パフォーマンス・ボトルネックの表示

パフォーマンスのボトルネックは、「実行統計」ビューおよび「メソッド呼び出し」ビューを使用すると、すぐに識別できます。

前提条件:

以下のステップで、パフォーマンスのボトルネックの識別を構成するワークフローについて説明します。

実行時間が長いパッケージの識別

  1. 「プロファイル・モニター」ビューで、モニターまたはエージェントを選択します。
  2. 右クリックして「アプリケーションから開く」>「実行統計」を選択します。「実行統計」ビューが開きます。
  3. ツールバーから「パッケージ「パッケージ統計」アイコン をクリックして、クラス統計を表示します。
  4. パフォーマンス・データを分析するため、時間関連の列を調べます。右クリックして「列の選択...」を選択します。
  5. 基本時間」、「累積時間」、「継承された基本時間」、および「継承された累積時間」を選択します。
  6. OK」をクリックします。「実行統計」ビューの「時間」列が更新されます。
  7. 列見出しをクリックして、「基本時間」列をソートします。
  8. 基本時間が最も長いパッケージを識別します。そのパッケージのツリーを開きます。
  9. 基本時間が最も長いクラス (複数可) を識別します。
  10. 「クラス」モードに切り替えて、その識別されたクラス内のパフォーマンスをさらに詳しく調べます。

実行時間が長いパッケージ内のクラスの識別

  1. ツールバーの「クラス「クラス統計 (Class statistics)」アイコン をクリックして、「クラス」モードを開きます。
  2. 「クラス」モードで、「列の選択」を選択します。
  3. 基本時間」、「累積時間」、「継承された基本時間」、および「継承された累積時間」を選択します。
  4. 列見出しをクリックして、「基本時間」列をソートします。
  5. 基本時間が最も長いクラスを識別して、そのクラスのツリーを開きます。
  6. そのクラス内で最も基本時間の長いメソッド呼び出しを調べます。

クラス内のメソッドを調べ、頻繁に呼び出されるメソッドを識別

「実行統計」ビューで識別される低パフォーマンスのメソッドを、「メソッド呼び出し」ビューやテーブルを使用して詳しく調べることにより、ボトルネックの正確な位置を特定できます。「メソッド呼び出し」ビューを使用すると、同じメソッドの各呼び出しの実行パターンや相違点を調べることができます。
「メソッド呼び出し」ビューでメソッドを表示する手順は、以下のとおりです。

  1. クラスを右クリックして「メソッド呼び出しの表示」を選択し、「メソッド呼び出し」ビューを開きます。「メソッド呼び出し」ビューが開きます。
  2. 「メソッド呼び出し」ビューから、実行スタック内で呼び出しの呼び出し元を調べることや、右クリックして「呼び出し元の表示」または「ソースを開く」を選択してメソッドのソース・コードにジャンプすることができます。
  3. 任意のバー上でカーソルを移動させると、消費時間を参照することもできます。
  4. 「メソッド呼び出し」テーブルを開いて、同じメソッドを表形式で表示できます。「メソッド呼び出し」ビュー内で右クリックして、「メソッド呼び出しの表示」を選択します。「メソッド呼び出し」テーブルが開きます。
  5. 「メソッド呼び出し」ビューと「メソッド呼び出し」テーブルの両方を使用すると、各メソッド呼び出しの相違点や、最も実行時間を要するメソッド呼び出しを識別できます。

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