データ・テーブルは Faces のコンポーネントであり、
Faces JSP ページに追加して、アプリケーション・データを表示できます。
これは複数のデータベース・レコードのデータを表示するためのテーブル形式のコントロールです。
それぞれがヘッダー域とデータ域を持つ 1 つまたは複数の列で構成されています。
それぞれのレコードでは、列のデータ域は繰り返されます。
一般に、データ・テーブルをレコード・リストまたはその他のデータ・ソースにバインドすると、
そのデータ・テーブルには、該当するレコード・リストに属しているデータが表示されます。
データ・テーブルには、Faces コンポーネントのコンテナーとして機能する列があります。
データ・テーブルを作成するには複数の方法があります。
- データ・ソースが既に定義済みである場合に、
「ページ・データ」ビューからレコード・リストをドラッグする方法。
データ・テーブル、レコード・リスト、
配列、java.lang.Collection、
または javax.faces.model.DataModel オブジェクトを作成するには、
この方法が最も簡単です。
- パレットの「データ」ドロワーからレコード・リストをドラッグして、データ・ソースを定義する方法。
- パレットの「Faces コンポーネント」ドロワーから Faces JSP ページへデータ・テーブルをドラッグする方法。
次に、必要となる列を作成して、入力、出力、またはその他のコンポーネントを列に追加し、
データをテーブル内のコンポーネントにバインドします。
最後のデータ・テーブル作成方法は、通常、最も時間がかかりますが、デザインの柔軟性はあります。
データ・テーブルは、アプリケーションのユーザー・インターフェースに、
非常に柔軟なレンダリング方法を提供します。
そのカスタマイズには、以下のようにいろいろな方法があります。
- 列の追加、除去、および順序変更。
- フォーマット・テキストおよび背景、また dataTable 自体、
列、行、ヘッダーおよびフッターの CSS クラスも変更が可能。
- データ・テーブル自体、および列、行、ヘッダー、フッター用の CSS クラスの変更。
- ヘッダー、フッター、およびマージンの追加。
- 結果表示のためのページの追加。
データ・テーブルに表示されるデータの読み取り、更新、削除などのアクションを実行できます。
また、新規データ・レコードを作成することもできます。
アクションをデータ・テーブルと関連付ける方法は数通りあります。
- アクションをデータ・テーブルに関連付けて、ユーザーがテーブルの行内の任意の場所をクリックすると、
その行の関連レコードにアクションが適用されるようにする。
- データ・テーブルの行選択を可能にして、選択された行に関するアクションを実行するボタンを追加する。
アクションを 1 つまたは複数の行に対して適用したい場合には、行選択を可能にする必要があります。
アクションを 1 行だけに適用したい場合には、アクションをデータ・テーブルに関連付けることもできます (前の項目を参照)。
- 「リンク - コマンド」コンポーネントを、
そのデータ・テーブル内の既存の別コンポーネントに追加する。
ユーザーが「リンク - コマンド」コンポーネントをクリックすると、
別のページが開く場合があります。
通常、「リンク・コマンド」コンポーネントは、
データを取り扱うトランザクション操作に使用します。
- アクション列を追加して、
その列の各行に「リンク - 要求」コンポーネントをドラッグする。
ユーザーが「リンク - 要求」コンポーネントをクリックすると、
そのアクションが選択行に適用されます。
オプションで、ユーザーは別のページ (例えば、確認ページなど) を表示することもできます。
通常、「リンク - 要求」コンポーネントは、ナビゲートに使用します。
- データ・テーブルの行カテゴリー化を可能にする。
これにより、エンド・ユーザーが「twistie (ツイスティー)」をクリックして、
類似した行を展開または縮小できるようにするために、類似行をグループ化できます。
- データ・テーブルの行編集を可能にする。エンド・ユーザーが行を編集できるようになります。
データ・テーブルの作成とフォーマット設定について、
さらに学習される場合は、以下のチュートリアルに従ってください。
チュートリアル: JavaServer Faces による Web ページでの動的情報の表示。 このチュートリアルでは、新聞の案内広告欄として機能する動的 Web サイトの設計方法を学習します。この Web サイトは、JavaServer Faces
(JSF) コンポーネントおよび Service Data Objects (SDO) コンポーネントを使用する、完全な J2EE サンプル・アプリケーションです。Web アプリケーションでは JSF テクノロジーを使用して、案内広告データが保管されているデータベースにリンクする動的 Web ページを作成します。チュートリアル: JavaServer Faces による Web ページでの動的情報の表示。 このチュートリアルでは、新聞の案内広告欄として機能する動的 Web サイトの設計方法を学習します。この Web サイトは、JavaServer Faces
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