Java™ エミッター・テンプレート (JET) を作成して、「新規 SQLJ ファイル」ウィザードで収集
される情報を使用する SQLJ ファイルを生成できます。
前提条件: ワークベンチで JET プロジェクトを作成してください。
このタスクを実行するには、Java エミッター・テンプレートの作成経験が必要です。
Java エミッター・テンプレートの作成に関する情報については、eclipse.org の Web サイトで以下の記事を参照してください。
このタスク・ステップではスペースを節約するために、...¥com.ibm.datatools.sqlj ディレクトリーへの絶対パスが省略されています。
絶対パスは、install_directory¥eclipse¥plugins¥com.ibm.datatools.sqlj です。
「新規 SQLJ ファイル」ウィザード用の JET テンプレートを作成して実装するには、次のようにします。
- 以下のようにして、JET プロジェクトにスケルトンを追加します。
- SQLJFileSkeleton.skel ファイルを JET プロジェクトにインポートします。
このファイルは、...¥com.ibm.datatools.sqlj¥templates¥skeleton ディレクトリーに入っています。
- JET プロジェクト内にスケルトンを作成します。
このスケルトンでは、ISQLTemplate インターフェースを実装するクラスを定義する必要があり、このインターフェースは、IBeanData をパラメーターとして受け入れる generate() メソッドを備えている必要があります。
- JET プロジェクト内にテンプレートを作成します。 ファイルを新規作成することもできますし、ワークベンチに付属しているテンプレートの 1 つをインポートして、必要に応じてその内容を変更することもできます。
テンプレート・ファイルは、...¥com.ibm.datatools.sqlj¥templates ディレクトリーに入っています。
テンプレート内の JET ディレクティブには、以下のものが含まれている必要があります。
- ...¥com.ibm.datatools.sqlj¥templates ディレクトリー内のすべてのテンプレートで固有なクラス名。
テンプレート名と同じクラス名を使用することをお勧めします。
- 使用しているスケルトンを参照する skeleton 属性。
- SQLJ プラグイン用のランタイム JAR ファイルをプロジェクトの Java のビルド・パスに追加します。
プロジェクトの「プロパティー」ウィンドウで「Java のビルド・パス」をクリックし、「ライブラリー」ページで以下のいずれかのアクションを実行します。
- 「新規 SQLJ ファイル」ウィザードで SQLJ ファイルを作成した場合は、「変数の追加」をクリックし、「新規変数クラスパス・エントリー」ウィンドウで「SQLJPLUGIN」をダブルクリックします。
- 「新規 SQLJ ファイル」ウィザードを使用しなかった場合は、「外部 JAR の追加」をクリックし、「JAR 選択」ウィンドウで ...¥com.ibm.datatools.sqlj ディレクトリーへ進み、sqlj.jar ファイルをダブルクリックします。
SQLJ プラグイン用のランタイム JAR ファイルは、テンプレート内で、SQLJ プラグイン内のクラスへの参照を解決します。
- テンプレートのコンパイルが正常に完了した後、その .sqljjet ファイルを ...¥com.ibm.datatools.sqlj¥templates ディレクトリーにコピーします。
新規スケルトン・ファイルを作成した場合は、JET ディレクティブ内の参照に一致する ...¥com.ibm.datatools.sqlj の下のサブディレクトリーに、そのスケルトン・ファイルをコピーします。
- テンプレートの説明を、...¥com.ibm.datatools.sqlj¥template¥properties ディレクトリー内の user.properties ファイルに追加します。 そのファイルをテキスト・エディターでオープンし、コメント行の後に以下の 2 行を追加します。
template_file_name.label=Template name
template_file_name.desc=Template description
ラベルの中で指定したテンプレート名は、「新規 SQLJ ファイル」ウィザードの「テンプレート」リストに組み込まれます。
このテンプレートがリスト内で選択された場合は、このテンプレートの説明がリストの隣にある表示ボックスに表示されます。
- ウィザードを使用して SQLJ ファイルを作成し、テンプレートを選択した後、生成された SQLJ ファイル内の結果コードを検討します。
テンプレートに変更を加える必要がある場合は、次のいずれかの方法を使用できます。
- テキスト・エディターを使用して、...¥com.ibm.datatools.sqlj¥templates ディレクトリー内のテンプレート・ファイルを直接変更します。
- ワークベンチを使用して JET プロジェクト内のテンプレートを変更してから、更新したファイルを SQLJ プラグイン・ディレクトリー (...¥com.ibm.datatools.sqlj¥templates) にコピーします。
次回に「新規 SQLJ ファイル」ウィザードを使用して新規 SQLJ ファイルを作成するときに、SQLJ プラグインはテンプレート・ファイルが変更されたことを検出し、更新されたテンプレートを使用します。