Agent Controller トランスポート層の構成

並行して複数の Agent Controller を実行するには、トランスポート層の構成を変更する必要があります。 各トランスポート層には、構成可能な異なる項目があります。 一般に、これらのすべての構成項目は、他のコンポーネントが、構成されるトランスポート層を使用して、どのように Agent Controller に接続するかということに関連したものです。 例えば、 TPTP_SOCKET 構成の <Port> 要素は、そのトランスポート層とのソケット接続を確立するときに、クライアントがどのポートを使用できるかを指定します。

トランスポート層構成要素のデフォルト設定を変更する重要な理由の 1 つに、Agent Controller の複数インスタンスを同じマシン上で実行できるようにすることがあります。Agent Controller の複数インスタンスを実行する場合、各インスタンスには独自の serviceconfig.xml ファイルが必要であり、トランスポート層は、TPTP_SOCKET ポート、 TPTP_NAMEDPIPE パイプ名、および TPTP_SHAREDMEM 共用メモリー名の固有値を使用するように構成する必要があります。

エージェント互換性層 (Agent Controller における後方互換性) には構成可能要素がなく、固定パイプ名が必要です。 したがって、互換性層で Agent Controller の 2 つのインスタンスを実行することはできません。 新規プロトコルでの使用のために、マシン上で Agent Controller の 2 つ目のインスタンスを実行する場合、2 つ目のインスタンスの構成ファイルから互換性トランスポート層を除去する必要があります。

使用可能なすべての構成オプションの詳細については、 serviceconfig.xml ファイルを参照してください。
 

関連概念

Agent Controller における後方互換性
serviceconfig.xml ファイル

関連タスク
構成ファイルのロケーション
外部コミュニケーションの構成
Agent Controller の管理
 

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