リモート・サーバー要求のデバッグ

リモート WebSphere® Application Server に対してオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) 呼び出しを行う Web オブジェクトをデバッグする際、プログラムの実行がその要求が出されるポイントに到達すると、「新規サーバーへの接続」ダイアログ・ボックスでプロンプトが出されます。

このダイアログ・ボックスには、要求されたアプリケーション・サーバーを実行中のホスト名が示されます。 要求をスキップするには、「スキップ」ラジオ・ボタンを選択して、 「OK」をクリックします。 要求をデバッグするには、次のようにします。

  1. 接続」ラジオ・ボタンを選択します。
  2. JVM デバッグ・ポート」フィールドに、 そのアプリケーション・サーバーの JVM デバッグ・ポート番号を入力します。 WebSphere Application Server のインストール時、このポートの値は 7777 にデフォルト設定されています。このデフォルト値を変更していない場合は、この値を入力します。
  3. その要求に Bean Scripting Framework で開発された JavaScript™ が含まれている場合は、「JavaScript デバッグを使用可能にする」チェック・ボックスを選択 してから、「BSF デバッグ・ポート」フィールドに Bean Scripting Framework デバッグ・ポートを入力します。WebSphere Application Server のインストール時、このポートの値は 4444 にデフォルト設定されています。このデフォルト値を変更していない場合は、この値を入力します。

    JavaScript デバッグを使用可能にする」チェック・ボックスが選択されていない場合は、 JavaScript デバッグは使用可能にならず、「BSF デバッグ・ポート」フィールドは使用不可になります。

  4. そのアプリケーション・サーバーに接続して、要求をデバッグするには、 「OK」をクリックします。
注: 段階的デバッグが使用可能になっているか、 あるいは呼び出されるアプリケーションにブレークポイントを設定してある場合を除いて、 要求はデバッグできません。 段階的デバッグ・モードについては、下記の関連トピックを参照してください。

新しいサーバーへの接続を選択すると、デバッガーはそのサーバーに接続し、 そのサーバーが「デバッグ」ビューに デバッグ制御下の 2 番目のプロセスとして表示されます。 要求のデバッグを終えたら、以下のステップを完了して、要求から切断します。

  1. デバッグ」ビューで、 そのサーバー・プロセスを選択します。
  2. 以下のいずれかのタスクを実行します。
    • 切断」プッシュボタン ( 「切断」アイコン) をクリックします。
    • 右マウス・ボタン・クリックし、 ポップアップ・メニューから「切断」を選択します。
関連概念
段階的デバッグ
関連タスク
段階的デバッグ・モードを使用可能/使用不可にする
メソッドへのステップイントゥ

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