。
- IBM DB2 Universal JDBC ドライバーでタイプ 4
接続を使用する場合、DB URL は jdbc:db2://<server>:<port>/<databaseName>、
例えば jdbc:db2://localhost:50000/sample になります。
- ユーザー ID およびパスワード
- これらのフィールドは、JDBC 接続により接続するときに、認証情報を指定する場合に使用されます。
- ネームスペース・テーブル
- このフィールドは、DADX ランタイムで使用するネームスペース・テーブル・ファイル名を指定します。
このファイルは、DTD ID とその関連 XSD ネームスペースおよび場所との間のマッピングを定義します。
注: このファイルへの入力が必要なのは、DADX ファイルが DAD ファイルを参照する場合だけです。
- 自動再ロード
- このフィールドは、サーバー上で変更されたリソース (DADX ファイルなど) を
DADX ランタイムで再ロードするかどうかを指定します。true または false を入力してください。
- 再ロード間隔
- この値は、DADX ランタイムが変更されたリソースを調べる時間間隔を秒数で指定します。
注: これは、「自動再ロード」が真 (true) に設定された場合にだけ使用されます。
- グループ・ネームスペース URI
- このフィールドは、
この DADX グループ内の DADX ファイルと関連付けられているすべてのネームスペースの先頭に置かれるネームスペース URI 接頭部を指定します。
このフィールドがブランクのままになっていると、デフォルトの接頭部である http://tempuri.org が使用されます。
- XML Clob を使用可能にする
- このフィールドは、DB2 XML Extender CLOB フィーチャーを使用するかどうかを指定します。
DB2 XML Extender 7.2 以降を使用するときは、
この値を真 (true) にする必要があります。
これより古いバージョンの場合は偽 (false) にします。
- 文書スタイルの使用
- このフィールドは、DADX ランタイムが文書スタイルを使用するか RPC スタイルを使用するかを示します。
値が真 (true) であると、文書スタイルが使用されます。デフォルト値である偽 (false) であると、RPC スタイルが使用されます。文書スタイルのみが WS-I 準拠です。
「OK」をクリックします。
- 「終了」をクリックします。これで DADX グループが作成されました。
以下の成果物が作成されます。
- グループ・ディレクトリーの下のグループ用の新規ディレクトリー
- グループ・ディレクトリー内の group.properties ファイル
- グループ・ディレクトリー内の namespacetable.nst ファイル