注釈処理

注釈処理プログラムは、追加 Java コードまたはその他のファイルを生成し、Java 5 (JSR-175) 注釈に基づいて問題マーカーを作成することができるユーティリティー・プログラムです。「注釈処理の設定」ペインでは、プロジェクトまたはワークスペース内すべてのプロセッサーに適用する設定を構成することを許可します。 「ファクトリー・パスの設定」ペインでは、使用可能なプロセッサーを指定し、個々のプロセッサーの構成を許可します。

注釈処理を使用可能にする

注釈処理オプションはデフォルトでオフになっているので、注釈処理を必要とするプロジェクトごとに、該当するチェック・ボックスをチェックしてこのオプションをオンにする必要があります。あるプロジェクトのコード上で注釈処理プログラムを動作させるのに必要なことは、そのプロジェクト内で注釈処理を使用可能にすることだけです。コード内に注釈が存在するだけで、注釈処理が必要になるということはありません。例えば、@Deprecated@Override という注釈は通常、処理しなくてもかまいません。

生成されたソース・ディレクトリー

ファイルは指定したディレクトリーに対応するディスク上に生成されます。デフォルトでは、このディレクトリーは ".apt_generated" という名前を付けられ、これによりこのディレクトリーは「パッケージ・エクスプローラー」ビューからフィルターにかけられます。生成されたファイルは、「派生した」ビットの集合を持ちます。クリーン処理において、生成されたソース・ディレクトリーの派生ファイルはすべて除去されます。プロセッサーにより生成されたファイルに対しては、このディレクトリーの使用のみが推奨されます。このディレクトリーの中に手動で作成したファイルを置かないこと、また既存ディレクトリーを生成されたソース・ディレクトリーとして使用しないでください。

プロセッサーのオプション

ここで入力されたオプションは、AnnotationProcessorEnvironment インターフェース経由でプロセッサーに対して使用可能になります。特定のオプションは、プロセッサーに自動的に提供され、このダイアログにオプションを入力しても影響はありません。自動的に提供された値はここで設定されている値を上書きするためです。自動オプションについては、ここで説明されています。プロセッサーのオプションについてさらに詳しい情報は、「プロセッサー・オプション入力」ダイアログのトピックにあります。