プログラム実行のフェーズの識別

プログラムの実行における計算期間および非アクティブになっている期間は、プロファイル・ツールの「実行フロー」ビューを使用すると簡単に識別できます。 前提条件:

「実行フロー」ビューを開く手順は、以下のとおりです。

  1. 「プロファイル・モニター」ビューで、モニター・リソースまたはエージェント・リソースのいずれかを選択します。 
  2. 右クリックして、「アプリケーションから開く」>「実行フロー」と選択します。「実行フロー」ビューが開きます。

非アクティブ期間の識別

非アクティブ期間とは、アクティブ・スレッドのない期間を指します。非アクティブ期間は、グラフ上では色の付いていないバーで示されます。右側に、読み取り時間 (秒単位) が示されます。読み取り時間は状況表示行で調べることもできます。

時間 (単位は秒) に対してプロットされているアクティブ期間と非アクティブ期間を示す 5 本のバー

プログラムのシャットダウンは、(プログラムがまだモニターされている場合には) main に対応するバーの下部で示されます。

計算の識別

計算の間の実行のフローを調べる手順は、以下のとおりです。

  1. 「ズームイン」ツール 「ズームイン」アイコン をクリックして使用可能にし、このツールを使用して main 内のメソッド呼び出しのシーケンスを拡大します。
  2. あるいは、「ズームの選択」ツール 「ズームの選択」アイコン をクリックして、マウス・ポインターをクリックおよびドラッグし、エリアを拡大することもできます。
  3. 任意のメソッドのストライプ上でカーソルを移動させると、状況表示行にそのメソッドに関する詳細が表示されます。

関連概念
プロファイル・ツールの概説
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チュートリアル: Java プロセスのプロファイル・データの分析