「ログ相互作用」ビューにフィルターを追加すると、設定した基準を満たすログ・レコードのみを表示できるので、ログ・レコードをより小さいセットに絞り込むことができます。重大度またはその他の共通ベース・イベント・プロパティーに従って、表示されるログ・レコードを制限するフィルターを作成できます。
ログ・レコード・フィルターは、ログ・ファイルであっても内部に多くのログを含む相関であっても、「ログ相互作用」ビューに表示されている内容に適用されます。ログ・ナビゲーターで別の項目を選択すると、「ログ相互作用」ビューの内容は変化しますが、フィルターは別のフィルターを適用するまで変わりません。
注: ログ・ファイルのインポート時にログ・レコードをフィルターすることもできます。「ログ相互作用」ビューで定義されているフィルターは、既存のインポート内容に対する追加のフィルターになります。インポート中に使用されるフィルターを「取り消す」ために、「ログ相互作用」ビューのフィルターを使用することはできません。インポート・フィルターでインポートできるログ・レコードを増やすには、制限を緩めたインポート・フィルターを使用して、ログ・ファイルをもう一度インポートします。
ヒント: デフォルトでは、「ログ相互作用」ビューおよび「ログ・スレッド相互作用」ビューには、相関を持つログ・レコードだけが表示されます。相関が含まれていないログ・ファイルの場合、対話ビューは空になります。これらのビューにすべてのレコードを表示するには、「フィルターの管理」ダイアログの「相関済みログ・レコードのみを表示」チェック・ボックスのチェック・マークを外します。
フィルターを作成する手順は、以下のとおりです。
「OK」をクリックします。
ヒント: 「ログ相互作用」ビューの「ログ・レコード」ペインで、ログ・レコードを右クリックして「クリップボードへコピー」を選択すると、そのログ・レコードのメッセージ (msg) プロパティーがクリップボードにコピーされます。これは、フィルターおよび症状データベース・エディターへの貼り付けに役立ちます。
ログ・ファイルまたは相関にフィルターを適用する手順は以下のとおりです。
このフィルターにより、フィルター基準を満たさないログ・レコードはすべてビューから除去されます。これらのログ・レコードは、単に「ログ相互作用」ビューに表示されなくなっただけであり、まだ存在しています。ログ・ナビゲーターで別のログ・ファイルまたは相関を選択しても、ドロップダウン・リストから別のフィルターを選択するまでは、引き続きこのフィルターが適用されます。
ここで適用されるフィルターは、「ログ」ビューにも適用されるので、ビューを切り替えても維持されています。
フィルターを編集または削除する手順は、以下のとおりです。
以上で、変更または削除されたフィルターによってフィルタリングされていた「ログ相互作用」ビューの内容には、変更内容に従って、それぞれのレコードが表示されます (すなわち、削除の場合はすべてのログ・レコードが表示されます)。
関連概念
ログおよびトレース・アナライザーを使用した分散アプリケーションの問題の判別
関連タスク
ログ・ファイルの分析
ログ・ファイルの分析
ロギング設定を設定する
ログ・ファイルの相関
関連参照
「ログ」ビュー
共通ベース・イベント・フォーマットの仕様
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