アプリケーションのロギング・エージェントに対する動的接続

ユーザーは、プロファイル起動構成でアプリケーションのロギング・エージェントを自動的に見つけてそれらに接続できます。ロギング・エージェントのディスカバラーは、起動されたプロセスによって登録されているロギング・エージェント上で定期的クエリーを実行するために使用されます。ディスカバラーはプロセスによって登録されたログ・エージェントを見つけると、自動的に接続してエージェントをモニターします。また、ユーザーはフィルターを定義して、登録済みエージェントのサブセットのみが接続されるようにすることもできます。

以下のステップは、アプリケーションのロギング・エージェントを動的にディスカバーする方法を述べています。説明では、 JSR-047 ロギング・サンプルを使用しますが、この手順はその他のアプリケーション・タイプにも容易に適用できます。

  1. ファイル」>「新規」>「サンプル」>「ロギング」の下に「JSR-047 ロギング・サンプル」を作成します。このサンプルでは、Agent Controller の bin ディレクトリーをシステムのパスに置く必要があります。
  2. 「パースペクティブのプロファイルおよびロギング」から、「プロファイルプロファイル・アイコン」のドロップダウン・メニューをクリックし、「プロファイル...」を選択します。「プロファイル」ウィザードが開きます。
  3. タイプが「Java アプリケーション」の起動構成を新規作成します。プロファイル起動構成の詳細は『エージェント起動の準備』で説明しています。
  4. プロジェクト名とメイン・クラスをサンプルのプロジェクト名とクラスにポイントします。
  5. モニター」タブに切り替え、「ロギング・エージェント・ディスカバラー」を選択します。
  6. ディスカバーされたロギング・エージェントに掛けるフィルターを定義したり、「オプションの編集」をクリックしてクエリー間隔を調整したりすることができます。
  7. プロファイル」をクリックします。

「プロファイル・モニター」ビューには、「ロギング・エージェント・ディスカバラー」と呼ばれる 1 つのエージェントが最初からあります。「HyadesLoggingJava14Sample」と呼ばれるもう 1 つのエージェントも間もなく表示されます。この 2 番目のエージェントは、アプリケーションが登録するロギング・エージェントです。 HyadesLoggingJava14Sample エージェントをダブルクリックすると、そのロギング済みメッセージが表示されます。



関連概念
ログおよびトレース・アナライザー・ビュー
症状データベース
ログ・ファイル相関

関連タスク
ログ・ファイルの分析
エージェント起動の準備
JSR-047 ロギング・サンプルの処理