パフォーマンス・ボトルネックの表示
パフォーマンスのボトルネックは、「実行統計」ビューおよび「メソッド呼び出し」ビューを使用すると、すぐに識別できます。
前提条件:
以下のステップで、パフォーマンスのボトルネックの識別を構成するワークフローについて説明します。
- 「プロファイル・モニター」ビューで、モニターまたはエージェントを選択します。
- 右クリックして「アプリケーションから開く」>「実行統計」を選択します。「実行統計」ビューが開きます。
- ツールバーから「パッケージ」
をクリックして、クラス統計を表示します。
- パフォーマンス・データを分析するため、時間関連の列を調べます。右クリックして「列の選択...」を選択します。
- 「基本時間」、「累積時間」、「継承された基本時間」、および「継承された累積時間」を選択します。
- 「OK」をクリックします。「実行統計」ビューの「時間」列が更新されます。
- 列見出しをクリックして、「基本時間」列をソートします。
- 基本時間が最も長いパッケージを識別します。そのパッケージのツリーを開きます。
- 基本時間が最も長いクラス (複数可) を識別します。
- 「クラス」モードに切り替えて、その識別されたクラス内のパフォーマンスをさらに詳しく調べます。
- ツールバーの「クラス」
をクリックして、「クラス」モードを開きます。
- 「クラス」モードで、「列の選択」を選択します。
- 「基本時間」、「累積時間」、「継承された基本時間」、および「継承された累積時間」を選択します。
- 列見出しをクリックして、「基本時間」列をソートします。
- 基本時間が最も長いクラスを識別して、そのクラスのツリーを開きます。
- そのクラス内で最も基本時間の長いメソッド呼び出しを調べます。
「実行統計」ビューで識別される低パフォーマンスのメソッドを、「メソッド呼び出し」ビューやテーブルを使用して詳しく調べることにより、ボトルネックの正確な位置を特定できます。「メソッド呼び出し」ビューを使用すると、同じメソッドの各呼び出しの実行パターンや相違点を調べることができます。
「メソッド呼び出し」ビューでメソッドを表示する手順は、以下のとおりです。
- クラスを右クリックして「メソッド呼び出しの表示」を選択し、「メソッド呼び出し」ビューを開きます。「メソッド呼び出し」ビューが開きます。
- 「メソッド呼び出し」ビューから、実行スタック内で呼び出しの呼び出し元を調べることや、右クリックして「呼び出し元の表示」または「ソースを開く」を選択してメソッドのソース・コードにジャンプすることができます。
- 任意のバー上でカーソルを移動させると、消費時間を参照することもできます。
- 「メソッド呼び出し」テーブルを開いて、同じメソッドを表形式で表示できます。「メソッド呼び出し」ビュー内で右クリックして、「メソッド呼び出しの表示」を選択します。「メソッド呼び出し」テーブルが開きます。
- 「メソッド呼び出し」ビューと「メソッド呼び出し」テーブルの両方を使用すると、各メソッド呼び出しの相違点や、最も実行時間を要するメソッド呼び出しを識別できます。
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