メニュー・バー

この複合コンポーネントは、 他のコンポーネントをレイアウトするために使用されます。 通常は、これにハイパーリンク、ボタン、セパレーターが組み込まれ、 アクションやナビゲーション・バーのように機能するよう配置されます。 他のメニュー・バーのコンポーネントも含めることができます。 その場合は、縮小可能/展開可能なサブメニューを含む、 ネストされた構造を作成します。

「プロパティー」ビューと「すべての属性」ビュー

コンポーネントの「プロパティー」ビューには、 コンポーネントに設定できる最も一般的な属性のセットが表示されます。 コンポーネントによっては、制御、アクション、 または他のコンポーネントの追加に関するオプションが 表示される場合もあります。 「プロパティー」ビューを開くには、 「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「プロパティー」とクリックします。

「メニュー・バー」コンポーネントの共通属性は、「プロパティー」ビューの「hx:panelMenu」タブに表示されます。属性の完全なリストについては、「メニュー・バー」のすべての属性 の 表を参照してください。パネル項目に関する追加の構成オプションは、「hx:panelMenu」>「項目」タブにあります。

表 1. 「メニュー・バー」構成オプション

構成オプション

説明

項目をコントロールに追加

メニュー・バー内に 項目を表示することに加えて、 ハイパーリンク、コマンド・ボタン、サブパネル、 およびセパレーターを追加することができます。 「除去」ボタンを使用して項目を除去したり、 「上へ移動」ボタンと「下へ移動」ボタンとを使用して、 パネル内での順序を変更したりすることもできます。

「すべての属性」ビューには、コンポーネントで設定できるすべての属性の表が表示されます。 この表には、「プロパティー」ビューからアクセスできる属性も含まれます。 「すべての属性」ビューに切り替えるには、 「プロパティー」ビューの右上隅にある「すべての属性」アイ コン「すべての属性」
アイコンをクリックします。

表 2. 「メニュー・バー」のすべての属性

属性名

説明

binding

コンポーネントの インスタンス (通常はユーザー・インターフェース・ コンポーネント) を、Bean プロパティー (通常は バッキング・ファイル内にあります) にバインドする式です。

flyOpen

true の場合、または省略された場合は、 子を持つ最上位メニュー内のメニュー項目上に マウス・カーソルがきたときに、子メニューが表示されます。 false の場合、子メニューを表示するためには、 子を持つ最上位メニュー内のメニュー項目を クリックする必要があります。

flyOpenBody

true の場合、または省略された場合は、 子を持つ最上位メニュー内のメニュー項目上に マウス・カーソルがきたときに、子メニューが表示されます。 false の場合、子メニューを表示するためには、 子を持つ最上位メニュー内のメニュー項目を クリックする必要があります。

id

コンポーネントに名前を割り当てます。JSP 内で固有の名前にする必要があります。

initialSelection

最初に「選択済み」として表示されるメニュー項目の ID (「選択済み」は、CSS で定義されたさまざまな視覚状態です)。

onchange

関数が提供されていれば、アクションを受け取るたびに呼び出されます。

openInPlace

false または省略されている場合、子メニューは「別ウィンドウ」に表示されます (つまり、ページ・コンテンツの上に浮き上がって表示されます)。 true の場合は、子メニューは「その場で」開きます。 つまり、メニュー・バーで親のメニュー項目の後にスペースが開き、 子メニューがそのスペースに表示される、ということです。 これにより、メニューを Windows® エクスプローラー のようなツリー・スタイルにすることができます。 メニュー・ツリーの各レベルにおいて、 「その場で」表示される子メニューは 1 つだけです。 別の子メニューを表示する場合は、 「その場で」表示されているメニューが 「閉じて」(非表示になって) から、 新しいメニューが表示されます。 openInPlace であるメニューは、スティッキーでもあります。
注: openInPlace を水平メニューで使用すると、適切にレンダリングされない可能性があります。
注:

openSticky

省略されているか false の場合、子メニューは、アクティブになったとき (親のメニュー項目にマウスが置かれたか項目をクリックしたとき) にのみポップアップとして表示されます。 true の場合、最上位メニューより下の各レベルでは、そのレベルで最後にマウスが置かれたかクリックされた子メニューが表示されたままになります。
注: 最上位メニューは常にスティッキー・メニューです。 このプロパティーは、子メニューにのみに影響します。

rendered

true または false に設定できます。
  • false - コンポーネントは、実行時にブラウザーにレンダリングされません。
  • true - コンポーネントがレンダリングされます。これはデフォルト値です。

selectAll

最初の選択が指定されている 場合 (または、 それが JavaScript™ を 介して設定される場合) に、 子項目を選択済みの状態で表示するか (false または省略されている場合)、 その項目を含む親メニューから子項目に至るすべての項目を、 選択済みの状態で表示するかを指定します。

styleClass

この要素がレンダリングされるときに適用される、 CSS スタイル・クラスのリスト (スペース区切り)。 この値は、生成されたマークアップの クラス属性として渡されなければなりません。 選択されたコンポーネントのクラス (例えば、スタイルシート) を定義します。 これは手動で行うか、またはボタンをクリックして、 ウィンドウ内から必要なクラスを選択してください。

tabindex

JSP 内のタブ順序でコンポーネントの位置を指定します。 この値は、0 から 32767 までの数値でなければなりません。

vertical

true の場合、最上位メニューは縦方向に表示されます。 false または省略されている場合は、水平方向に描画されます。

verticalBody

true または省略されている場合、子メニュー (最上位メニュー以外のすべてのメニュー) は縦方向に表示されます。 false の場合は、水平方向に描画されます。

メニュー・バーの子タグについては (<hx:panelMenu> を除きます)、 以下の定義済み <f:attribute> 属性を子に追加して、 メニュー・バー内での振る舞いを制御することができます。

表 3. 「子」タグの属性

属性名

説明

altClass

true の場合、このメニュー項目は alt クラスの CSS クラスを介してスタイル設定されます。false または省略されている場合、項目は「通常の」CSS クラスを使用してスタイル設定されます。

itemDisabled

true の場合、このメニュー項目は使用不可になります。false または省略されている場合、メニュー項目は使用不可になりません。

actionClick

true の場合は、このメニュー項目をクリックすると、項目に関連したタグが実行され (例: requestLink の実行など)、この項目に関連した子メニューが表示されます。この属性は、ヘッダー・ファセット内の子タグ、つまり、関連した子メニューを持つメニュー項目に適用される場合のみ意味を持ちます。デフォルトでは、子を持たないメニュー項目をクリックすると、メニュー項目が実行されます。同様に、関連した子メニューを持つメニュー項目をクリックすると、子メニューのみが表示されます。特定の場合においては (通常、ナビゲーション構造を構築している場合)、関連した子メニューを持つメニュー項目をクリックすることで、アクションの実行 (例: 別のフレームをターゲットとするページの取得) と子メニューの表示がいずれも行われる必要があります。

関連概念
データ・テーブル・コンポーネント
関連タスク
Faces JSP ファイルへのハイパーリンクの追加
Faces JSP ページにおけるナビゲーション規則の使用

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