リスト・ボックス - 単一選択

多数の選択項目から単一項目を選択できるリスト・ボックスを作成します。 選択項目のリストは静的に定義することもできますし、データベース、Bean などのデータ・ストレージ、またはそれらの組み合わせにバインドすることもできます。 通常、リスト・ボックス全体がデータ・ストレージにバインドされます。 リスト・ボックスを持つページが実行されると、 選択された項目は指定された場所 (例えば、データベース内の列、または Bean のプロパティー) に 保管されます。

設計時のコンポーネント

「リスト・ボックス - 単一選択」コンポーネントを、 ページ上にドラッグ・アンド・ドロップします。

「リスト・ボックス - 単一選択」コンポーネントのボタン

「リスト・ボックス - 単一選択」コンポーネントは、 ページ上でこのように表示されます。

設計時の「リスト・ボックス - 単一選択」

実行時のコンポーネント

実行時の「リスト・ボックス - 単一選択」コンポーネントは、 ページ上でこのように表示されます。

実行時の「リスト・ボックス - 単一選択」

「プロパティー」ビューと「すべての属性」ビュー

コンポーネントの「プロパティー」ビューには、 コンポーネントに設定できる最も一般的な属性のセットが表示されます。 コンポーネントによっては、制御、アクション、 または他のコンポーネントの追加に関するオプションが 表示される場合もあります。 「プロパティー」ビューを開くには、 「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「プロパティー」とクリックします。

「リスト・ボックス - 単一選択」コンポーネントの共通属性は、 「プロパティー」ビューの「h:selectOneListbox」タブおよび 「アクセシビリティー」タブに表示されます。 属性の完全なリストについては、「リスト・ボックス - 単一選択」のすべての属性 の 表を参照してください。 リスト項目の追加構成オプションは 「h:selectOneListbox」タブにあります。

表 1. 「リスト・ボックス - 単一選択」の構成オプション

構成オプション

説明

リスト・ボックス内の項目に選択項目を追加

リスト・ボックス・コンポーネント内の項目の 名前、値、および順序を指定することができます。

selectOne コンポーネントの無効な値
注:
ページの最初のレンダリングが、JSF 標準に 従って行われた場合、JSF のライフ・サイクルでは 値の妥当性検査が行われません。 例えば、次のようにします。
<h:inputText id="text2" styleClass="inputText" value="#{pc_Sa_RATLC00298618.myBean.myBigDecimal04}">
	<hx:convertNumber/>
	<f:validateDoubleRange minimum="10.0" maximum="99.0">
	</f:validateDoubleRange>
</h:inputText>
この値によって最初に解決されたものが、 指定範囲内から外れたものである場合、JSF ツール は (<h:message> タグ 内に) エラーのマークを付けません。 値を訂正したり、 入力メッセージを表示させたりできるように、 ユーザーが故意に無効な値を使用することを想定しています。

無効な値を持つタグが selectOne コンポーネント (コンボ・ボックス、 リスト・ボックス、ラジオ・ボタン・グループなど) である場合、 ページがレンダリングされるときに、 初期値が HTML タグに設定されることはありません (オプションは選択されません)。 これは、無効な値を突き合わせるオプションが見つからないためです。

リスト・ボックス またはラジオ・ボタン・グループで選択されたものは、 ブラウザーには表示されません。 これは、ユーザーに強制的に値を選択させることを 想定しているためです。 ページが実行される場合、 無効な選択が行われていると、値は実行されません (選択なし)。 フィールドに「必須 (required)」マークが付いている場合は、 エラーが生成されます。

コンボ・ボックスの場合も同様のことが起こりますが、 ブラウザーの振る舞いは異なります。 コンボ・ボックスで無効な選択が行われた場合、 ブラウザーは最初の値が選択されたと見なします。 その結果、ページが実行される場合は、 常に有効な値が実行されます。

「すべての属性」ビューには、コンポーネントで設定できるすべての属性の表が表示されます。 この表には、「プロパティー」ビューからアクセスできる属性も含まれます。 「すべての属性」ビューに切り替えるには、 「プロパティー」ビューの右上隅にある「すべての属性」アイ コン「すべての属性」
アイコンをクリックします。

