XML Path 言語 (XPath) は、
ソース XML 文書のパーツを一意的に識別または表すよう設計された XSL サブ言語です。
XPath 式を使用すれば、XML 文書を検索し、文書内のノード (要素、
属性など、XML 文書のパーツ) から情報を抽出することができます。
XPath 式には、以下の 4 種類があります。
- Boolean 型
- 可能な 2 つの値を持つ式のタイプです。
- ノード・セット
- 式の基準と一致するノードのコレクションで、通常ロケーション・パスで派生します。
- 数
- ノードのカウントや単純な演算の実行に役立つ数値。
- 文字列
- テキストのフラグメントで、入力ツリーから取得したり、処理したり、一般的なテキストで補足したりすることができます。
XPath 式は、ノードのコレクションである特定のノード・セットを戻します。
たとえば、XPath に id 属性を持つ要素を探すよう伝えると、
複数の要素が存在する場合があります。この場合 XPath は id 要素がある入力文書内の、
全要素のコレクションであるノード・セットを戻します。
以下に XPath 式の例を示します。
/order/item/part-number
これは文書ルートの子である order 要素の子の
item 要素の子である part-number
という名前のすべての要素を選択することを意味します。
「XPath 式」ウィザードを使用して XPath 式を作成することができます。
「XPath 式」ウィザードは、以下のいずれかの方法で立ち上げることができます。
- XSL ファイル内の「選択 (select)」 または 「一致 (match)」 属性のいずれかのポップアップ・メニューを使用する。
属性を選択してそれを右クリックし、「XPath 式」をクリックする。
- 「フィールド値」の 「XPath 式」を指定可能な「XSL エディター」ウィザードのいずれかを使用する。
適切なウィザード内で、「XPath」ボタンをクリックする。