拡張Antサポート-概要

拡張Antサポート-概要

「ANTの実行」オプションを使用すると、ビルド環境を検査できます。 ビルドを繰り返し実行する場合は、コマンド行バッチ・ファイルを使用できます。

com.ibm.etools.j2ee.antプラグインのルートには、runANT.batと呼ばれるサンプル・バッチ・ファイルがあります。このバッチ・ファイルは、「ヘッドレス」ワークスペースを実行して、指定のANTスクリプト・ファイル(example.xml)を実行します。Antスクリプト・ファイルの名前は完全修飾名にする必要があります。

runANT.batファイルを編集して、WebSphere®Studioの正しいインストール・ロケーションになるように変数を変更してください。コマンド行からこのプラグインを実行するには、このファイルを更新する必要があります。

ビルド・ファイルを指定しなかった場合は、ファイルを実行するときにrunANTによってプロンプトが出されます。プロンプトが表示されたら、ANTの選択、すべてのプロジェクトの表示の順に実行して、終了します。ビルド・ファイルを指定する場合、ビルド・ファイルはプロジェクトを基準にしているため、「プロジェクト名¥ビルド・ファイル名」の形式で入力する必要があります。大/小文字が区別されます。

使用可能なプロジェクトを表示したら、ANTオプションを選択して、ビルド・ファイル名を入力します。この後、スクリプトが終了したら、スクリプトを手操作で終了するか、または別のプロジェクトを指定する必要があります。すべてのプロジェクトが必ず同じワークスペースを基準にするようにしてください。

example.xmlファイルも収録されています。このファイルには、ANTを介して提供されているいくつかのタスクの使用方法が示されています。詳しくは、example.xmlおよびrunANT.batを参照してください。タスク自体は大/小文字の区別をしますが、各タスクに設定できるパラメーターは、大/小文字の区別をしません。

ヒント

  • Antスクリプトを作成するときには、論理順序が重要です。 例えば、エンタープライズBeanを含むエンタープライズ・アプリケーションをエクスポートする場合は、エクスポートの前にEJBのデプロイメント・コードを生成する必要があります。XMLは、次のようになります。
    <!--RunejbDeployontheEJBprojectinanEARfile--><ejbDeployEJBProject="MinibankEJB"IgnoreErrors="true"/>
    <!--ExporttheApplicationprojectasanEARfile--><earExportEARProjectName="MinibankExample"EARExportFile="f:¥temp¥sample.ear"ExportSource="true"/>
  • 複数ビルドを実行するためにrunAnt.batファイルを使用する場合は、XMLファイルの出力の名前を変更したことを確認してください。現行のビルドが不完全な場合、または状況を問わず障害が発生する場合は、以前のビルドが現在も動作の起点になっています。

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