このリファレンスでは、Active Correlation Technology ルール言語の XML スキーマにおける言語エレメントの詳細を説明します。言語エレメントはアルファベット順にリストされています。各エレメントで使用可能な属性については、そのエレメントに関するトピック内で説明されています。
XML や、SGML および HTML などのその他のマークアップ言語において、エレメントは、開始タグ、終了タグ、関連する属性とその値、そして開始タグと終了タグの間に含まれる任意のテキストから構成される基本単位です。属性は、エレメントの特定の特性を定義するためにエレメントに対してコーディングされる、名前と値のペアです。属性には、その値として提供される情報 (数値情報、テキスト情報、ブール情報など) の種類を識別するデータ・タイプが指定されています。
XML では、ネーム・スペースは、固有の名前を提供してスキーマ内のエレメントおよびタイプ定義と関連付ける Uniform Resource ID (URI) です。
URI は、エレメントの定義を含む XML スキーマを示します。
ネーム・スペースは、プレフィックス・ストリングとそれに続くコロンで指定されます。Active
Correlation Technology ルール言語スキーマは、3 つの異なるファイルで定義され、以下の 3 つのネーム・スペースを使用します。
- xsd:
- このネーム・スペースは、言語エレメントが標準の XML スキーマ (http://www.w3.org で説明されています) で定義されていることを示します。
- br:
- このネーム・スペースは、言語エレメントが Active
Correlation Technology のベース・ルール・セット・スキーマで定義されていることを示します。このスキーマは、com/ibm/correlation/ruleparser/xml/RuleSetBase.xsd サブディレクトリー内の ACTparser.jar ファイルにあります。
例えば、br:ruleSet は RuleSetBase.xsd ファイルで定義されている ruleSet エレメントを指します。
- act:
- このネーム・スペースは、言語エレメントが Active
Correlation Technology 言語スキーマで定義されていることを示します。このスキーマは、 com/ibm/correlation/ruleparser/xml/ACTL.xsd サブディレクトリー内の ACTparser.jar ファイルにあります。
例えば、act:ruleSet は ACTL.xsd ファイルで定義されている ruleSet エレメントを指します。
ルール言語スキーマでは、言語エレメントは、以下の例のようにエレメントまたは複合タイプとして定義されます。
<xsd:element name="symbol" minOccurs="1" maxOccurs="unbounded"></element>
<xsd:complexType name="symbol"></complexType>
このスキーマでは、minOccurs および maxOccurs 属性が、言語エレメントの最小出現数と最大出現数をそれぞれ定義します。表 1 では、minOccurs および maxOccurs 属性に対するさまざまな値の意味を説明します。
表 1. 言語エレメントの出現数を定義するスキーマの属性属性 |
属性値 |
意味 |
minOccurs |
0 |
言語エレメントはオプションです。 |
minOccurs |
1 |
言語エレメントは最低 1 回指定する必要があります。minOccurs 属性のデフォルト値は 1 です。 |
minOccurs |
2 |
言語エレメントは最低 2 回指定する必要があります。 |
maxOccurs |
1 |
言語エレメントを複数回指定することはできません。maxOccurs 属性のデフォルト値は 1 です。 |
maxOccurs |
unbounded |
言語エレメントは、何回でも指定できます。 |