コンテナー管理 EIS サインオンを構成する方法は、WebSphere®
Application Server バージョン 6 では使用すべきではありませんが、
このトピックでは、動的 Web プロジェクトを使用して、コンテナー管理 EIS サインオンの
アプリケーション・コンポーネントを構成する方法について説明します。
この構成設定は、ご使用のアプリケーションで使用するリソース参照の
<res-auth>Container</res-auth> ディレクティブに反映されます。
コンテナー管理 EIS サインオンの構成は、以下の作業からなります。
- アプリケーションで使用するリソース参照での Authentication ディレクティブを
Container に設定します。
- EIS サインオンに使用されるユーザー ID とパスワードを指定するために
使用する JAAS 認証エントリー別名を作成します。
- 適切な JAAS 認証別名を使用するように、アプリケーションまたは
接続ファクトリーを構成します。
詳細のステップは以下のとおりです。
- Authentication ディレクティブを Container に設定します。 これを行うには、通常、次のようにして開発環境でアプリケーションの
デプロイメント記述子を変更します。
- 「デプロイメント記述子: PhoneBookWeb」を右クリックし、「アプリケーションから開く」>「デプロイメント記述子エディター」を選択します。動的
Web プロジェクトの場合は、デプロイメント記述子エディターで Web プロジェクトを
開きます。
- アプリケーションのデプロイメント記述子でリソース参照に
ナビゲートして、「Authentication」プロパティーを「Container」に
設定します。
- 変更を保管して、Web デプロイメント記述子エディターを閉じます。
次のコードが、Web アプリケーションのデプロイメント記述子に追加されます。 <res-auth>Container</res-auth>
- JAAS 認証エントリーを作成します。 以下のステップを実行して、EIS サインオンに使用されるユーザー ID と
パスワードを指定するために使用する JAAS 認証エントリー別名を作成します。
- 「関連項目 (Related Items)」で、
「J2EE Connector Architecture (J2C) 認証データ項目 (J2EE Connector Architecture (J2C) authentication data entries)」を
クリックします。JAAS 認証エントリーが含まれるセキュリティー設定ページに
ナビゲートします。
- 別名のリストの上にある、「新規」をクリックします。
- IMS™ への
接続時にサインオンのためにアプリケーションが使用するユーザー ID とパスワードが
含まれる新規エントリーを追加します。
- IMS のサインオンに
使用する別名、ユーザー ID とパスワード、およびオプションの説明を入力します。
「OK」を選択します。変更を保管します。
- 適切な JAAS 認証別名を使用するように、アプリケーションまたは
接続ファクトリーを構成します。 WAS V6 以降のサーバーでこの作業を
行うには、アプリケーションのデプロイメント記述子内のリソース参照で
コンテナー管理下認証別名を設定することをお勧めします。
アプリケーションで使用される J2C 接続ファクトリーのコンテナー管理下認証別名
プロパティーを設定するという代替方法は、現在は使用すべきではありません。
この処理は接続ファクトリーを最初に作成するときに実行したり、あとで接続ファクトリーを編集して実行することができます。
アプリケーションのデプロイメント記述子内のリソース参照で
コンテナー管理下認証別名を設定するには、以下のステップを実行してください。
- 動的
Web プロジェクトの場合は、デプロイメント記述子エディターで Web プロジェクトを
開きます。
- アプリケーションのデプロイメント記述子でリソース参照にナビゲートして、
認証別名プロパティーの選択リストから、上で作成した JAAS 認証別名を選択します。
- 「OK」を選択します。
アプリケーションによって使用される J2C 接続ファクトリーでコンテナー管理下認証別名を設定するには、以下のステップを実行してください。
- 選択したサーバーの管理コンソールで、変更する接続ファクトリーに
ナビゲートします。例えば、「リソース・アダプター (Resource
adapters)」>「server_name」>「J2C 接続ファクトリー」>「 connection_factory_name」を選択します。
- コンテナー管理下認証フレームで、認証別名プロパティーのコンテナー管理下認証別名プルダウン選択リストから、上で作成した JAAS 認証別名を選択します。他の選択内容はそのままでかまいません。
- 「OK」を選択して、変更を保管します。
接続ファクトリーについては、『接続プロパティー」を参照してください。
注: 独立型 WebSphere Application
Server にコンテナー管理サインオンを構成するプロセスは、単体テスト環境の WebSphere
Application Server の場合のプロセスと同じです。