データ・テーブルへの行編集の追加

行編集のサポートをデータ・テーブルに追加すると、 ユーザーは別のページにナビゲートしないで、1 つのデータ・テーブル内で特定の行を編集することができます。 ユーザーはデータ・テーブルの行編集列内にある「編集」ボタンをクリックします。 すると、フォームが表示されます。ユーザーはこのフォームを使用して新しいテキストを入力し、 そのテキストを保管するか、またはフォームから取り消すかを選択します。 このオプションはデータ・テーブルが表示専用の場合に特に有効です。
データ・テーブル内の行を編集する機能を追加する方法:
  1. データ・テーブルを選択する。 データ・テーブルの「プロパティー」ビューが開きます。
  2. データ・テーブルの「プロパティー」ビューの「行アクション」タブで、 「行コンテンツをその場で編集するフォームを立ち上げる編集列の追加」の横の「追加」をクリックする。 JSP パネルを含む新規の行編集列がデータ・テーブルに追加されます。
  3. ユーザーが行を簡単に編集できるようにするため、新規列内に小さなフォームを作成する必要があります。 以下の手順はこのフォームを作成する方法の一例です。
    1. 「ページ・データ」ビューを開く。 テーブルの読み取り専用部分で使用したデータをパネル (jspPanel) へドラッグする。 列へではなく、必ずパネルへドラッグするようにしてください。 新規コントロールの作成を求めるプロンプトが示されます。
    2. 表示する「挿入」ダイアログで、レコードを表示するか、更新するか、 あるいは作成するかどうかを選択する。
    3. 新規フォームに表示したい列を選択する。 フォーム内で編集可能にしたい列は、コントロール・タイプを必ず「入力フィールド」に変更してください。

      デフォルトでは、ユーザーに対して表示されるフォーム上に、 「保管」ボタンおよび「キャンセル」ボタンが表示されます。

    別の方法として、パネル内で独自のフォームを作成することもできます。例えば、HTML テーブルをドラッグし、入力コンポーネントをパネルへ追加して、テーブルの作成に使用したデータ・ソース用の対応するデータ・フィールドへ、これらのコントロールをバインドすることができます。
  4. フォームの変更をデータベースに戻す方法:
    1. 新規列で「行編集」コンポーネントを選択する。 (「行編集」コンポーネントの選択が困難な場合は、「プロパティー」ビューに移動して、 「hx:commandExRowEdit」を選択する。) 行編集の「プロパティー」ビューが開きます。
    2. 「クイック編集」アイコンをクリックして「クイック編集」ビューに切り替え、 右側のペインに以下のコードを入力する。 以下の「MyList」をご使用の SDO 関連リストの名前に置き換えます:
      try {
      		getMyListMediator().applyChanges((DataObject)((EcoreEList)getMyList()).getEObject());
      	}
      	catch (Throwable e) {
      		   logException(e);
      	}
      WDO を使用していない場合は、以下のコードを右方のペインに入力して、 「MyList」をご使用の WDO 関連リストの名前に置き換えます:
      		try {
      	   	 getMyListMediator().applyChanges(getMyList().getDataGraphAccessBean());
      		    } 
         catch (Throwable e) {
      		   logException(e);
      		    }
      このコード・サンプルは SDO または WDO 関連レコードとレコード・リストだけに作動するものですから、 注意してください。
    3. 次に「規則の追加」をクリックすることにより、 行編集の「プロパティー」ビューでナビゲーション規則を設定することができます。 これらの 規則は、アクションが実行されるときのジャンプ先となるページを識別します。
関連概念
Faces アプリケーション内のデータを使用する作業
関連タスク
データ・テーブルの追加と構成
データ・テーブルへのヘッダーとフッターの追加
データ・テーブルの列の管理
データ・テーブルへのページングの追加
データ・テーブルへの行アクションの関連付け
データ・テーブル行選択の使用可能化
データ・テーブルへの行カテゴリー・サポートの追加
データ・テーブルによるパラメーターの引き渡し

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