DB2 のカスタマイズおよびバインド・プロセス

カスタマイズ・スクリプトを実行すると、DB2® に固有なプロジェクトの SQLJ シリアライズ・プロファイルにランタイム情報が追加され、それらのプロファイルがデータベースにバインドされます。

SQLJ 対応 Java™ プロジェクトはカスタマイズ・スクリプトを使用して、SQLJ 変換プログラムで生成される SQLJ プロファイル用のデータベース上にパッケージを作成します。 また、カスタマイズ・スクリプトは SQLJ プロファイルをデータベースにバインドします。これにより、Java プロジェクトで、動的 SQL でなく静的 SQL を使用できます。 このアクティビティーを省略した場合、プロジェクトは JDBC と同じように動的 SQL を使用します。

DB2SQLJCustomize ウィザードは、指定した情報からカスタマイズ・スクリプトを生成します。 Java プロジェクトへ関連付けられている既存のカスタマイズ・スクリプトを使用して、SQLJ プロファイルを別のデータベースにバインドしたい場合は、ウィザードでカスタマイズ・プロセスをバイパスし、パッケージ内のプロファイルをデータベースにバインドだけさせることもできます。

カスタマイズ・プロセスは、ウィザードで選択されたオプションおよび指定された値に応じてカスタマイズ・スクリプトを作成し、そのスクリプトを実行します。 バインド・プロセスは、DB2 データベース・マネージャーがサポートする 4 つの分離レベルを反映した 4 つのパッケージを作成します。

プロジェクト内で SQLJ プロファイルをカスタマイズおよびバインドした後は、 更新された SQLJ ファイルに関連するプロファイルだけを、再びカスタマイズおよびバインドする必要があります。 カスタマイズおよびバインド・プロセスは、SQLJ ファイルのポップアップ・メニューでコマンドを選択して開始できます。 更新された SQLJ ファイルのプロファイルをカスタマイズおよびバインドする場合、カスタマイズ設定を変更したいのでない限り、DB2SQLJCustomize ウィザードを使用する必要はありません。 カスタマイズ・プロセスは、SQLJ ファイルを含むプロジェクトで、プロファイルのカスタマイズおよびバインドにウィザードを使用したときに指定したカスタマイズ設定を使用します。 カスタマイズ・プロセスは、SQLJ プロファイルに関連したパッケージを判別し、それらをカスタマイズ・スクリプト内で指定します。

関連概念
SQLJ の概要
関連タスク
プロジェクト内での SQLJ プロファイルのカスタマイズとバインディング (DB2)
更新された SQLJ ファイルの SQLJ プロファイルのカスタマイズとバインディング (DB2)

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