別の Bean から Bean にアクセスするのに必要なユーザー ID とパスワードを指定することができます。
この追加セキュリティー・レベルは、
WebSphere® Application Server
のバインディングです。
セキュリティー役割の「run as」バインディングを追加できるようにするには、まず EJB モジュールに対する EJB デプロイメント記述子エディターの「アセンブリー記述子」ページで、セキュリティー役割を作成する必要があります。
次に、EJB デプロイメント記述子エディターの「アクセス」ページで、
セキュリティー ID を追加する必要があります。
このセキュリティー ID は、セキュリティー役割の ID を使用するように設定されていなければなりません。
次に、アプリケーション・デプロイメント記述子エディターで、セキュリティー役割を収集し、
対象のエンタープライズ Bean 用に作成した役割を選択します。
これによって、アプリケーション・デプロイメント記述子エディター内の、「バインディングでのセキュリティー役割の実行」セクションが使用可能になります。
この設定は、エンタープライズ・アプリケーション用の
WebSphere Application Server
のバインディングであり、これによって、エンタープライズ Bean を実行するために必要なユーザー ID とパスワードを指定できるようになります。
EJB モジュールから収集されたセキュリティー役割にユーザー ID とパスワードを追加するには、
以下のようにします。
- J2EE パースペクティブに切り替えます。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、必要な EJB モジュールを選択します。
- 「デプロイメント記述子エディター (Deployment Descriptor Editor)」を右クリックして、ポップアップ・メニューから「アプリケーションから開く」を選択します。
- エディターの「セキュリティー」ページで、EJB モジュールから収集されたセキュリティー役割を選択します。
また、収集されたセキュリティー役割は、EJB モジュール用に指定したセキュリティー ID の ID
として使用する必要があります。
有効なセキュリティー役割を選択すると、「バインディングでのセキュリティー役割の実行」セクションが使用可能になります。
- 「バインディングでのセキュリティー役割の実行」セクション
の横にある「追加」ボタンをクリックします。
「バインディングでのセキュリティー役割の実行」ウィザードが開きます。
- セキュリティー役割の「ユーザー ID」と「パスワード」を入力します。
- 「終了」をクリックします。
選択されたセキュリティー役割の「run as」バインディングが追加されます。
セキュリティー役割の追加情報については、
WebSphere Application Server
の文書を参照してください。