タイマー・パターン

タイマー・ルールは、タイマー・パターンによって定義されます。これにより、一定の間隔で アクションが開始されます。これはステートフル・ルールです。タイマー・ルールはイベントを 処理しませんが、イベントによってアクティブ化または非アクティブ化できます。

概説

タイマー・パターンは、期間の最初に開始し、 期間の最後に停止するタイマーに 類似しています。期間は、ルール言語の <timeWindow> エレメントによって 定義された、必須の時間枠で指定されます。

繰り返さないよう 指定されていない限り、タイマー・パターンは、タイマー・ルールが非アクティブ化されるまで繰り返されます。 このため、タイマー・ルールは、開始されるとアクションを開始する前に 指定された期間待機し、ルールが非アクティブ化されるか、Active Correlation Technology エンジンが シャットダウンするまでこの振る舞いを繰り返します。

タイマー・ルールは、 イベント選択基準を含まない点で独特です。 タイマー・ルールは、<activationInterval> エレメントで定義されるように、 ルールのアクティブ化間隔に従って処理を開始します。デフォルトの <activationInterval> エレメントを使用し、タイマー・パターンを repeat に設定した場合、タイマー・ルールは、 Active Correlation Technology エンジンによってロードされたときに開始され、Active Correlation Technology エンジンが シャットダウンしたときに停止します。イベントを使用してタイマー・ルールを アクティブ化するには、ルールの <activationInterval> エレメント内の <activateOnEvent> エレメントに イベントを指定する必要があります。

ルール応答が実行される条件

タイマー・パターンを 使用すると、<onTimeWindowComplete> エレメントによって定義されるように、 時間枠が完了したときにルール応答が実行されます。

このルール・パターンの使用例

タイマー・パターンは、 クリーンアップ・ルールのインプリメントに便利です。タイマー・パターンの使用例として、 以下を実行するルールが考えられます。
48 時間より長くオープン状態になっている無害な通知イベントをクリアするアクションを、30 分ごとに 実行するルールです。
関連資料
タイマー・ルールのサマリー