ガーベッジ・コレクションの学習
Java ランタイム・システムでは、ガーベッジ・コレクションが自動的に実行されます。ガーベッジ・コレクションにより、プログラムが使用しなくなったメモリーが識別され、解放されます。プロファイル・ツールでは、ガーベッジ・コレクションはプロセスがアクティブな場合にのみ実行されます。
ガーベッジ・コレクションは「メモリー統計」ビューから使用できます。
前提条件:
プロファイル・データを分析してガーベッジ・コレクションについて学習するには、必ず以下のステップを完了しておく必要があります。
ガーベッジ・コレクションの詳細を表示する手順は、以下のとおりです。
- 「プロファイル・モニター」ビューで、モニターまたはエージェントを選択します。
-
右クリックして、「アプリケーションから開く」>「メモリー統計」を選択します。「メモリー統計」ビューが開きます。
- ツールバーから「パッケージ」
をクリックして、パッケージ統計を表示します。
- 「活性中インスタンス」列と「収集済み」列が表示されていることを確認します。これらが表示されていない場合は、右クリックして、「列の選択」を選択し、これらの列が表示されるよう設定してください。
- 次の結果を確認します。
- 「活性中インスタンス」列では、現行パッケージのインスタンスのうち、依然として活動中であり、ガーベッジ・コレクションが行われていないインスタンスの数を調べることができます。
- 「収集済み」列では、収集されたパッケージのインスタンスのうち、ガーベッジ・コレクションが行われたインスタンスの数を調べることができます。
- 現在のパッケージを展開すると、クラス・レベルで同じ情報を表示できます。または、「クラス」
をクリックすると、クラス・レベルで統計が表示されます。
- 特定のクラスの実際のインスタンスを表示できます。該当するクラスをクリックし、ツールバーで「インスタンス」
を選択します。インスタンス・レベルが使用可能になるのは、インスタンス・レベルの情報をプロファイル基準で収集した場合だけです。プロファイル基準のセットアップ方法については、『プロファイル基準の指定』トピックを参照してください。
- 「プロファイル・モニター」ビューで、モニターまたはエージェントを選択します。
- 右クリックして「ガーベッジ・コレクションの実行」
を選択します。
- 「メモリー統計」ビューで右クリックして「ビューの更新」を選択します
。ビューが更新され、アクティブなインスタンスの数の変更がパッケージ・レベルで表示されます。
関連概念
プロファイル・ツールの概説
「実行フロー」ビューおよびテーブル
「統計」ビュー
関連タスク
アプリケーションのプロファイル
Java プロセスの起動または接続
リソース集中メソッドの識別
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