XSL 変換起動構成の使用

起動構成とは、別々に起動できる、異なるワークベンチ構成を定義および保管するためのメカニズムです。 起動構成を使用して、デバッグ・セッションを起動できます。

デバッグ用に XSL 変換をロードする起動構成を作成するには、以下のステップを完了します。

  1. 起動/デバッグ/実行のアクション・セットを提供するワークベンチ・パースペクティブ (デバッグ・パースペクティブなど) で、以下のいずれかのタスクを実行します。
    • ワークベンチ・メニュー・バー から「実行 」 > 「デバッグ」を選択して、 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスを開きます。
    • ワークベンチ・ツールバーの「デバッグ」プッシュボタンの隣の下矢印をクリックして、リストから「デバッグ」を選択します。 これにより、 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスが開きます。
  2. デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスで、以下のいずれかのタスクを実行します。
    • XSL 変換 (XSL Transformation)」ノードを 選択して、「新規の起動構成」をクリックします。
    • XSL 変換 (XSL Transformation)」ノードを右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから「新規」を選択します。
    • XSL 変換 (XSL Transformation)」ノードをダブルクリックします。
  3. これにより、ダイアログ・ボックスの右側に、起動構成タブと入力フィールドが 表示されます。
  4. 名前」フィールドで、 作成する構成の選択項目の名前を入力します。
  5. メイン」タブを選択して、 それを前景に移します。
    1. メイン」タブの「プロジェクト」フィールドで、デバッグするアプリケーションのソースが入ったプロジェクトの名前を入力します。 アプリケーションがワークベンチ・プロジェクト内にない場合は、プロジェクト・フィールドが空のままの場合があります。 しかし、プロジェクトが指定されていない場合は、「ソース (Source)」タブ・ページのソース・ルックアップ・パスを変更して、ソースのロケーションをインクルードします。

      プロジェクト」フィールドに プロジェクト名を入力するのではなく、「参照」をクリックして、 プロジェクトを参照できます。

      このフィールドを完了すると、タブの他のフィールドの「参照」ボタン・ロケーションは、プロジェクト・ロケーションにデフォルト設定されます。

    2. デバッグする XSL ファイルの絶対パスと名前を「ソース XSL ファイル (Source XSL file)」フィールドに入力します。 あるいは、「参照」をクリックして、ファイルを参照してもかまいません。 このフィールドは必ず完了する必要があります。
    3. ソース XML ファイル (Source XML file)」フィールドに、デバッグする XSL ファイルの XML 入力ファイルの絶対パスと名前を入力します。 あるいは、「参照」をクリックして、ファイルを参照してもかまいません。 このフィールドは必ず完了する必要があります。
    4. 出力ファイル (Output file)」フィールドで、出力ファイルの名前とロケーションを指定します。 このフィールドは必ず完了する必要があります。
    5. デフォルトでは、「最初のテンプレート・ルールで停止 (Stop in first template rule)」チェック・ボックスが選択されます。 このチェック・ボックスが選択されると、変換プロセスは、XSL ファイルで定義された最初のテンプレートで停止します。
  6. パラメーター (Parameters)」タブをクリックします。 「パラメーター」ページで、以下の指定を行うことができます。
    1. スタイルシート・パラメーター - 「追加」をクリックして、新規スタイルシート・パラメーターの名前をこのリストに追加します。 XSL スタイルシートで、名前xsl:param を定義できます。 このページを使用して、パラメーターに新規のを指定することも、既存の値を指定変更することもできます。
    2. 出力プロパティー - ソース・ファイルに指定されたデフォルトの出力プロパティーを指定変更してもかまいません。 フィールドについての詳細は、F1 をクリックしてください。
    3. 変換プロパティー - 「再帰の制限」および 「URI ベース」を指定できます。「再帰の制限」は、変換にリンクさせるレベル数を指定し、「URI ベース」は、URI が正しく解決されるように設定できるコンテキスト・パスです。
  7. クラスパス」タブをクリックします。 「クラスパス」ページは、アプリケーションの実行およびデバッグ時に使用されるクラス・ファイルのロケーションを定義します。 XSL スタイルシートをデバッグするときは、XSL 拡張機能を介して XSL 変換によって呼び出された Java™ クラスの検索時にクラスパスが使用されます。

