このセクションでは、Microsoft® Windows® システムにおいてスタンドアロン・モードで Probekit を使用するための手順を段階的に説明します。
スタンドアロン・モードで Probekit を使用するには、ターゲット・システムに Agent Controller をインストールする必要があります。データ収集エージェントと、Probekit の拡張ライブラリーは、Agent Controller と一緒に自動的にインストールされます。
スタンドアロン・モードで Probekit を使用してアプリケーションを起動するには、下記の手順を実行してください。
- プローブをインポートするか、ワークベンチでプローブをビルドします。
- プローブ定義に、『スタンドアロン Probekit のプローブでのターゲットの指定』で説明されている特殊なターゲット指定を組み込みます。
- すべてのプローブ・ファイルをターゲット・マシン上の 1 つのフォルダーにコピーします。複数のプローブを使用している場合は、各 probescript ファイルの内容を連結して 1 つの probescript ファイルにしてください。
- プローブ・ファイルを含んでいるフォルダーをターゲット・マシンのクラスパスに追加します。
- RAC ライブラリー・フォルダーと Probekit プラグイン・フォルダーをターゲット・マシンのパスに次のように追加します。
<racInstallDir>\bin
<racInstallDir>\plugins\org.eclipse.hyades.probekit\lib
- プログラムを起動するコマンド行に次のオプション・ストリングを追加します。
-XrunpiAgent:server=standalone,
mode=none,
extensionLibrary=ProbeAgentExtension.dll,
ext-pk-BCILibraryName=BCIEngProbe.dll,
ext-pk-probescript=<absolute_path_of_probescript_file>
ここで、<absolute_path_of_probescript_file> は、ユーザーのプローブの .probescript ファイルの絶対パスです。(
例えば、<absolute_path_of_probescript_file> = D:\Project\Probes\myprobe.probescript。)これは .probe ファイルではなく、.probescript ファイルを指しているので、注意してください。
注: 上記のオプション・ストリングは読みやすくするため複数行で表示されます。コマンド行にオプション・ストリングを指定するときは、スペースを入れずにすべてを 1 行で指定する必要があります。
Probekit エージェントがログ・メッセージを書き込むようにするには、次のオプション・ストリングをコマンド行に追加します。
オプション |
説明 |
ext-pk-logFile=<file> |
Probekit エージェントにログ・メッセージを書き込ませたいファイルの名前を指定します。
<file> として絶対パスとファイル名を指定できます。ファイル名の代わりに standard error を指定すると、ログ出力は標準のエラー・チャネルに書き込まれます。このオプションが指定されない場合、ログ出力は書き込まれません。
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ext-pk-logLevel=<level> |
使用するロギング・レベルを指定します。ロギング・レベルとその説明については、以下のテーブルを参照してください。
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次にあげるロギング・レベルを指定できます。
レベル
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説明 |
なし |
ログ出力を行いません。
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重大 |
ライブラリーのロード不可など重大エラーのみをログします。
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警告 |
警告メッセージをログします。このレベルがデフォルトです。
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情報 |
「初期化中」などの状況メッセージをログします。
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構成 |
.probescript ファイルの内容など、構成イベントや情報をログします。
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最も良い |
最大のログ出力を作成します。ログ・ファイルには、Probekit エージェントによって装備されたすべてのクラスの名前が入ります。
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