ルール言語の概要

この概要では、Active Correlation Technology ルール言語の 主要概念について説明します。

ルール・パターンは、イベント相関状態 (しきい値条件または 重複イベントの検出など) を表現したものです。Active Correlation Technology ルール言語には、IBM® のお客様が対処する必要のあるほとんどのイベント相関状態を表すことが確認されている 7 つのルール・パターンが含まれています。7 つのルール・パターンのうち 6 つはステートフル・ルールを定義し、 1 つはステートレス・ルールを定義します。

ステートフル・ルールは、特定の期間に発生する複数のイベントを相関させ、 それらのイベントに対する応答を生成します。ステートレス・ルールは、 特定の条件を満たす単一イベントのみを処理し、そのイベントに対する応答を 生成します。
ステートフル・ルール (stateful rule)
状態情報を保持するルール。状態情報は、一定期間にわたりイベントのコレクションに対して動作するための、ルール・インスタンスの特性に関する情報です。コレクション、計算、重複、シーケンス、しきい値、またはタイマーの各ルール・パターンによって定義されるルールは、ステートフル・ルールです。
ステートレス・ルール (stateless rule)
状態情報を保持せず、そのため一度に 1 つのイベントに対してのみ動作できるルール。フィルター・パターンによって定義されるルールは、ステートレス・ルールです。