起動構成とは、別々に起動できる、異なるワークベンチ構成を定義および保管するためのメカニズムです。
起動構成を使用して、デバッグ・セッションを起動できます。
WebSphere Application Server で実行中の Web オブジェクトをデバッグできるように
起動構成を作成するには、以下のようにします。
- デバッグ・モードで WebSphere Application Server を開始します。
- 起動/デバッグ/実行のアクション・セットを提供するワークベンチ・パースペクティブ (デバッグ・パースペクティブなど) で、以下のいずれかのタスクを実行します。
- ワークベンチ・メニュー・バー
から「実行 」 > 「デバッグ」を選択して、
「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスを開きます。
- ワークベンチ・ツールバーの「デバッグ」プッシュボタンの隣の下矢印をクリックして、リストから「デバッグ」を選択します。
これにより、
「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスが開きます。
- 「デバッグ」起動構成のダイアログ・ボックスで、以下のいずれか 1 つを行います。
- 「WebSphere Application Server」ノードを選択し、「新規の起動構成」をクリックします。
- 「WebSphere Application Server」ノードを右クリックして、ポップアップ・メニューから「新規」を選択します。
- 「WebSphere Application Server」ノードをダブルクリックします。
- 「名前」フィールドで、
作成する構成の選択項目の名前を入力します。
- 「接続」タブを選択して、それを前景に移します。
- 「接続」タブの「プロジェクト」フィールドで、
デバッグするアプリケーションのソースが入ったプロジェクトの名前を入力します。このプロジェクトは、Java プロジェクト、または、Java ネーチャーのある
プロジェクトである必要があります。
「プロジェクト」フィールドに
プロジェクト名を入力するのではなく、「参照」をクリックして、
プロジェクトを参照できます。
このフィールドは必ず完了する必要があります。
- 「IBM WebSphere サーバー・タイプ」フィールドで、デバッガーを接続する WebSphere Application Server のバージョンを選択します。
- 「ホスト名」フィールドで、アプリケーション・サーバーとアプリケーションが実行されるマシンのホスト名または IP アドレスを入力します。アプリケーション・サーバーとアプリケーションが、ワークベンチとして
使用されているものと同一のマシンで実行中の場合、デフォルトの localhost 値を受け入れます。
- 「JVM デバッグ・ポート」フィールドに、WebSphere Application Server JVM が listen しているポート番号を入力します。
このフィールドのデフォルト値は通常、7777 です。
- JavaScript を追加し、Bean Scripting Framework で開発している Java アプリケーションの
起動構成を作成する場合、「JavaScript デバッグを使用可能にする」チェック・ボックスを選択してから、
「BSF デバッグ・ポート」フィールドに Bean Scripting Framework のデバッグ・ポートを入力します。
このフィールドのデフォルト値は 4444 です。
「JavaScript デバッグを使用可能にする」チェック・ボックスが選択されていない場合は、JavaScript デバッグは
使用可能にならず、「BSF デバッグ・ポート」フィールドは使用不可になります。
注: このオプションは、「IBM WebSphere サーバー・タイプ」が「WebSphere v5 サーバー」に
設定されている場合のみ使用可能です。
- 「JVM の終了を許可」ラジオ・ボタンは、「強制終了」コマンドをデバッガーで使用可能に
するかどうかを決定するトグルです。接続している JVM の強制終了を可能にする場合は、このオプションを選択します。
注: このオプションが選択され、「強制終了」コマンドを選択すると、アプリケーション・サーバーが終了します。
- デバッグ対象の Web オブジェクトのソースが、「接続」ページで指定されている
プロジェクトの外部にある場合は、「ソース」タブを選択して、それを前景に移します。
- 「ソース・ルックアップ・パス」は、Java ランタイムのプロジェクト・パスおよびロケーションにデフォルト設定します。
「ソース・ルックアップ・パス」を変更する場合、「デフォルト・ソース・ルックアップ・パスの使用」
チェック・ボックスを選択解除すると、以下のようにソース・ルックアップ・パスを変更できるようになります。
- 既存のエントリーの順序を設定するには、ソース・ロケーションを選択し、「上へ」または「下へ」をクリックします。
- 既存のエントリーを除去するには、ソース・ロケーションを選択し、
「除去」をクリックします。
- ソース・ロケーションを追加するには、「プロジェクトの追加」、「JAR の
追加」または希望に応じて「外部 JAR の追加」の順にクリックし、表示された選択ダイアログを完了します。
- 検索対象のフォルダーおよびコンテナーの追加などのソース・ロケーションの拡張オプションについては、
「拡張」をクリックし、表示されたダイアログを完了します。
- 「共通」タブを選択して、
それを前景に移します。
「共通」ページでは、以下を行うことができます。
- 起動構成をローカルに保管し、単一のユーザーに使用させる場合は、
必ず「ローカル」ラジオ・ボタンを選択してください。
起動構成をワークスペースにファイルとして保管し、チームで使用するリポジトリー内で共用する場合は、
「共用」ラジオ・ボタンを選択して、「共用構成のロケーション」フィールドに、
起動構成を保管する必要があるプロジェクト・ロケーションを入力します。
あるいは、プロジェクトを参照してもかまいません。
- 「起動時にパースペクティブを切り替え、または開く (Perspective to switch to or open when launched in)」グループで
起動した後に開くパースペクティブを選択します。
この選択は「デバッグ・モード」フィールドのドロップダウン・メニューで行います。
- 起動構成を、「デバッグ」プッシュボタンのお気に入りメニュー、
または「デバッグ」メニューの「デバッグ・ヒストリー (Debug History)」リストの
お気に入りデバッグ構成として表示させる場合は、「デバッグ」チェック・ボックスを選択します。
- 起動構成に必須の全情報が指定された場合に、
「デバッグ」プッシュボタンおよび
「適用」プッシュボタンが使用可能になります。
「適用」をクリックすると、起動構成が保管されます。
この時点で、デバッグ・セッションを起動せずにダイアログ・ボックスを閉じることも、
「デバッグ」をクリックして、
その新しい起動構成を使用してデバッグ・セッションを起動することも選択できます。
「デバッグ」をクリックすると、
起動構成に対して行った変更が保管され、デバッグ・セッションが起動されます。
デバッグ起動構成は、保管後に編集できます。
デバッグ起動構成の編集の詳細については、下記の関連タスクを参照してください。
ヒント: 起動構成設定をまだ保存していない場合で、
除去または変更する必要がある起動構成設定に入力している場合は、「戻す」をクリックすると、
実行したすべての変更が除去されます。
- 起動構成に必須の情報が指定されていない場合、または指定した情報にエラーがある場合には、
ダイアログ・ボックスの上部に何が欠落しているかを示すメッセージが表示されます。
- ダイアログ・ボックスでの作業を終了したら、
「クローズ」をクリックして終了します。
デバッグ・アダプターを使用してデバッグ・セッションを起動した後、ブラウザーにその URL を入力して、Web オブジェクトを起動する必要があります。