エンタープライズ・アプリケーションのコードの検証

ワークベンチに含まれるバリデーターが、 ご使用のエンタープライズ・アプリケーション・モジュール・プロジェクト内の 特定のファイルに対して、エラー検査を行います。

デフォルトでは、 なんらかのビルドが行われたあとに (自動ビルドも含む)、 ワークベンチによってご使用のファイルの検証が自動的に行われます。ビルドを行わなくても 、手操作で検査プロセスを開始できます。

ワークベンチの「プロパティー」ウィンドウで、 プロジェクトで使用するバリデーターを 使用可能または使用不可にすることができます。プロジェクトの「プロパティー」ページで、 各エンタープライズ・アプリケーション・モジュール・プロジェクトの バリデーターを個別に使用可能または使用不可にすることもできます。

特定の タイプのファイル、特定のプロジェクト・ネーチャー、 および特定のプロジェクト・ファセットごとに、バリデーターを適用できます。バリデーターが プロジェクト・ファセットまたはプロジェクト・ネーチャーに適用される場合、 ワークベンチはそのファセットまたはネーチャーを持つプロジェクトにのみ、 バリデーターを使用します。ほとんどのバリデーターが 特定のタイプのファイルにのみ適用されるので、 ワークベンチはそれらのタイプのファイルにのみバリデーターを使用します。

ファイルの 検証を行うには、以下のステップに従ってください。

  1. 「ウィンドウ」 > 「設定」とクリックする。
  2. 「設定」ウィンドウで、 左側にある「検証」をクリックする。 「設定」ウィンドウの「検証」ページに、 ご使用のプロジェクトとその設定で使用可能なバリデーターがリストされます。
  3. 1 つまたは複数のプロジェクトに対して、 個別に検証の設定を行う場合は 、「プロジェクトでこれらの設定の指定変更を可能にする」 チェック・ ボックスを選択する。
  4. グローバル・レベルで検証を行わないようにするには 、「すべてのバリデーターを中断します」チェック・ボックスを選択する。 このチェック・ボックスを選択した場合でも、 プロジェクト・レベルでの検証は使用可能にすることができます。
  5. 検証を開始する前に、 変更したすべてのリソースを保管する場合は 、「リファクタリングの前に変更リソースすべてを自動で保管」チ ェック・ボックスを選択する。
  6. バリデーターのリストで、 グローバル・レベルで使用する各バリデーターの隣にある チェック・ボックスを選択する。 各バリデーターについて、 手操作による検証で使用するか、 またはビルド時の検証で使用するかを指定するための、 チェック・ボックスがあります。
  7. バリデーターの代替実装を選択するには 、「設定」列のボタンをクリックする。 代替実装を持たないバリデーターもあります。
  8. OK」をクリックする。
  9. ご使用のプロジェクトのうち、1 つまたは複数のプロジェクトに対して 個別に検証の設定を行う場合は 、「グローバル検証の設定の上書き」を参照してください。
  10. 次のいずれかのメソッドで、検査プロセスを開始する。
    • プロジェクトを右マウス・ボタンでクリックし、「検証の実行」をクリックします。
    • ビルドを開始します。
バリデーターで検出されたすべてのエラーは、 「問題」ビューにリストされます。

関連資料
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J2EE バリデーター