このセクションでは、J2C マイグレーション・ウィザードがサポートするマイグレーション・パスについて説明し、
マイグレーション・ウィザードの既知の制限についても概説します。
マイグレーション・パス
表 1. 元のバージョン |
マイグレーション先の Rational® アプリケーション開発製品のバージョン |
プラットフォーム |
コメント |
Visual Age for Java™ 4.0 |
V7 |
Windows®、Linux® |
サポートなし |
WebSphere® Studio Application Developer
Integration Edition 5.0.x |
V7 |
Windows、Linux |
まず V5.1 にアップグレードし、その後、
WebSphere
Application Developer Integration Edition V5.1 から Rational アプリケーション開発製品 V7 にマイグレーション |
WebSphere Studio Application Developer
Integration Edition 5.1 |
V7 |
Windows、Linux |
直接マイグレーションをサポート |
制限
J2C マイグレーション・ツールには、次のような制限があります。
- 1 つのフォルダー内にある複数のサービスをマイグレーションする場合に、
指定する出力プロジェクトが単一であると、同じ名前で生成された成果物が互いに上書きし合うことがあります。
この問題を防ぐため、マイグレーションする各サービスは別々のプロジェクトに保管してください。
- WebSphere V6 サーバーと WebSphere V5.1 サーバーの両方がランタイム環境にインストールされているときに、
1 つのフォルダー内にある複数のサービスをマイグレーションすると、
作成されたプロジェクトに関するデフォルトのサーバー・ランタイムはバージョン 5.1 のランタイムになります。
WebSphere V6 サーバーのみがインストールされている場合は、マイグレーションされたすべてのプロジェクトのサーバー・ランタイムが V6
になります。フォルダー単位のマイグレーションの場合は、サーバー・ランタイムのバージョンを指定できません。
サーバー・ランタイムのバージョンを指定するには、前もってプロジェクトを作成し、
サーバー・ランタイムのバージョンを指定して、これらのプロジェクトをマイグレーションに使用することを選択します。
- J2C マイグレーション・ツールは、Visual Age for Java からのマイグレーションはサポートしていません。
- J2C マイグレーション・ツールは、サポートされている別の Windows プラットフォームへの
マイグレーション (例えば Windows 2000 から Windows XP、
Windows NT® から Windows 2000 など) はサポートしています。
- J2C マイグレーション・ツールはサービス WSDL ファイルしかマイグレーションしません。