表 2. 「リスト・ボックス - 単一選択」のすべての属性

属性名

「プロパティー」ビューでの表示

説明

accesskey

「アクセシビリティ」>「アクセス・キー」

アクセス・キーとして、単一のキーボード・キーを指定します。 実行時に指定されたアクセス・キーを押すと、 このコンポーネントがフォーカスされます。実行時に Alt (前面) キーと 指定されたアクセス・キーを押すと、 このコンポーネントがフォーカスされます (コンポーネントが ボタンの一種である場合は、そのコンポーネントが実行されます)。

binding

非表示

コンポーネントの インスタンス (通常はユーザー・インターフェース・ コンポーネント) を、Bean プロパティー (通常は バッキング・ファイル内にあります) にバインドする式です。

converter

非表示

値の変換後のデータ型を指定します。 JavaServer Faces の実装によって、 コンポーネント・データをレンダラーがサポートしない型に変換する際に使用できる、 コンバーターの実装セットが提供されます。

dir

非表示

実行時にレンダリングされるときのコンポーネントの方向を指定します。 次のいずれかの値にできます。
  • ltr - 左から右
  • rtl - 右から左
方向を指定しない場合は、コンポーネントのエンコード方式に適している方向が使用されます。

disabled

非表示

disabled が true に設定されると、 コンポーネントは実行時に表示されますが、機能しません。 ブランクのままにした場合のデフォルト値は false です。

id

ID

コンポーネントに名前を割り当てます。JSP 内で固有の名前にする必要があります。

immediate

非表示

true にすると、ライフ・サイクルのレンダリング・フェーズまでスキップします。

lang

非表示

コンポーネントの値およびテキスト・コンテンツの言語。 省略されている場合、言語は含まれているタグ (特にビュー) から継承されます。これは、ISO 規格言語省略コードで指定します。例えば、英語は「en」、米国英語は「en-US」、 フランス語は「fr」、ドイツ語は「de」を使用します。
注: これは、コンポーネント内のテキストを変換するのではなく、検索、ソート、照合などの操作が正しく実行されるようにコンポーネントの言語を識別します。

readonly

コントロールを読み取り専用にする

コンポーネントの値を、初期値から変更できなくさせるように指定します。

rendered

非表示

true または false に設定できます。
  • false - コンポーネントは、実行時にブラウザーにレンダリングされません。
  • true - コンポーネントがレンダリングされます。これはデフォルト値です。

required

非表示

コンポーネントを指定する必要があります。 これをチェックして、ユーザーからの値の入力を要求します。

size

サイズ: 高さ

コンポーネントの高さを指定します (行単位、ピクセル単位、または 画面のパーセント単位)。

style

スタイル: プロパティー

コンポーネントに対して CSS スタイル情報を指定します (例えば、style="font-size : 8pt ; color : red")。 選択されたコンポーネントのプロパティー (例えば、フォントおよび色) を定義します。 これは手動で行うか、またはボタンをクリックして、 ウィンドウ内から必要なプロパティーを選択してください。

styleClass

スタイル: クラス

この要素がレンダリングされるときに適用される、 CSS スタイル・クラスのリスト (スペース区切り)。 この値は、生成されたマークアップの クラス属性として渡されなければなりません。 選択されたコンポーネントのクラス (例えば、スタイルシート) を定義します。 これは手動で行うか、またはボタンをクリックして、 ウィンドウ内から必要なクラスを選択してください。

tabindex

「アクセシビリティ」>「タブ順序インデックス」

JSP 内のタブ順序でコンポーネントの位置を指定します。 この値は、0 から 32767 までの数値でなければなりません。

title

「アクセシビリティ」>「タイトル」

実行時にツールチップとしてブラウザーに表示される、タイトル・テキストを指定します。 コンポーネントの代替テキストが指定されていない場合、 ブラウザーはこのテキストを代替テキストとして使用します。

validator

非表示

FacesContext、UIComponent、およびオブジェクト・パラメーターを受け入れるメソッド (MethodBinding 式で表現されます)。検証プロセスで呼び出され、コンポーネントの値が正しいことを確認します。

value

実行時に表示されるコンポーネントの初期テキスト値を指定します。 表示される情報が、指定された値または動的な値のポインターのフォームで組み込まれます。

valueChangeListener

非表示

コンポーネントの値が変更されたときに通知されるメソッド。

関連タスク
入力フィールドのカスタム・パターンの定義
Faces JSP ファイルへの選択リストの追加
関連資料
リスト・ボックス - 複数選択

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