症状データベースのインポート
一部のアプリケーションは、そのアプリケーションを使用するときに発生する共通の症状のために症状データベースを用意しています。これらの症状データベースをインポートして、アプリケーションのログ分析ができるようにします。ログ分析のためには、少なくとも 1 つの症状データベースが存在し、
使用中 でなければなりません。
症状データベースは、リモート・サーバーまたはローカル・ホストからインポートすることができます。
症状データベースを識別する/インポートする
症状データベースの 2 つのソースが、デフォルトにより識別されます。これらは、使用前にインポートする必要があります。
他のリモート症状データベースを使用する場合は、そのロケーションを識別して、インポートしてください。
リモート症状データベース・ソースを識別する
症状データベースは、アクセス可能な任意のリモート・ホストからインポートできます。リモートの症状データベースをインポートするには、リモート・ホストが無名ログインでファイル転送プロトコル (FTP) サーバーを実行している必要があります。あるいは、リモート・ホストで、ファイル転送を使用可能にした Hypertext Transfer Protocol (HTTP) を実行することもできます。リモート・サーバーのファイル・システム上の症状データベース・ファイルにアクセスするよう、そのリモート・サーバーを構成します。リモートの症状データベースの Web アドレス (URL) を取得して、リモートの症状データベースを取得する場所を指定します。
リモート症状データベースをどこで獲得するかを指定するには、以下のステップに従ってください。
- 「ウィンドウ」>「設定」>「プロファイルおよびロギング」
>「症状データベース・ロケーション (Symptom Database Locations)」の順に選択します。既知のリモート症状データベースのリストが、そのデータベースの Web アドレス (URL) とともに表示されます。
- 新規症状データベースのロケーションを追加するには、「URL の追加」をクリックし、次に名前とその Web アドレスを入力します。 「OK」をクリックします。
- 必要に応じて、「URL の編集」または「URL の削除 (Delete URL)」を使用して、リストにその他の変更を行ってください。
- 「適用」をクリックして、更新を適用します。
- 「設定」ウィンドウを閉じるには、「OK」をクリックします。
症状データベースのインポート
ログ・レコードの分析に使用する症状データベースを指定するには、以下の指示に従ってください。
初めて症状データベースをインポートする場合:
- 「ファイル」>「インポート」を選択します。
- 「症状データベース・ファイル」を選択して「次へ」をクリックします。「インポート」ウィザードが表示されます。
使用中の症状データベースがすでに複数ある場合:
- 「ウィンドウ」 >「設定」
> 「プロファイルおよびロギング」>
「「ログ」ビュー」>「症状データベース」
の順に選択します。現在インポートされている症状データベースを示すリストが表示されます。チェック・ボックスは、インポートされたデータベースが使用中かどうかを示しています。インポートされた症状データベースの拡張子が .trcdbxmi であることに注意してください。これは、「Symptom 0.1 形式のデータベースと Symptom 2.0 形式のデータベースの .symptom のデータベース XML メタデータ交換をトレースする。」ということを示します。
- データベースを使用するには、それを選択します。データベースの使用を中止するには、それをクリアします。
- 「インポート」ウィザードを開始するには、「データベースの追加」をクリックします。
インポート・ウィザードでは、以下のステップを実行します。
- データベースを「リモート・ホスト」から獲得するか、または「ローカル・ホスト」から獲得するかを指定し、次にそのホストを識別します。
- データベースがインポート後に持つプロジェクト・ロケーションとファイル名を指定します。
- インポートの実行に使用するインポーターを選択します。Symptom 2.0 形式のソースを受け入れる「Symptom 2.0 形式のインポーター」と WebSphere バージョン 4 または WebSphere バージョン 5 形式のソースを受け入れる「IBM WebSphere 専用形式のインポーター」の 2 種類のインポーターがサポートされています。
- ワークスペースに作成する症状データベースの形式を選択します。Symptom 0.1 形式と Symptom 2.0 形式の 2 つの形式がサポートされています。
- 必要なオプションが選択されていることを確認します。
- 「終了」をクリックして、データベースをインポートします。インポートされたデータベースの更新リストが表示されます。
- 「適用」をクリックして、更新を適用します。
- 「設定」ウィンドウを閉じるには、「OK」をクリックします。
関連概念
症状データベース
症状データベース・エディター
ログおよびトレース・アナライザーを使用した分散アプリケーションの問題の判別
関連タスク
症状データベースの編集
症状データベースの作成
症状データベースのエクスポート
ログ・ファイルのインポート
アプリケーションのプロファイル