JSR-047 ロギング・サンプルの処理
このサンプルでは、JDK 1.4.0 以上で実装された JSR-047 ロギング API (すなわち java.util.logging) を使用して、共通ベース・イベントをロギングするための TPTP サポートを説明します。ユーザーは、コンソールおよびロギング・エージェントへの共通ベース・イベントのロギングを体験します。
サンプルをまだ作成していない場合は、「ファイル」>
「新規」>「サンプル...」>「JSR-047 ロギング・サンプル」によりサンプルを作成します。
サンプルの内容には、共通ベース・イベントを JDK 1.4.0 以上で実装された JSR-047 ロガー (すなわち java.util.logging) に記録するのに必要な Java ソース・コード、依存関係 (java.util.logging クラスを除く) および構成ファイルが含まれています。
このサンプルをコンパイルして実行するには、JRE 1.4.0 以上 (すなわち java.util.logging) が必要です。
前提事項
- ワークベンチの「パースペクティブのプロファイルおよびロギング 」からこのアプリケーションを立ち上げるときに、JRE 1.4.0 以上を使用するよう Agent Controller アプリケーションまたはサービスが構成されます。
- 'java.util.logging.config.file' 環境変数が JSR-047 ロギング (すなわち java.util.logging) 構成ファイル (HyadesLoggingJava14Sample.properties) の絶対パスおよび名前に設定されています。例えば、
<workspace>/LoggingJava14Project/cfg/HyadesLoggingJava14Sample.properties。
起動
このサンプルを実行し、ロギング・エージェントに自動で接続するには、以下のステップに従います。
- ワークベンチのデフォルトの JRE が 1.4.0 以上でない場合は、新規に作成された Java プロジェクト (すなわち LoggingJava14Project) を修正し、JRE 1.4.0 以上を使用してコンパイルし、実行します (「プロジェクト」>「プロパティー」>「Java のビルド・パス」>「ライブラリー」>「JRE_LIB」>「除去」>「ライブラリーの追加...」>「JRE システム・ライブラリー」>「次へ」>「代替 JRE (Alternate JRE)」>「インストール済みの JRE...」>「追加...」>「JRE のホーム・ディレクトリー」>「参照...」> [JRE 1.4.0 以上] >「OK」>「OK」>「OK」>「完了」>「OK」)。
- すべてのコンパイル・エラーが修正されたことを確認します。
- Agent Controller (AC) でスタンドアロン・インストールを選択している場合は、開始していることを確認します (必須ではありません)。代わりに、ワークベンチに組み込まれる限られた数の AC サービスである直接接続を使用することが可能です。
- 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング (Profiling and Logging Perspective)」を開きます (「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他...」>「プロファイルおよびロギング」)。
-
「パースペクティブのプロファイルおよびロギング」からサンプル・クラスを実行します (「実行」>「プロファイル...」>「Java アプリケーション・タイプの新規起動構成の作成 (Create a new launch configuration of type Java Application)」>プロジェクト名を「サンプルのプロジェクト名」に設定>メイン・クラスを「HyadesLoggingJava14Sample」に設定>「引数」タブに切り替えて次の JVM プロパティー -Djava.util.logging.config.file="<workspace>/HyadesLoggingJava14Project/cfg/HyadesLoggingJava14Sample.properties" を設定>「モニター」タブに切り替え>「Java プロファイル」を選択解除して「エージェント・ディスカバラー」を選択>「プロファイル」)。
- 数秒後、ロギング・エージェントは自動的に検出され、接続されます。検出したロギング・エージェントを選択し、「パースペクティブのプロファイルおよびロギング」で「ログ」ビューを開き、ログに記録された共通ベース・イベントのログ・レコードを表示します (「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「その他...」>「プロファイルおよびロギング」>「ログ・ビュー」>「OK」)。
- 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング」で「ログ」ビューを更新します ('HyadesLoggingJava14Sample' ロギング・エージェントを右クリック>「更新」)。
代わりに、このサンプルを実行してロギング・エージェントに手動で接続するには、以下のステップに従います。
- ワークベンチのデフォルトの JRE が 1.4.0 以上でない場合は、新規に作成された Java プロジェクト (すなわち LoggingJava14Project) を修正し、JRE 1.4.0 以上を使用してコンパイルし、実行します (「プロジェクト」>「プロパティー」>「Java のビルド・パス」>「ライブラリー」>「JRE_LIB」>「除去」>「ライブラリーの追加...」>「JRE システム・ライブラリー」>「次へ」>「代替 JRE (Alternate JRE)」>「インストール済みの JRE...」>「追加...」>「JRE のホーム・ディレクトリー」>「参照...」> [JRE 1.4.0 以上] >「OK」>「OK」>「OK」>「完了」>「OK」)。
- すべてのコンパイル・エラーが修正されたことを確認します。
- Agent Controller (AC) でスタンドアロン・インストールを選択している場合は、開始していることを確認します (必須ではありません)。代わりに、ワークベンチに組み込まれる限られた数の AC サービスである直接接続を使用することが可能です。
-
Java パースペクティブからサンプル・クラスを実行します (「実行」>「実行...」>「Java アプリケーション・タイプの新規起動構成の作成 (Create a new launch configuration of type Java Application)」>「メイン・クラス」>「検索...」>「HyadesLoggingJava14Sample」>「OK」>「引数」タブに切り替えて次の JVM プロパティー -Djava.util.logging.config.file="<workspace>/HyadesLoggingJava14Project/cfg/HyadesLoggingJava14Sample.properties" を設定>「実行」)。
- 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング (Profiling and Logging Perspective)」を開きます (「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他...」>「プロファイルおよびロギング」)。
- 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング」で「HyadesLoggingJava14Sample」ロギング・エージェントに接続します (「実行」>「プロファイル...」>「接続 - Java プロセス」>「新規」>「ホスト」タブ> Agent Controller でスタンドアロン・インストールを選択していない場合は、「ローカル直接接続」を使用。それ以外の場合は、有効なホスト名とポートを使用。>「エージェント」タブ>「HyadesLoggingJava14Sample」エージェントをダブルクリック>「宛先」タブを選択>「プロファイル・プロジェクト」>「参照...」>「HyadesLoggingJava14Sample」>「OK」>「プロファイル」)。
- 'HyadesLoggingJava14Sample' ロギング・エージェントのモニターを開始します (<'HyadesLoggingJava14Sample' ロギング・エージェントを右クリック> >「モニターの開始」)。
- 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング (Profiling and Logging Perspective)」で「ログ」ビューを開き、ログに記録された共通ベース・イベントのログ・レコードを表示します (「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「その他...」>「プロファイルおよびロギング」>「ログ・ビュー」>「OK」)。
- 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング (Profiling and Logging Perspective)」で「ログ」ビューを更新します (<'HyadesLoggingJava14Sample' ロギング・エージェントを右クリック> >「更新」)。
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