コンテナー管理 EIS サインオンの構成

コンテナー管理 EIS サインオンを構成する方法は、WebSphere® Application Server バージョン 6 では使用すべきではありませんが、 このトピックでは、動的 Web プロジェクトを使用して、コンテナー管理 EIS サインオンの アプリケーション・コンポーネントを構成する方法について説明します。
この構成設定は、ご使用のアプリケーションで使用するリソース参照の <res-auth>Container</res-auth> ディレクティブに反映されます。
コンテナー管理 EIS サインオンの構成は、以下の作業からなります。
  1. アプリケーションで使用するリソース参照での Authentication ディレクティブを Container に設定します。
  2. EIS サインオンに使用されるユーザー ID とパスワードを指定するために 使用する JAAS 認証エントリー別名を作成します。
  3. 適切な JAAS 認証別名を使用するように、アプリケーションまたは 接続ファクトリーを構成します。
詳細のステップは以下のとおりです。
  1. Authentication ディレクティブを Container に設定します。 これを行うには、通常、次のようにして開発環境でアプリケーションの デプロイメント記述子を変更します。
    1. 「デプロイメント記述子: PhoneBookWeb」を右クリックし、「アプリケーションから開く」>「デプロイメント記述子エディター」を選択します。動的 Web プロジェクトの場合は、デプロイメント記述子エディターで Web プロジェクトを 開きます。
    2. アプリケーションのデプロイメント記述子でリソース参照に ナビゲートして、「Authentication」プロパティーを「Container」に 設定します。
    3. 変更を保管して、Web デプロイメント記述子エディターを閉じます。 次のコードが、Web アプリケーションのデプロイメント記述子に追加されます。 <res-auth>Container</res-auth>
  2. JAAS 認証エントリーを作成します。 以下のステップを実行して、EIS サインオンに使用されるユーザー ID と パスワードを指定するために使用する JAAS 認証エントリー別名を作成します。
    1. 「関連項目 (Related Items)」で、 「J2EE Connector Architecture (J2C) 認証データ項目 (J2EE Connector Architecture (J2C) authentication data entries)」を クリックします。JAAS 認証エントリーが含まれるセキュリティー設定ページに ナビゲートします。
    2. 別名のリストの上にある、「新規」をクリックします。
    3. IMS™ への 接続時にサインオンのためにアプリケーションが使用するユーザー ID とパスワードが 含まれる新規エントリーを追加します。
    4. IMS のサインオンに 使用する別名、ユーザー ID とパスワード、およびオプションの説明を入力します。 「OK」を選択します。変更を保管します。
  3. 適切な JAAS 認証別名を使用するように、アプリケーションまたは 接続ファクトリーを構成します。 WAS V6 以降のサーバーでこの作業を 行うには、アプリケーションのデプロイメント記述子内のリソース参照で コンテナー管理下認証別名を設定することをお勧めします。 アプリケーションで使用される J2C 接続ファクトリーのコンテナー管理下認証別名 プロパティーを設定するという代替方法は、現在は使用すべきではありません。 この処理は接続ファクトリーを最初に作成するときに実行したり、あとで接続ファクトリーを編集して実行することができます。 アプリケーションのデプロイメント記述子内のリソース参照で コンテナー管理下認証別名を設定するには、以下のステップを実行してください。
    1. 動的 Web プロジェクトの場合は、デプロイメント記述子エディターで Web プロジェクトを 開きます。
    2. アプリケーションのデプロイメント記述子でリソース参照にナビゲートして、 認証別名プロパティーの選択リストから、上で作成した JAAS 認証別名を選択します。
    3. OK」を選択します。

    アプリケーションによって使用される J2C 接続ファクトリーでコンテナー管理下認証別名を設定するには、以下のステップを実行してください。

    1. 選択したサーバーの管理コンソールで、変更する接続ファクトリーに ナビゲートします。例えば、「リソース・アダプター (Resource adapters)」>「server_name」>「J2C 接続ファクトリー」>「 connection_factory_nameを選択します。
    2. コンテナー管理下認証フレームで、認証別名プロパティーのコンテナー管理下認証別名プルダウン選択リストから、上で作成した JAAS 認証別名を選択します。他の選択内容はそのままでかまいません。
    3. OK」を選択して、変更を保管します。

接続ファクトリーについては、『接続プロパティー」を参照してください。

注: 独立型 WebSphere Application Server にコンテナー管理サインオンを構成するプロセスは、単体テスト環境の WebSphere Application Server の場合のプロセスと同じです。

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