アプリケーションの使用中、従業員レコードに対する変更を行いかけた
あとで、それを実施しないと決めた場合は、変更を簡単に取り消したいと考える
ことでしょう。
言い換えれば、操作を最初からやり直せるようにするために、フィールドをキャンセルまたは消去できる必要があります。
このような機能を追加するには、「Cancel」ボタンにいくつかの
actionPerformed イベントを設定します。
次のリストは、「
Cancel」ボタンの必須の動作を説明しています。
- 「新規」モードで「Cancel」ボタンをクリックすると、
アプリケーションは新規モードから戻ります。
- 従業員レコードの変更中に「Cancel」ボタンをクリックすると、
それまでに変更した値は元の値に戻ります。
actionPerformed イベントを「Cancel」ボタンに追加して、必須の動作を実行するには、次のようにします。
- デザイン・ビューで、「Cancel」ボタンを
右クリックし、と選択する。
getCancelButton() メソッド内に、次のコードが生成されます。
cancelButton.addActionListener(new java.awt.event.ActionListener() {
public void actionPerformed(java.awt.event.ActionEvent e) {
System.out.println("actionPerformed()"); // TODO Auto-generated Event stub actionPerformed()
}
});
- 生成されたイベント・スタブを、次のコードで置き換える。
cancelButton.addActionListener(new java.awt.event.ActionListener() {
public void actionPerformed(java.awt.event.ActionEvent e) {
if (isNewMode) {
getSwitchingDataObject().setSourceObject(getSelectedEmployeeRecord());
isNewMode = false;
updateMode();
} else {
getSelectedEmployeeRecord().refresh();
}
}
});