メッセージの追加

メッセージは、伝送されるデータの抽象定義を表します。 メッセージは、複数の論理パーツから構成され、各パーツがなんらかの型システム内の定義に関連しています。 WSDL メッセージは、(ポート・タイプ内で) オペレーションの入力エレメント、出力エレメント、およびフォールト・エレメント が参照できる最上位レベルのオブジェクトです。

「アウトライン」ビューを使用して、メッセージを作成することができます。 「メッセージ」フォルダーを右クリックして、「メッセージの追加」をクリックしてください。

入力エレメント、出力エレメント、またはフォールト・エレメント用の新規メッセージを作成する場合、 以下のステップを実行します。

  1. 「設計」ビューで、入力要素、出力要素、またはフォールト要素を右クリックし、 「メッセージの設定」>「新規メッセージ」とクリックします。
  2. ダイアログで、メッセージの名前を入力します。 この名前は、包含する WSDL 文書内で定義されたすべてのメッセージ間で固有でなければなりません。 「OK」をクリックします。
  3. ポート・タイプ内の「設計」ビューに、この新規メッセージが表示されます。

: メッセージは、ポート・タイプ内で参照されます (具体的には、オペレーションの入力オブジェクト、 出力オブジェクト、およびフォールト・オブジェクトにより参照されます)。 バインディング内の入力オブジェクト、出力オブジェクト、およびフォールト・オブジェクトは、メッセージを 参照しません。 したがって、バインディング内の入力、出力、またはフォールト (これらは、バインディング入力、バインディング出力、およびバインディング・フォールトとも呼ばれています) を右クリックして、新規メッセージを作成することはできません。

ヒント: 「アウトライン」ビューを使用して、入力エレメント、出力エレメント、または フォールト・エレメントの新規メッセージを作成することもできます。 「ポート・タイプ」フォルダーの下で、要素を右クリックして 「メッセージの設定」>「メッセージの追加」とクリックします。 「メッセージ」フォルダーの下の「アウトライン」ビューに、メッセージが表示されます。

入力エレメント、出力エレメント、またはフォールト・エレメント用のメッセージを再使用する場合は、以下のステップを実行します。

  1. 「設計」ビューで、入力要素、出力要素、またはフォールト要素を右クリックし、 「メッセージの設定」>「既存のメッセージ」とクリックします。
  2. 名前」フィールドで、検索ストリングを入力してリストをフィルターに掛けるか、 フィールドを空のままにしてすべて表示します。
  3. 以下のオプションの いずれかを選択して、リストの「範囲」を変更することが できます。
    • ワークスペース」。ワークスペースで使用できるメッセージを リストします。
    • エンクロージング・プロジェクト」。ファイルが含まれているプロジェクトで 使用できるメッセージをリストします。
    • 現在のリソース」。現在のファイルで使用できるメッセージを リストします。
    • ワーキング・セット」。 指定されたファイル・セットで使用できるメッセージをリストします。 ワーキング・セットを指定するには、「選択」をクリックします。 既存のワーキング・セットのファイルを選択することも、新規のワーキング・セットを作成することもできます。 ファイルを選択したら、「OK」をクリックします。
  4. 既存のメッセージがリストされます。バインディングを 1 つ選択し、「OK」をクリックします。

入力エレメント、出力エレメント、またはフォールト・エレメント用の既存メッセージを インポートする場合、以下のステップを実行します。

  1. 「設計」ビューで、入力要素、出力要素、またはフォールト要素を右クリックし、 「メッセージの設定」>「既存のメッセージ」とクリックします。
  2. 名前」フィールドで、検索ストリングを入力してリストをフィルターに掛けるか、 フィールドを空のままにしてすべて表示します。
  3. 以下のオプションの いずれかを選択して、メッセージをインポートすることが できます。
    • ワークスペース」。ワークスペースで使用できるメッセージを リストします。
    • エンクロージング・プロジェクト」。ファイルが含まれているプロジェクトで 使用できるメッセージをリストします。
    • ワーキング・セット」。 指定されたファイル・セットで使用できるメッセージをリストします。 ワーキング・セットを指定するには、「選択」をクリックします。 既存のワーキング・セットのファイルを選択することも、新規のワーキング・セットを作成することもできます。 ファイルを選択したら、「OK」をクリックします。
  4. メッセージがリストされます。バインディングを 1 つ選択し、「OK」をクリックします。

これで、ご使用のメッセージにパーツを追加できるようになります。パーツは、 メッセージの論理抽象コンテンツを記述するための柔軟なメカニズムです。