このトピックで説明する簡単なガイドラインに従うと、プログラムをより容易にデバッグできます。
- チューニングしていないバージョンを完全にデバッグしてテストするまで、パフォーマンスの
ためにソース・コードを手作業でチューニングしないでください。
手作業によるチューニングは、コードのロジックを分かりにくくすることがあります。
- できれば、1 行に複数のステートメントを入れないでください。デバッガーの機能の中には、
行単位で操作するものがあるからです。例えば、同じ行の複数のステートメントで、
行ブレークポイントをステップオーバーしたり設定することはできません。
- 一時変数をモニターすることによって中間結果の検証を容易にするために、中間式の値を
一時変数に割り当ててください。
例えば、次のように入力しません。
return new String(myvalue);
その代わりに、次のように入力します。
String newString = new String(myvalue);
return newString;
これを行う際、戻すストリングの内容を確認できます。
javac を使用してデバッグのコードをコンパイルする場合は、
コンパイラー・オプションを使用せずに、
ブレークポイントを設定し、ソース・コードをステップスルーできます。
しかし、デバッグの際にローカルのクラス・インスタンスおよび静的変数を
検査する場合は、-g コンパイラー・オプション
を使用します。コンパイラー・オプションの完全なリストについては、JDK から提供される文書を参照してください。