Faces JSP ファイルへの Java Bean の追加
Web ページで動的データを使用するには、
JavaBean などのデータ・ソースを定義する必要があります。
作成した
JavaBean™
は、単一の Faces JSP でのみ使用することができます。
プロジェクト内のすべての Faces JSP で
再利用できる、Faces 管理 Bean を作成することもできます。
Faces 管理 Bean を作成すると、
「ページ・データ」ビューから簡単にドラッグして、
他の Faces JSP で再利用することができるようになります。
Web プロジェクト内のすべての Faces JSP で使用できる Faces 管理 Bean は、
すべて「ページ・データ」ビューに表示され、
プロジェクト内のページ間で共有することができます。
Faces JSP ファイルに新規 JavaBean を作成する方法:
- パレット上のデータ・ドロワーを開き、JavaBean コンポーネントを
Faces JSP ファイルにドラッグする。 「Java™ Bean の追加」ウィザードが開きます。
注: (JavaBean を作成するには、「ページ・データ」ビュー内で
右クリックし、の
順に選択する、という方法もあります。)
- 「新規 JavaBean の追加」を選択して、JavaBean を作成および追加する。
(プロジェクト内に使用可能な既存の JavaBean がある場合、
その JavaBean を使用する
には、「既存の再使用可能 JavaBean (Faces Managed Bean) の追加」を
選択してください。)
- JavaBean の名前 (例えば myBirthDate) を入力する。
- JavaBean のクラス (例えば java.util.Date) を指定する。
「検索」をクリックして、クラスを検索することもできます。
- 次のいずれかを行ってください。
- この JavaBean を他のページで使用可能にするには、
「この JavaBean を再使用可能にする
(この JavaBean を Faces 管理 Bean にする)」に
チェック・マークを付ける。
このオプションにチェック・マークを付ける場合は、JavaBean の説明を入力し、次のいずれかの有効範囲を選択します。
- なし: 要求 (例えばインスタンス変数のような有効範囲変数として利用できない、
オンザフライで作成されたオブジェクト) より短い存続期間。
- アプリケーション: サーバー・セッションで実行されるアプリケーション
(例: データベース接続) の存続期間。
- セッション: アプリケーション
(例: エンド・ユーザーのショッピング・カート) にアクセスするブラウザーの存続期間。
- 要求: ブラウザーからの
Web ページ要求の存続期間 (例: リスト内のレコードに基づく詳細なデータ・セット)。
注: Faces 管理 Bean は、Faces 管理 Bean ノード下の
「ページ・データ」ビュー内と faces-config.xml ファイル内の
2 カ所で、以下のように表示されます。
<managed-bean>
<managed-bean-name>pc_myBirthDate</managed-bean-name>
<managed-bean-class>pagecode.myBirthDate</managed-bean-class>
<managed-bean-scope>request</managed-bean-scope>
</managed-bean>
- この JavaBean を再利用可能にしない場合は、
チェック・ボックスのチェックを外す。
作成される JavaBean は、ページ・コード・ファイル内の
getter および setter メソッドによってのみ表されます。
以下に例を示します
public Date getMyBirthDate() {
if (myBirthDate == null) {
myBirthDate = new date();
}
return myBirthDate;
}
public void setMyBirthDate(Date myBirthDate) {
this.myBirthDate = myBirthDate;
}
ただし、「ページ・データ」ビュー内の
Bean を右クリックし、「構成」を
選択することで、JavaBean をいつでも Faces 管理 Bean に変更することができます。
- 「Web ページに JavaBean を表示するための入出力コントロールを追加する」 を選択して、
JavaBean からデータを表示する際のフォームを作成する。
- 「プロパティーの初期設定」 をクリックして、
「JavaBean プロパティーの初期設定」 ダイアログを表示する。
このダイアログを使用して、初期設定するプロパティーを追加します。
- 「追加」をクリックし、
「名前」フィールド内でクリックして、選択可能な名前またはプロパティーのリストを表示する。
- リストから名前を選択する。
- 「値」フィールド内をクリックする。
値を直接入力するか、またはこのフィールドの右側にあるボタンをクリックして値を参照することができます。 「ページ・データ・オブジェクトの選択」ダイアログが開き、値を選択することができます。
- 「名前」フィールドで選択したプロパティー名に応じて、
「データ型」フィールドに値が入力されます。
(データ型によっては、さらに値を追加できる、追加のダイアログが開く場合があります。)
- 「追加」をクリックして別のプロパティーを追加するか、
「除去」をクリックして選択したプロパティーを削除する。
あるいは「上へ」と「下へ」を
クリックして、プロパティーの表示順序を変更する。
- プロパティーの追加が終了したら、「OK」をクリックする。
- 「次へ」をクリックする。 「データ・コントロールの構成」パネルが表示されます。
- 「データの表示 (読み取り専用)」のコントロールを作成すること、
または「データの入力」のコントロールを作成することのいずれかを選択する。
- 「メソッドの起動」にチェック・マークを入れ、
リストからメソッドを選択する。
または、「追加」をクリックして、
選択したクラスのメソッドを表示させる。
- 「表示するフィールド 」
テーブルで、表示するすべてのフィールドにチェック・マークを付ける。
指定されたフィールドのデータ型に応じて、
リストから「コントロール・タイプ」を選択できます。
プロパティーがリストまたは配列の場合、「コントロール・タイプ」列の下に新しいボタンが表示されます。
このボタンをクリックすると、ウィザード・ページが表示されます。
このウィザード・ページから、リストまたは配列の要素のコントロール・タイプを選択できます。
- フィールドの順序を変更するには、右側の上矢印と下矢印を使用する。
- フィールドの表示方法をより詳しく指定する場合は、
「オプション」をクリックする。
- データ・コントロールの構成オプションを
さらに設定する場合は、「次へ」をクリックする。
- 入力結果を表示したい場合は、「結果を表示するための
コントロールの作成」を選択する。
- 「終了」をクリックする。
「Web ページに JavaBean を表示するための入出力コントロールの追加」を選択した場合、
JavaBean が Faces JSP ページに表示されます。
また、「ページ・データ」ビューにも新規作成された JavaBean が表示されます。