Java ビジュアル・エディターは、
ボタンをクリックするとデータ・ソース上のサービスを呼び出すためのアクション・バインダーを提供しています。
たとえば、「Update」ボタンをクリックした場合、このアプリケーションは、
詳細フィールドに入力された変更を元に、Web サービスの modifyEmployee() メソッドを
実行する必要があります。この演習では、アクション・バインダーに「Update」ボタンをバインドします。
「Update」ボタンをバインドするには、以下のようにします。
- デザイン域で「Update」ボタンを選択し、
「バインド」タブをクリックして「コンポーネント・アクションのバインディング」ダイアログ・ボックスを開く。

- 「ソース・タイプ」フィールドで、「Web サービス」を選択する。
- 「データ・ソース」フィールドで、「webServiceDataSource」を選択する。
- 「ソース・サービス」リストから、「modifyEmployee(directory.service.FullEmployeeRecord)」を選択する。
- 「名前」フィールドが自動的に modifyEmployeeAction に変わる。
このデフォルトを受け入れます。
- 「引数」フィールドで、「selectedEmployeeRecord」を選択する。
- modifyEmployee() メソッドは、従業員のフル・レコードを引数として取るため、
「プロパティー」フィールドは空白にしておく必要があります。
- ボタンの「初期状態」を「無効」に設定する。

- ボタンの状態をどのように変化させるのかを定義するために、
「有効化の規則」をクリックする。
引数の内容が変更されたときにのみボタンが使用可能になり、
それ以外の場合には使用不可になるように指定します。
「OK」をクリックします。

つまり、「Update」ボタン
は、selectedEmployeeRecord の内容が変更されるまで使用不可になります。
言い換えれば、selectedEmployeeRecord にバインドされているいずれかの詳細テキスト・フィールドの 1 つに新しい値を入力すると、
バインダーはボタンをすぐに使用可能にします。新規レコードを選択するか、
「Update」をクリックすると、ボタンは再び使用不可になります。
- 「OK」をクリックする。
新規の SwingDataServiceAction バインダーが「Update」ボタンに対して追加されます。
このボタンをデザイン域で選択すると、
ビジュアル・エディターは、このボタンが Web サービス・データ・ソースにバインドされていることを示す線を引きます。
ピンクの点線の矢印が selectedEmployeeRecord オブジェクトからこの線を指します。
この矢印は、selectedEmployeeRecord がこのサービスに対する呼び出しの引数であることを示しています。