Web サービスおよびビジネス・エンティティーの公開

UDDI および WSIL によって、他のアプリケーションは、WSDL 文書を発見することができ、それらの文書とバインドすることで、 トランザクションを実行したり、他のビジネス・プロセスを実行したりできます。

UDDI を使用すると、共通 XML フォーマットで実装された、 ビジネスの分散レジストリーとそれらのサービス記述を提供することで、Web サービスを ディスカバーできます。サービス・リクエスターにサービスをディスカバーさせるには、 まずサービス・プロバイダーが UDDI レジストリー内のビジネス・エンティティー、 少なくとも 1 つのビジネス・サービス、およびサービス・インターフェースを公開する必要があります。 Web サービス・エクスプローラーは、ビジネス・エンティティー、ビジネス・サービス、 およびサービス・インターフェースの公開、ディスカバリー、および保守をサポートする Web アプリケーションです。

WSIL を使用すると、分散サービス・ディスカバリー・メソッドを定義することにより Web サービスをディスカバーできます。 このメソッドでは、Web サイトで 使用可能な Web サービスをインスペクションする方法を指定して、 サービス・プロバイダーのオファリングの時点で、サービス記述への参照を提供します。 WSIL 仕様は、Web サービス記述の検索を行える Web サイト上のロケーションを定義します。 WSIL では分散サービスのディスカバリーに焦点を置いているため、WSIL 仕様は Web サイトで使用可能な (UDDI レジストリーにはまだリストされていない可能性がある) サービスの ディスカバリーを行いやすくすることで UDDI を補足します。 Web サービス・エクスプローラーを使用すると、WSIL 文書を生成および探索することができます。

Web サービス・エクスプローラーの「お気に入り (favorites)」ページには、UDDI レジストリー、ビジネス・エンティティー、Web サービス、サービス・インターフェースの場所だけでなく、WSIL および WSDL 文書の場所も保管できます。

次のオペレーションを実行するときは Web サービス・エクスプローラーを使用してください。

前提条件:

  1. Web サービス・エクスプローラーを使用して、上記の機能を実行するには、 まず共用レジストリーに登録する必要があります。 登録できるレジストリーは数多くあります。
  2. サポートされた Web ブラウザーを使用していることを確認する。 以下の Web ブラウザーとバージョンがサポートされています。
    • Internet Explorer: 6.0 以上
    • Mozilla: 1.2.1 以上
  3. Web サービス・エクスプローラーの起動
Web サービス・エクスプローラーの既知の制限:
  • Web サービス・エクスプローラーの分類法カテゴリーは、UDDI が従っている規格 (ISO、UNSPSC 7.3、NAICS) の分類法と一致する必要があるため、 変換されません。
  • Web サービス・エクスプローラーは、特に Web アプリケーションへの URL を示すブラウザー・ツールバーなしで 起動されます。この URL は、アクセシビリティー要件を持つユーザーのみが使用するようにしてください。Web サービス・エクスプローラー Web アプリケーションへ の URL は、以下のステップによって取得することができます。
    1. 「ウィンドウ」メニューから、「設定」を選択します。
    2. 「設定」ダイアログから、左側のペインの「Web ブラウザー」を選択します。
    3. 右側で、「外部 Web ブラウザーを使用」を選択します。
    4. 場所: テキスト」フィールドで、Internet Explorer 実行可能ファイルの絶対パスを参照または 入力します。(例えば、C:¥Program Files¥Internet Explorer¥iexplore.exe などです。)
    5. 適用」をクリックし、次に「OK」をクリックします。
    この設定は、ユーザーまたは ツール自体 (汎用テスト・クライアントなど) によって起動されるブラウザー・ウィンドウに直ちに適用されるので、注意してください。Web サービス・ エクスプローラーは外部ブラウザーで直ちに起動され、その URL が「アドレス」フィールドに示されます。 アクセシビリティー支援ブラウザーを使用して、 貼り付けたり、開いたりできます。
  • Web サービス・エクスプローラーの「UDDI」ページで拡張検索や公開を行うときに、名前や記述 とともに言語を選別するためのドロップダウン・リスト項目が、オペレーティング・システムのロケール設定によりソートされます。 Windows® では、この順序は「コントロール パネル」で管理されます。以下の手順で実行します。
    1. 「コントロール パネル」をオープンする。
    2. 「地域オプション」コントロール・パネル・アプレットを起動する。
    3. 表示されたダイアログの「全般」タブに「ソート順」ドロップダウン・リストがある場合がある。その場合は、ソート順を選んで「適用」をクリックし、最後に「OK」をクリックする。
    4. Web サービス・エクスプローラーでページを再ロードすると、新しいソート順が適用されます。 これを行うには、メイン・ツールバーの左矢印をクリックしてから右矢印をクリックします。
    注: 上記の説明は Windows 2000 に適用されます。Windows XP では、ステップ 3 で示したタブは「地域のオプション」と呼ばれます。 言語ドロップダウンのほかに、「カスタマイズ」ボタンがあります。このボタンをクリックすると、新しいダイアログが表示されます。適用可能な場合、ソート・タブによってソート方法を選ぶことができます。