プロファイル・ビューでのフィルターの適用

プロファイル・ツールは、さまざまなプロファイル・ビューに表示されるデータの量を削減するために使用可能なフィルター・メカニズムを備えています。プロファイル・フィルターは、「UML2 シーケンス図」ビュー、「メモリー統計」ビュー、および「実行統計」ビューで使用できます。

  1. フィルターを操作するには、ツールバー・メニューから「フィルターの管理 (Manage Filters) 「フィルター」アイコン を選択します。
  2. 新規フィルターを追加するプロンプトが表示されてから、「新規...」を選択します。
  3. 「フィルターの編集」ダイアログで「プロファイル・フィルター」を選択し、「OK」をクリックします。
  4. 2 つのタブ「標準」または「拡張」で、フィルター・メカニズムのいずれか 1 つまたは両方を使用してフィルターを定義します。「標準」タブでは、いくつかの単純な共通フィルターを短時間で設定できます。「拡張」タブでは、高度にカスタマイズされたフィルターを作成できます。
  5. 標準フィルターを定義する手順は、以下のとおりです。
    1. パターンに一致するデータだけを表示するには、「フィルター・ストリング」フィールドにストリング・パターンを指定します。
    2. フィルターに使用するオブジェクト・タイプ、すなわち、「パッケージ」、「クラス」、または「メソッド」を選択します。
    3. 特定のデータ・セットのみが必用な場合は、「一致する情報を表示 (Show information matching)」チェック・ボックスをクリックします。ドロップダウン・ボックスを使用して、フィルターを定義します。以下の例では、呼び出し回数の下位 10 個のエントリーを表示するためのフィルターが指定されています。
      基本フィルター
  6. 拡張フィルターを定義する手順は、以下のとおりです。
    1. 拡張」タブをクリックします。拡張フィルター・テーブルには、定義されているすべてのフィルター基準が表示されます。定義されている基準すべてに一致するプロファイル・データ・エントリーがビューに表示されます。フィルター基準が指定されていない場合は、すべてのデータ・エントリーが表示されます。
    2. テーブルにエントリーを追加するには、「追加」をクリックします。フィルターに掛けたい属性を「属性」リストから選択します。演算子を選択します (「like」 は、パターン・マッチングを実行します)。その属性をフィルターに掛けるために、プロファイル・データ・エントリーに必須の値を入力します。
      • 任意のストリングを表すには、アスタリスク (*) を使用します。
      • 非排他的「OR」を表すには、バー (|) を使用します。
    3. OK」をクリックします。

    4. 既存のエントリーを編集するには、該当するエントリーを選択し、「編集」をクリックしてフィールドを変更します。
    5. エントリーを除去するには、該当するエントリーを選択して「除去」をクリックします。
    6. グループ式のコンボ・ボックスを選択して、テーブルのエントリーを AND または OR 条件でグループにします。デフォルトの選択は、AND 条件です。
  7. 既存のフィルターを編集するには、ツールバーから「フィルターの管理フィルター・アイコンを選択するか、ドロップダウン・メニューにリストされているフィルターを選択します。フィルターが選択され、ビューで適用されたら、「フィルター」ボタンをクリックしてフィルターを編集します。適用されているフィルターがない場合は、「フィルター」ボタンをクリックすると、「フィルターの作成 (Filter creation)」ダイアログが開きます。

注: ビュー・フィルターを使用するときは、選択が可能であれば、ビューのアプリケーション・コンテキストを最初に選択するのがベストです。つまり、ある特定の Java パッケージのみ表示するようにビューにフィルターをかける場合は、最初に Java アプリケーション・コンテキストの表示を設定し、次にフィルター・パターンを指定します。

インポート・フィルターを使用するときは、インポートするデータのアプリケーション・コンテキストはまだ不明です。インポート・フィルターは、常時、Java 構文を使用して指定されます。パッケージ名の各コンポーネントはドットで分離され、例えば「org.eclipse」のようになります。

詳細については、『プロファイル・ビューでのアプリケーション・コンテキストの概要』を参照してください。

関連概念
プロファイル・ツールの概説
ログおよびトレース・アナライザーの概要
 

関連タスク
アプリケーションのプロファイル
「UML2 相互作用トレース」ビューの使用
「メモリー統計」ビューの使用
「実行統計」ビューの使用