XML ツール - 概要

この製品は、包括的なビジュアル XML 開発環境を提供します。このツール・セットには、DTD、XML スキーマ、および XML ファイルを作成するためのコンポーネントが組み込まれています。

以下の XML ツールが使用可能です。

XML エディターは、XML ファイルを作成し、表示するツールです。これを使用すると、 新規の XML ファイルを最初から作成することも、既存の DTD や XML スキーマから作成することも できます。また、XML ファイルを編集したり、DTD またはスキーマと関連付けたり、 その妥当性を検査したりすることもできます。

DTD エディターは、DTD を作成し、表示するツールです。

XML スキーマ・エディターは、XML スキーマの作成、表示、および妥当性検査を 行うツールです。XML スキーマ・エディターを使用すると、XML スキーマ・コンポーネントの作成、 XML スキーマのインポートおよび表示などのタスクを実行することができます。

XML エディターで大きなファイルを開くときには注意してください。 ワークベンチのメモリー制限を超えると、データをまったく保管しないまま (さらに警告やエラー・メッセージも 表示しないで) ワークベンチが突然終了してしまいます。どれだけのメモリーを 必要とするかの指標として最も適しているのは、XML ファイルのサイズではなく、その中の要素数です。メモリー要件は、ワークベンチでそれ以外に何を開いているかによっても 違ってきます。15 MB のファイルを開けることもあれば、 1 MB のファイルで問題が生じることもあります。したがって、大きな XML ファイルを 開く前にはワークベンチ内のすべてのデータを保管することをお勧めします。これは、 これからも変わらぬ制限事項です。

XML パーサーが、 (例えば DOCTYPE 宣言で) 解決不可能な URI に遭遇したときの振る舞いは、 重大な入出力エラーを報告して、それ以上の処理を停止することです。未解決の URI は、構文エラーとしても意味エラーとしても 表示されないため、パーサーはこれを処理しようとはしません。基本的に、 その文書は未検査のままになります。これは既知の問題です。