SQLJ が使用する静的 SQL は、多くの場合、JDBC が使用する動的 SQL より高速に実行できます。
SQL ステートメントを処理するために、データベース・サーバーは以下のステップを実行します。
動的 SQL により、データベース・サーバーは、それぞれの SQL ステートメントごとに実行時に上記のステップを繰り返します (一部のサーバーは、繰り返し実行される動的 SQL ステートメントの最初の 2 ステップの結果をキャッシュすることができます)。 これらのステップに関連した処理は動的 SQL のパフォーマンスに影響を与えます。
静的 SQL では、設計段階で多くの予備作業を実行します。 ワークベンチが SQLJ ファイルをビルドするたびに、SQLJ 変換プログラムは構文検査と整合性検査を行い、SQLJ ファイルに対応する Java™ ソース・ファイルを作成します。 ユーザーはワークベンチでウィザードを使用して SQLJ カスタマイズ・スクリプトを作成し、実行することができます。 カスタマイズ・スクリプトは、Java クラスをデータベースにバインドするための静的 SQL ステートメントに関する情報が入ったパッケージを作成します。 その後、アプリケーションを実行すると、先行の作業が完了しているので、良好なパフォーマンスが得られます。