このチュートリアルでは、「J2C Java™ Bean」ウィザードを使用して、複数の種類の出力に対応した、 CICS® トランザクション処理用のシンプルな Web アプリケーションを作成する方法を説明します。
このチュートリアルには、オプションでインストール可能なコンポーネントが必要な場合があります。
システム要件を参照して、適切なオプション・コンポーネントがインストールされていることを確認してください。
このチュートリアルでは、外部呼び出しインターフェース (ECI) を使用
して CICS トランザクションとのインターフェースを行う J2C アプリケーションを生成するための、詳細なステップを説明します。このサービスは、CICS COBOL 関数 getCustomerInfo を使用して作成されます。
これは、カスタマー番号を受けとる関数です。このプログラムは、カスタマーの分類 (優良カスタマー、通常のカスタマー、または不良カスタマー) に応じて、
カスタマーについて異なる出力情報を戻します。

このチュートリアルは幾つかの練習に分かれています。
チュートリアルを正しく機能させるためには、練習を順序どおりに実行する必要があります。
このチュートリアルでは、「J2C Java Bean」ウィザードを使用して、CICS ECI サーバーに接続する方法を学習します。練習では、次の作業を行います。
- 「J2C Java Bean」ウィザードを使用して、外部呼び出しインターフェース (ECI) に
よって CICS トランザクションとのインターフェースを行う J2C アプリケーションを作成する。
- カスタマー番号を受けとる Java メソッド getCustomerInfo を作成する。
このプログラムは、カスタマーの分類 (優良カスタマー、通常のカスタマー、または不良カスタマー) に応じて、
カスタマーについて異なる出力情報を戻します。
- アプリケーションをテストするための Java クラス TestECIMPO.java を作成する。
所要時間
このチュートリアルを終了するには、約 30 分かかります。
このチュートリアルに関連した他の概念を検討する場合、完了するのにさらに長い時間がかかります。
スキル・レベル
熟練
対象読者
このチュートリアルは、特にエンタープライズ情報システム (EIS) および CICS ECI に詳しいユーザーを対象にしています。
システム要件
このチュートリアルを完了するには、以下のツールとコンポーネントがインストール済みである必要が
あります。
- IBM® WebSphere® Application Server バージョン 6.1
- J2EE コネクター (J2C) ツール
- CICS ECI サーバーへの接続: このチュートリアルでは、サーバー上の CICS プログラムとアプリケーションとの相互作用を行います。具体的には、マシン上の CICS Transaction Gateway をセットアップして、サーバーにアクセスする必要があります。さらに、CICS を実行する CICS サーバー・マシン上でいくつかのセットアップ作業を行う必要もあります。これらのステップについてはここでは触れていません。
- COBOL ファイル taderc25.cbl のコピー: このファイルは、製品のインストール・ディレクトリー
<installdir>\IBM\SDP70Shared\plugins\com.ibm.j2c.cheatsheet.content_7.0.0\Samples\CICS\taderc25 にあります。
このファイルをローカルに保管する場合は、taderc25.cbl からコードをコピーすることができます。
- クリーンなワークスペース
このチュートリアルを使用するには、アプリケーション・サーバーのインストールと構成が行なわれていることが必要です。サーバー・ランタイム環境が使用可能であるかどうかを検証するには、
を
クリックして、「サーバー」を展開し、「インストール済みランタイム」をクリックします。
このペインを使用して、インストール済みサーバー・ランタイムの定義を追加、除去、または編集することができます。また、新規サーバーのサポートをダウンロードしてインストールすることもできます。
前提条件
このチュートリアルの内容すべてを実行するためには、次の知識が必要です。
- J2EE および Java プログラミング
- COBOL プログラム言語
- CICS ECI
サーバー・テクノロジー