アクティブ・スレッドの識別

プログラム内のアクティブ・スレッドは、プロファイル・ツールの「実行フロー」ビューを使用すると簡単に識別できます。「実行フロー」ビューを使用すると、プログラム内のスレッドを調べて、プログラムのリソースの大部分がいつ、どこで消費されたかを短時間で特定できます。

前提条件:

「実行フロー」ビューを開く手順は、以下のとおりです。

  1. 「プロファイル・モニター」ビューで、プロファイル・プロジェクト以下のリソース (例えば、モニターまたはエージェント) を選択します。
  2. 右クリックして、「アプリケーションから開く」>「実行フロー」と選択します。「実行フロー」ビューが開きます。
  3. 「実行フロー」ビューでは、各スレッドが多数のメソッド呼び出しから構成されています。メソッドは垂直ストライプで表され、左から右へ進行します。この左から右への進行状況により、スレッドのアクティブな部分が識別できます。
  4. 特定のエリアにズームイン ズームイン することにより、グラフの特定の部分を調べることができます。
  5. 以下の例のように、反復構成による繰り返し呼び出しが原因で、複雑になっている可能性のあるグラフのセクションの場合:

    繰り返しが非表示にされ、x というマークが付けられている「実行フロー」ビュー・グラフのイメージ

    ポップアップ・メニュー・オプション「すべての繰り返しを検出」を使用すると、グラフ内の繰り返しをまとめることができます。反復呼び出しには X.n というマークが付けられます (n は、呼び出し回数)。以下の例では、比較メソッドが 7 回呼び出されています。

    反復が非表示にされ、x というマークが付けられている「実行フロー」ビュー・グラフのイメージ

ヒント

関連概念
プロファイル・ツールの概説
「実行フロー」ビューおよびテーブル

関連タスク
アプリケーションのプロファイル
Java プロセスの起動または接続