ソースの探索

デバッグ中のアプリケーションのソースは、デバッグ・セッション中はエディターに表示されます。エディター から、ブレークポイント設定のようなデバッグ・アクションを実行できます。

XSL 変換のデバッグ用に起動構成を作成するときは、起動構成のソース・ルックアップ・パスを設定できます。 デバッグ・セッションの開始後、このソース検索パスを変更できます。 デバッガーは、ソース・ルックアップ・パスでソースを見つけられない場合は、URL を利用してそれを検索します。 URL によってソースを見つけられない場合は、「デバッガー・ソース未検出エディター (Debugger Source Not Found Editor)」を開き、そこでソース・ルックアップに使用する別のパスを指定できます。

注: ワークスペース内にプロジェクトがない XSL 変換をデバッグし、変換がインクルード・ファイルまたはインポート・ファイルを使用する場合は、起動構成の「ソース (Source)」タブでソースのロケーションを必ず追加してください。 あるいは、ソースのロケーションを、「ソース・ルックアップ・パスの編集」ダイアログ・ボックスのソース・ルックアップ・パスに追加してもかまいません。 デバッガーは、起動時に指定されたパスからメイン XSLT スタイルシートのソースを検索します。しかし、インクルード・ファイルまたはインポート・ファイルの場合は、デバッガーに絶対パスがなく、したがって、デバッガーにソース・ロケーションを提供する必要があります。

ソース検索パスの変更

デバッグ・セッションの起動後は、以下のステップを完了して、ソース検索パスの変更または追加を行うことができます。

  1. デバッグ・ターゲット (またはそのスレッドまたはスタック・フレームのいずれか) を 右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューから 「ソース・ルックアップの編集 (Edit Source Lookup)」を選択します。
  2. ソース・ルックアップ・パスの編集」ダイアログ・ボックスで、以下のタスクを実行します。
    • ソース・ロケーションを追加するには、「追加」をクリックします。 これにより、「ソースの追加」ダイアログ・ボックスが起動し、追加するソース・ロケーションのタイプを選択できます。 「ソースの追加」ダイアログ・ボックスの選択リストから、
      • ワークスペース」を選択すると、 ワークスペース内のすべてのプロジェクトがソース検索パスに追加されます。
      • デバッグ・エンジン (Debug engine)」を選択しても、ソース・ルックアップ・パスには影響しません。
      このダイアログ・ボックスでほかの選択を行うと、すべて別のダイアログ・ボックスが開き、そこで、使用するソース検索パス・ロケーションの入力または参照を行うことができます。
    • 既存のエントリーを除去するには、ソース・ロケーションを選択し、 「除去」をクリックします。
    • 既存のエントリーの順序を設定するには、ソース・ロケーションを選択し、 「上 (Up)」または「下 (Down)」を クリックしてそのロケーションの位置を変更します。
  3. ソース検索パス内のソース・ファイル名のすべてのインスタンスを検索する場合は、 「パス上の重複ソース・ファイルを検索」チェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択し、デバッガーがファイル名の複数のインスタンスを見つけた場合、正しいソース・ファイルの選択を促すプロンプトがダイアログ・ボックスから出されます。
  4. パスを変更した後、「OK」をクリックしてダイアログ・ボックスを閉じ、新しいパスをソースの検索に使用します。
    注: ソース・ルックアップ・パスへの変更は、選択されたデバッグ・セッションの起動に使用された起動構成に保管されます。

ソース・ファイルが見つからない場合

ソースが見つからないときには、ソースなしでエディターを開いてください。 エディターでは、ソース・ルックアップ・パスを、ソース・ファイルのロケーションを指すように編集できます。 ソース・ルックアップ・パスを編集するには、「ソース・ルックアップ・パスの編集」プッシュボタンを選択します。 これにより、「ソース・ルックアップ・パスの編集」ダイアログ・ボックスが 表示されます。 このダイアログ・ボックスの使用に関する指示は、前のセクションに記載されています。

複数のソース・ファイルが検出された場合

ソース・ルックアップ・パスがソース検索パス内のソース・ファイル名のすべてのインスタンスを検索するように設定されていて、 かつデバッガーがソース・ファイル名の複数インスタンスを見つける場合は、正しいソース・ファイルを選択するように 「ソース・ファイルの選択」ダイアログ・ボックスによってプロンプトが出されます。 このダイアログ・ボックスで、リストから正しいソース・ファイルを選択し、「OK」をクリックして、それがエディターで開くようにします。


フィードバック