<computedThreshold> エレメントは、しきい値ルールに対してのみ有効です。このエレメントには、各イベントが受信されるごとに呼び出され、現行イベントと、ルールのイベント選択基準に一致したその他のイベントに基づいてしきい値を計算する式が含まれます。この式は、ルールに対して定義された変数に保管される、計算されたしきい値を戻します。ルールはその後、計算されたしきい値を使用して、定義済みのしきい値との比較を行います。
式で使用できる変数に関する情報については、変数 を参照してください。特定の変数の使用方法は、式のコンテキストに依存します。
<computedThreshold> には以下の属性があります。
名前 | 説明 | データ・タイプ | 必須? |
---|---|---|---|
expressionLanguage | 式の記述に使用されているプログラミング言語を 示します。サポートされている式言語は Java™ プログラミング言語のみであるため、この属性の唯一の有効値は java です。 | xsd:NMTOKEN | はい |
threshold | 到達すべきしきい値を定義します。この定義済みしきい値は、ルール変数に対して有効なデータ・タイプに変換できる数値のストリング表記でなければなりません。 | xsd:string | はい |
assignTo | この式から戻される計算されたしきい値を保持する変数名を示します。この変数は、<variable> エレメントを使用して、ルールに対して、ルール・セット、ルール・ブロック、またはルール・レベルで事前に定義されている必要があります。以下のいずれかの数値データ・タイプとして定義されている必要があります。
|
xsd:NMTOKEN | はい |
thresholdComparison | 計算されたしきい値と定義済みしきい値の比較に使用される演算子を定義します。この演算子の有効値は以下のとおりです。
|
xsd:string | はい |
<computedThreshold> に含まれるエレメントはありません。