共通の検証エラーおよび解決策

プロジェクトを検証すると、 共通エラー・メッセージが表示される場合があります。

メッセージ接頭語 メッセージ 説明
アプリケーション・クライアント・バリデーター
CHKJ1000 アプリケーション・クライアント・ファイルが無効であるため、検証に失敗しました。 デプロイメント記述子が有効であることを確認します。 application-client.xml ファイルをロードできません。プロジェクトのメタデータを application-client.xml ファイルから初期化できません。
  1. 以下のことを確認する。
    • META-INF フォルダーがアプリケーション・クライアント・プロジェクトに存在する
    • META-INF に application-client.xml ファイルが含まれる
    • META-INF がプロジェクトのクラスパスに入っている
  2. application-client.xml ファイルの構文を検証する。「ナビゲーター」ビューで application-client.xml ファイルを強調表示し、右クリックして、「XML ファイルの検証」を選択します。
  3. 1) と 2) の両方が正常であれば、プロジェクトをクローズし、 再オープンしてから、再ビルドする。プロジェクトのメタデータがリフレッシュされます。
EAR バリデーター
CHKJ1001 EAR プロジェクト {0} が無効です。 application.xml ファイルをロードできません。プロジェクトのメタデータを application.xml から初期化できません。
  1. 以下のことを確認する。
    • META-INF フォルダーが EAR プロジェクトに存在する
    • META-INF に application.xml が含まれる
    • META-INF がプロジェクトのクラスパスに入っている
  2. application.xml ファイルの構文を検証する。「ナビゲーター」ビューで application.xml ファイルを強調表示し、右クリックして、「XML ファイルの検証」を選択します。
  3. 1) と 2) の両方が正常であれば、プロジェクトをクローズし、 再オープンしてから、再ビルドする。プロジェクトのメタデータがリフレッシュされます。
EJB バリデーター
CHKJ2019 {0} キー・クラスは実行時にシリアライズ可能である必要があります。 EJB は EJB 仕様に準拠しています。このメッセージは、問題が生じるかもしれないという警告です。 この警告は、実行時に型をシリアライズ可能にする必要があるが、シリアライズ可能かどうかがコンパイル時に確認できないときに表示されます。 型は、プリミティブ型、プリミティブ配列、リモート・オブジェクト、または java.io.Serializable を実装している場合、実行時にシリアライズ可能です。このメッセージは、java.lang.Object にフラグを立てます。 使用不可にすることはできません。そのオブジェクトをコンパイル時にシリアライズ可能にするか、また は警告を無視するかのいずれかになります。
CHKJ2412 戻りの型は実行時にシリアライズ可能でなければなりません。
CHKJ2413 {0} の引数 {1} は実行時にシリアライズ可能でなければなりません。
CHKJ2102 ファインダー記述子、またはマッチングするカスタムの finder メソッドが {0} クラスに定義されている必要があります。 すべての finder メソッドにファインダー記述子が必要です。
CHKJ2873 この Bean のデータ・ソース・バインディングを CMP 接続ファクトリー・バインディングに移行してください。  
CHKJ2874 この EJB モジュールのデフォルト・データ・ソース・バインディングをデフォルト CMP 接続ファクトリー・バインディングに移行してください。  
CHKJ2875E <ejb-client-jar> {0} が、この EJB モジュールをもつすべての EAR ファイルごとに存在する必要があります。 <ejb-client-jar>ejb-jar.xml に指定する場合、対応する EJB クライアント・プロジェクトに、 クライアントが必要とする、ホームおよびリモート・インターフェースおよびその他の型が含まれる必要があります。これらの型がすべて 1 つの EJB プロジェクトに含まれている場合、 デプロイメント記述子の <ejb-client-jar> 行を削除します。そうでない場合は、EJB クライアント・プロジェクトが存在し、それが開かれていて、かつこの EJB プロジェクトをすべての EAR でモジュールとして使用するプロジェクト・ユーティリティー JAR であることを確認してください。
CHKJ2905 ejb-jar.xml をロードできなかったため、EJB バリデーターが実行されませんでした。詳しくは、XML バリデーターを実行してください。 CHKJ2905 は、プロジェクトのメタデータを ejb-jar.xml から初期化できなかったことを意味します。
  1. 以下のことを確認する。
    • META-INF フォルダーが EJB プロジェクトに存在する
    • META-INF に ejb-jar.xml が含まれる
    • META-INF がプロジェクトのクラスパスに入っている
  2. ejb-jar.xml ファイルの構文を検証する。「ナビゲーター」ビューで ejb-jar.xml ファイルを強調表示し、右クリックして、 「XML ファイルの検証」を選択します。
  3. 1) と 2) の両方が正常であれば、プロジェクトをクローズし、 再オープンしてから、再ビルドする。プロジェクトのメタデータがリフレッシュされます。
JSP バリデーター
IWAW0482 有効な JspTranslator がありません プロジェクトにパスの問題があります。JSP バリデーターは WAS ランタイム・コードにアクセスする必要があります。IWAW0482E がすべての Web プロジェクトに出現した場合は、以下のように変数または JRE パスを検査してください。
  1. グローバル設定を検査して (「ウィンドウ」>「設定」>「Java」>「インストール済みの JRE」)、JRE のロケーションが有効な JRE ディレクトリーを指していることを確認する。
  2. クラスパス変数 (「ウィンドウ」>「設定 」>「Java」>「CLASSPATH 変数」) が正しく設定されていることを確認する。
WAR バリデーター
CHKJ3008 WAR ファイルが欠落しているか、無効です。 web.xml ファイルをロードできません。プロジェクトのメタデータを web.xml ファイルから初期化できません。
  1. 以下のことを確認する。
    • WEB-INF フォルダーが Web プロジェクトに存在する
    • WEB-INF に web.xml ファイルが含まれる
    • WEB-INF がプロジェクトのクラスパスに入っている
  2. web.xml ファイルの構文を検証する。「ナビゲーター」ビューで web.xml ファイルを強調表示し、右クリックして、「XML ファイルの検証」を選択します。
  3. 1) と 2) の両方が正常であれば、プロジェクトをクローズし、 再オープンしてから、再ビルドする。プロジェクトのメタデータがリフレッシュされます。
XML バリデーター
要素の型「ejb-jar」の内容が不完全です。 次のいずれかである必要があります。(説明、表示名、小アイコン、大アイコン、エンタープライズ Bean、アセンブリー記述子、ejb-client-jar) EJB 1.1 および 2.0 仕様では、EJB の .jar ファイルに少なくとも 1 つのエンタープライズ Bean が必要です。このエラー・メッセージは、EJB の .jar ファイルの開発中には普通に起こることで、コードのエクスポートやデプロイのような実用向けのアクションをとるまでは、無視できるものです。プロジェクトに少なくとも 1 つのエンタープライズ Bean を定義してください。
関連タスク
エンタープライズ・アプリケーションのコードの検証
関連資料
J2EE バリデーター