キャッシュ設定における存続時間によって、更新の頻度が高くない Bean のパフォーマンスを向上することができます。
キャッシュ使用設定における存続時間は、Enterprise JavaBeans™ 2.x 仕様の WebSphere® Application Server の拡張機能です。詳しくは、
WebSphere Application Server
の文書を参照してください。キャッシュ設定における存続時間によって、更新の頻度が高くない Bean のパフォーマンスを向上することができます。
データ・キャッシュ設定を定義する (このオプションは 2.x CMP Entity Bean でのみ使用可能です) には、
以下のようにします。
- J2EE パースペクティブに切り替えます。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、必要な EJB モジュールを選択します。
- 「デプロイメント記述子エディター (Deployment Descriptor Editor)」を右クリックして、ポップアップ・メニューから「アプリケーションから開く」を選択します。
- エディターの「Bean」ページで、
「データ・キャッシュ」セクションに進みます。
- 「キャッシュの存続時間」フィールドで、
この Bean 型のインスタンスのキャッシュに入れられているデータの存続時間を秒数で指定します。
この値は、トランザクション内のデータが検索された後、キャッシュに入れられたデータが存続できる時間の長さを示します。
- 「キャッシュ使用の存続時間」フィールドで、
以下の値のいずれか 1 つを選択し、キャッシュの存続時間の設定をキャッシング・メカニズムが使用する方法を指示します。
- OFF: この値が使用されるときは、「キャッシュの存続時間」の値は無視されます。
- ELAPSED_TIME: この値が使用されるときは、
「キャッシュの存続時間」の値が、
Bean インスタンスが検索されたトランザクションが完了する時間に追加されます。
その結果の値が、キャッシュに入れられたデータが満了する時間になります。
- CLOCK_TIME: この値が使用されるときは、
「キャッシュの存続時間」の値は、
一日の特定の時刻を表します。
- WEEK_TIME: この値の使用法は CLOCK_TIME と同じですが、
この場合は「キャッシュの存続時間」は 24 時間を超え、7 日を超えない時間を表します。
OFF 以外の値の使用では、
エンタープライズ Bean のファインダーは読み取り (wsPessimissticRead または wsOptimisticRead)
というアクセス・タイプを持っていることを必要とします。これは、EJB アプリケーションでは、
そのような CMP Bean を更新することを許可されていないからです。
データ・キャッシュ設定について詳しくは、WebSphere Application
Server の文書を参照してください。