「カバレッジ統計」ビューには、選択したタイプのオブジェクトの使用に関する統計が表示されます。カバレッジ統計は、パッケージ、クラス、メソッド、およびインスタンス・レベルで使用可能です。
「カバレッジ統計」ビューは、最初の列に項目のリストが表示されたテーブルで構成されています。
最初のノードは常に、収集されたすべてのカバレッジ情報の要約になります。ここでは、ロードされたクラスのメソッド・カバレッジの全体的な比率が示されます。
最初の列の表示内容に応じて、3 つの表示モードが使用可能です。
これらのモードは、アクションのソートやフィルタリングに影響を与えますが、各レベルに表示される比率には影響を与えません。「クラス」モードでは、 2 番目の列にパッケージが表示されます。「メソッド」モードでは、2 番目の列にクラスが、3 番目の列にパッケージが表示されます。
表示されるデータは、選択されているオブジェクトによって異なります。以下の表に、各オブジェクトに対して使用可能な統計を要約します。
列見出し | パッケージ統計 ![]() |
クラス統計![]() |
メソッド統計![]() |
---|---|---|---|
呼び出し回数 メソッド呼び出しの回数 |
ロードされたクラスのパッケージ別の累算 | クラス別の累算 | カウント |
見つからないメソッド 実行されていないメソッドの数 |
ロードされたクラスのパッケージ別の累算 | クラス別の累算 |
失敗または空 |
ヒットしたメソッド 実行されたメソッドの数 |
ロードされたクラスのパッケージ別の累算 |
クラス別の累算 | 空またはヒット |
ヒットしたメソッドの割合(%) 上記 2 つの数値の間の比率 |
パッケージ別のロードされたクラスの比率 | クラス別の比率 | 空 |
注: プロファイル・ビューは、ここでは Java を使用して記述されています。異なるアプリケーションのコンテキストからデータのプロファイル作成を行うと、ビューで使用されている用語と構文が変更される場合があります。詳細については、『プロファイル・ビューでのアプリケーション・コンテキストの概要』を参照してください。
「カバレッジ統計」ビューで使用可能なコントロールは、以下のとおりです。
アイコン | 定義 |
---|---|
![]() |
パッケージ統計を表示します。 |
![]() |
クラス統計を表示します。 |
![]() |
メソッド統計を表示します。 |
![]() |
選択された項目のソースを開きます。 |
![]() | ![]() ![]() |
![]() |
使用可能なレポート形式にレコードをエクスポートします。「新規レポート」ダイアログを使用することにより、レポート・タイプを選択し、デフォルトのシステム・エディターを使用して文書を開きます。 |
アイコン | 定義 |
---|---|
![]() |
ビューを更新します。 |
![]() |
表示する列を選択します。 |
![]() | 列でソートします。 |
![]() | 選択されたオブジェクトにフィルターをかけます。 |
![]() |
選択された項目のソースを開きます。 |
このビューは、パッケージ、クラス、またはメソッドの名前に基づいたフィルタリングを提供します。時間またはヒープ・サイズ、およびパッケージ、クラス、メソッド、またはオブジェクト・インスタンスの特定の属性に基づいて、フィルタリングを行うこともできます。
列のタイトルをクリックして、ソートします。列のタイトルをもう一度クリックすると、逆順にソートされます。列のタイトルには、その列が昇順でソートされている場合は >、降順でソートされている場合は < が接頭部に付加されます。
列は非表示にすることも表示することもできます。
また「列の選択」ポップアップ・メニュー項目を使用して、非表示にする列および表示する列の選択や、それらの相対順序の選択ができます。
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プロファイル・ツールの概説
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