デバッグの設定

J2EE または Web アプリケーションをデバッグする際、混合言語および段階的デバッグを設定し、ステップおよびスレッド・フィルターを設定できます。
注:Java および混合言語デバッグ」設定ページで、パフォーマンス・セクション (「ソースの検索時に最初のファイル名の一致で停止する (Stop at the first file name match when search for source)」チェック・ボックス) は使用すべきでなく、「ソース・ルックアップ・パスの編集」ダイアログ・ボックスの「パス上の重複ソース・ファイルを検索」チェック・ボックスに置き換えられます。 ソースの検索方法の詳細については、下記の関連トピックを参照してください。

Java™ および混合言語、および WebSphere® Application Server のデバッグの設定には、混合言語デバッグの使用可能化、段階的デバッグ・モードの使用可能化、およびステップ・フィルターと段階的フィルター (段階的モードでステップまたはデバッグを行う場合に 、停止させたくないパッケージ、クラスなどのリスト) が含まれます。

ワークベンチ・メニュー・バー から「ウィンドウ」 > 「設定」を 選択して、「設定」ダイアログ・ボックスを開きます。 このダイアログ・ボックスで、「実行/デバッグ」 ノードを選択して、Java デバッグ・セッションのさまざまなデバッグの設定を設定できます。さらに、 Java および混合言語 - ならびに WebSphere Application Server で実行されている Web オブジェクトおよびその他の要素をデバッグするための、以下の設定を設定できます。

混合言語デバッグ

注: このデバッグ機能を IBM® WebSphere Application Server Toolkit でインストールしてある場合は、この設定セクションは使用できません。
ヒント: このセクションの言語のリストは、Java と混合してデバッグする際に使用可能なこの製品の言語を表しています。

Java および混合言語デバッグ」設定ページでは、以下のように、「混合言語デバッグ (Mixed Language Debug)」セクションで混合言語デバッグ設定を設定できます。

  1. 混合言語デバッグを使用可能にするには、「混合言語デバッグを使用可能にする (Enable mixed language debugging)」チェック・ボックスを選択します。 デフォルトでは、このチェック・ボックスが選択されています。
  2. 混合言語デバッグを使用可能にする (Enable mixed language debugging)」チェック・ボックスの選択以外に、混合言語デバッグを使用可能にする際の言語を選択する必要があります。 「混合言語デバッグ (Mixed Language Debug)」セクションにリストされた言語のすべてで混合言語デバッグを使用可能にするには、その言語の隣にあるチェック・ボックスを選択します。 すべての言語を使用可能にするには、「すべて使用可能にする」プッシュボタンをクリックします。 すべての言語を使用不可にするには、「すべて使用不可にする」プッシュボタンをクリックします。

段階的デバッグ

ヒント: このセクションの言語のリストは、段階的デバッグの使用可能化に使用できるこの製品の言語を表しています。

Java および混合言語デバッグ」設定ページでは、 以下のように、「段階的」セクションで段階的デバッグ設定を設定できます。

  1. デバッグ・セッションを起動する際にデフォルトで段階的デバッグ・モードを使用する場合は、「段階的デバッグ・モードをデフォルトで使用可能にする (Enable step-by-step debug mode by default)」チェック・ボックスを選択します。
    注:段階的デバッグ」ダイアログ・ボックスの「段階的モードを使用不可にする (Disable step-by-step mode)」チェック・ボックスを選択することによって、現行デバッグ・セッションでの段階的モードを使用不可にすることもできます。
  2. 段階的」セクションにリストされた 要素のすべてで段階的デバッグを使用可能にするには、 要素の隣にあるチェック・ボックスを選択します。 すべての要素を使用可能にするには、 「すべて使用可能にする」プッシュボタンをクリックします。 すべての要素を使用不可にするには、 「すべて使用不可にする」プッシュボタンをクリックします。

    要素を選択すると、その要素の段階的な振る舞いに関するその他の設定が、「設定」プッシュボタンによって使用可能な場合があります。

Web オブジェクトに対する段階的デバッグの使用可能化

Web オブジェクトをデバッグする際に、段階的フィルターが適用されると、デバッガーはフィルターで除かれていないすべての Web オブジェクトで停止します。 Web オブジェクトの段階的デバッグを使用可能にするには、 「Web オブジェクト」要素の隣にある チェック・ボックスを選択します。 ステップイントゥできる Web オブジェクトのロード時にフィルターを適用する場合は、「Web オブジェクト」要素を選択してから、「設定」プッシュボタンをクリックします。 これにより、 「Web オブジェクト・フィルター」ダイアログ・ボックスが開きます。 このダイアログ・ボックスで、「フィルターの適用」チェック・ボックスを選択すると、Web オブジェクトのフィルターが使用可能になります。 このチェック・ボックスが選択された場合、次のようにしてフィルターを追加および除去できます。

  1. デバッガーにストリングをフィルターとして認識させるには、 「フィルターの追加」をクリックして、 ダイアログ・ボックスにフィルター (直接入力するクラスまたはパッケージ) を入力します。
  2. デバッガーにクラスをフィルターとして認識させるには、 「クラスの追加」をクリックして、 結果のダイアログ・ボックスを完了します。 Web オブジェクトのクラスをフィルタリングすると、デバッガーはその中で停止しません。その代わり、デバッガーは、段階的モードが Web オブジェクトに対して使用可能でないかのように動作します。
  3. デバッガーにパッケージをフィルターとして認識させるには、 「パッケージの追加」をクリックして、 結果のダイアログ・ボックスを完了します。
  4. フィルターを除去するには、そのフィルターを選択してから、 「除去」をクリックします。

定義済みフィルターを一時的に使用不可にするには、そのチェック・ボックスを選択解除します。 あるいは、すべての定義済みフィルターを使用不可にするには、 「すべて使用不可にする」をクリックします。 使用不可にしたフィルターを使用可能にするには、そのチェック・ボックスを選択するか、 あるいは「すべて使用可能にする」をクリックして、 すべてのフィルターを使用可能にします。

注: Web オブジェクトの段階的デバッグがサポートされるのは、 WebSphere Application Server をデバッグするときのみです。

ステップ・フィルター

設定」ダイアログ・ボックスで、 「実行/デバッグ」>「Java および混合言語デバッグ 」>「ステップ・フィルター」を選択すると、「ステップ・フィルター」ページが開きます。 このページでは、Java ステップ・フィルター設定を設定できます。

ステップ・フィルターを使用すると、ご使用のアプリケーションのみをデバッグするように、ご使用のコードが依存する外部パッケージのデバッグを回避できます。 ステップ・フィルターは、ステップイントゥとステップ・リターンに影響を与えます。 これらは、段階的フィルターからは独立しています。 ステップ・フィルターは、「WebSphere Application Server デバッグ」の段階的フィルターと同じ方法で設定されます (前述のとおり)。

スレッド・フィルター

設定」ダイアログ・ボックスで、 「実行/デバッグ」>「Java および混合言語デバッグ 」>「スレッド・フィルター」を選択すると、「スレッド・フィルター」ページが開きます。 このページでは、 Java スレッド・フィルター設定を設定できます。

「デバッグ」ビューから Java スレッドをフィルター処理するには、「スレッド・フィルターの適用」および「Java スレッド」チェック・ボックスを選択します。 Java スレッドは、フィルター処理されると、それにデバッグ・イベント (例えばブレークポイント) が発生しない限り、「デバッグ」ビューに表示されません。


フィードバック