アクティブ・スレッドの識別
プログラム内のアクティブ・スレッドは、プロファイル・ツールの「実行フロー」ビューを使用すると簡単に識別できます。「実行フロー」ビューを使用すると、プログラム内のスレッドを調べて、プログラムのリソースの大部分がいつ、どこで消費されたかを短時間で特定できます。
前提条件:
「実行フロー」ビューを開く手順は、以下のとおりです。
- 「プロファイル・モニター」ビューで、プロファイル・プロジェクト以下のリソース (例えば、モニターまたはエージェント) を選択します。
- 右クリックして、「アプリケーションから開く」>「実行フロー」と選択します。「実行フロー」ビューが開きます。
- 「実行フロー」ビューでは、各スレッドが多数のメソッド呼び出しから構成されています。メソッドは垂直ストライプで表され、左から右へ進行します。この左から右への進行状況により、スレッドのアクティブな部分が識別できます。
- 特定のエリアにズームイン
することにより、グラフの特定の部分を調べることができます。
- 以下の例のように、反復構成による繰り返し呼び出しが原因で、複雑になっている可能性のあるグラフのセクションの場合:

ポップアップ・メニュー・オプション「すべての繰り返しを検出」を使用すると、グラフ内の繰り返しをまとめることができます。反復呼び出しには X.n というマークが付けられます (n は、呼び出し回数)。以下の例では、比較メソッドが 7 回呼び出されています。
ヒント
- メソッドを選択すると、このメソッドで呼び出されたすべてのメソッドが黄色で強調表示されます。
- ビューをワークベンチにドラッグ・アンド・ドロップして、必要に応じてパースペクティブのレイアウトを配置することができます。
- カーソルをポイントすると必ず、対応する基本時間が状況バーに示されます。
- ビューの表示をリセットするには、「ホーム」ボタンをクリックします。
関連概念
プロファイル・ツールの概説
「実行フロー」ビューおよびテーブル
関連タスク
アプリケーションのプロファイル
Java プロセスの起動または接続
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