プログラムのステップスルー

スレッドが中断されている場合は、ステップ制御を使用して、プログラムの実行を 1 行ずつ ステップスルーできます。

ステップ・オペレーション中に、ブレークポイントまたは例外が 検出されると、実行はブレークポイントまたは例外で中断され、ステップ・オペレーションが終了します。

ステップオーバー

「ステップオーバー」コマンドを実行するには、次のようにします。

  1. デバッグ」ビューでステップするスレッドを選択します。
  2. 以下のいずれかのタスクを実行します。
    • デバッグ」ビュー・ツールバーの「ステップオーバー」ボタン (「ステップオーバー」ボタン) をクリックします。
    • ワークベンチ・メニュー・バー から、「実行 」 > 「ステップオーバー」を選択します。
  3. 現在選択されている行が実行され、次の実行可能行で実行が中断されます。

デバッガー設定でノード単位のステップをオンに設定していれば、ステップオーバー・アクションは行単位ではなくノード単位でステップします。

注:
  • ステートメントをステップオーバーする場合は、コンテキストはループで変更されるので、新規スタック・フレームが追加されます。
  • テンプレート・ルールの最後の行をステップオーバーする場合、デバッガーは、現行コンテキストの次の要素と一致するテンプレート・ルールで停止するか、あるいはコンテキスト内のすべての要素が処理されている場合は、呼び出し側のテンプレート・ルールに戻ります。

ステップイントゥ

「ステップイントゥ 」コマンドを実行するには、次のようにします。

  1. デバッグ」ビューでステップするスレッドを選択します。
  2. 以下のいずれかのタスクを実行します。
    • デバッグ」ビュー・ツールバーの「ステップイントゥ」ボタン (「ステップイントゥ」ボタン) をクリックします。
    • ワークベンチ・メニュー・バー から、「実行 」 > 「ステップイントゥ」を選択します。
  3. 現在行が単純ステートメントである場合、このコマンドで、 ステートメントが実行されます。 現在行に、xsl:apply-templatesxsl:call-template、または拡張関数呼び出しが含まれる場合、このコマンドは該当するテンプレート・ルールまたは関数にステップイントゥします。

ステップ・リターン

「ステップ・リターン」コマンドを実行するには、次のようにします。

  1. デバッグ」ビューでステップするスレッドを選択します。
  2. 以下のいずれかのタスクを実行します。
    • デバッグ」ビュー・ツールバーの「ステップ・リターン」ボタン (「ステップ・リターン」ボタン) をクリックします。
    • ワークベンチ・メニュー・バー から、「実行 」 > 「ステップ・リターン」を選択します。
  3. 現行のスタック・フレームがスタックからポップされるまで、命令が実行されます。 実行は、前のスタック・フレーム内の xsl:apply-templatesxsl:call-template、 または拡張関数呼び出しの直後で停止します。このコマンドを最初のテンプレート・ルールから発行すると、変換は完了まで実行されます。
注: ループ内のときは、ステップ・リターンは 1 つではなく 2 つのスタック・フレームをステップアウトします。

指定行まで実行

スレッドが中断されると、指定した行が実行されるまで、実行を再開することができます。 これは、ブレークポイントを設定せずに、ある行で実行を中断する場合に便利な方法です。

  1. エディターで、プログラムを実行させる行にカーソルを置き、ポップアップ・メニューから「指定行まで実行」を選択します。
  2. プログラム実行が再開され、指定された行が実行される前に中断されます。

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