ウィザード・ベースのリファクタリング・ユーザー・インターフェース

ウィザード・ベースのユーザー・インターフェースは、リファクタリングを実行するために必要なステップをガイドします。リファクタリング・ウィザードは、1 から n までのパラメーター・ページと、プレビュー・ページおよび問題ページで構成されます。

パラメーター・ページ

これらのページは、リファクタリングに必要な情報を収集します。例えば、プルアップ・リファクタリングでは、2 つのページを使用して、プルアップするメソッドとフィールドを収集し、サブクラス内の削除可能な廃止メソッドとフィールドを収集します。ユーザーは、「次へ >」および「< 戻る」ボタンを使用して、パラメーター・ページをナビゲートできます。

必要な情報を入力して 「終了」をクリックすると、結果をプレビューせずにリファクタリングを実行することができます。変更をプレビューしたい場合は「次へ >」を押してください。

プレビュー・ページ

JDT を使用すると、リファクタリング・アクションを実行する前に、結果をプレビューできます。

「プレビュー」ページは、次の 2 つの部分で構成されています。

問題ページ

「リファクタリング問題」ページは、行おうとしているリファクタリング・アクションに関して、問題の疑い、潜在的な問題、または明白な問題があるかどうかを示します。

問題には 4 つのタイプが考えられます。

情報
情報として示された問題はリファクタリングには影響を及ぼしません。また、ワークベンチ内のコードへの悪影響もありません。ほとんどの場合、このタイプの問題は無視してもかまいません。
警告
警告はコンパイラーの警告を予測します。通常、ワークベンチ内のコードへの悪影響はありません。
エラー
エラーとして示された問題は、コンパイラー・エラーを引き起こす、またはワークベンチのコードの意味を変えてしまう可能性が極めて高いものです。エラーがあってもリファクタリングを続行することはできますが、お勧めはできません。
停止問題
このタイプの問題は、リファクタリングの実行を妨げます。例えば、コメントを選択して、「メソッドの抽出」コマンドを実行しようとしても、コメントを抽出することはできず、ワークベンチはリファクタリングの実行を停止します。

問題の発生が続く場合、「終了」ボタンを押すことによって、リファクタリングを実行できます。リファクタリング・アクションの結果をプレビューするには、「次へ >」ボタンを押してください。

関連概念

リファクタリング・サポート

関連参照

リファクタリング・アクション

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