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演習 1.1: ワークスペースのセットアップと Web プロジェクトの作成

Web プロジェクトの作成

Faces JSP ファイルを入れる動的 Web プロジェクトを作成する必要があります。 以下の手順を実行して、Web プロジェクトを作成できます。
  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「Web」 > 「動的 Web プロジェクト」の順にクリックする。 「次へ」をクリックします。
  2. 「名前」テキスト・フィールドに JSPWebProject と入力する。「ターゲット・ランタイム」リストからランタイムを選択する。希望するサーバーがリストにない場合は、「新規」をクリックし、必要な情報を追加してサーバーを構成します。このチュートリアルでは、Apache Tomcat 5.5 が選択されています。「構成」フィールドで、リストから「Faces プロジェクト」を選択します。「終了」をクリックします。
  3. J2EE パースペクティブへ切り替えるようにプロンプトが出された場合には、「はい」を選択する。

Web プロジェクトへの Faces ファセットの追加

ファセットには、J2EE プロジェクトの特性および要件が定義されています。 プロジェクトにファセットを追加すると、そのプロジェクトは、特定のタスクを実行するか、 特定の要件を満たすか、あるいは特定の特性を持つように構成されます。

動的 Web プロジェクトの作成時に構成として Faces プロジェクトを選択した場合は、 すでに正しいファセットがプロジェクトに追加されています。その構成を選択しないで Web プロジェクトを作成した場合は、ファセットが Faces をサポートするように、 正しいファセットをプロジェクトに追加する必要があります。

  1. Web プロジェクトを右クリックし、「プロパティー」を選択する。
  2. プロパティーのリストから、「プロジェクト・ファセット」 > 「プロジェクト・ファセットの追加/除去」を選択する。
  3. 選択可能なファセットのリストから、次を選択する。
    1. JSTL
    2. Faces 基本サポート (Base Faces Support)
    終了」をクリックし、「OK」をクリックして「プロパティー」ウィンドウを終了します。

プロジェクトの WS-I 準拠レベルの設定

WS-I は、Web サービス・インターオペラビリティーを指します。これには、プラットフォーム間、 オペレーティング・システム間、およびプログラム言語間にわたるインターオペラビリティーが含まれます。WS-I の組織は、Web サービスを 相互協調操作が行えるようにするための要件を定義するのに必要な、プロファイルと呼ばれる文書にまとめられた標準を設計します。 Rational Developer 製品は、WS-I Simple SOAP Binding Profile 1.0 (WS-I SSBP) および WS-I Attachments Profile 1.0 (WS-I A) に照らして Web サービスを 検証します。WS-I の詳細については、その Web サイト『http://www.ws-i.org/』を参照してください。

WS-I 準拠レベルは、個々のプロジェクトに対して、 またはワークスペースに含まれているすべてのプロジェクトに対して設定できます。 デフォルトの WS-I 準拠レベルは「推奨」です。 これは、非 WS-I 準拠が推奨されると警告が生成されることを意味します。 このチュートリアルでは、作成する Web サービスは非 WS-I 準拠であるので、 このプロジェクトの WS-I 準拠レベルを「無視」に設定します。
  1. プロジェクト・エクスプローラーで「JSPWebProject」を右クリックし、「プロパティー」をクリックする。
  2. 設定のリストから「プロファイル準拠および検証」をクリックする。
  3. 両方のプロファイルについて「WS-I 準拠を無視」を 選択し、「適用」をクリックしてから、 「OK」をクリックする。
これで JSPWebProject は、WS-I 準拠警告を生成しなくなりますが、 ワークスペース内の他のプロジェクトは、元の WS-I 準拠設定を保持します。

演習のチェックポイント

これで、『演習 1.2: Faces JSP ファイルの作成』を開始する準備が完了しました。

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