J2EE 開発ツールの制限

ここでは、J2EE ツールに関する現行の既知の制限事項および制約事項の概要を説明します。

スペースはエンタープライズ・アプリケーション内の JAR URI でサポートされない

スペースは、エンタープライズ・アプリケーション内のモジュールまたはユーティリティー JAR ファイルの URI ではサポートされません。JAR ファイルまたはモジュール内の MANIFEST.MF ファイルの「Class-Path:」属性は、エンタープライズ・アプリケーション内のスペースで区切られた相対パスのリストです。参照される JAR ファイルの URI にスペースが含まれていると、JAR ファイルは EAR 内の別の JAR ファイルを参照できません。

エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト名に DBCS を使用できない

エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを作成する場合、名前に 2 バイト文字セット (DBCS) 文字を使用しないことをお勧めします。

ユーティリティー JAR ファイルの依存関係が除去されるときに Java™ ビルド・パスが更新される

ユーティリティー JAR の依存関係を除去するときに、依存 JAR がまだ EAR プロジェクトで参照されている場合に限り、対応する Java プロジェクトが Java ビルド・パスから除去されます。 例えば、J2EE 1.3 Web プロジェクトと EAR を JUnit Java Example プロジェクトと共に作成していると仮定します。 次に、JUnit プロジェクトを EAR のユーティリティー JAR として追加し、 さらに JUnit を Web プロジェクトの Java JAR 依存関係として追加します。 その後、JUnit と Web プロジェクト間の依存関係を除去する必要がある場合は、 まず Web プロジェクトから Java JAR 依存関係を除去してから、ユーティリティー JAR を EAR から除去します。 この順序に従って、これが正しく機能することを確認します。

「Java JAR 依存関係」ページで Java ビルド・パスの更新に失敗する

「Java JAR 依存関係」ページは、プロジェクト・プロパティー・ダイアログの Java ビルド・パス・ページとは同期化しません。 したがって、あるものに適用される変更は、同じダイアログ・セッション内の別のものに反映されません。 ページ間を行ったり来たりするときに、「OK」ボタンをクリックしたり、または 「OK」ボタンの前に「適用」ボタンをクリックしたりすると、 あるものからの更新によって、別のものからの更新が取り消されるという場合もあります。 通常、これは JAR 依存関係が追加されたように表示されますが、プロジェクトは Java のビルド・パスに追加されていません。次善策は、プロパティー・ダイアログを再オープンして、JAR 依存関係ページに切り替え、依存 JAR ファイルをクリアして再選択し、その後「OK」をクリックします。

新規の J2EE プロジェクトにデフォルト以外のプロジェクト・ロケーションを使用すると、 「無効なプロジェクト記述」エラーが発生する

新規 J2EE プロジェクト (Java、エンタープライズ・アプリケーション、 動的 Web、EJB、アプリケーション・クライアント、およびコネクター・プロジェクト) を作成する場合、 ワークベンチ内の他のプロジェクトが既に使用しているプロジェクト・ロケーションは使用できません。 別のプロジェクトが使用しているプロジェクト・ロケーションを選択すると、ウィザードに「無効なプロジェクト記述」エラー・ダイアログまたはエラー・メッセージが表示されます。 このメッセージが表示されてから、「参照」ボタンをクリックして 有効なプロジェクト・ロケーションを選択しても、プロジェクト作成は完了しません。次善策は、「キャンセル」 をクリックして、プロジェクト作成ウィザードを再オープンします。