新規 Java および混合言語デバッグ起動構成の作成

起動構成とは、別々に起動できる、異なるワークベンチ構成を定義および保管するためのメカニズムです。 起動構成を使用して、デバッグ・セッションを起動できます。

混合言語アプリケーションをデバッグする際の起動構成を作成するには、以下のステップを完了します。

  1. 起動/デバッグ/実行のアクション・セットを提供するワークベンチ・パースペクティブ (デバッグ・パースペクティブなど) で、以下のいずれかのタスクを実行します。
    • ワークベンチ・メニュー・バー から「実行 」 > 「デバッグ」を選択して、 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスを開きます。
    • ワークベンチ・ツールバーの「デバッグ」プッシュボタンの隣の下矢印をクリックして、リストから「デバッグ」を選択します。 これにより、 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスが開きます。
  2. デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスで、以下のいずれかのタスクを実行します。
    • Java および混合言語アプリケーション」ノードを選択して、「新規の起動構成」をクリックします。
    • Java および混合言語アプリケーション」ノードを 右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニュー から「新規」を選択します。
    • Java および混合言語アプリケーション」ノードをダブルクリックします。
  3. 名前」フィールドで、 作成する構成の選択項目の名前を入力します。
  4. 起動構成では、右側のタブを使用して起動の特定の局面を制御できます。
    1. メイン」タブは、起動されるクラスを定義します。 起動するクラスを含むプロジェクトの名前をプロジェクト・フィールドに入力し、 メイン・クラスの完全修飾名を「メイン・クラス」フィールド に入力します。 プログラムがデバッグ・モードで起動するときは常に、 プログラムをメイン・メソッド内で停止させるには、 「メインで停止」チェック・ボックスにチェックを入れます。
      注:
      • プロジェクトを指定する必要はありませんが、これがあると、デフォルトのクラスパス、ソース・ルックアップ・パス、および JRE を設定できます。
      • コードでブレークポイントを設定していない場合は、「メインで停止」フィーチャーが役立ちます。
    2. 引数」タブは、 アプリケーションおよび仮想マシン (ある場合) に渡される引数を定義します。 起動済みアプリケーションが使用する作業ディレクトリーを指定することもできます。
    3. JRE」タブは、 アプリケーションの実行またはデバッグに使用する JRE を定義します。 既に定義済みの複数の JRE から JRE を 1 つ選択するか、または新規 JRE を定義することができます。
      注: Java™ から呼び出されたほかの言語をデバッグする場合は、その言語に特定 JRE 要件を伴う場合があります。 JRE を選択する前に、デバッグする言語の資料を参照してください。
    4. クラスパス」タブは、アプリケーションの実行またはデバッグ時に使用されるクラス・ファイルのロケーションを定義します。 デフォルトでは、ユーザー・クラスおよびブートストラップのクラス・ロケーションは、関連したプロジェクトのビルド・パスより派生します。 これらの設定は、ここで指定変更できます。
    5. ソース」タブは、アプリケーションのデバッグ時にソースの表示に使用するソース・ファイルのロケーションを定義します。 デフォルトでは、 これらの設定は関連したプロジェクトのビルド・パスより派生します。 これらの設定は、ここで指定変更できます。ソース・ルックアップ・パス」を変更する場合は、以下のタスクを実行します。
      • ソース・ロケーションを追加するには、「追加」をクリックします。 これにより、「ソースの追加」ダイアログ・ボックスが起動し、追加するソース・ロケーションのタイプを選択できます。 「ソースの追加」ダイアログ・ボックスの選択リストから「ワークスペース」を選択すると、ワークスペース内のすべてのプロジェクトがソース検索パスに追加されます。 混合言語のデバッグに有効なほかの選択を行うと、すべてダイアログ・ボックスが表示され、使用するソース検索パス・ロケーションの入力または参照を行うことができます。
      • 既存のエントリーを除去するには、ソース・ロケーションを選択し、 「除去」をクリックします。
      • 既存のエントリーの順序を設定するには、ソース・ロケーションを選択し、 「上 (Up)」または「下 (Down)」を クリックしてそのロケーションの位置を変更します。
        注: 場合によっては、ロケーションの位置を変更しても、次にプログラムを起動するまで有効にならないことがあります。

      ソース検索パス内のソース・ファイル名のすべてのインスタンスを検索する場合は、 「パス上の重複ソース・ファイルを検索」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択し、デバッガーがファイル名の複数のインスタンスを見つけた場合、正しいソース・ファイルの選択を促すプロンプトがダイアログ・ボックスから出されます。

    6. 共通」タブは、 起動構成に関する一般情報を定義します。 起動構成を特定のファイルに保管して、起動構成の起動時にアクティブにするパースペクティブを指定する選択を行えます。共通 (Common)」ページで、以下のタスクをすべて実行できます。
      • 起動構成をローカルに保管し、単一のユーザーに使用させる場合は、 必ず「ローカル」ラジオ・ボタンを選択してください。 起動構成をワークスペースにファイルとして保管し、チームで使用するリポジトリー内で共用する場合は、「共用 (Shared)」ラジオ・ボタンを選択して、「共用構成のロケーション」フィールドに、起動構成を保管する必要があるプロジェクト・ロケーションを入力します。 あるいは、プロジェクトを参照してもかまいません。
      • 起動構成を、「デバッグ」プッシュボタンのお気に入りメニュー、または「デバッグ」メニューの「デバッグ・ヒストリー (Debug History)」リストのお気に入りデバッグ構成として表示させる場合は、「デバッグ」チェック・ボックスを選択します。
  5. 起動構成に必須の全情報が指定された場合に、 「デバッグ」プッシュボタンおよび 「適用」プッシュボタンが使用可能になります。 「適用」をクリックすると、起動構成が保管されます。 この時点で、デバッグ・セッションを起動せずにダイアログ・ボックスを閉じることも、 「デバッグ」をクリックして、 その新しい起動構成を使用してデバッグ・セッションを起動することも選択できます。 「デバッグ」をクリックすると、 起動構成に対して行った変更が保管され、デバッグ・セッションが起動されます。

    デバッグ起動構成は、保管後に編集できます。 デバッグ起動構成の編集の詳細については、下記の関連タスクを参照してください。

    ヒント: 起動構成設定をまだ保存していない場合で、除去または変更する必要がある起動構成設定に入力している場合は、「戻す」をクリックすると、実行したすべての変更が除去されます。
  6. 起動構成に必須の情報が指定されていない場合、または指定した情報にエラーがある場合には、 ダイアログ・ボックスの上部に何が欠落しているかを示すメッセージが表示されます。
  7. ダイアログ・ボックスでの作業を終了したら、 「クローズ」をクリックして終了します。

デバッグ用の Web オブジェクトを起動する場合は、デバッグ・アダプターを使用してデバッグ・セッションを起動した後、ブラウザーにその URL を入力して、Web オブジェクトを起動する必要があります。

関連タスク
デバッグの準備
デバッグ・セッションの開始
デバッグ起動ショートカットの使用
既存の起動構成を使用したデバッグ・セッションの開始
起動構成の編集
起動構成の除去
既存の起動構成からの新規起動構成の作成

フィードバック