文書タイプ定義 (DTD) - 概要

文書タイプ定義 (DTD) は、一連の規則に対して XML ファイルの検証を行う方法を提供します。 DTD ファイル作成の際に、DTD ファイルを参照する XML ファイルの構造を制御する規則を指定することができます。

DTD は、DTD ファイルを参照する XML ファイルの要素、属性、表記、 およびエンティティーを定義する宣言を含むことができます。 また、DTD ファイルを参照する XML ファイル内でそれぞれの要素、 属性、表記、およびエンティティーを使用する方法についての制約を確立します。

XML ファイルが有効である条件として、DTD (または XML スキーマ) がその文書に付随し、 DTD (または XML スキーマ) でのすべての宣言に適合している必要があります。

XML パーサーの中には、DTD ファイルを読み取り、 XML ファイルがこれらのすべての規則に従っているかどうかを検査できるものもあります。 パーサーは、XML 文書の読み込み中に、 各行を検査し、DTD ファイルで設定された規則に従っていることを確認します。 問題がある場合は、パーサーはエラーを生成し、XML ファイルのどこでエラーが発生したかを示します。 この種類のパーサーは、DTD に対して XML ファイルの内容を検証するので、検証パーサーと呼ばれます。

関連タスク
DTD の検証

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