エージェント起動の準備

エージェントを使用する前に、Agent Controller を起動します。

エージェントの起動構成の作成

ツールバーのプロファイル・コントロールから、隣接する下矢印をクリックします。

プロファイル・ドロップダウン・アイコン

次に、表示されたポップアップ・メニューから「プロファイル」を選択します。

「プロファイル...」が強調表示されているポップアップ・メニュー

これにより、「プロファイル」ダイアログが表示されます。

プロファイル・ダイアログ

次に「構成」ペインで「統計」ノードを選択します。

統計ノード

 

パースペクティブ」タブでは、 「プロファイルおよびロギング」のデフォルト設定が適切です。

新規 (W)」ボタンをクリックします。これで、新規の起動構成を定義することができます。

perfMon_1 という新規の起動構成

 

名前 (N)」フィールドを使用して構成に名前を付けます (上の例の場合は「perfMon_1」)。 「ホスト」タブが選択されていなければ選択します。

 

「ホスト」タブ

「ホスト」タブを使用すると、一連のホスト・マシンを構成できます。デフォルトでは、localhost:10002 が自動的にリストに追加されます。 10002 は、Agent Controller ポートを定義します。

 

リストに新規ホストを追加するには、「ホスト名または IP アドレス」フィールドにその名前を入力し、 「Agent Controller ポート」フィールドに必要なポート番号を入力します。

 

デフォルト・ホストは、ホスト名 travis を Agent Controller ポート 10025 に追加します。

 

次に「追加 (A)」ボタンをクリックします。新規ホストがリストに追加されます。

 

travis: デフォルト・ホストとして 10025 が追加されています。

 

削除 (L)」および「接続のテスト (E) (Test Connection)」 ボタンがアクティブになります。選択されたホストまたはホストのグループを削除する場合は、 「削除 (L)」ボタンをクリックします。選択されているホスト・マシンとの接続を確認する場合は、 「接続のテスト (E) (Test Connection)」ボタンをクリックします。

「エージェント」タブ

「エージェント」タブでは、利用する特定のエージェント (複数可) を選択できます。

選択済み Windows システム・トレース (Perfmon) を使用した統計エージェントのリスト

機能を説明する例として、Windows システム・トレース (PerfMon) エージェントを使用します。

「設定」タブ

「設定」タブは、エージェントが開始したときに、エージェントに送られるエージェント固有の変数を設定し、 構成するために使用されます。これらの変数は、「エージェント」タブで選択されているエージェントに応じて異なります。「設定」タブは、3 つの列を持つテーブル内のエージェント変数のリストを表します。これらの列は、「変数名」、「説明」、および「値」です。「変数名」列は、各変数に接続されている短いラベルを提供します。「説明」列は、必要な変数の説明を提供します。最後の「値」列に、各変数の値を入力します。

新規の起動構成が作成されると、可能であれば、値としてデフォルト値が入力されます。正常なシステム・モニターを行うためには、これらの変数値が正確であることが不可欠です。

次の「設定」タブは、TPTP MySQL エージェントのサンプルです。

MySQL エージェント用のエージェント固有の変数

TPTP 統計エージェントごとの「設定」タブの説明は、 以下の『統計エージェントの構成』セクションで説明しています。

「宛先」タブ

このタブでは、エージェント出力の保管場所 (「プロファイル・プロジェクト」フィールド) を 指定できますが、エージェントの論理コンテナーとして動作させるために使用する必要のあるモニター (「モニター」フィールド) を 指定することもできます。

情報は、直接入力することも、「参照」ボタンから参照して入力することもできます。

モニターは、エージェント・グループから収集されたプロファイル情報の論理コンテナーです。モニターは、分散アプリケーションからプロセスやエージェントを収集する場合に役立ちます。プロファイル・プロジェクトは、標準の Eclipse プロジェクトです。

「宛先」タブの図

「共通」タブ

共通」タブは、Eclipse 起動構成ダイアログのすべてにわたる標準です。このタブを使用すると、データをローカル・ファイルまたは共用ファイルとして保管する、 コンソールのエンコード方式を選択する、「お気に入り」メニューに表示するボタンを指定する、および取り込んだ出力の送り先を指定することができます。

「共通」タブの図

 

起動構成の確認

各種タブへの記入を完了した後で、「適用」ボタンをクリックして、起動構成を確認します。 (変更を行う前のダイアログの状態に戻すには、 「前回保存した状態に戻す」ボタンをクリックします。)

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