修飾された表のある SQL ステートメントを現行スキーマ名の異なる環境に移動する場合、 新しい現行スキーマを反映するようにステートメントを変更する必要があります。 しかし、現行スキーマに属する表が SQL ステートメント内で修飾されていない場合は、 そのステートメントを変更する必要がない場合もあります。
データ開発プロジェクトでは、SQL ビルダーで指定する SQL ステートメントで、 現行スキーマに属する表を修飾するかどうかを指定できます。
「プロジェクト・プロパティー」ウィンドウの「生成済み SQL ステートメントで現行スキーマを省略」チェック・ボックスは、表を修飾するかどうかを制御するオプションです。 このチェック・ボックスが選択されているとき、現行スキーマの修飾子は SQL ビルダー内の SQL ステートメントで省略されます。 このチェック・ボックスは、プロジェクト内でデフォルトで選択されています。
このチェック・ボックスが選択されている場合、SQL ビルダーで SQL ステートメントを指定すると、 現行スキーマにある表は修飾されません。 「SQL ソース」ペインで表に対して現行スキーマの修飾子を入力した場合、 フォーカスを「SQL ソース」ペインの外に移動すると、SQL ビルダーは修飾子を除去します。
SQL ステートメントの現行スキーマは、「プロジェクト・プロパティー」ウィンドウで選択された オプションによって決まります。 デフォルトでは、「許可 ID を現行スキーマとして使用」オプションが選択されています。 「SQL 形式での現行スキーマの指定」を選択した場合、 現行スキーマ名を SQL 形式で指定する必要があります。 名前に英小文字かスペースが含まれている場合は、名前を引用符で囲む必要があります。