静的分析の規則と規則カテゴリー

規則は静的分析構成の最も小さなビルディング・ブロックです。 各分析構成は、結果を生成する条件を定義し、ユーザーのリソースの品質を評価するさまざまな規則や規則セットを適用します。 規則カテゴリーは、標準準拠の特定の局面に焦点を当てた、分析規則、または他のカテゴリーの集合です。

規則は、コードを作成する際に従う 1 つのアクションを記述する特定のステートメントです。 例えば、以下のステートメントはコード・レビュー規則です。

規則は分析構成の基本を形成します。 分析を実行すると、リソースが特定の規則、または規則セットに従っているかどうかがチェックされます。 規則がアプリケーション設計基準に対してより固有のものである必要がある場合、規則を変更して、ユーザー定義の規則を作成できます。 例えば、以前からリストされている規則は、設計原則カテゴリーに属します。 同様の機能、またはコード構成に適用される規則は、同じカテゴリーに属します。 ユーザーのレビューの目的によって、いくつかのカテゴリーから規則を適用できます。

重大度レベル

規則作成者は、重大度レベルを各規則に代入、規則と競合するリソースが規則をどの程度逸脱しているかを指定します。 各規則は、以下の表に示されている重大度レベルのいずれかに該当します。

アイコン 重大度レベル 説明
緑のチェック・マーク・アイコン。 勧告 これは最も低い重大度レベルです。結果は、深刻ではないが、早く修正するべきであると見なされる問題を示します。
茶色の感嘆符アイコン。 警告 この重大度レベルは、リソースに解決する必要のある問題がある可能性が非常に高いことを示しています。
紫色のクロス・アイコン。 重大 これは最も高い重大度レベルです。結果により指摘されている問題を解決する必要があることを示しています。

勧告は、最低のレベルですが、この重大度レベルの結果に対処することはやはり重要です。 これらの結果は、直ちに問題にならないとしても、将来問題を引き起こす可能性があります。 規則は、一連の最良事例と開発チームが遵守すべき業界標準に基づいています。

規則カテゴリー

分析プロバイダーは、カテゴリーを含むツールのグループを実装する分析フレームワークのコンポーネントです。 異なるタイプの分析に異なるプロバイダーを選択でき、ユーザーの分析の要件によって、規則カテゴリーおよびカテゴリーの個々の規則を使用可能、または使用不可にすることができます。

規則カテゴリーのサンプルは、コード・レビューのためのパフォーマンス・カテゴリーです。 アプリケーションの総合的な品質の重要な一面として、パフォーマンスはコード・レビューでテストする特性の 1 つです。 パフォーマンス規則カテゴリーには、3 つのサブカテゴリー (メモリー、プロファイル、および速度) があります。それぞれに、このカテゴリーが選択されて分析が実行される場合にユーザーのソース・コードに適用される規則セットが含まれています。

関連タスク
静的分析ツールを用いたソース・コードの分析
静的分析構成の作成および編集
カスタム規則カテゴリーおよび規則の作成