WSDL エクスプローラーを使用した WSDL 文書と Web サービスのテスト

WSDL 文書によって、開発者は、 アプリケーションをインターネット上でネットワーク・アクセスが可能なサービスとして公開できます。 UDDI および WSIL によって、他のアプリケーションは、WSDL 文書を発見することができ、それらの文書とバインドすることで、 トランザクションを実行したり、他のビジネス・プロセスを実行したりできます。Web サービス・エクスプローラーで、WSDL 文書の探索、インポート、テストを行うことができます。

WSDL エクスプローラーを使用するための前提条件:

WSDL エクスプローラーで、WSDL 文書の探索、およびテストが行うことができます。 WSDL エクスプローラーを使用した WSDL 文書の探索について詳しくは、 『WSDL エクスプローラーの使用』を参照してください。

WSDL エクスプローラーを使用して Web サービスをテストするには、次の手順を実行します。

  1. WSDL エクスプローラーを起動するには、以下のステップを実行します。
    1. Web サービス・エクスプローラーで、右上の隅にあるアイコン WSDL エクスプローラーを起動するアイコン をクリックすると、WSDL エクスプローラーに切り替わります。
  2. 「ナビゲーター」ペインで「WSDL メイン」を選択し、右側のペインで WSDL URL を入力するか、または既存の WSDL URL を参照し、「実行 (Go)」をクリックします。この例で使用されている WSDL は、摂氏から華氏または華氏から摂氏に温度を変換する Web サービスです。
    「Web サービス・エクスプローラー」の「WSDL メイン」ペインの画面取り
    以下のノードが WSDL ツリーに追加されます。
    • WSDL ノード: WSDL ノード・アイコン
    • サービス・ノード (WSDL ファイル内でサービス要素を表す): サービス・ノード・アイコン
    • バインディング・ノード: バインディング・ノード・アイコン
    • オペレーション・ノード: オペレーション・ノード・アイコン
  3. 「WSDL バインディング詳細」ペインで、「操作」 (この例では、CtoF 操作) をクリックして、以下を表示します。
    • この操作に使用可能なエンドポイントがあるドロップダウン・リスト
    • この操作の各パラメーターのフィールド (この例では、temp パラメーター) およびパラメーターが検索している情報のタイプ (この例では、temp は整数を要求)。
      「Web サービス・エクスプローラー」の「WSDL 操作」ペインの起動
      「書式」ビューには、Web サービス操作の呼び出しのためのパラメーターを入力できます。パラメーター名は、組み込み XML スキーマ定義言語 (XSD) 情報を記述するダイアログを表示するアクション を表すリンクとして表示されます。 XSD に関する詳細情報はここで検索できます: http://www.eclipse.org/xsd/
      XSD 情報ダイアログの画面取り
       
  4. 整数を入力して、「実行」をクリックします。「状況」ペインに結果が戻されます。
    「状況」ペインに結果を示している、呼び出された WSDL 操作の画面取り
     
  5. バインディング・メソッドとして SOAP を使用している場合、右上の隅の「ソース」または「書式」をクリックすると、「書式」ビュー (上記に表示) と「ソース」ビューで表示が切り替わります。「ソース」ビューには、XML 形式で SOAP メッセージが表示されます。また、書式におけるのと同じ情報を入力することもできますが、これは XML 形式でのみ可能です (この指示は、上級ユーザーのみを対象としています )。 エクスプローラーは、XML をユーザーが変更した場合、その検証を行いますが、入力されたパラメーター値の検証は行いません。
    「WSDL 操作の起動」ペインの「ソース」ビュー。
  6. バインディング・タイプとして SOAP を使用している場合、「ソース」ビューおよび「書式」ビュー間の「状況」ペインを切り替えるオプションもあります。「ソース」ビューは、サービスをテストするために入力したパラメーターおよび戻り値を含む、SOAP 要求および応答エンベロープを表示します。
    SOAP 要求と応答エンベロープの「ソース」ビューの画面取り