入力支援の振る舞い

inputText フィールドで入力支援または入力検証 (あるいはその両方) を使用可能にします。 入力支援が使用可能になっていると、フィールドにフォーカスが当たったときに フィールドにプロンプト文字が表示され、ユーザーが入力を行える場所が示されます。 ユーザーが入力を行うと、ユーザーが入力できる場所にカーソルが置かれるようになります。 ユーザーがその位置に対して無効な文字を入力した場合、その文字は無視されます。 自動前進および IME 管理も使用可能にすることができます。 入力検証が使用可能になっていると、 フィールドにフォーカスが当たったりフィールドからフォーカスが外れたりしたときに、1 つ以上の検証規則を使用して フィールドの内容が検証され、内容が正しいかどうか検査されます。 フィールドが無効な場合、フィールドの表示の変更、エラー・メッセージの表示、 またはフォーカス/選択の移動などのアクションが実行されます。

レンダリング

コンポーネントのビジュアル・レンダリングは、選択したコンポーネントによって異なります。

「クイック編集」ビュー

「クイック編集」ビューを使用して、このコンポーネントを構成します。 「クイック編集」ビューを開くには、 「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「クイック編集」とクリックします。

<hx:inputHelperAssist> コンポーネントの共通属性を次の表にリストします。

表 1. 「入力支援の振る舞い」の属性

属性名

説明

autoSubmit

autoTab が true であり、さらに autoSubmit が true である場合、 次のフィールドに自動で移動するのに十分な文字数をユーザーが入力すると、次のフィールドに進む代わりに、フィールドを含むフォームが送信されます。この属性は、主に特定の「旧型」入力機構 (3270 端末など) をエミュレーションするアプリケーションでの使用が意図されています。

autoTab

false であるか省略された場合、フィールドへの入力が最大文字数に達しても、フォーカスは次のフィールドに移りません。 true の場合、フィールドへの入力が最大文字数に達すると、フォーカスが次のフィールドに移ります。次のフィールドへの自動移動を正しく機能させるためには、フィールドに最大文字数を明確に示すパターンがあるか、maxlength が設定されている必要があります。 例えば、パターン ##9 はあいまいです。 正の数字の場合は 3 文字、負の数字の場合は 4 文字を、それぞれ入力できます。 そのため、この場合には maxlength を設定する必要があります。

binding

コンポーネントの インスタンス (通常はユーザー・インターフェース・ コンポーネント) を、Bean プロパティー (通常は バッキング・ファイル内にあります) にバインドする式です。

errorAction

妥当性検査が true に設定されている場合に、onblur の起動時にフィールドの値が妥当性検査に失敗すると実行されるアクション (複数可) の名前です。 複数のアクション名は、セミコロンで区切って指定します。

id

コンポーネントに名前を割り当てます。JSP 内で固有の名前にする必要があります。

imeMode

この値を指定した場合、フィールドがフォーカスを得ると、CSS imeMode プロパティーが指定値に設定されます。 このプロパティーは、CSS の imeMode プロパティーが サポートされているブラウザーでのみ 機能します (現在 Internet Explorer のみで サポートされています)。

inputAssist

現在は利用できません。 この機能が使用可能に設定されると、 inputAssist による文字検査 (有効な文字が入力されたことの確認) が 行われるようになります。

onerror

onblur が起動して、 フィールド値の妥当性検査が失敗した場合に 実行される JavaScript™ 関数 (指定 する場合)。 この関数は、アクションが実行される前に実行されます。関数が false を返す場合、アクションは実行されず、イベントの処理は (DOM によって停止される場合) 停止されます。

onfocuserror

onfocus が起動して、 フィールド値の変換が失敗した場合に 実行される JavaScript 関数 (指定 する場合)。 この関数は、アクションが実行される前に実行されます。関数が false を返す場合、アクションは実行されず、イベントの処理は (DOM によって停止される場合) 停止されます。

onfocussuccess

onfocus が起動して、 フィールド値の変換が成功した場合に 実行される JavaScript 関数 (指定 する場合)。 この関数は、アクションが実行される前に実行されます。関数が false を返す場合、アクションは実行されず、エラー・ケースが処理されます。

onfocusErrorAction

妥当性検査が true に設定されている場合に、 onfocus の起動時にフィールドの値の変換が失敗すると実行される、 アクション (複数可) の名前です。 複数のアクション名は、セミコロンで区切って指定します。

onfocusSuccessAction

妥当性検査が true に設定されている場合に、onfocus の起動時にフィールドの値が変換に成功すると実行されるアクション (複数可) の名前です。 複数のアクション名は、セミコロンで区切って指定します。

onfocusSuccessClass

妥当性検査が true に設定されている場合に、onfocus の起動時にフィールドの値が変換に成功すると、そのフィールドに適用される CSS クラスの名前。

onsuccess

onblur が起動して、 フィールド値の妥当性検査が成功した場合に 実行される JavaScript 関数 (指定 する場合)。 この関数は、アクションが実行される前に実行されます。関数が false を返す場合、アクションは実行されず、エラー・ケースが処理されます。

promptCharacter

このプロパティーを指定した場合、 フィールドは補助モードになり、 フィールド中の各文字位置に、 指定したプロンプト文字または フィールドの現行値が表示されます。 日付/時刻フィールドの場合、 日付は数字のみを使用して表示されます。 各文字位置には、有効な文字のみを入力することができます。 ユーザーの入力に従って、カーソルは自動的に適切な位置に進みます。

rendered

true または false に設定できます。
  • false - コンポーネントは、実行時にブラウザーにレンダリングされません。
  • true - コンポーネントがレンダリングされます。これはデフォルト値です。

successAction

妥当性検査が true に設定されている 場合に、onblur の起動時にフィールドの値の妥当性検査が成功すると実行される、 アクション (複数可) の名前です。 複数のアクション名は、セミコロンで区切って指定します。

successClass

妥当性検査が true に設定されている 場合に、onblur の起動時にフィールドの値の妥当性検査が成功すると フィールドに適用される、CSS クラスの名前です。

targetErrorAction

errorAction パラメーターに関連付けられたアクションのターゲットです。 デフォルトでは、ターゲットはその動作が (ターゲット経由で) 割り当てられたタグ。 複数のアクションが指定されている場合、複数のターゲットを (セミコロンで区切って) 指定できます。

targetOnFocusErrorAction

onFocusErrorAction パラメーターに関連付けられたアクションのターゲットです。 デフォルトでは、ターゲットはその動作が (ターゲット経由で) 割り当てられたタグ。 複数のアクションが指定されている場合、複数のターゲットを (セミコロンで区切って) 指定できます。

targetOnfocusSuccessAction

onFocusSuccessAction パラメーターに関連付けられたアクションのターゲットです。 デフォルトでは、ターゲットはその動作が (ターゲット経由で) 割り当てられたタグ。 複数のアクションが指定されている場合、複数のターゲットを (セミコロンで区切って) 指定できます。

targetSuccessAction

successAction パラメーターに関連付けられたアクションのターゲットです。 デフォルトでは、ターゲットはその動作が (ターゲット経由で) 割り当てられたタグ。 複数のアクションが指定されている場合、複数のターゲットを (セミコロンで区切って) 指定できます。

validation

クライアント・サイドの妥当性検査を使用可能にするかどうかを指定します。 デフォルト値は true (使用可能) です。


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