属性内のパラメーター・エンティティーを再使用すると大幅な時間の節約になります。まったく同じ属性を使用する要素がいくつかある場合は、情報を一度だけ (エンティティーに) 入力すれば済みます。
次の説明は Resource パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。
属性で、内部パラメーター・エンティティーを再使用する DTD を作成することができます。
属性で内部パラメーター・エンティティーを再使用するには、以下のステップに従います。
- ワークベンチで新規 DTD を作成する。
- 作成した DTD に、新規のエンティティーを追加する。
- 「パラメーター (Parameter)」を「エンティティー・タイプ (Entity type)」リストから選択し、
そして値を「エンティティー値 (Entity Value)」フィールドに入力する。
- 要素を作成し、それに属性を追加する。
- 属性名にエンティティーを再使用する場合は、属性の「名前 (Name)」フィールドで
エンティティーの名前 (つまり、%NewEntity;) を入力し、そして「タイプ (Type)」フィールドで
属性のタイプを選択する。 ヒント: エンティティーを使用して属性定義全体を置き換える場合は、タイプ・リスト
から「なし (none)」を選択する。
- 属性のタイプとしてエンティティーを再使用する場合は、属性の名前を入力し、
「タイプ (Type)」フィールドでステップ 2 で作成したエンティティーの名前をクリックする。
- 該当するならば、ステップ 4 と 5 または 4 と 6 を繰り返す。
これにより、同じ名前またはタイプを持つ属性が 2 つできました。
以下に、属性タイプで内部パラメーター・エンティティーを再使用する場合の例を示します。
オフィス事務機器リストを作成しているとします。すべての機器は、
「パーツ (Part)」および「在庫 (Stock)」属性を持ちます。
- OfficeSupplies.dtd という名前の新規 DTD を作成する。
- PartStock という名前のエンティティーを追加する。
「パラメーター (Parameter)」を「エンティティー・タイプ (Entity type)」リストから選択する。
「エンティティー値 (Entity Value)」フィールド
に、Part ID #REQUIRED Stock CDATA #IMPLIED と入力する。
- OfficeSupplies.dtd に、pen、paper、
および pencils の 3 つの新しい要素を追加する。
各要素の値を (#PCDATA) にする。
- pen を右マウス・ボタンでクリックして、
「属性の追加」をクリックする。属性の
「名前」フィールドに、ID_Numbers と
入力する。「タイプ (Type)」フィールドで、%PartStock; をクリックする。
- paper と pencils についても、ステップ 4 を繰り返す。
これにより、同じ属性を持つ要素が 3 つできました。