Java コネクター・マイグレーション・ツールを使用した J2C プログラムのマイグレーション

Java™ コネクター・マイグレーション・ツール (J2C マイグレーション・ツール) を使用して、 WebSphere® Studio Application Developer Integration Edition で作成されたプログラムを Rational® アプリケーション製品にマイグレーションすることができます。

J2C サービス・マイグレーション・ウィザード

J2C マイグレーション・ウィザードを使用すると、 簡単な数ステップで、WebSphere Studio Application Developer Integration Edition プロジェクトの機能を Rational アプリケーション・ツール環境にマイグレーションできます。 マイグレーション・ツールは、WSDL ファイルから情報を抽出し、この情報を使用して J2C アプリケーションを作成します。

推奨および前提条件

ソース・ファイルおよび生成されたファイル

マイグレーション・プロセスでは、WebSphere Studio Application Developer Integration Edition プロジェクトに生成される次の 3 つの WSDL ファイルが使用されます。

  • インターフェース WSDL ファイル: このファイルには、portType、操作、入力、出力が含まれる (操作のインターフェースおよびその入出力パラメーターおよびタイプを含む)。
  • サービス WSDL ファイル: このファイルにはすべての接続情報が含まれる。
  • バインディング WSDL ファイル: このファイルには、プラットフォーム、エンコード、型マッピング、相互作用プロパティー、および実装に必要なその他の情報が含まれる。
マイグレーション・ツールは、これらの WSDL ファイルから必要な情報をすべて取得します。 これらの WSDL ファイルが、手動による変更なしで生成されるようにします。 特に、バインディング WSDL ファイルには、以下のコード・フラグメント のような情報を含めてください。
<phy:physicalformats>.... </phy:physicalformats>
<format:typeMapping encoding="ibmcobol">
<format:typeMap formatType="PhoneBookIMSBinding" typeName="interface1:INPUTMSG" />
<format:typeMap formatType="PhoneBookIMSBinding" typeName="interface1:OUTPUTMSG" />
</format:typeMapping>
<operation name="xxx">
<ims:operation />
<input name="xxxRequest" />
<output name="xxxResponse" />
</operation>
マイグレーション・プロセスによって、 以下の新規オブジェクトが Rational アプリケーション・ツールのワークスペースに生成されます。
  • インターフェース Java ファイル
  • 実装 Java ファイル
  • データ・バインディング Java ファイル
  • コマンド Bean (オプション)
  • マイグレーション要約報告書の xml ファイル (オプション)、およびマイグレーション要約報告書のフォーマットを設定するための J2CMigration.xsl スタイルシート

WSDL ファイルをマイグレーションする方法として、以下の 2 つの方法から 1 つを選択することができます。

  1. 一度に 1 つのサービス WSDL ファイルをマイグレーションする。
  2. 選択されたフォルダーに含まれるすべてのサービス WSDL ファイルをマイグレーションする。
    1. バインディング WSDL ファイルで定義されるプロジェクトへのすべての出力を生成する。
    2. 単一の Web プロジェクト、EJB プロジェクト、または Java プロジェクトへのすべての出力を生成する。 既存のプロジェクトを使用したり、新規プロジェクトを作成したりすることができます。
関連概念
J2C マイグレーション・ツールでの情報マッピング
マイグレーション・パスと既知の制限

フィードバック