<eventCountThreshold> エレメントはしきい値ルールに対してのみ有効です。このエレメントは、特定の期間内にイベント選択基準と一致する必要のあるイベント数を定義します。また、<eventCountThreshold> エレメントは、時間枠として指定可能な 2 つの時間間隔モード (固定またはスライディング) のいずれかも指定します。
時間枠の時間間隔モードは、<eventCountThreshold> エレメントの timeIntervalMode 属性で定義されます。 以下のシナリオは、指定可能な 2 つの時間間隔モードの振る舞いと相違点を示します。
固定モードは静的です。
スライディング・モードは、時間枠内でしきい値に達することを試行して、開始時刻を継続的に調整 (スライド) するという点において動的です。
新たに時間枠が完了するスケジュールとなった 8:09 に、ルールは 2 つのイベントのみを受信していることを判別します。この場合、ルールは 8:04 に受信したイベントを破棄し、8:11 に終了する期間を再計算します (最初のイベントが 8:06 に受信したイベントになったため)。
新たに時間枠が完了するスケジュールとなった 8:11 に、ルールは 2 つのイベントのみを受信していることを判別します。この場合、ルールは 8:06 に受信したイベントを破棄し、8:15 に終了する期間を再計算します (最初のイベントが 8:10 に受信したイベントになったため)。
新たに時間枠が完了するスケジュールとなった 8:15 に、ルールは時間枠を開始した 8:10 のイベント以降イベントが受信されていないことを判別します。ルールはここで <onTimeOut> アクションを実行します。
<eventCountThreshold> には以下の属性があります。
名前 | 説明 | データ・タイプ | 必須? |
---|---|---|---|
threshold | 特定の時間内にイベント選択基準と一致する必要のあるイベント数を定義します。これは、到達すべきイベント・カウントのしきい値です。この値は正の整数でなければなりません。 | xsd:positiveInteger | はい |
timeIntervalMode | 時間枠の時間間隔が固定かスライディングかを定義します。この属性の有効値は以下のとおりです。
|
xsd:string | いいえ |
<eventCountThreshold> に含まれるエレメントはありません。