    デフォルトでは、ユーザー・クラスおよびブートストラップのクラス・ロケーションは、関連したプロジェクトのビルド・パスより派生します。 これらの設定は、ここで指定変更できます。

  8. ソース・ルックアップ・パスを設定するには、「ソース」タブを選択して、以下のタスクを実行します。
    • ソース・ロケーションを追加するには、「追加」をクリックします。 これにより、「ソースの追加」ダイアログ・ボックスが起動し、追加するソース・ロケーションのタイプを選択できます。 「ソースの追加」ダイアログ・ボックスの選択リストから「ワークスペース」を選択すると、ワークスペース内のすべてのプロジェクトがソース検索パスに追加されます。 XSL 変換のデバッグに有効なほかの選択を行うと、すべてダイアログ・ボックスが表示され、使用するソース検索パス・ロケーションの入力または参照を行うことができます。
    • 既存のエントリーを除去するには、ソース・ロケーションを選択し、 「除去」をクリックします。
    • 既存のエントリーの順序を設定するには、ソース・ロケーションを選択し、 「上 (Up)」または「下 (Down)」を クリックしてそのロケーションの位置を変更します。

    ソース検索パス内のソース・ファイル名のすべてのインスタンスを検索する場合は、 「パス上の重複ソース・ファイルを検索」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択し、デバッガーがファイル名の複数のインスタンスを見つけた場合、正しいソース・ファイルの選択を促すプロンプトがダイアログ・ボックスから出されます。

  9. 共通 (Common)」タブを選択して、 それを前景に移します。 「共通 (Common)」ページで、以下のタスクを実行できます。
    • 起動構成をローカルに保管し、単一のユーザーに使用させる場合は、 必ず「ローカル」ラジオ・ボタンを選択してください。 起動構成をワークスペースにファイルとして保管し、チームで使用するリポジトリー内で共用する場合は、「共用 (Shared)」ラジオ・ボタンを選択して、「共用構成のロケーション」フィールドに、起動構成を保管する必要があるプロジェクト・ロケーションを入力します。 あるいは、プロジェクトを参照してもかまいません。
    • 起動構成を、「デバッグ」プッシュボタンのお気に入りメニュー、または「デバッグ」メニューの「デバッグ・ヒストリー (Debug History)」リストのお気に入りデバッグ構成として表示させる場合は、「デバッグ」チェック・ボックスを選択します。
  10. 起動構成に必須の全情報が指定された場合に、 「デバッグ」プッシュボタンおよび 「適用」プッシュボタンが使用可能になります。 「適用」をクリックすると、起動構成が保管されます。 この時点で、デバッグ・セッションを起動せずにダイアログ・ボックスを閉じることも、 「デバッグ」をクリックして、 その新しい起動構成を使用してデバッグ・セッションを起動することも選択できます。 「デバッグ」をクリックすると、 起動構成に対して行った変更が保管され、デバッグ・セッションが起動されます。

    デバッグ起動構成は、保管後に編集できます。 デバッグ起動構成の編集の詳細については、下記の関連タスクを参照してください。

    ヒント: 起動構成設定をまだ保存していない場合で、除去または変更する必要がある起動構成設定に入力している場合は、「戻す」をクリックすると、実行したすべての変更が除去されます。
  11. 起動構成に必須の情報が指定されていない場合、または指定した情報にエラーがある場合には、 ダイアログ・ボックスの上部に何が欠落しているかを示すメッセージが表示されます。
  12. デバッグ・セッションを起動するのにダイアログ・ボックスを使用しなかった場合は (例えば、代わりにそれを使用して起動構成を作成し保管した場合)、その処理の終了時に「クローズ」をクリックしてダイアログ・ボックスを終了してください。
関連タスク
デバッグの準備
ソースの探索
デバッグ・セッションの開始
デバッグ起動ショートカットの使用
既存の起動構成からの新規起動構成の作成
起動構成の編集
起動構成の除去

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